トーマと呼ばれた美しい下級生から、ユーリに届いた1通の手紙。それは、彼からの遺書だった――。そこへトーマに生き写しの転校生・エーリクが現れ、オスカーは、遺された想いに縛られた親友・ユーリを憂慮する。揺れ動く心を捉える生と死、そして愛……。苦悩する少年たちを色鮮やかに描いた、萩尾望都の不朽の名作に、森博嗣が、今、新しい息吹を吹き込む。
※本書は、2012年4月にMF文庫ダ・ヴィンチより出版されました。
Posted by ブクログ 2023年04月17日
原作の萩尾望都先生の漫画が大好きで、森先生が萩尾先生のことがすごく好きだと聞いてとても嬉しかった。好きな人が好きな人を好きなんて!
そしてこの小説化を知って、表紙を見て、とてもうれしかったことも思い出しました。
眺めて楽しんでいるうちに、読まないまま今に至り、やっと読むことに。
まさかの日本が舞台...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月18日
以前とは変わってしまったという部分も
怒ったり苛立ったりっていうマイナスな感情が
見えても、なお純粋で綺麗な子に感じられた。
たぶん、私がユーリのことを純粋で綺麗な子だって
思いたいのかもな。
そういう描写があるからってだけじゃなくて、
読んでいてとても魅力的に思えたから。
何も損なわれていな...続きを読む