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  • 主殿の税 田沼意次の経済改革
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    財政再建にとりくんだ老中の「志」とは何か。意次の読みの深さと卓抜した行動力の秘密。通説をくつがえす歴史経済小説――十代将軍・徳川家治の、日光東照宮参詣費用20万両を、いかに捻出するか。この難事を克服した田沼意次は、次第に逼迫する幕府財政を立て直すため、新しい「事業」に着手する。だが意次の前には、反対勢力の厚い壁が……。賄賂の卸問屋といわれた田沼意次像を打ち破り、財政再建に懸けた老中の「志」を描く、歴史経済小説。
  • 「とはずがたり」を旅しよう 古典を歩く 9
    -
    離れかつ結び合う男女の謎を巡る旅。華やかな宮廷と漂泊の旅路、貴族女性が記した稀有な記録――光源氏が幼い紫の上を自身の手許で育てあげ妻とした話にならい、鎌倉中期の後深草上皇は、この物語の作者かつ主人公である二条を育て女房とした。――離れ、また結びあう不可思議な男女の謎を、華やかな宮廷生活と漂泊の旅路のままに綴る、一人の貴族女性の稀有の記録。<古典の旅シリーズ『とはずがたり』改題作品>
  • 賭博常習者
    5.0
    「百万円を二百万円にするのはたやすい」 そう嘯いて他人様の懐に平気で手を突っ込み、 意表を突いたケントク買いで万馬券を掴み取る――。 ギャンブルの神様に魅入られた、“ろくでなし”の自伝的長編小説 「30年前の新人が、新人のまま現われた。 馬とデラシネの日々と、ギャンブルの陥穽と 黄昏の中に立つ影に、活路はあるのか。 この小説の放逸な人生の底にあるのは、書くという行為の業である。」 ――北方謙三 「破天荒なこの男の物語世界はくやしいほどにまばゆい。 映画の嘘を凌駕した凄味があるからだ。 こいつとは簡単につき合わないほうがいい。」 ――高橋伴明(映画監督)  ショウコから百万円を受け取り、(福島競馬場のメインレースの)3枠6番のソウルスピリッツの複勝に張った。 「見ていろ。6番の馬が三着にくれば金になる」  ショウコは府中の馬場をふりかえって戸惑う。 「どういうこと? 馬、走ってないじゃない」 「ここのレースじゃない」 (中略)  しばらくして東京競馬場の帯で束ねられた百万円が七束と、端数の三十万円を受け取る。JRAの手提げ紙袋にそれをしまってもらった。  ショウコはその場にへたり込んで紙袋に手を突っこみ、札束を数えながら、泣いた。 「なんで……なんでこんないい加減な男が簡単にお金を作れちゃうのよ……」 ――本文より
  • 飛びすぎる教室
    値引きあり
    3.3
    最後の授業も大爆笑! お気楽お勉強エッセイ。身近な疑問に迫る! 「なぜ曜日は7つ」「ハリウッド映画にみられる『天使信仰』とは」清水ハカセによる今回の授業は、「ムダ、だけどためになる『雑学』」。暦や天使から、幽霊、聖書、宇宙の起源まで、素朴な疑問からスタートするハカセの講義に、なるほどの連続。サイバラ画伯とのコンビも絶妙なお勉強シリーズ、ついにフィナーレ。
  • 飛べないカラス
    4.0
    規格外の新主人公(ニューヒーロー)誕生! すべてを失った男に舞い込んだシンプルな「超難問」 「娘が幸せかどうか確かめてきてほしい」 1億円の行方と、謎の女と、仕掛けられた過去。 冒険は、この依頼から始まった。 俺の幸運は、不幸の始まり……の、はずだった。 元売れない俳優で元起業経営者。元犯罪被害者で元受刑者。 納得しようのない罪での服役を終えた加納健太郎への奇妙な依頼は、彼を運命の女(ファム・ファタール)へと導いた。 笑い、驚き、涙する。すべてが詰まった究極のエンターテインメント!
  • 翔べ! はぐれ鳥
    -
    崩壊家庭の子供の多くは、物心がつかないうちから乳児院や養護施設に預けられ、家庭生活を知らずに育てられる。それがどれほど人間的なものを欠落させているか。広岡知彦は学究の道を棄て、こうした問題児たちの自立を助ける「憩いの家」をつくった。子供たちの心の病気の原因を、新しい角度から追跡する。
  • トマト・ケチャップ・ス
    4.3
    のんびり屋のゆなは、美少女の依理、クールな葉に誘われ、漫才トリオに引き入れられる。親の病気、心の通わない母、家庭内暴力――。染み出してくる血のような痛みを抱え、でも、軽やかな笑いと一緒に過ごす三人の高校生活は、葉の失踪で色合いを変える。あたたかな言葉が照らし出す、泣き笑いの青春物語。
  • トム・ソーヤーの冒険
    -
    遊びのことならまかせとけ! わんぱく少年トムのいたずらは、いつだってゆかいでスリル満点。海賊になろうと家出をしたり、洞窟を探検して迷子になったり……。おかげでポリーおばさんは、はらはらどきどきの連続です。ミシシッピ川沿岸の小さな町を舞台に、少年の夢と冒険をいきいきと描いたアメリカ文学の最高傑作。何度でも読みたい、腕白トムのスリルと笑いあふれる愉快な物語。子供の世界の楽しさ、のびやかさを描いた名作。
  • とむらい師たち
    -
    人間、産むことはやめても、死ぬことはやめられぬ。死顔がもっている威厳と迫力に魅せられて、葬儀産業に着手――万国博に対抗して葬博の実現に賭けるガンめん、葬儀のレジャー産業化に狂奔する葬儀演出家・ジャッカンたちの、奇行愚行の笑いと哀しみ。表題作「とむらい師たち」ほか、異色快作4篇を収録。
  • 留子さんの婚活
    3.8
    40代の一人息子、秋之の結婚相手を探すため、親の婚活パーティにせっせと通う米倉留子。 50間近の一人娘、香奈枝に婿をと、やはりパーティに顔を出した川野幸三。 だが、ふたりにはそれぞれに秘密があった――。 現役看護師が鋭く世相をえぐる、変化球「婚活」小説!
  • ともしびマーケット
    3.8
    誰もが名も無き日常を諦めと期待の中で生きている――ともしびスーパーマーケット鳥居前店の買い物客も従業員も、彼らの帰宅を待つ家族も、遠くで想う恋人も。そして退屈は前触れもなく破られ、ドラマは否応なしに始まる。割り切れない感情の波を選び抜かれた言葉で描いた、静かな高揚感に包まれた物語。 (講談社文庫)
  • ともだち刑
    4.1
    中学のバレー部に、顧問教師の勧誘で入部してきた「あなた」に私は憧れ、一緒に帰宅できるともだちになれたことが嬉しかった。が、注目を浴びるほどにミスばかりを繰り返す私は、「笑ってんじゃねえよ! 」というあなたの言葉に凍りつく。痛みという実体を伴った怒りの向かう先を凝視する、渾身の長編小説。(講談社文庫)
  • 友達未遂
    4.3
    「これでみんな、共犯者ね」 秘密を抱える4人の少女。 その仮面がはがれる時、 校舎で事件は起きる――。 書評家、書店員、各紙誌が大絶賛した 一気読み必至のサスペンス、ついに文庫化! 親に捨てられ居場所を失った茜は街から離れた山奥の全寮制の女子校へ入学した。桜子、千尋、真琴の3人のルームメイトと共同生活をする中で、肖像画の破壊など不審な事件に巻き込まれる。浮かび上がる4人の深刻な問題。そして、嫉妬、憧れ、トラウマ、怒り。それらが交錯するとき、事態は思わぬ方向へ……。
  • ともにがんばりましょう
    3.8
    グリコ森永事件の闇を描いた『罪の声』で大ブレイクの塩田武士が、新聞社を退職して書いた渾身の長編。舞台は新聞社の労働組合。「組合」ってなに?状態の主人公・武井涼は執行委員を押しつけられ、上方新聞労働組合の「七人の侍」と出会った――。仕事とは何か? 誰のため、何のためにはたらくのか? すべてのはたらく人たちへ、勇気を届ける傑作長編!
  • 灯らない窓
    3.0
    睡眠薬入りのビールをパパに飲ませて、夜中の12時にこっそり出かけて行ったママ。そのママが通り魔殺人の容疑で逮捕された! 秋祭りの太鼓の音色に心ときめかせていた平和な家庭を、不意に襲った恐怖の事件――妻を人殺しにされた苦悶の夫と、無実を信じる幼い兄妹の明晰な推理が、謎また謎をあばく長篇推理小説。
  • 友を選ばば柳生十兵衛
    値引きあり
    4.0
    三銃士の一人として勇名を馳せたダルタニャンに、盗賊団を追えとの新たな命が下った。フランスからイングランド、スコットランドと冒険する中、江戸から来た無敵の剣士が加勢する。二人は無二の親友となるが、日本人剣士は天海僧正の密命を帯びていた。その正体は――。日欧をまたぐ奇想天外な伝奇活劇!(講談社文庫)
  • トヨタシステム トヨタ式生産管理システム
    4.0
    規模・業種を問わず、あらゆる企業が高収益を可能にできる生産管理方式の秘密は何か? 企業体質改善ノウハウを体系化する――企業体質改善のノウハウを初めて科学的に体系化した唯一の書。トヨタグループを徹底取材し、世界的に有名となったトヨタの生産管理システム、いわゆる「かんばん方式」の詳細を可能にし、規模・業種問わず、あらゆる企業が応用できる秘密は何か? 日経・経済図書文化賞受賞作品。
  • 虎の牙
    3.5
    武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る。最強武田のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編、待望の文庫化。〔解説〕平山優。
  • 鳥がぼくらは祈り、
    3.6
    第64回群像新人文学賞受賞! 高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。 日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。 (群像新人文学賞選評より) ・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏 ・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏
  • 被取締役新入社員
    4.0
    ダメ男・鈴木信男はたまたま試験を受けた一流広告会社になぜか採用される。彼に与えられた使命は、他の社員の軽蔑を一身に浴び、社内ストレスの“はけ口”となること。表向きは新入社員、実は役員待遇の「被取締役(とりしまられやく)」。信男は天性のダメ人間ぶりを発揮し、「ひとりいじめられっこ政策」は成功を収めたかに見えたのが……。森山未來主演でドラマ化! 1403作品の頂点に選ばれた、ドラマ原作大賞受賞作。
  • とり散らかしておりますが
    4.0
    素子さんの快適、会心エッセイがいっぱい! ーー猫とぬいぐるみ、どっちをとるか? こう聞かれたら、私、どうすればいいんだろうか……。おっと、これは、高校生の頃からSF作家として活躍してきた、新井素子の楽しい日常備忘録です。子供の頃からやたら好きだった本のこと、小説家を夢みてきたこと、結婚したこと、などなど。素子さんちを訪ねたような軽快エッセイ。
  • トリック・シアター
    3.0
    空前の劇場型犯罪が幕を開ける。2010年3月21日未明に、奈良と東京で、女性と男性が殺害された。被疑者は被害女性の夫であり、被害男性の大学時代のサークルの先輩だった。同一人物による500km離れた場所での同時殺人。警察庁「裏店」のキャリア警視正・我孫子弘が捜査の指揮をとると、被疑者の大学時代の映画サークルの仲間4人がこれまで、3月21日に事故・もしくは自殺で死亡していたことが明らかになる。(講談社文庫)
  • 砦なき者
    3.8
    報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年・八尋樹一郎(やひろきいちろう)の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマンたちだった。『破線のマリス』を超える衝撃!
  • 鳥のくる庭
    -
    身辺のことどもを優しい目で拾うエッセイ集。長く北海道に住み、その一隅から季節の移りゆきを綴り、さりげない暮らしのひとこまの中の新しい発見を語り、旅・交遊・文学を思う。やすらぎに満ちたエッセイ集。
  • トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
    4.0
    得体の知れない敵国、日本を丸裸にするため、アメリカはすさまじい執念とエネルギーを費やし極秘に捕虜尋問センターを準備した。暗号名はトレイシー。日本人の国民性、心理、戦術、思想、都市の詳細などについて捕虜たちが提供した情報が、やがて日本の命運に大きくかかわってくる。講談社ノンフィクション賞受賞作。(講談社文庫)
  • トワイライト博物館
    3.5
    大叔父が遺した博物館は、時間旅行の秘密の実験場だった。天涯孤独になった勇介は、過去を彷徨う大切な人の魂を救うため、危険な旅路に出る。パートナーは碧い瞳の不思議な学芸員枇杷。「命綱」は堅くつないだ手。この手が離れれば二度と現代には戻れない。過酷な旅が今、始まる。新感覚ミステリー長編。(講談社文庫)
  • トンカチと花将軍
    -
    花を求めて、森へ探検に出かけた少年。そこで見たものはふしぎな世界の連続だった。動物と少年の心あたたまる交流を描いたユーモア・ファンタジー! ーーある日突然、街から姿が消えた花をさがして、少年トンカチは花畑の中のあねもね館へ。そこは、シャムねこのヨジゲン、空飛ぶ馬のシューテンサック、そしてくしゃみの将軍などがくりひろげる、おかしなおかしな、けれど心優しい人間と動物たちの世界。児童文学という枠を超えて、大人も愉しめるユニークな、ナンセンス・ファンタジー童話の佳篇。
  • 敦煌の旅
    -
    大らかなロマンを秘める敦煌千仏洞。その偉容を訪ね中国史の奥行きを探る。中国西域の歴史。大佛次郎賞受賞作――シルクロードの途上にあるまち、敦煌。かつて、天竺にむかって三蔵法師玄奘や法顕がたどり、ラクダの隊商が往来した西域のまち、敦煌。大らかなロマンと悠久の歴史を秘めて息づく莫高窟。念願かない、その地を訪れることのできた著者が、胸を燃やしその胸の炎の輝きを情熱こめて綴る旅行記。第3回大佛次郎賞受賞作。
  • トーマの心臓  Lost heart for Thoma
    3.4
    トーマと呼ばれた美しい下級生から、ユーリに届いた1通の手紙。それは、彼からの遺書だった――。そこへトーマに生き写しの転校生・エーリクが現れ、オスカーは、遺された想いに縛られた親友・ユーリを憂慮する。揺れ動く心を捉える生と死、そして愛……。苦悩する少年たちを色鮮やかに描いた、萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む。 ※本書は、2012年4月にMF文庫ダ・ヴィンチより出版されました。
  • ドアの向こう側
    3.6
    ハンサムな刑事の父親と元アイドルの母親の間に生まれた渋柿信介は、幼稚園でもモテモテの6歳児。好物はチョコレート、血液型はAB型。孤独でクールなハードボイルド探偵だ。シンちゃんこと信介に持ち込まれるウサギ失踪事件などの数々を卓越した推理で解決に導き、父・ケン一の抱える本格的な事件は、母親・ルル子と一緒に手助けをする。ユーモア溢れるパスティーシュでもある本格ミステリ短編集(講談社文庫)。
  • ドイツ 傷ついた風景
    値引きあり
    -
    第二次世界大戦の戦後処理、経済復興、東西統一問題に、ドイツ人はどう対処したのか。強い経済力によって、平和な生活を享受しているかのように見えるドイツ人。しかしその実体は、ユダヤ迫害に起因する自己喪失と、民族本来がもっている自信過剰・傲慢さの葛藤に苦しみ、精神分裂症に陥っている。新潮学芸賞受賞の名作。二つの過去にさいなまれる民族の悲劇とは? ドイツの全貌を描いた名作。
  • 同期
    4.1
    1~2巻817~858円 (税込)
    「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」警視庁捜査一課の宇田川は現場で発砲されるが、突然現れた公安所属の同期の蘇我に救われる。数日後、蘇我は懲戒免職となり消息不明に。宇田川は真相を探るが、調べるにつれ謎は深まる。“同期”は一体何者なのか? 組織の壁に抗い、友を救おうとする刑事の闘いの行方は!? 今野敏警察小説の最高峰がここにある!(講談社文庫)
  • 道化師の蝶
    4.0
    無活用ラテン語で書かれた小説『猫の下で読むに限る』で道化師と名指された実業家のエイブラムス氏。その作者である友幸友幸は、エイブラムス氏の潤沢な資金と人員を投入した追跡をよそに転居を繰り返し、現地の言葉で書かれた原稿を残してゆく。幾重にも織り上げられた言語をめぐる物語。〈芥川賞受賞作〉
  • 同行百歳
    -
    安穏で平凡な道を望みつつ、しかし、妻と歩いてきた道は、けっこう波風が立ち、危険に満ちていた。今、よくやったじゃないかと、自分に拍手を送ってやりたいような気がしている――という表題作はじめ、来し方を思いながら、生きることの辛さに涙し、楽しさに心を暖め、人生の意味を探る、味わい深い名品11篇。男の涙の履歴書!
  • 慟哭の家
    4.0
    妻と障害を抱えた息子を殺し、自殺を図るも生き残った一人の男。複雑な家庭環境ゆえの無理心中として同情が集まる中、男は強硬に自らの死刑を望む。弁護を引き受けることになった長嶋駿斗は、接見を重ねるごとに、この事件への疑問を抱き始める。「愛しているから、殺しました」。この言葉に真実はあるのか。社会の「無関心」が生んだ、家族の「悲劇」。江上剛が迫る、家族の「絆」とは。
  • もっとどうころんでも社会科
    値引きあり
    3.2
    “活きた社会科”をお勉強する面白エッセイ。日本人はどうして土地に執着してしまうのか? その答えは大化の改新と班田収授(はんでんしゅうじゅ)の法にあった!? では、お金って何? 家族って何? 社会科は人間の生活の積み重ねなのだから、ホントは身近で面白い! 本文とまったく無関係なようでいて、深いところで社会科の真髄を描くサイバラ漫画もますます絶好調(講談社文庫)
  • どうした、家康
    3.7
    人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
  • 動詞の考察
    3.0
    たとえば、〈やる〉ーー「俺、あの女とやっちゃった」と言えば色っぽいけれど、「この野郎、やっちまえ」ともなれば物騒な話になる。そのほか、なにげない動詞が綾なす、極上ミステリーの数々。〈割る〉〈する〉〈眠る〉〈とる〉〈切る〉〈合う〉……。言葉から生み出される思いがけない物語。短編の名手の腕が冴え渡った、連作推理傑作集。
  • 同窓会奇談
    値引きあり
    -
    東京近郊の高校を卒業した男たちの数奇な人生。周辺住民に追い立てられるメッキ業者、サラ金に追われて非道な取立人に変身した男、怪しげな技でくいつなぐ大道芸人、強運な妻に救われる元博奕打ちなど、中年男たちの、怨念、反骨、乱暴な友情、切ない恋愛を、辛辣にユーモラスに描く、新風都会派の傑作短編小説集。
  • 同族追放
    -
    企業内外の陰謀。迫真の経済小説――同族経営の中規模建設会社のワンマン社長・唐木正一が急逝すると、遺族役員や幹部社員たちの間に、確執と陰謀が渦巻き始める。同時にライバルの大企業などとの激烈な競争もからみ、政治家と企業、創業者一族と雇われ重役たちとの間に、恐るべき巧妙な計略が幾重にも……。そこから脱却すべく考案された、驚嘆すべき計略とその結末は!? 果して勝者は? 建設業界を背景に描く、迫真の長編企業サスペンス小説。
  • どうで死ぬ身の一踊り
    3.6
    大正時代に極貧の生活を赤裸々に描いた長篇小説『根津權現裏』が賞賛されながら、無頼ゆえに非業の死を遂げた藤澤清造。その生き方に相通じるものを感じ、歿後弟子を名乗って全集刊行を心に誓いつつ、一緒に暮らす女に暴力を振るう男の、捨て身とひらき直りの日々。平成の世に突如現れた純粋無垢の私小説。
  • 同名異人の四人が死んだ
    -
    流行作家・名原信一郎の中篇小説「囁く達磨」に登場する、作中人物と同名の男が変死した。最初は単なる偶然の一致と思われた事件も、同名の変死者が4人にもおよび、犯罪性をおびてくる。名原の小説を真似した殺人鬼の理由なき犯行か? 4人の変死者と名原をつなぐ接点が見い出せないままに、事件は謎を深めていく……
  • ドキュメント 明仁天皇 新天皇はどう育てられたか
    3.0
    青年期にイギリスを訪問し、英王室のあり方に多くを学んだ昭和天皇は、自らそれを天皇家にも取り入れてきた。皇太子をはじめとする子供たちの育て方も変革されたが、典型的なのは、戦後、アメリカ人家庭教師ヴァイニング夫人を起用したことだろう。激動の昭和史を背景に、新天皇・明仁の育てられ方を描く。
  • ドキュメント 太平洋戦争全史(上)
    4.0
    真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、1347日間にわたった先の戦争。講談社ノンフィクション受賞作家が、ライフワークとして積み重ねた戦場体験者たちへの聞き取り調査をもとに、太平洋戦争全体を見わたす通史を著した。著者が出会った戦場体験者は、提督・将官・兵士を合わせて計300人超。その貴重な肉声から、戦場で何が起きていたのかはもとより、死力を尽くして闘った日本人の「魂」の真実を描く。作戦解説47図を収録。
  • ドキュメント 太平洋戦争全史 上下合本版
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ドキュメント 太平洋戦争全史 上下合本版 『ドキュメント 太平洋戦争全史(上)』『ドキュメント 太平洋戦争全史(下)』収録。 真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、1347日間にわたった先の戦争。講談社ノンフィクション受賞作家が、ライフワークとして積み重ねた戦場体験者たちへの聞き取り調査をもとに、太平洋戦争全体を見わたす通史を著した。著者が出会った戦場体験者は、提督・将官・兵士を合わせて計300人超。その貴重な肉声から、戦場で何が起きていたのかはもとより、死力を尽くして闘った日本人の「魂」の真実を描ききる。作戦解説47図を収録。
  • ドキュメント 東京のそうじ
    -
    新幹線やジェット機によって、東京に持ち込まれるゴミ。1200万都民から排泄される糞尿……。だが、そんな大都市の澱など知らぬかのように、東京は静かに清潔に輝き美しさを保っている。だれが、その巨大都市・東京の排泄物を、どのように「そうじ」しているのだろうか? 衝撃的な視点と手法で新しいノンフィクションに挑み続ける著者が描く野心作。東京という大都市のあたたかい生理を描く!
  • ドキュメント 敗れざるサラリーマンたち
    -
    倒産、失業、転職……逆境に克つヒント満載! ――出向先で親会社が破綻した千代田生命マン。後戻りできない「片道切符」でベンチャー企業設立に乗り出した富士通部長。短大卒で「キャリアの壁」に挑み続けたキリンビールのOL。失業・転職経験を糧にしぶとく生きるユニクロ店長……。会社人生、「負けながら強くなった」9人のドラマ。会社人生、あきらめるな! <文庫書き下ろし>
  • 独眼竜政宗(上)
    4.0
    時は戦国たけなわ。奥羽の名流・伊達輝宗の嫡男を病魔がおそった。疱瘡! 危く一命はとりとめたが、悪疫は彼の右眼を無残に奪った――独眼竜政宗の誕生である。だが、多難の前途を暗示するかのようなこの不幸に政宗はくじけなかった。国盗りに明け暮れる激動の荒海に、彼はさっそうと乗り出した!〈全二冊〉
  • 独眼竜政宗 最後の野望
    -
    徳川憎し! 独眼竜政宗がみた夢とは!? 伊達政宗の忠臣片倉景綱の子・小十郎が語る、政宗の野望。遣欧使節に託された打倒徳川へ密命。直木賞作家が書き下ろす迫力と興奮のエンターテイメント時代小説。(講談社文庫)
  • 読書画録
    値引きあり
    -
    エッセイとスケッチで綴る36の小説の娯しみ。樋口一葉『たけくらべ』から幸田文『おとうと』まで、なつかしい日本の心の情景。読んで歩いて描く大好きな小説36景――檸檬を一顆、美術書を積みあげた上にそっと置いてきた梶井基次郎のあとをたどって描く、京都河原町・丸善の面影。樋口一葉「たけくらべ」の吉原大門あたりから、幸田文「おとうと」の向島まで、こよなく読書を愛しむ画家が描く小説の舞台。懐かしい日本の36の風景を、スケッチとエッセイで織りなす珠玉の画文集。
  • 読書の時間
    値引きあり
    3.0
    大好きな本ばかり選んで紹介するエッセイ集。あの本は最高だった! 心をふるわせてくれる素敵な本との出会い、ペ-ジを繰る楽しみこそ人生の至福の時。読書の快楽を心ゆくまで満喫できるブックレビュー集。 ――心の琴線に触れる本、いつまでも記憶の宝箱に残しておきたい本……。そんな本といつも出会いたい、時を過ごしたいと願うあなたに、そっと囁きかける作家の真心こもった読書エッセイ。純文学からミステリー、ドキュメント、絵本、画集、実用書まで幅広いジャンルから、選びぬかれた70冊余の魅惑の本が登場します。
  • 毒身
    3.8
    「お互い不惑になっても独り身だったら共同生活しようって約束したよね」特殊な立地条件ゆえに中庭にはメキシコから移植したマンゴーが実り、ブーゲンビリアが咲き乱れる古アパートを独身者たちのコミュニティにしようと目論むシキシマ。ハンモックの微睡(まどろ)みは現実を溶かし、毒身のための楽園が誕生するか?
  • 独創技術の発想法
    -
    「世界のニシザワ」が自らの体験から説く、独創・日本に脱皮するための発想の真髄! ――モノマネ・ニッポンから独創・日本に、脱皮するための処方箋。日本には、なぜ独創の芽が育ちにくいのか。光ファイバーなど、光通信をめぐる三大基本発明をはじめとして、数多くの独創的発明や研究で知られる「世界のニシザワ」が、自らの体験を踏まえつつ、いかにしたら独創技術を発想できるかを語り説く。
  • QED Another Story 毒草師
    3.3
    『伊勢物語』になぞらえて、<毒草師>御名形史紋(みなかたしもん)が、密室からの連続失踪事件を解き明かす!「恐ろしいのは毒草ではなくて人間です」。名家・鬼田山家で、「1つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され……。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した<毒草師>を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する!
  • 独創の狩人 日本的オリジナリティの原点12人
    -
    オリジナル=独創に弱いのが日本人、というのは当たらない。いま科学の最前線では、気鋭の若い研究者たちが、次々に新しい理論や事実を追求し、大きな成果をあげている。これまでの常識や不動の理論があっけなく覆り、ダイナミックに進展する科学の世界の面白さ。混迷の経済・政治の時代から、創造的な科学へと向う時代の潮流を、12人の魅力的リーダーの軌跡にみる。先端技術や科学最前線を密着取材緊急レポート。
  • 独断流「読書」必勝法
    値引きあり
    3.5
    『坊っちゃん』『ロビンソン・クルーソー』『伊豆の踊子』『ハムレット』『罪と罰』――。文学史に燦然(さんぜん)と輝く20作品を、シミズ博士のウンチクとサイバラ画伯の過激なマンガで大胆に解釈する。名作を読まなくても楽しめる、新機軸のブックガイド。清水義範が選ぶ泣ける物語ベスト10、王道ミステリーベスト10も収録。(講談社文庫)
  • 毒婦四千年
    4.0
    末喜(ばっき)、妲己(だっき)、褒ジ(ほうじ)、驪姫(りき)……。絶世の艶容、その性(さが)、残忍にして陰険。ケタはずれの中国後宮の毒婦、とりわけ武后――疑心暗鬼のままに幾千人を殺し、なお清々しい眸子と水々しさを保つ武后を、その眉をつくり化粧を施し続けた男の目を通して描く「皇后狂笑」。ほかに、西太后などを描いた7編を収録。ケタ外れのおもしろさ! 柴錬得意の中国物の世界。
  • どこかで誰かと
    -
    旅で出会った254の感動忘れ得ぬ人、名語録。有名・無名の人、食べ物、風景には、笑いと警句と人間の素晴しさがあった! ――忘れ得ね人、忘れ得ぬ語録。東京ッ子の著者が、稚内で、郡上八幡で、長崎で、那覇で、旅の日々に巡り会った254の感動を綴った、超短編エッセイ集。その土地で生きるガンコ・お祭り・毒舌人間や、一風変わった食べ物・建物・風景との出会いに、笑いと警句、そして何より人間の素晴らしさが溢れていた。人間は面白い!
  • どこまでもアジアパー伝
    値引きあり
    3.4
    売春婦への「特別取材」なんて序の口。両刀使いの元軍人と酒盛りしたり、名人の巻いたハシシを吸ったり……。バンコクで、インドのゴアで――怪しい人たちにいつの間にか引き込まれ、鴨ちゃん、捨て身の突撃取材は続く。入院してしまった彼を見舞うサイバラ漫画も絶好調。強力コンビの異国体験記、待望の第2弾! 酒もクスリも女も。何でもアリでGO! 最凶コンビが行く!
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集
    3.9
    西之園家のキッチンでは、ディナの準備が着々と進んでいる。ゲストは犀川、喜多、大御坊、木原。晩餐の席で木原に続き、大御坊の不思議な体験が語られた。その謎を解いたのは――(表題作)。ほかに「ぶるぶる人形にうってつけの夜」「誰もいなくなった」など、長編シリーズのキャラクタが活躍する8編を収録。(講談社文庫)
  • どっかおかしい
    値引きあり
    -
    超高感度情報人間の先駆タカハシのもとには、世間のあらゆる情報が飛びこんでくる。カタッパシから消化吸収されて渋谷公園通りの頂きで誕生したのが、この元気いっぱいの若者論。かって若者文化を一歩も二歩もリードした「ビックリハウス」元編集長が、怒り、笑い、泣いた100カット。抱腹絶倒の逸品!
  • ドッグ・ラン!
    4.0
    夢から覚めた探偵・鯉沼と鷹羽の首に時限爆弾が仕掛けられていた。依頼を果たせなければ48時間で首輪が爆発するという。横浜ベイサイドを舞台に、貧乏探偵コンビと愛犬マーロウが、ヤクザ、警察、チャイニーズ・マフィアのアンダーグラウンドの抗争に巻き込まれる、ジェットコースター・アクション・ミステリー。第二回エキナカ書店大賞を受賞した『ミッドナイト・ラン!』に続く、待望の横浜事件シリーズ第2弾!
  • どっこいショ
    -
    戦争の傷痕がいまだに疼き、おどおどと人生を送っている父親と、そんな父親に反抗する戦争を知らぬ世代の息子。誤解と断絶から生まれる様々なトラブルを通して人間らしさの真実を追求した、ペーソスあふれる長篇小説。
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    3.6
    《あかずの扉》の向こう側に――本格推理の宝物がある北澤大学新入生のぼく=二本松飛翔(かける)は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立(きつりつ)する奇怪な洋館"流氷館"を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第12回メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
  • 土俵の鬼 三代
    -
    相撲一筋39年のNHK名物アナウンサーが、若乃花・貴ノ花などから若花田・貴花田まで、土俵に男を賭けた力士たちの執念を綴る。相撲が黄金期を迎える栃若時代の前夜から、マイクを通して勝負の世界をともに生きた、著者ならではの熱い思い入れ。若貴兄弟時代の、新しい相撲の魅力も語る。
  • 母子草 どぶ板文吾義侠伝
    4.0
    ちょいと悪(ワル)だが、心は晴れよ。銭の話には食らいつく文吾の前に訳ありの女が。女と火遊びをした商家の旦那を威(おど)して小判をせしめ、駆け落ちした娘を連れ戻して手間賃を得る。普段は小間物商だが儲け話には食らいつく文吾は、同じ客を二度とらないという訳あり気な夜鷹の顔を見て息を呑んだ。ちょいと悪でも人情には厚い文吾が探り出したある"絆"とは? 手練が放つ書下ろし時代連作集。
  • 溝猫長屋 祠之怪
    値引きあり
    3.5
    猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!?
  • 溝猫長屋 祠之怪 全5冊合本版
    -
    猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!?   『溝猫長屋 祠之怪』『優しき悪霊 溝猫長屋 祠之怪』『欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』全5冊合本版
  • どぼらや人生
    -
    儲けた株の大暴落と小児麻痺罹病で陥った、どん底生活。釜ケ崎での、その日暮し。占い商売でみた客の、数奇な人生。キャバレー勤めで見聞した、ホステスの哀歓――社会の底辺にいて、その生存を脅かされる人々と生活をともにしながら、小説家をめざす強固な意志と執念で、苦境を脱出した著者の、苦難時代の体験記である。
  • どまんなか(1)(文庫版)
    4.0
    1~3巻671~770円 (税込)
    走りこみも投げこみも禁止。猛特訓よりミーティング重視。そんな超脱力系の大代台高校野球部に入った、快速球投手のレブンこと青居礼文。初めは戸惑うことだらけだったけど、最高の仲間に恵まれて、甲子園も夢じゃなくなってきた! 野球を愛するすべての人たちに捧げたい傑作青春小説。推薦のことば・松井秀喜
  • どまんなか 全3冊合本版
    -
    松井秀喜氏・江本孟紀氏・桑田真澄氏が推薦! 走りこみも投げこみも禁止。猛特訓よりミーティング重視。そんな超脱力系の大代台高校野球部に入った、快速球投手のレブンこと青居礼文。初めは戸惑うことだらけだったけど、最高の仲間に恵まれて、甲子園も夢じゃなくなってきた! 野球を愛するすべての人たちに捧げたい傑作青春小説全3巻を、ひとつにまとめてお届けします。
  • ドリーマーズ
    3.7
    父の一周忌のために故郷の街に暮らす妹夫婦を訪ねた「わたし」は、すっと眠りに引き込まれて、自分が死んだことに気づいていない父を夢に見る――。日常でふいに感じる思いのはかなさは、夢を思い出そうとするときのもどかしさに似ている。夢も現もない交ぜになった目の前にある世界のかけがえのなさを描いた連作短篇集。 (講談社文庫)
  • ドルジ 横綱・朝青龍の素顔
    値引きあり
    4.5
    少年時代からの軌跡、一人横綱を守る 朝青龍の本当の姿ーー平成の大横綱・朝青龍が歩んできた道。年間6場所完全優勝を始め、数々の大記録を打ち立て、一人横綱としての重責を果たし続けた。モンゴルでの幼少期から、留学生として来日した高校時代、そして横綱への道程と、現在に至るまでのすべてを綴る。
  • 泥棒たちの昼休み
    -
    刑務所内の木工場、45分しかない昼休み。8人の泥棒たちが、思い思いに自分の過去を語りだす。結婚詐欺、金庫破り、暴行致傷、ノミ行為……。その塀の中の懺悔の告白には、ドジあり、未練あり、なんとも可笑しく、ホロッとさせる哀愁がただよう。裏人生の泣き笑い、「罪と罰」の顛末、そして人生の機微がここにはある。数多くの名作を生み急逝した著者が、最後に遺した短篇小説集。
  • 泥まみれの死 沢田教一ベトナム写真集
    値引きあり
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベトナム戦争の凄惨な戦場に身を投じ、死と背中合わせで撮影を敢行した、ピュリッツアー賞カメラマン・沢田教一。「日本のロバート・キャパ」とも称されたサワダの、写真とその生涯を集大成した、既刊写真集の新装版。34歳の若さで戦場に散ったサワダの写真が、今も我々に語りかけているものは何か? ――沢田サタ「私が現在知っている彼の撮った写真の多くは、写真集や展覧会ではじめて見たものです。つまり、沢田の死後も、私は彼と会っているのです。」※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • どんぐりのリボン
    4.0
    主人公の五月が友人の結婚式で出会った栗原健太は、「女は結婚したら、家庭に入るべきや」などというド古臭い考えの男で、お互いに友人代表のスピーチの時から言い合いになる。しかし、喧嘩のできる仲というのはなかなか面白い――。そんな素直な気持ちになってきたとき、ある悲しい出来事が起きる。自分にとって大切なものをふり返ることの出来る恋愛小説。
  • ドント・ディスターブ
    値引きあり
    -
    愛し合ったはずの男女が迎える別れの凄惨――劇美しい才女と愛人関係になれた中年サラリーマンの唐木は、はじめ有頂天だったが、次第につのる彼女の驕慢さを持てあますようになる。妻子ある唐木に対して、結婚要求をはじめ、あらゆる難題をつきつけるのだ。そして今夜も、彼女の命ずる通り、ホテルの部屋に行く。いつものように「ドント・ディスターブ」の札が下がる。妻と愛人の間で立往生した唐木は別れを決意するが……。荒廃の愛、恋愛の裏面を描く秀作集。
  • どんなに上手に隠れても
    3.7
    収録中に歌手が誘拐? 多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、もっとも勢いのある売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた……ほんの一瞬の隙をついた誘拐の手口とは、そして誰が、何のためにやったのか? 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリック。リアルに描ききった傑作長編推理。刊行1984年。(講談社文庫)
  • どんまい
    4.0
    1巻1,122円 (税込)
    苦労(ピンチ)のあとこそ、チャンスだ! 家族と、仲間と、野球が好きだから――。 合言葉は、「だいじょうぶ! どんまい(Don’t Mind!)!」 草野球に、人生の縮図あり! 白球と汗と涙の長編小説。 「わたし、水原勇気になりたかったの」――離婚後のリスタートで、娘の香織を連れて草野球を始めたアラフォーの洋子だが、やはり現実は厳しい。迎えるチームの面々も、介護や子育てに悩み、リストラに怯え、いじめに傷ついて……。でも、合言葉は「どんまい!」。野球愛と人生への熱いエールに満ちた長編小説。 【ちぐさ台カープ。それぞれの人生。】 洋子(怒れる補欠)……離婚して、娘の香織とともに人生リスタート。 香織(背番号1のマボロシのエース?)……母の思いを背負ってマウンドに立つ中2の少女。 カントク(謎多き老人)……ちぐさ台カープの創立者 ヨシヒコ(3番・ピッチャー)……地元不動産屋のボンボン。野球はうまいが性格に難あり。 将大(4番・キャッチャー)……プロで大活躍する天才投手の元・女房役。 田村(5番・サード)……………故郷に要介護の親を抱える悩み多きキャプテン。 沢松(6番・ショート)…………中2にしてすでに職人気質。彼が無口になった理由は? ウズマキ(9番・セカンド)……かつての送りバントの達人。いまはフルスイング命の三振王。
  • ナイス・ボギー
    -
    「ゴルフってなんて面白いんだ!」 これは、フェアウェイを歩きながら感じたことでも、マスターズをテレビで観戦していて思ったことでもない。初めて夏坂健のエッセイを読んだときに、思わず出た言葉だ。 夏坂健は、シングルであった自らのゴルファー体験と、内外の厖大な資料をもとに紡ぎ出す、機智とユーモアに溢れるエッセイで、プレーするゴルフでも観るゴルフでもない、“読むゴルフの楽しみ”という新境地を切り拓いた。 夏坂エッセイの大ファンであった俳優の故・児玉清氏は、本書の文庫版のあとがきで、「『語り部』のあなたによってゴルフの森の深遠さと、この偉大なるゲームの叙情とロマンを知った感動の輪は、次世代へと読み継がれることによって、『この世にケンありき』の声となって益々大きく広がって行くに違いない」と彼の早過ぎる死を悼み、最後に「夏坂エッセイは永遠に不滅です」の言葉を贈っている。 読みながら、何度もクスッと笑い、ときに目頭を熱くする夏坂エッセイの中でも、「油が乗り切った薬籠中の名著」(児玉清氏)といわれる本書を、ぜひお楽しみください。
  • ナイト・ダンサー
    3.8
    第37回江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞史上初の航空サスペンス傑作――M航ジャンボ機の貨物室から、アルミ合金をとかす特殊細菌があふれだし、飛行困難に。その菌をめぐる国際陰謀の渦のなか、米海軍戦闘機はM航機撃墜にむかい、航空自衛隊機が緊急発進。謎のジェット機ナイト・ダンサーをまじえ、息づまる空中戦が展開される。第37回江戸川乱歩賞の航空サスペンス。
  • NIGHT HEAD 1
    値引きあり
    3.6
    1~7巻330~392円 (税込)
    サイコキネシスを持つ兄・直人とリーディング能力を持つ弟・直也は、超能力を研究する特殊施設で育てられていた。「普通の生活」を望んでいた二人は、施設を脱出することに成功するが、「外」の世界は、彼らが思い描いていたような「楽園」ではなかった……。鬼才・飯田譲治が放つ、サイキック・サスペンスの最高傑作! <全5巻>
  • ナイン
    3.5
    愛しき町の息吹を描き出す「私」の東京物語少年の日の熱い感動とレギュラ-9人のその後の人生を語る「ナイン」、よりを戻す男女の話を盗みぎきする話「太郎と花子」など街に生きる歓びをうたう短篇連作集。(講談社文庫)
  • ナイン・ドラゴンズ(上)
    -
    ハリー・ボッシュVS中国系犯罪組織! ロサンゼルスでの殺人事件の背後に中国系マフィアの存在が。報復を恐れず捜査を進めるボッシュだったが、容疑者の身柄を拘束した直後、香港に住むボッシュの娘が監禁されている映像が届く。娘を助けるため香港に飛んだボッシュを、人生最大の悲劇が襲う。シリーズ屈指の話題作!
  • 直江兼続と関ヶ原の戦いの謎 〈徹底検証〉
    5.0
    秀吉、家康ら戦国武将に、最も畏怖された男の生涯。関ヶ原の戦い前夜、正々堂々、家康のやり口を批判し、6万9千余からなる家康の上杉征伐軍を迎え撃って、あくまでも“義戦”を貫徹しようとした男、直江兼続。謙信に学び、長じて景勝に仕え、越後・上杉家の家宰として“利”を求める戦国乱世の時代に、“義”を貫いた生き様を描く。〈文庫書下ろし〉(講談社文庫)
  • 直江山城守兼続(上)
    -
    毘沙門天の旗の下、戦場において無類の強さを誇った軍神・上杉謙信。その謙信は、1人の若者の才に目をつけていた。直江山城守兼続――秀吉が惚れ込み、家康が恐れた男。謙信の薫陶を受け、生涯を上杉家に支えた兼続の波瀾に満ちた生涯。その知られざるエピソードを通して丁寧な筆致で描く。
  • 中島常幸改造打法の秘密
    値引きあり
    -
    いいスウィングとは何か? 間違いだらけの「頭残し打法」。スライス矯正はこれでOK。飛距離20%アップを保証する新打法 ……など、プロを教えるコ-チが語る必勝打法! ジャンボと中島を甦らせた名参謀が明かす改造秘話――当時、日本でただ一人、プロゴルファーを教えるプロコーチ・後藤修は、ジャンボ尾崎を見事に復活させ、中島常幸を三たび甦らせた。名参謀・後藤修が明かす「改造秘話」。その想像を絶する内容は、学ぶ者たちの飛距離を確実に20パーセントアップさせ、ゴルフに対する考え方を根底から変えさせる、ゴルファー座右の書だ!
  • 仲蔵狂乱
    4.0
    〈存分に舞い狂うてみせてやる……〉江戸は安永――天明期、下積みの苦労を重ね、実力で歌舞伎界の頂点へ駆けのぼった中村仲蔵。浪人の子としかわからぬ身で、梨園に引きとられ、芸や恋に悩み、舞いの美を究めていく。不世出の名優が辿る波乱の生涯を、熱い共感の筆致で描く。第8回時代小説大賞受賞作。
  • 中継刑事<捜査五係申し送りファイル>
    4.0
    四年前の女子高生転落死事件が、ネット上の他殺を示唆する書き込みが発端で再燃。凄まじい速さで名門校を揺るがすスキャンダルとなって広がっていく。捜査に乗り出さざるをえなくなった所轄署が事件の担当にしたのは"中継(なかつぎ)"捜査のために編成した捜査第五係だった。まったく新しい警察小説シリーズ第一弾!
  • なかなかいい生き方
    -
    新しい家のすみずみを我が物顔で見て廻る、その悠々たる歩調といったら……どうも飼い猫の「花子」は、平岩家の本妻は自分だと思っているらしい。先輩作家を悼み、旅先で心揺さぶられ、旧友と笑い合い、変わりゆく風習に目を細める、その悲喜こもごも。頁を繰れば自然と頬が緩む、ユーモア滲む名随筆集。
  • 中指の魔法
    3.8
    黒皮の長手袋をはめ、威風堂々としている「おおばあ」こと、ぼくのおばあちゃん。父さんのいないぼくは、おおばあと母さんに育てられてきた。おおばあの古い一軒家。おおばあが飼っている黒い日本犬、ぼくの親友のヤジロベエ。おおばあに教わった「呼吸(いき)合わせ」。眠り続ける少女。中学生になってからの少女と「再会」。ぼくは本当に「呼吸を合わせる」こと「生と死」の意味を知る。色鮮やかな「ぼく」の成長物語。(講談社文庫)
  • 長い終わりが始まる
    3.6
    大学4年生になっても就職活動もせずマンドリンサークルで練習に打ち込む小笠原。彼女が演奏する音楽というものには常に終わりの予感が漂うけれど、大学のサークルという小さな輪の中では絶えず人間関係が堂々めぐりを繰り返し、合奏は永遠に終わらない。そんな青春の切ない痛みを描き出した傑作小説。(講談社文庫)
  • 長い失恋
    3.0
    突然、ホテルのスイートルームに泊まることになった25歳の由加里。一人で過ごすには広すぎるけれど……(「広すぎた夜」)。75歳の笑子(しょうこ)が再会を願う相手とは(「横濱ブギ」)。妻子ある藤堂が密かに抱き続ける、むくわれない想い(「長い失恋」)。名だたるホテルを舞台に、欲望と哀切が交錯する10のラブストーリー。(講談社文庫)
  • 永い夜
    3.0
    官能の行きつく果てに横たわる、生の荒廃。生を支えるはずの性の力があまりにも大きく、逆に生を破壊してしまう可能性を秘めている。性の極限には死が存在する――。愛欲の深淵を通して滅びの歌をうたいあげる、立原正秋作品集。「渚通り」「狂い花」「曠野」「双頭の蛇」「永い夜」の短篇5篇を収録。
  • 長靴をはいた犬 神性探偵・佐伯神一郎
    値引きあり
    3.0
    「犬男がやったんだ」劭疝犬神通り魔殺人事件で起訴された男は、法廷でそう呟いた。弁護人も無罪を主張。そして、その公判中に同じ手口の第2の殺人が……。太股の犬の噛み痕、長靴の足跡は、この街に澱む「犬神伝説」に関係があるのか? 『神曲法廷』で「地獄」をさ迷いホームレスとなった名探偵・佐伯が、再び神の声をきき、事件の謎に挑む!!
  • 長崎犯科帳・青苔記 ほか五篇
    -
    肥後国の仏師・卯助が、銀札の版木を偽造し、贋札を作った事件の謎を追う「長崎犯科帳」。明智光秀の娘・秀姫が、織田信長の養女として、筒井順慶の養子・定次に嫁いだことによって起る波風をえがいた「青苔記」。大内裏の応天門が焼失した事件をめぐる、伴大納言、左大臣・源信、藤原基経の権謀の渦を書いた「応天門始末」……など、永井路子の傑作短篇時代小説7篇を収録。
  • 長崎駅殺人事件
    3.5
    英国の超人気推理作家ビクトリア・ヘイズが、取材のため来日することに。 目的地は長崎。ところが、直前に「WRP」という謎のグループから「ヘイズを日本によこすな」という脅迫状が届く。「WRP」とはヘイズが創造した架空の犯罪組織の名前。混乱する警視庁だったが、結局、ヘイズとその日本人妻は、十津川警部が護衛することになる。しかし、長崎へ向かう特急「さくら」車中で、夫人が誘拐されてしまった! 傑作長編推理。
  • 長崎ロシア遊女館
    -
    学問のためという一念で、妻の肉体を人体実験に供する町医者。未知の分野であった人体解剖の彩色図を、憑かれたように描く絵師。娼館設置をめぐり、ロシア人に遊女たちの性病検査を迫られ苦慮する長崎奉行所の役人。幕末から明治にかける近代日本黎明期の医学秘話五篇を収録。第十四回吉川英治文学賞受賞作品。
  • 流さるる石のごとく
    4.3
    サスペンスに魂が泣く。夫を殺さないで! 私、酒を断ちますからーー大富豪のひとり娘で、エリート医師の妻・速水圓(はやみ・まどか)。何不自由ない生活を送る一方で、重度のアルコール依存症に沈んでいた彼女を、突如襲った夫の誘拐事件。犯人の指示に従い、2億円のダイヤモンド・コレクションを手に新幹線に飛び乗った圓を、想像を絶する事態が待ち受ける。魂を震わせる、感動の長編サスペンス!
  • 長門守の陰謀
    3.5
    長門守・酒井忠重が、藩主の世子を廃し、自分の子を後継に据えようとした「長門守事件」を題材とした表題作。小藩の武士の世界をその妻の視点からユーモラスに描いた「夢ぞ見し」。街場に暮らす庶民を丁寧な筆致で描いた「春の雪」「夕べの光」「遠い少女」。初期の藤沢作品を堪能できる5つの短篇集。

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