白いへび眠る島

白いへび眠る島

682円 (税込)

3pt

高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。十三年ぶりの大祭でにぎわう島である噂が起こる。【あれ】が出たと…。悟史は幼なじみの光市と噂の真相を探るが、やがて意外な展開に!

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白いへび眠る島 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    すごく好きな物語だった。
    夏休みの雰囲気や、幼馴染との絆、思い出。
    最初は登場人物や集落の設定が覚えられず、なかなか物語に入り込めないこともあったけど、後半どんどん引き込まれて、ページをめくる手が止まらなかった。
    この物語では、血の繋がりよりもよっぽど強い絆を結んだ人たちが登場するけど、きっとその

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    田舎の小さな島の夏を感じる一冊。
    映画にしたらとてもきれいで不思議な映像になるんだろうな、と思いながら読んだ。

    この作品に出てくる「女踊り」や「持念兄弟」は河口の稚児舞や寝屋子文化に近く、舞台は架空の島だけれど、日本のどこかにある田舎の島、と想像をかき立てられた。

    古い因習が残るけれど、少しずつ

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    壮大な状況説明の後に配置された、息もつかせぬ終盤の「あれ」との攻防。元題の『白蛇島』は横溝正史シリーズを彷彿とさせるが、文庫版に改題されたものも味わい深い。青春ファンタジーミステリーとも言える古代と現代が入り混じる不可思議な世界観は、父上の薫陶の賜物なんだろうな。

    0
    2017年08月24日

    Posted by ブクログ

    好きな世界観だった。
    入りは土地の説明がわかりにくかったり(地図があって助かった)、「あれ」の存在が不穏だったりしたけれど、話が進むにつれてみんなに見えていない存在や持念兄弟の繋がり、荒太と犬丸の存在に引き込まれていった。
    キャラクターの中では力を持つ安心感として荒太が好きだった。あと見守りながらも

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    "世界は理由の定かでない決まりごとで成り立っている"
    田舎、島ならではの古めかしい習慣に疑問を持ちつつも、疑問を持つことすらままならない環境。
    オカルトかと思いきや、現代の問題を伝える部分もあったり。
    長男が偉いのか、男性が偉いのか。

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    田舎の島に伝わる伝承や伝説を主題にした内容。
    田舎だからこその景色や文化など様々な描写が美しく想像できる。
    幼い頃からの親友との信頼と友愛を見ることで
    その温かさや寂しさを体感できて良い意味で苦しかった。
    みなの未来がたのしみ。

    0
    2023年12月20日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーな出来事が起こりながらも、集落の様子、そこで暮らす人々の様子を楽しむことができる作品でした。皆それぞれの場所で元気に暮らして欲しいですね。

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    原体験というのは、多くの場合幼少期を過ごした故郷にあって、何かしらの不思議な、少し怖い記憶が残ってたりしません?
    なんかあったような気はするんですが、それがどんなかは思い出せないんですが…今思えば不思議な…なんかあったような。
    で、当然のように神社もあって、そのお祭りと縁日にお小遣い握りしめて一日心

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    文に目が慣れるまで、つまらないと思っていたけど最後は一気にラストまで駆け抜けた。

    不思議なお話だけど、どこか現実味もあってこんな世界があるのも悪くないなと思った。

    0
    2022年01月26日

    Posted by ブクログ

    島の美しい風景が浮かぶ冒険譚。

    悟史と光市、荒太と犬丸の絆や、
    島のしきたり、人ならざるものの世界、
    子どもと大人の境目の高校生が
    これからの自分の人生を考える話でもあり、
    盛りだくさんで、個人的にはおもしろく読めた。

    冒頭の「あれ」への不安感を煽る描写は
    じっとり、十分不気味で、
    夜読んだこと

    0
    2021年02月13日

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