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真杉光子は姉の小学校の同窓生、宮田と出かけた光太郎・智恵子展で、木彫の〈蝉〉を見つめていた男が福島で殺されたことを知る。そして宮田も島根で変死。奔走する浅見光彦が見つけた真相とは!
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Posted by ブクログ
名探偵浅見光彦シリーズです。 高村幸太郎や知恵子の事をよく知っていたら、物語をもっと楽しめたかな、と思います。 物語の中で、なんとなくいつも思うのですが、女性の浅はかさ故に、浅見光彦の推理を邪魔し、解決を遅らせる、といった感じ。 女性は、理性よりも感情を優先させる…そういう意識が作者にはあるのか、或...続きを読むいはそういう女性像を敢えて書いているのか。 ヤキモキさせるところが、また物語に深みを出しているのかもしれません。 今回のマドンナは、さっぱりとした小気味の良い女性で、私的には良いコンビになるのではと思うタイプ。 終わりもちゃんと匂わせているのだけど、でも永遠の三十三才で独身の浅見光彦なので、上手くいかなかったのでしょうね。
この物語を読むと、高村光太郎の智恵子への偏執的な愛(というべきか)や、光太郎の作品に興味を引かれる(^.^* また、この話の中に出てくる宮田という男の、真杉伸子へのねちこい?愛情がまた、光太郎・智恵子のに似て、「うぉぉ」と思う。 智恵子の故郷が、福島の安達太良山を臨む二本松の辺りだとは知らなかった。...続きを読む 安達太良は私の実家からもよく見えるだけに、その辺りの描写を読むと風景が思い浮かぶようでとても懐かしい気がした(^-^*。 ・・・それにしてもこの話の中に登場する「真杉伸子」だが、光太郎に想われる智恵子に似てかなりの美人なのだろう。 だけど、浅見とのやり取りの中で 妙に気を持たせ、じらすシーンがあり、彼女が自分の美貌とモテることを意識して振舞い、主導権を握っているような、悪女的な嫌らしさを感じて「こういう人とはあんまし友達になりたくないなぁ」と思った^^; その点、浅見と同級生の真杉伸子の妹「光子」は性格もさっぱりしており、ヘンな嫌らしさがなくて、いい。色気よりサッパリ系の女性のほうが、私好み(笑)。 男性も、宮田のような神経質で思い込みが激しい男は、ちょっとどうかなぁと思う。 それについて、物語の最初の辺りで光子が宮田の第一印象を鋭く評する記述があるが、私もそれには同感で(笑)鋭いなぁ、と思った(^_^; (高村光太郎に熱狂的に愛された智恵子も、内心じゃ・・・自分を買いかぶられた部分もあって、精神的に苦しかったんじゃないだろうか?) この物語、自分的には、いろんな人物の性格(キャラクタ)の交差がなかなか面白かった。
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