KADOKAWA - 角川文庫 - 切ない作品一覧

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  • 虹を待つ彼女
    3.7
    2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。晴に“雨”という恋人がいたことを突き止めるが、何者かから調査を止めなければ殺す、という脅迫を受けて――。極上のミステリ×珠玉の恋愛小説! 第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
  • 疫神
    4.2
    ケニアで発生した殺人カビ。ほどなくして、防疫に従事するエミリーのもとに向井という日本人からオレンジカビの論文が届く。同じ頃、“わるいもの”が赤く見える幼稚園児の桂也は、赤いものの出所を突き止めようとしていた。一方、特定の人物への殺人衝動に悩む夫婦は、高校の恩師“向井”に一人息子を託して自死を選ぶ……。果たして向井とは何者か。赤いものの正体とは? 3つの物語が交わるとき、ある真実が浮び上がる!
  • 女たちは二度遊ぶ
    3.5
    電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女……。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。カバーイラスト/はんだじゅんこ
  • 魔女たちの長い眠り
    3.0
    ――人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて……。人間が私たちに勝てるわけがないのに――。夜が降りてきた。暗がりが町を大きな翼で包みこむ。静かで平和にみえる町の背後で起こる動機不明の連続殺人事件。誰が敵で誰が味方か。狂気と憎悪と混乱渦巻く中で、人間の想像を超えた恐るべき何かが動き始めた!! 闇と血が支配する〈谷〉の秘密とは!? 「魔女たちのたそがれ」に続いて贈る、ニュー・サスペンスの決定版。
  • アレキサンドライト
    4.0
    流れるような黄金の髪と怜悧に煌く緑潭色の瞳を持つ美貌の貴族シュリルは、隣国の軍人、マクシミリアンに捕らえられた。彼は、妹を死に追いやったシュリルに復讐を企んでいたのだ。シュリルは贖罪のため、マクシミリアンにその身を差し出す。想像したこともない屈辱に翻弄され、貶められるシュリルだったが――。憎しみと禁断の愛に彩られた、官能の美を描く衝撃の耽美ロマン。
  • 聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語
    4.6
    霊が視える少女ヴィクトリアは、平和を司る〈アウレスタ神殿〉の聖女のひとり。しかし能力を疑われ、追放を言い渡される。そんな彼女の前に現れたのは、辺境の騎士アドラス。「俺が“皇子ではない”ことを君の力で証明してほしい」この奇妙な依頼から、ヴィクトリアはアドラスと共に彼の故郷へ向かい、出生の秘密を調べ始めるが、それは陰謀の絡む帝位継承争いの幕開けだった。皇帝妃が遺した手紙、20年前に殺された皇子――王宮の謎を聖女が解き明かすファンタジー!
  • 歌集 滑走路
    4.4
    歌集としては異例のベストセラー。そして、映画化も決定! いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け 32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。 解説:又吉直樹 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *  NHKニュースウオッチ9で「“非正規”歌人が残したもの」として紹介され、大反響。 10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。 11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載 11月20日「毎日新聞」特集ワイド掲載。 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2019」、第8位。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
  • 百年法 上下合本版
    4.4
    1巻1,430円 (税込)
    不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?
  • 秋に墓標を (上)
    3.3
    1~2巻638円 (税込)
    都会のしがらみから離れ、海辺の別荘地で愛犬と静かに暮らす松原龍。 だが、ひとりの女との出会いが、その生活を激変させた。 浜辺で出会ったその女・内村杏奈は、アメリカで急成長を遂げた日系企業ムーン・インダストリーの会長・秋月のもとから逃げてきたという。杏奈に対し、とうに捨て去ったはずの恋愛感情がわき上がるのを覚えた龍は、彼女をかくまうことに決めるのだが……。
  • 横浜殺人事件
    3.0
    横浜でTVレポーターの女性と会社員の男性が殺された。事件を探る横浜テレビの藤本紅子と被害者の遺児、浜路智子。二つの事件の接点を求め、名探偵浅見光彦は外人墓地を訪れるが……。
  • 遺跡発掘師は笑わない 三体月の呪い
    4.0
    「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。平家の落人伝説が残る、風光明媚な町だ。 しかし、意気込んで向かった発掘現場で、無量の身に立て続けに不穏なことが起こる。 聞こえるはずのない声が聞こえたり、誰かに腕を掴まれたような気がしたりするのだ……。 不穏な気配を感じながら発掘作業を進めると、現場からは経筒(きょうづつ)が出土した。経巻を保護するための筒形容器だ。 経筒から出てきたのはなんと、人形の頭(かしら)。 それを知った発掘現場の同僚で元舞台俳優の佐分利亮平は、無量を家に招く。 佐分利家には、「道成寺雛」という内裏雛が代々伝わっていた。 その雛人形を見た無量はぞっとする。女雛には頭がなかったのだ……。 経筒の中に入っていた頭はその女雛のものなのでは、と疑う亮平に、 カメケンチームは結託して、この内裏雛の謎を解こうとするが、そんな最中に亮平が事故に遭う。 背後には「安珍清姫」伝説や、佐分利家に伝わる「三体月の呪い」の言い伝えも絡んでいそうで……?
  • 遺跡発掘師は笑わない 九頭竜のさかずき
    4.0
    山深い集落にある未確認の遺構を調査してほしい、という依頼を受けた無量は、カメケン一行と共に福井へ。同じ頃、萌絵は一乗谷の復元を手伝っており……。恐竜と朝倉氏の伝説が絡み合う壮大な大河ミステリ!
  • ifの悲劇
    3.5
    北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。 ここから物語はふたつに分岐していく⇒ A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合 B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合 ……果たして加納の運命やいかに。 ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。
  • セカンドライフ
    3.5
    リストラされ、女房にも逃げられた57歳の上條。さえない毎日を送っていたが、大学時代の同人誌仲間で出版社に勤める旧友から官能小説を書くことを勧められる。題材を探しに隅田川沿いを散策していると、橋に佇む女がひとり。肉感的な姿に惹かれ、彼女の後をついて行きながら、久しく忘れていた若い頃の熱情が呼び醒まされるのを感じる。東京下町で繰り広げられる大人の恋愛模様。不器用な男の仕事と恋の冒険。
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る
    4.0
    老舗料理屋のひとり娘である14歳の真阿は、胸を病んでいると言われて以来、部屋にこもりがちだ。店に、有名な幽霊絵師・火狂が居候することになる。大柄で悠然とした火狂は、人には見えないものが見えるようだ。彼のもとには、絵に関する奇妙な悩みを持つ客が訪れる。犬の悪夢に怯える男、「帰りたい」という声に悩む旅人、手放しても戻ってくる絵――火狂と真阿は、その謎を解き明かしていく。静かな感動を誘う絵画ミステリ。
  • 竹人形殺人事件
    3.7
    刑事局長である浅見の兄は昔、父が馴染みの女性に贈った竹人形を前に越前大観音の不正を揉み消すよう圧力をかけられる。そんな窮地を救うため北陸へ旅立った弟の光彦に竹細工師殺害事件の容疑がかけられ……。
  • はちまん(上)
    3.8
    1~2巻638~781円 (税込)
    長野県中野市の小内八幡神社、その名に惹かれて立ち寄ったフリーカメラマンの小内美由紀は、全国の八幡神社を巡礼している飯島という老人に出会う。だが、不可解な言葉を残して美由紀と別れた老人は、秋田県で死体となって発見された。浅見光彦は、日本の各地の美しい風景と混乱の戦後史の中に、この元文部官僚の軌跡をたどることになるが……。この国のありかたを問う著者が壮大な思いをこめて紡ぐ巨編。
  • 赤い月、廃駅の上に
    3.7
    廃線跡、捨てられた駅舎。赤い月が昇る夜、何かが起きる――。17歳の不登校の少年が一人旅で訪れた町はずれの廃駅。ライターの男と待合室で一夜を明かすことになるが、深夜、来るはずのない列車が不気味な何かを乗せて到着し……(表題作)。温泉地へ向かう一見普通の列車。だが、梢子は車内で会うはずのない懐かしい人々に再会する。その恐ろしい意味とは(「黒い車掌」)。鉄道が垣間見せる異界の姿。著者新境地の鉄道怪談!
  • 三毛猫ホームズの用心棒
    3.8
    「私はあなたの用心棒です。いつも、必ずあなたを見守っています」――。深夜帰宅中、三枝英子は変質者にナイフを突きつけられたところを見知らぬ男性に救われる。その男は自らを用心棒と言い残し立ち去った。それ以降、英子を困らせる人物が危険な目に合い始める。ついには、彼女に嫌がらせをした上司が殺害された。これらはすべて、英子を救った「用心棒」の仕業なのか? そしてその正体は? 表題作「三毛猫ホームズの用心棒」を含む計5作を収録。大人気シリーズ第46弾。
  • 母がしんどい【電子特典付】
    3.5
    ※本作品は、2012年発売の単行本版「母がしんどい」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 「親と一緒に居るのが息苦しい。でも決別するには罪悪感がある」 そんなあなたにこそ読んでもらいたい、元祖毒親コミックエッセイ! ・些細なことで突然キレて暴れ始める ・ブラジャーを買ってくれない ・アルバイトも学校行事も邪魔をされる ・喧嘩をしたら職場に抗議の電話 ――これらはほんの序の口。 何もかも支配され続ける生活に限界を感じた永子は、母親と縁を切ろうと決意するが……!? テレビ・新聞・雑誌で話題沸騰! しんどい母から自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイ、待望の文庫化! 【電子特典:描き下ろしマンガ付き『母がしんどいから8年』】
  • 遺跡発掘師は笑わない あの時代に続く空
    4.1
    奥多摩キャンプ場の傍の「森の縄文博物館」を訪れたカメケン一行。所蔵品の素晴らしさに驚嘆するが、若い館長から経営が困難で品を手放さねばならないと相談され――忍が考えた起死回生の一手とは!?
  • 皇族誕生
    4.0
    明治維新でなぜ皇族は急増したのか? 戦後、11家が皇籍離脱した「宮家」は、江戸時代には4家しかなかった。500年以上も遡らなければ天皇とつながらない人々は、なぜ「皇族」になったのか。明治天皇の意図、伊藤博文の狙いとは。徳川方についた北白川宮、首相になった東久邇宮、南京事件でGHQに尋問された朝香宮など、知られざる皇族たちの素顔を浮き彫りにし、皇族制度の誕生から消滅前夜まで、日本近代史の裏側に迫る!
  • 探偵作家は沈黙する 平井骸惚此中ニ有リ
    3.0
    時は大正十二年。気鋭の探偵作家・平井骸惚のもとに、弟子入りを志願する青年・河上太一が現れる。骸惚は、不可解な自殺を遂げた作家の謎を解いた暁には、弟子入りを認めようと河上に持ちかけるのだが……?
  • 犬ほど素敵な商売はない
    完結
    4.7
    全1巻704円 (税込)
    美貌だが虚ろな人生を送ってきた倖生(ゆきお)は、 知り合いから「割のいい仕事」に誘われる。 それは「犬」として顧客に派遣されるサービスだった。 性的なものだろうと思い込んでいたが、 顧客の轡田(くつわだ)は、倖生に本物の犬として振る舞うことを要求する。 初めのうちは屈辱的な命令に従えなかったものの、 忍耐強く躾けられ、いつしか轡田の犬でいることに 奇妙な充足感を得るようになる倖生――。 歪んだ純愛の行きつく先は……。刺激的BL。
  • 95
    3.5
    95年、渋谷。平凡な高校生だった秋久は、縁のなかった4人の同級生から突然カフェに呼ばれ、強制的にグループへ仲間入りさせられる。他校生との対立、ミステリアスな女の子との出会い……秋久の経験したことのない刺激的な毎日が待っていた。だがある日、リーダー的存在だった翔が何者かに襲撃されてしまう。秋久は真犯人を捜すため立ち上がった――。激動の時代を駆け抜けた少年たちの心の叫びがほとばしる、熱烈青春ストーリー。
  • GIVER 復讐の贈与者
    3.7
    1~3巻748~836円 (税込)
    雨の降り続く日、訪ねてきた女に俺は仰天する。 彼女は数時間前、俺に殺され、浴室で冷たくなっているはずだ――。 過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。 彼らはある「最終目的」を胸に、思いもよらない方法で標的の一番の弱みを利用し、恨む人・恨まれる人を予想外の結末に導く。 人間の心を丸裸にする、6つの恐るべき復讐計画とは――。 再読必至の新感覚リベンジ・ミステリ! 解説・村上貴史 ※本電子書籍は、2014年8月に小社より刊行した単行本「GIVER」を改題した文庫が底本です。
  • 白いへび眠る島
    3.7
    高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。十三年ぶりの大祭でにぎわう島である噂が起こる。【あれ】が出たと…。悟史は幼なじみの光市と噂の真相を探るが、やがて意外な展開に!
  • 三毛猫ホームズの追跡
    3.4
    『三毛猫ホームズの推理』で悲恋を味わった片山晴美は心機一転、「新都心教養センター」で受付嬢になったが、そこでも事件が。金崎沢子と名乗る女性が全講座を申し込み、受講生になった途端に講師が次々と殺されて…。しかも、本物の沢子は2年前に殺されていた!! 血もアルコールも女性もダメと三拍子揃った兄の片山刑事に、新たに晴美に一目惚れした猫嫌いの石津刑事も加え、「三毛猫ホームズ」シリーズいよいよ快調!!
  • 幽談
    3.4
    怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊――。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではい、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」ほか、妖しく美しい、幽(かそけ)き8つの物語を収録。
  • スイッチを押すとき
    4.1
    青少年自殺抑制プロジェクトセンターで、監視員として勤務する南洋平。ここでは、4人の少年少女に、自らの命を絶つ【赤いスイッチ】を持たせ、実験をしていた。極限状態で軟禁され、孤独に耐えられず次々と命を絶つはずが、この4人は“7年間もスイッチを押さない”という異例の子供だったのだ。彼らが生きたいと願うその理由を聞き、南たちは脱出を図るが、そこには非情な運命が待ちうけており――!? 一番泣ける山田悠介作品!
  • 温室デイズ
    3.8
    みちると優子は中学3年生。2人が通う宮前中学校は崩壊が進んでいた。校舎の窓は残らず割られ、不良たちの教師への暴力も日常茶飯事だ。そんな中学からもあと半年で卒業という頃、ある出来事がきっかけで、優子は女子からいじめを受け始める。優子を守ろうとみちるは行動に出るが、今度はみちるがいじめの対象に。2人はそれぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語。
  • セーラー服と機関銃
    3.9
    1~3巻594~660円 (税込)
    「え、私がやくざの組長ですって!」 父を殺されたばかりの可愛い女子高生・星泉は、ひょんなことから組員4人のおんぼろやくざ・目高組の組長を襲名する破目になった。が、襲名早々、組事務所には機関銃が撃ちこまれ、早くも波乱万丈の幕開けとなった! 父を殺した犯人は誰か? 父が持っていた二億円の麻薬の行方は? 組を支える任侠道一筋の佐久間、泉に憧れる同級生三人組、ハンサムな中年刑事、抗争を繰り返す二大組織暴力団らが入り乱れ、事態は奇想天外な方向へ……。
  • 星やどりの声
    3.8
    東京ではない海の見える町で、亡くなった父の遺した喫茶店を営むある一家に降りそそぐ奇蹟。若き直木賞受賞作家が、学生時代最後の夏に書き綴った、ある家族が「家族」を卒業する物語。
  • 軽井沢殺人事件
    3.0
    金の売買などインチキ商法で世間を騒がせた佐賀原商事の幹部社員平山は、南青山で交通事故に遭い死亡した。後には「ホトケのオデコ」という謎の言葉と「九条亜矢子」という名刺が残った。亜矢子は現在、政界に隠然たる影響力を及ぼすフィクサー・大原と結婚していた。一方、軽井沢大橋で、警視庁公安部員が不審死を遂げた。事件の背後には40数年前のある出来事が……。信濃のコロンボ・竹村警部と名探偵浅見光彦が初めて競演!
  • パラダイス・ロスト
    3.8
    1巻715円 (税込)
    大日本帝国陸軍内にスパイ養成組織“D機関”を作り上げ、異能の精鋭たちを統べる元締め(スパイ・マスター)、結城中佐。その正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。結城の隠された生い立ちに迫るが……(「追跡」)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にした初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む全5篇を収録。世界各国、シリーズ最大のスケールで展開する、究極の頭脳戦! 「ジョーカー・ゲーム」シリーズ、待望の第3弾。
  • 感傷旅行
    値引きあり
    3.0
    党員のケイを気まぐれに愛し、いつか、熱烈に傾倒し破れ去る有似子。愛とは一体何なのか? 昭和39年度の芥川賞受賞作「感傷旅行」をはじめ、裸のままの人間を真向から描き続ける著者のやさしさが滲みでている次の好短篇を併せ収む。「大阪無宿」「女運長久」「鬼たちの声」「山家鳥虫歌」「喪服記」「容色」「とうちゃんと争議」
  • 裸の王様・流亡記
    3.0
    1巻594円 (税込)
    無口で神経質そうな少年・太郎が、ぼくの画塾へと連れられてきた。太郎の父は画材会社を経営しているが、彼が描くのは電車やチューリップの絵ばかり。人間が1枚も描かれていないスケッチブックに彼の孤独を見たぼくは……。閉ざされた少年の心にそっとわけいり、いきいきとした感情を引き出すまでを緻密に描いた芥川賞受賞作「裸の王様」ほか3編。世間を真摯なまなざしで切り取った、行動する作家・開高健の初期傑作集。
  • 新版 続・悪魔の飽食 第七三一部隊の戦慄の全貌!
    4.5
    1933年ハルピン市東南の背陰河で産声をあげた“悪魔の部隊”石井細菌戦部隊は、敗戦直前の1945年8月、最後のマルタ虐殺を行い、部隊施設を破壊し、撤退した――。戦後、第七三一部隊の研究成果は米陸軍細菌戦研究所に受け継がれ、朝鮮戦争にまで影響を与えた。「トムプソン・レポート」(米公文書)が明らかにした第七三一部隊幹部とGHQとの怖るべき闇の取引。幻の部隊「石井細菌戦部隊」を通して、集団の狂気とその元凶たる“戦争”を告発する衝撃のノンフィクション!
  • 信玄戦旗
    3.7
    戦国乱世のただ中に、天下制覇を目指した名将武田信玄。その初陣から無念の死まで、波乱激動の生涯をたどる迫真の長編小説である。大国の当主同士が一騎打ちを演じた唯一の合戦として名高い川中島の戦い、軍師山本勘助の巧妙な活躍ぶりなど、歴史の転換点、名場面の仕組みを周到な時代考察をふまえて、鮮やかに描いていく。虚々実々のかけ引き、壮大な勇気、そして決断のあり様などに魅きこまれるうちに、今を生きる私たちの処世や対企業組織の活路が見えてくる。巨匠による、異彩をはなつ歴史読物。
  • 月神の浅き夢
    4.2
    若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生した。次のターゲットは誰なのか? 刑事・緑子は一児の母として、やっと見つけた幸せの中にいた。彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。だが、緑子を待ち受けていたのは、人間の業そのものを全身で受け止めねばならぬ苛酷な捜査だった……。刑事として、母として、そして女として、人間の心の核に迫る新警察小説〈RIKO〉シリーズ、最高傑作!
  • 小説 秒速5センチメートル
    3.8
    1巻572円 (税込)
    「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」。いつも大切なことを教えてくれた明里、彼女を守ろうとした貴樹。二人の恋心の彷徨を描く劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を監督自ら小説化。
  • 彼女が愛した男
    5.0
    平凡な毎日を送っていた美穂は、社長令嬢の令子に誘われて軽井沢の山荘へと遊びに出かけた。同日、二人の青年が、その山荘近くの別荘に泥棒に入る。留守宅を狙ったはずが運悪く人が残っていたため、彼らは殺人を犯して山荘へ逃げ込んでくる。人質となった美穂と令子、管理人の老夫婦は、恐怖におののいたまま、夜を明かす。突然の異常事態の中で、六人が迎えた思いがけない結末は……!? 息をもつかせぬ迫真のタッチで男女の愛憎を描いた、傑作サスペンス長編!!
  • 変身
    4.0
    平凡なサラリーマンがある朝、巨大な虫けらに変身した状態で目覚める──。不条理文学の旗手か、不器用なサラリーマン作家か。新たなカフカ像にもとづく新訳と訳者解説によって、不朽の名作がよみがえる。
  • ばいばい、アースI 理由の少女
    3.9
    1~4巻638~682円 (税込)
    地には花、空に聖星(アース)、人々は猫や蛙、鼠などさまざまな動物のかたちを纏う。この世界に、ラブラック=ベルはたったひとり、異形のものとして生まれた。牙も毛皮も鱗もない“のっぺらぼう”の彼女は、自分と同じ存在を探す旅に出る。放浪者の資格を購うため、剣士となって〈都市〉と〈外〉との戦いに臨むベル。そこで彼女を待っていたのは――。異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作が待望の電子化!!
  • ラスト・イニング
    3.9
    野球を通して少年たちの瑞々しい想いと情熱を描き、世代を問わず爆発的な人気を得た「バッテリー」シリーズ。シリーズ屈指の人気キャラクター・瑞垣の目を通して語られる、彼らの「その後」の物語。新田東中と横手二中、運命の試合が再開された! ファン必携の一冊!
  • 黄昏ゆく街で
    4.0
    1巻528円 (税込)
    〈別れがあまりにも残酷なことならば、許すということはあまりにも切ないものだ。(中略)黄昏はそんな人間の心を影絵のように彩って、まるで叶えられなかったすべてをもとの場所へと連れ戻してくれそうだ――本文より〉真実の愛を求めるがゆえに、孤独な迷路をさまよう青年のやさしさと苦悩を描いた、未完の長編ラヴ・ストーリー。
  • 落花流水
    3.6
    早く大人になりたい。一人ぼっちでも平気な大人になって、自由を手に入れる。そして新しい家族をつくる。勝手な大人に翻弄されたりせずに。若い母を姉と思って育った手毬の、60年にわたる家族と愛を描く。
  • さかさま世界史 怪物伝
    3.5
    ほんものの人間を見つめる寺山修司の目には、偉人、天才も欠陥だらけに見える。母親のエゴイズムにあやつられ、暴君への道を歩んだネロに幼時の自分を感じて共鳴。一方、大気汚染のためにのびる都会人の鼻毛は進化か? とダーウィンを皮肉る。体験と今日的問題に例を取りながら、世界史上の大人物を真っ向うから斬ってみせる。ユニークな筆が冴えるやぶにらみ怪物伝!
  • 雪国
    3.8
    国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編
    4.2
    1~3巻715~836円 (税込)
    大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にも打ち解けられず、猛烈な自慰行為とマニアックな映画やロックの世界にひたる、さえない毎日を送っている。ある日賢三は、親友のカワボン、タクオ、山之上らと「オレたちは何かができるはずだ」と、周囲のものたちを見返すためにロックバンドの結成を決意するが……。あふれる性欲と、とめどないコンプレックスと、そして純愛のあいだで揺れる“愛と青春の旅立ち”。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説、第一弾!
  • 少年陰陽師 異邦の影(角川文庫版)
    3.7
    時は平安。13歳の昌浩は、稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。半人前の陰陽師・昌浩は、相棒の物の怪と修行に励んでいた。そんななか、内裏が炎上するという騒ぎが起きる。早速、事件解明に乗り出す昌浩だったが!? ※本書は、平成十四年一月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 異邦の陰を探し出せ』を改題したものが底本です。
  • 赤いこうもり傘
    4.5
    T学園のヴァイオリニスト島中瞳は、好奇心が強く愛らしい18歳のお転婆娘。エリザベス女王来日記念演奏会のため、練習、練習の毎日だ。一方、共演する世界的楽団BBCの名器が12台も何者かに盗まれ、その身代金(?)が1億円! 通称“伯爵”と呼ばれる殺人のプロ。ハンサムな謎の外人ジェイムス。正体不明の青年裕二。そして瞳。おかしな人物と好奇心の強い女の子がくり広げる青春ユーモア・サスペンス。
  • 肝臓先生
    3.9
    町医者というものは、風ニモマケズ、雨ニモマケズ、常に歩いて疲れを知らぬ足そのものでなければならぬ――どんな患者も肝臓病に診たてたことから“肝臓先生”とあだ名された伊東の開業医・赤城風雲。戦争まっただなか、赤城は、蔓延する肝臓炎を撲滅せんと、寝食を忘れて研究に没頭、患者のために今日も走りまわっていた……。滑稽にして実直な、忘れ得ぬ人間像を描き出した感動の表題作のほか、「魔の退屈」「私は海をだきしめていたい」「ジロリの女」「行雲流水」を収録。
  • 危険な殺人者
    3.0
    ベテラン新聞記者の田島は自社の紙面で「七歳の子供が自殺」という妙な記事を発見した。『ママ、サヨナラ』と書かれた遺書と一枚の絵。少年を追いつめたものは何だったのか。真実を追究し、子供の母親に執拗に迫る田島は意外な事実を掴むがその果てには……。(病める心) 日常生活を襲う恐ろしい罠と意表をつく結末。人気絶頂の著者が贈る傑作オリジナル短編集!
  • 箸墓幻想
    4.1
    邪馬台国の研究に生涯を費やした考古学者・小池拓郎が殺される。浅見光彦は小池が寄宿していた当麻寺の住職から事件解決を依頼され、早春の大和路へ。古代史のロマンを背景に展開する格調高い文芸ミステリ。
  • 氷雪の殺人
    4.3
    北海道沖縄開発庁長官からある男の死の真相調査を依頼された浅見光彦。男は「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」という謎のメッセージを遺していた。やがて浅見は、巨大な陰謀と対峙することになり……。
  • 十津川警部「狂気」
    4.5
    東京月島に建設中の高層マンションに、若い女性の全裸死体が吊り下げられた。そして10日後、第2の宙づり死体が発見される。30年前の事件との関連を疑う十津川警部が、時代を隔てた連続猟奇殺人に挑む!
  • 郷里松島への長き旅路
    4.0
    フリーライターの森田章人は、月刊誌の依頼で仙台にやってきた。震災の被害が比較的少なかったといわれる仙台市から松島の周辺までをレポートするためである。森田は、松島での取材を終えて駅に戻る途中、墓地から離れたところに一基だけ立っている墓を見付ける。その墓石には、明らかに削られた後があり、小さく「立川家之墓」と彫り直してあった。違和感を憶えた森田は、その墓石を調べることにする。すると、どうやらその墓の主は、特攻隊員であり、さらに先日東京都内で死んでいることが分かった。そこへ、十津川警部が現れて、一緒に捜査に協力することに。戦争の残酷さを改めて問うた、十津川警部、長編シリーズ!
  • 闇を引き継ぐ者
    3.3
    人気アナウンサーの誘拐事件が発生した。十津川警部率いる捜査一課が事件を担当するが、送りつけられてきた脅迫状には、十津川が数年前に逮捕し死刑になった連続誘拐殺人犯“ジャッカル”の名前が記されていた!「殺人を楽しむために殺す男」と言われ、日本中の女性をパニックに陥れたジャッカル。死刑執行直前まで、服役中の彼の元に通いつめていた男の存在を知った十津川は、二人の関連性を探り始める。現代社会の病理に蝕まれた猟奇殺人犯の異常心理を克明に描いた長編サスペンス!
  • 殺人へのミニ・トリップ
    5.0
    古賀は恋人と共に、サロンエクスプレス踊り子に乗車した。景色を楽しんでいる時、カメラを忘れたことに気付き部屋へ戻ると、そこには女の死体があり…。表題作を含む4編を収録。十津川警部シリーズ短編集。
  • ご主人様と呼ばせてください
    3.2
    新婚8ヶ月の「私」は、妻が20代のウェブデザイナーと浮気していることを知り、ある計画を思いついた。仕事を依頼する振りをして浮気相手に接触。妻とは今の関係を続け、すべての行為を写した画像を指定したサイトにアップするように命じる。こうして「私」は支配下に置いた浮気相手を通して、自分の妻を調教していく――。支配と隷属という男女関係の果てを描いたSM青春小説の第2弾!
  • 私の奴隷になりなさい
    3.7
    出版社に転職した僕は、先輩の香奈に一目惚れし、「落とそう」と決意する。だが、まったく振り向いてくれずに困惑していたところ、突然彼女から「今夜、セックスしましょう」と誘われ、一夜を過ごす。その後も奇妙な関係が続いていたある日、僕は彼女の自宅で不審なビデオを発見してしまう。そこには衝撃の秘密が映し出されていた――。男と女の新たな関係性を説いたSM青春小説の誕生!
  • 十津川警部 湖北の幻想
    5.0
    時代小説作家の広沢の妻には愛人がおり、その彼がダイイングメッセージを残して殺された。また紫田勝家が秀吉に勝っていたら、という広沢の小説は事件にどう絡むのか。十津川が辿り着いた真相は。
  • 昨日の僕が僕を殺す
    4.0
    1~3巻660~693円 (税込)
    北海道は小樽。母が父を殺した過去を持つ少年、ルカは、頼りの叔母も喪い、高校にも馴染めずにいる。叔母が好きだったパンを買いに、ロシアンベーカリーを訪れたことから、不思議な世界に足を踏み入れ……。
  • くらやみガールズトーク
    3.6
    ※本書は、角川書店単行本『くらやみガールズトーク』を加筆修正のうえ、文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 なんだろ? この不平等感! そろそろ口に出してもいいんじゃない? 『わたし、定時で帰ります。』の著者が放つ、女子たちの本音満載の物語。例えば――。 女性には”もやもや”がつきものだ。たとえば何回か来る人生の通過儀礼。結婚では夫の名前になり、旧姓は消えてしまう。義理のお母さんから孫を早く生んでと言われる。けれど嫁だから、夫の実家をたてて、自分の本当の気持ちはしまい込む……。最初はちょっとだけのがまんのはずが……。出産、親の痴ほう、失恋、引っ越しなど、人生は常に変わっていく。大小問わず、ふいに訪れる人生の節目で、これまで築いてきた人間関係は変わってしまう。どうして、女性ばかりがそれらを全部背負わなきゃいけないの。普段、人に言えずしまい込んでいる嫌な気持ちを、見つめ、解放してくれる物語の数々。くらやみから聞こえてくるのは――女子たちの本音。私たちはもう一度、生まれ変わる。解放される。自分のために!すべての戦う女性たちのための応援歌!
  • いい部屋あります。
    4.1
    大学進学のために上京した鳥貝一弥17歳。東京でのアパート探しに行き詰まっていたところ、 いい部屋があると薦められて訪ねた先は高級住宅街の奥に佇む洋館だった。条件つきだが家賃も破格の男子寮だという。共同生活を営んでいるのは揃ってクセのある男たちばかり。先輩たちに翻弄されながら戸惑いつつも、幼い頃の優しい記憶の断片を甦らせ、自らの生い立ちと向き合っていく鳥貝。艶っぽくて甘酸っぱい極上の青春小説!
  • 鼠、滝に打たれる
    4.0
    「縁談があったの」「お前に?」「違うわよ! 千草さんによ」鼠小僧次郎吉の妹、小袖がもたらした報せは、微妙な関係にある女医・千草と、さる大名の子息との縁談で…。恋、謎、剣劇――胸躍る物語の千両箱が今開く!
  • 天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記
    3.9
    新米巫女の貞彩蓮(ていさいれん)は、 景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに 霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、 言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。 その日も護衛の皇甫珪(こうほけい)と宦官殺人事件を調べていると、 美貌の第三公子・騎遼と出会う。 なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、 宮廷の後継者争いに巻き込まれていき……!?
  • 目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い
    3.5
    天才探偵刑事、南塚と、謎めいた名家の若当主・北小路は、息の合ったやり取りで事件を解決する名コンビ。今度の事件は銀行頭取の変死事件。巻き込まれ系若手刑事・無藤の運命は!? 面白すぎる第2弾!
  • 三毛猫ホームズの推理
    3.8
    体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに電子化!!
  • 「首の女」殺人事件
    3.0
    真杉光子は姉の小学校の同窓生、宮田と出かけた光太郎・智恵子展で、木彫の〈蝉〉を見つめていた男が福島で殺されたことを知る。そして宮田も島根で変死。奔走する浅見光彦が見つけた真相とは!
  • 耳なし芳一からの手紙
    3.7
    下関から新幹線に乗りこんだ男が「あの女にやられた」と叫び、突然の死を遂げた。残されたのは「火の山で逢おう」という謎めいた手紙。差出人は“耳なし芳一”だった。車中に居あわせた浅見光彦は、嫌疑をかけられた漫画家志望の家出娘池宮果奈と、自称ヤクザの高山に救いの手を差し伸べたばかりに事件に巻きこまれてしまう。「あの女」とは誰か、“耳なし芳一”が企む過去からの復讐とは? “浅見光彦シリーズ”舞台は長州下関へ――。
  • 琥珀の道殺人事件
    3.7
    古代日本では琥珀が岩手県久慈から奈良の都まで運ばれていた。その「琥珀の道(アンバー・ロード)」をたどったキャラバン隊メンバーの相次ぐ変死。久慈から単身上京していた大岡滝子は早稲田面影橋で通り魔に襲われ、本井博正は三陸海岸で投身自殺を遂げた……かに見えた。残された写真に写る謎の人物とは? 琥珀の知られざる秘密を名探偵・浅見光彦が探るうちに事件は思わぬ方向へ。内田康夫、長編第50作を飾る渾身の書き下ろしミステリー。
  • アンティークFUGA 1
    3.7
    1~3巻550~627円 (税込)
    中学一年生の風雅は、骨董店を営む両親が失踪して以来、一人で暮らしている。けれど父親がくれたペンダントから、超美形だけど不機嫌な青年姿の精霊シャナイアを呼び出してしまい、一緒に暮らすことになり……!?
  • 三毛猫ホームズの登山列車
    3.8
    片山刑事たち、お馴じみのホームズ一行が訪れたのは、スイスの観光名所ユングフラウヨッホ。気温と気圧の低さにバテ気味の片山は、展望テラスから落ちそうになった、多田靖子を救った。彼女の姉は結婚式の当日、相手が来なかったことを苦に自殺していた。ところが、その相手の男を、靖子がヨーロッパで見かけてしまい事件は急展開! 今回もついつい事件に引きずり込まれ大忙し、帰国はいつになるやら、人気シリーズ第14弾!
  • 鼠、闇に跳ぶ
    4.2
    八幡祭りで賑わう夜。大川に架かる永代橋が落ちた! あまりに大勢の人出で、橋が重みに耐えられずに起きた事故だった。だが犠牲者の中にひとり、肩口に大きな刀傷のある女がいた。殺しか――? いわくありげな女の正体と事件の真相を鼠が追う! 昼の顔は〈甘酒屋の次郎吉〉と呼ばれる遊び人。しかし夜になれば江戸の正義を守る盗賊・鼠小僧。庶民の味方〈鼠〉が活躍する痛快時代小説シリーズ第2弾。
  • やんごとなき姫君たちの結婚
    3.0
    女性なら誰もが憧れる結婚。しかもお相手が一国の王子さまだったら――。そんな夢物語を本当にかなえてしまった現代のシンデレラたち。ふだんは見ることのできないやんごとないひとびとの知られざる恋愛や結婚秘話を明かします。魅力的な女性を演出するための社交界の活用法や王子さまを虜にする夜の過ごし方など姫君たちの奇想天外なエピソードを軽やかに綴ります。
  • 後鳥羽伝説殺人事件
    3.6
    一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。
  • 綱わたりの花嫁
    4.0
    大企業の社長令嬢の結婚披露宴に突然、覆面をした男3人組が乱入、花嫁が誘拐された。身代金目的の犯行だったが、誘拐されたのは全くの別人、アルバイトで花嫁のふりをしていた女子大生の久美子だった。本物の花嫁は、別の男性と駆け落ちしていたのだ。攫われたのが娘ではないと知った父親は、途端に捜査には協力しないと発言。久美子と交友のあった塚川亜由美は、彼女を助け出すべく、刑事の殿永と、愛犬のドン・ファンと共に事件を追うが……。大人気ユーモアミステリ!
  • ようするに、怪異ではない。
    3.5
    東京から鳥取の高校に入学した皆人は、変人美人・ハル先輩から「妖怪研究同好会」に勧誘される。なるべく関わりたくない皆人だったが、強引に巻き込まれて謎解きをすることに!? <よう怪>シリーズ第1弾! ※本書は二〇一四年四月~五月にかけてE★エブリスタに掲載された「妖するに、怪異ではない。」を改題、改稿のうえ文庫化したものが底本です。
  • 殺人鬼
    3.7
    ある説によると、我々の周囲には五百人に一人の割合で、未だ発見されていない殺人犯がいるという。あなたの隣人や友だちは大丈夫ですか? あの晩、私は変な男を見た。黒い帽子をかぶり黒眼鏡をかけ、黒い外套を着たその男は、片脚が義足で、歩くたびにコトコトと無気味な音をたてる。男は何故か、ある夫婦をつけ狙っていた。彼の挙動が気になった私は、その夫婦の家を見はった。だが数日後、夫の方が何者かに惨殺されてしまった! 表題作ほか三篇を収録した横溝正史傑作短篇集。
  • 少年陰陽師 焔の刃(角川文庫版)
    4.0
    時は平安。黄泉の封印をとくための鍵として、紅蓮の魂は屍鬼に取り込まれてしまった。封印を守るため紅蓮を殺すしかないのか!? 逡巡の果て、昌浩はある一つの決意を胸に、宗主が潜む出雲の国へと出立する!! ※本書は、平成十五年八月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 焔の刃を研ぎ澄ませ』を改題したものが底本です。
  • 平家伝説殺人事件
    4.0
    銀座ホステス・萌子は、当山という男の三年間で一億五千万円になる仕事という言葉に誘われ、稲田と偽装結婚する。だが稲田は船上から転落死を遂げ、誘いをかけた当山も二年後に事故死してしまう。事件を追う浅見光彦は高知にある平家の落人部落にたどり着く。そこに秘められた謎、一族の血を受け継ぐ美少女・佐和とのほのかな恋、浅見の周囲で事件は思わぬ展開を見せ始める。
  • 一千万人誘拐計画
    3.0
    「私は東京都民一千万人を誘拐する計画をたてた。身代金として十億円を要求する。」都知事の秘書室長日高にかかってきた電話は不思議なものだった。最初はいたずらだと思っていた日高も、都民が予告通り殺害されるにつれ本気だと認めざるを得なくなった。秘書室から連絡を受けて捜査にのりだした十津川警部補は、息の詰まるような緊迫感の中、犯人と巧みな頭脳戦を繰り広げる……。著者の真骨頂を示すミステリ五編を収録。
  • 少年陰陽師 黄泉の風(角川文庫版)
    3.7
    時は平安。神代の昔に閉ざされた黄泉の扉を、開こうと画策する者がいた。そのために彼らが欲するのは、神の血をもつ生贄。北辰が翳り、瘴気が吹き荒れるなか、見習い陰陽師・昌浩は都を救うべく奔走するが・・・・・!? ※本書は、平成十五年四月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 黄泉に誘う風を追え』を改題したものが底本です。
  • 標的は花嫁衣裳
    4.0
    「つかがわあゆみ様――」。デパートの館内放送で呼び出された塚川亜由美。しかし案内所には、もう一人〈つかがわあゆみ〉と名乗る女性が。そして次の瞬間、案内所に銃声が轟いた!
  • 遺骨
    3.7
    殺害された製薬会社の営業マンが、密かに淡路島の寺に預けていた骨壺。事件後、それを持ち去った謎の女性。さらに寺に現れた偽の製薬会社社員――。取材中に被害者と出会っていた浅見光彦は、錯綜する謎の接点を求めて、童謡詩人金子みすゞゆかりの地・山口県仙崎へ向かう。そこには、生命の尊厳と倫理を脅かす驚愕の真実が……。脳死、臓器移植など、最先端医療の原罪を追及する浅見、その死生観が深い感動を呼ぶ。
  • 鏡の女
    3.0
    めったに贈り物など受けとったことのないルポライター浅見光彦に、初恋の女性から姫鏡台が届いた。浅見は彼女の嫁いだ豪邸を訪ねるが……さまざまな鏡をめぐり、浅見が名推理を披露する表題作ほか2編を収録。
  • 赤い雲伝説殺人事件
    3.0
    美保子の〈赤い雲〉の絵を買おうとした老人が殺され、絵が消えた! 莫大な利権をめぐって、平家落人の島で起こる連続殺人。絵に秘められた謎とは一体……? 名探偵浅見の名推理が冴える!
  • 怪談の道
    3.0
    核燃料の取材で鳥取県を訪れた浅見光彦は、小泉八雲がかつて“地獄”と形容した宿で美人異父姉妹と出会った。浅見は二人に切実な相談を持ちかけられる。それは、妹の父親が突然の死を遂げた真相を究明することだった。録音テープに残された“カイダンの道”という謎の言葉を手がかりに、浅見は調査を開始するが、今度は姉の父親が何者かに殺害された! ふたつの事件に秘められた過去。浅見はやがて、三十年前に起きた悲劇に辿りつくが……。
  • 蝶の谷殺人事件 顔のない刑事・脱出行
    3.0
    警視庁捜査一課の香月功は、警察手帳(オフダ)を持たない刑事として特命を帯びている。ある時、かつての同僚・菊岡の死体が野尻湖に浮かんだ。菊岡は暴力団捜査係の刑事だったが、黒い噂がたっていた。事件の捜査を開始した香月。直後、蝶の谷と名高い茅ヶ岳山麓で、蝶蒐集家の死体を発見、その妻は広域暴力団幹部の愛人でもあった。やがて、香月は愛人に近づくが、逆に組に捕らわれてしまった。決死の脱出を試みる香月の運命は? 大人気警察小説シリーズ第5弾!
  • 鼠、剣を磨く
    4.5
    次郎吉の目前で娘が腕を斬られた。娘は峰といい、奉公先の主人と通じ、その妻の恨みをかって襲われたのだった。峰の父は、娘の不貞に激怒するが、浪人暮らしの父を思い手当てをもらっていたことを知り、言葉を失う。そして、一度は断った「ある仕事」を引き受ける決意をした。それは、武士としてのプライドを捨てるものだったが……。次郎吉こと〈鼠〉が八面六臂の活躍をする痛快時代小説シリーズ第5弾。
  • 青くて痛くて脆い
    4.0
    人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。――それから三年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。
  • 佐渡伝説殺人事件
    4.0
    梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の一人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は三十数年前に佐渡で起った出来事に!!警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。
  • 陸中海岸殺意の旅
    2.8
    テレビのお宝鑑定番組でニセモノと判定された雪舟の水墨画。その贋作を高値で買い取ろうとした男が殺され、水墨画も紛失した。十津川警部は水墨画の持ち主の大学生をマークし、岩手に飛んだ!
  • 三毛猫ホームズの恐怖館
    3.7
    片山兄弟とホームズは、偶然ガス事故現場で女子高生の死体と行きあわせる。さらに、片山刑事にラブレターを送った女子高生も背中を刺された。どうやら2つの事件は、上志学院高校と関係があるらしい。一方、この高校の〈怪奇クラブ〉に、女子禁制の規則を破って、神秘的な美少女竹林あかりが入部。彼女の本当の狙いは何か? 殺された娘が飼っていた黒猫が見たのは……。謎が謎を呼ぶ怪事件をホームズ、どう捌く!?
  • ようするに、怪異ではない。 お祭り百鬼夜行
    3.9
    皆人が通う境西高が迎えた文化祭。だがお祭り騒ぎのなか“水虎の悪戯”など妖怪にまつわる奇妙な4つの事件が起こる。変人美人・ハル先輩とともに、この謎解きに乗りだす皆人だが……。珠玉の学園ミステリ第3弾!
  • 三毛猫ホームズの駈落ち
    3.6
    土地持ちの大富豪・片岡家と山波家は先祖代々“伝統的に”(?)犬猿の仲が続いていた。片岡家の長男義太郎と山波家の長女晴美が、相愛の仲となって駈落ちするに至り、事態はますます紛糾した。それから12年――。片岡家の三男坊と山波家の一人息子が、刺し違えて死亡する事件が起こった。だが、そこに殺人の匂いが。そして第二、第三の殺人が……。超人気作家・赤川次郎が放つ、「三毛猫シリーズ」第三弾!!
  • 北緯四三度からの死の予告
    2.8
    「青柳みゆきが殺される」―――。警視庁総監宛てにKと名乗る男から奇妙な五通の手紙が届いた。四通までは殺人予告の内容だったが、五通目にはそのKと思われる人物が札幌で轢き逃げされた、という新聞の切り抜きが同封されていた。さっそく捜査に乗り出した十津川警部は青柳みゆきの居場所をつきとめるが、殺人予告日の直後、彼女は殺害されてしまう。札幌―東京、二つの事件を結ぶのは何なのか。捜査が難航するさなかに発生した第三の殺人。事態は思わぬ方向へ向かうが!
  • 斜陽
    4.4
    1巻352円 (税込)
    「私生児と、その母、けれども……古い道徳とどこまでも争い、太陽のように生き」ていく一人の女。結核で死んでいく「日本で最後の貴婦人」のその母。自分の体に流れる貴族の血に反抗しながらも、戦い敗れて、宿命的な死を選ぶ弟。生家の没落をきっかけに日本版「桜の園」を描こうとした作者が、昭和22年、死の一年前に発表した作品。この作品で、作者の名は決定的なものとなった。

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