トーマの心臓  Lost heart for Thoma

トーマの心臓  Lost heart for Thoma

814円 (税込)

4pt

3.4

トーマと呼ばれた美しい下級生から、ユーリに届いた1通の手紙。それは、彼からの遺書だった――。そこへトーマに生き写しの転校生・エーリクが現れ、オスカーは、遺された想いに縛られた親友・ユーリを憂慮する。揺れ動く心を捉える生と死、そして愛……。苦悩する少年たちを色鮮やかに描いた、萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む。

※本書は、2012年4月にMF文庫ダ・ヴィンチより出版されました。

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トーマの心臓  Lost heart for Thoma のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原作の漫画を基に、森博嗣さんが小説家したもの。
    設定など少し違うようだが、とても素敵だった。漫画を読んでみたくなった。

    温度、風の騒めき、空…美しい文章に魅せられてあっという間に読んでしまった。繊細さ、脆さにはらはらし、透明感にハッと息を飲んだ。
    出逢えて良かった本の一冊、イラストも美しかった。

    0
    2022年09月18日

    Posted by ブクログ

    あの名作がどうなる!?と思いながら、違和感なく、でも新しく、パラレルな読後感。
    あとがきにあった通り、まんまと原作を読みたくなった。

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    「彼にとって死とはなんだったのか」
    重いテーマだなと思いながらも一気に読み終えた。
    自殺、他殺、事故。。。死は病死が原因とは必ずしもならないということ、いろいろと考えさせられる1冊。

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    萩尾望都「トーマの心臓」の小説化作品
    メフィスト賞「すべてがFになる」の森博嗣
    かなりのファンらしい
    あとがきで 具体的なものから抽象化 
    使命は 原作を読みたくさせること

    舞台は日本の理系の全寮制中高一貫校(予測、具体的には書かれてない)
    オスカーを語り部として 主なストーリーは踏襲され 原作よ

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    トーマの死んだ理由がこの作品の核になるものだと私は思っていたから、そこが殆ど触れられずに終わってしまったのがかなり残念だった。
    漫画版とは完全に別物として読むものだったな。そもそも舞台が違うしキャラクターの性格も若干違う。っていうか日本が舞台だったらユーリはまだ分かるけどエーリクって名前は変じゃ。。

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    原作の萩尾望都先生の漫画が大好きで、森先生が萩尾先生のことがすごく好きだと聞いてとても嬉しかった。好きな人が好きな人を好きなんて!
    そしてこの小説化を知って、表紙を見て、とてもうれしかったことも思い出しました。
    眺めて楽しんでいるうちに、読まないまま今に至り、やっと読むことに。

    まさかの日本が舞台

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これがぼくの愛、ぼくの心臓の音。
    物語の核となる部分(トーマの死やユーリの葛藤)がベールで覆われたままの幕引き。多くのことがぼやけていて、儚くもあるし不完全燃焼でもある。トーマは命を投げ出すことで、永遠に覆ることのない愛を証明してみせたのかな。神父を目指すってことは神を心から信じるということ。ユーリ

    0
    2024年05月23日

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