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Posted by ブクログ
三毛猫ホームズシリーズの第1弾
片山刑事と三毛猫ホームズの出会いが描かれた話。
とある女子大生が通り魔に殺された。
女子大生が通っていた女子大では売春組織による売春が行われている噂があり、
片山刑事は女子大で調査を行う。
三毛猫ホームズと出会い、ホームズの仕草や動作で事件のヒントに気づいていく・・。
ホームズがほんとに猫で、でも賢さを感じる。
ホームズが片山に協力するのは、前の主が殺されたときに片山のやさしさがあったあらだと思うが、人間と猫との信頼が見えてくるのがいい。
若干片山が馬鹿にされているのも読んでいて楽しい。
結構人間関係が入り組んでいる話だった。
Posted by ブクログ
三毛猫ホームズシリーズ第一作目。
血と女性が苦手な片山刑事。
父のように慕っている上司の三田村からの命を受け、女子大で発生した管理売春に関する殺人事件の張り込みをすることになった。
そこで出会ったホームズという名の三毛猫と、その飼主の森崎学部長。美しい大学生雪子。
売春と殺人事件を追う中で、森崎が殺されてしまう。しかも密室殺人。
前回読んだシリーズ終盤の作品よりも、しっかりミステリしていたな。
ちゃんとホームズが片山にヒントを出したり、推理に参加している。
ホームズが片山の相棒猫になったのは、元飼い主が殺されて・・・という経緯だったのか。
前作を読んだとき、「いつか三毛猫を飼うことがあったら、猫の名前がホームズだったら可愛いだろうな~」なんて思ったりしたけど、飼い主が殺されるという、結構不吉な名前だったんだ・・・と思ってしまった(ちなみに私は警察官ではないので、事件で三毛猫に出会うことはない・・・)。私が警察官なら、猫の名前がホームズでも良いのかもしれないね。
最後、怒涛の畳み掛けでしたね。
近年の小説は解決編が丁寧なので、勢いで押し切る!みたいな、昭和のパワーを感じた。
携帯電話もない、インターネットもない時代の話だから古さは感じるけど、概ね楽しく読めました。
密室トリックは全く予想外だったけど、犯人は「こいつあやしいの~」と思いながら、でも決めてに欠けるなと読み進め、あぁやっぱりね。という感じ。
しかし、登場人物ほぼすべてが犯罪関係者だから、犯人あてはあってないようなもの、かもしれない。オオトリの犯人は、もうその人しか残っていないんだもん。
ところで、片山の妹・晴美は、本作では事件の本筋にあまりかかわらないんだけど、最後かわいそうだったな。
私は、おせっかい叔母さんの「友達が見た話」というのを全く信用していなかったんだけど、叔母さんの友達が見たのはあながち間違っていなかったのか。
私(読者)と片山とホームズ事件を追っかけているアナザーサイドでは、晴美の身にそんなことが起こっていたのか・・・と、事件の結末がぶっ飛ぶくらい、私は悲しみを感じたのです。
両親を早くになくし、仕事をしながら兄を支えているこの健気な妹に、こんな不幸があって良いのかよ。
晴美、第一作からこんな不幸で、この先大丈夫なんだろうかって気がかり。
長期シリーズでは、登場人物たちへの「この登場人物たちの、この先が気になる」と読者に思われることは大事だよね。今後、このシリーズ読むときは、晴美を見る目が変わるんだろうな。
晴美がこれ以上不幸になりませんようにって思いながら、私は読むわ。
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小説・文芸
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