とにもかくにもごはん

とにもかくにもごはん

825円 (税込)

4pt

わかるよ、みんないろいろあるけどさ――。
ほら、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず!

子ども食堂を舞台に、市井の人々の生きづらさと希望を描く、読んで「美味しい」老若男女群像劇の傑作。


営業時間は午後5時から8時まで。
亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。
スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。
お客さまは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。

子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい!
うまくて泣ける、心温まる絶品群像劇!

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とにもかくにもごはん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    子ども食堂は自分の生活に馴染み薄いのですが、気になってる存在でした。
    自分はボランティア活動等に興味はあるけど、参加したことはない人間です。

    営利でない活動なのに、たぶん私は何かを求めてしまうから合わないだろうと思っていました。
    作中の人物、久恵さんが「ありがとうとかごちそうさまとか、せめて何か一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月08日

    ずっと気になっていた小野寺さん。
    書店で見つけて手に取りました。
    -------------------------
    小さな子ども食堂で、
    かつての想いが実を結ぶ!

    お腹が空いたら
    いつでもおいで。
    -------------------------
    少しのすれ違いや、ほころびをそのままにしていた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    他の方の感想を見て読んでみたくなりました。
    こども食堂に集まる人達の心を覗き込ませてもらっているような気持になりました。
    同じ場所にいる人達が起きた出来事にそれぞれの正論があり、捉え方の違いになるほどなと感心しながら読み進めました。
    人ってやっぱり分からないものなんだと改めて思い、でも人の中にある良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    ハラハラものが続くとほのぼの系を読みたくなる
    その時に小野寺さんの本をよく読む。

    日常に転がっていそうな事、人の感情などを
    わかりやすく書いてあるものが多い。
    そうなんだよね…と同感しながら楽しんでます。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    ほっこりとするお話。子ども食堂で起こる出来事やそこでも人の関わりが静かに描かれていた。
    片親や貧困など今社会で問題になっていることはでてくるが、総じて悲壮感はなくどこか暖かい気持ちになった。登場人物が人間味に溢れていて、いい意味でフィクションと感じない小説だった。

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    Posted by ブクログ 2023年12月06日

     こども食堂を始めた女性とボランティアスタッフ、利用者や周囲の人々が織り成す群像劇。フィクション的な終わり方ではあるものの、こども食堂を必要としている子の救いになりました風のありがちなまとめ方ではなく、淡々と進行していくのが良い。波子の考え方はとても素敵で見習いたい。牧斗の母親も側から見ていると眉を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    小野寺史宜さんの最近の作品。

    読み終えて、「あっ、この作品は実質一日の内4時間ぐらいを描いた作品だった」のだ!と少し驚いてしまいました(目次を見ていない?)。作品に登場する人々の回想を含めると七年ぐらいのスパンでしょうか?

    「子ども食堂」の運営者、利用者である子供たち、親、そして関連する人たち。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月11日


     子ども食堂についての認識を新たにした。社会に必要なものなのだな。章立てがお洒落だ。登場人物が関わり合い、前向きに話が進む。とにもかくにもごはんがあれば何とかなるのではと思ってしまう。ラストは予想されたが、巧い!

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    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    亡き夫との思い出をきっかけに主人公、松井波子が開いた「クロード子ども食堂」の゙1日が描かれている。
    ボランティアスタッフの大学生や近所の主婦、食堂に訪れる親子や老人。ひとりで食べに来る子。食堂のオーナーや波子の息子。
    色んな人との繋がりが描かれていて、その繋がりによっての心の変化や登場人物の思いが優...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    子ども食堂を題材にした本。かなりきれぎれに読んでしまったからうまく感情移入しきれなかった。案外、子ども食堂を始める、関わる理由ってこんな感じなのかも。

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