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Posted by ブクログ
傑作だ。
僕には難しい。
難しいけれど読む度に彼らの心情を少しずつ理解出来ているような気がする。
今回で3度目。
やはり、以前より理解は深まったと思う。
いかにオスカーがユーリを愛していたか。
いかにエーリクがユーリを愛していたか。
いかにトーマがユーリを愛していたか。
いかにユーリがトーマを愛していたか。
いかにユーリがエーリクを愛していたか。
ユーリは皆を愛していた。
翼をもぎ取られたというユーリ。
しかし、ユーリに翼がなくともユーリを愛する人たちの力でユーリは飛べたのだ。
ユーリは翼が無い天使なのだ。
潔癖な年頃の少年の心情は柔らかく脆い。
素直さ故に乱暴で
素直さ故に暖かい
傷つくのを恐れ
傷をいつまでも忘れない
けれど成長するのが少年だ
美しく脆く儚く
しかしたくさんの可能性を秘めた年頃を
望都さんは描く。
痛いほどの純粋さに僕はハッとする。
僕にもその純粋さの欠片がまだ突き刺さっているのだろう。
胸に深く刺さって永遠に痛みを伴う。
そうでなくては大人に慣れない理由が無いのだ。
大人になれず子どものまま死んでしまう子もいるとはポーの一族の言葉だけど
僕は子どものまま死ぬことも成長することも叶わない、取り残された歯車なのだと思う。
使われることがなく引き出しに忘れさられた歯車。
心を震わせてくれるものがなくては生きてはいけまい。
そう、望都さんが描く世界のような美しいものが
納得の名作
名作と言われ人気が高い本なので読んでみようかなと軽い気持ちで読み始めた。一冊で完結のようだしすぐ読み終わるかと思ったらすごいボリューム。内容も濃い。ボーイズ・ラブには興味がなかったが、人々がBLを尊いという気持ちがわかったかもしれない。
ギムナジウム
全寮制のギムナジウムに学ぶ少年達。トーマの死の真相とユーリの秘密が転校生エーリクの登場で明らかになっていきます。生真面目なユーリと大人びたオスカーのふたりが同室。美しい! 深く読んで思いをめぐらせたい。
薔薇が…
NHKの番組の解説を聞いて、この作品の中に込められた世界観に興味を持って読んでみた。萩尾望都さんはどこと繋がって作品を描かれているのだろう。
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