秩序作品一覧

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  • 極楽街 1
    4.8
    1~3巻501~543円 (税込)
    華やかな賑わいと深い闇が交錯する下町・極楽街――。この秩序なき街で“問題解決屋(トラブルシューター)”を営むタオとアルマ。2人の前に、失踪した獣人の友達を探す少年が現れる。跡を絶たない行方不明者と、動物たちの変死体――街を闇が覆う逢魔が時、“解決屋”の別の顔が顕になる!! 人を襲い食らう異形を滅する超スケール活劇(アクション)、開幕!!
  • 覚悟のススメ(1)
    完結
    4.4
    3年に及んだ地殻変動は多くの生命と秩序を破壊した! 絶望の底から希望を紡ぎ、新東京の民は強く生きようとする! だがその芽を摘み蹂躙する化物どもが跳梁跋扈! 窮地に立たされた人々の前に現れしは黒鉄のヒーロー!! 瞬着! 覚悟完了!! 人類の剣となれ葉隠覚悟!!
  • NHK 3か月でマスターする 世界史 2024年6月号
    NEW
    -
    「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“憧れのテーマやスキルを3か月で学ぶ!”。 ■ご注意ください■ ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今月のテーマ 移り変わる世界の覇権。歴史のターニングポイントを刮目せよ! 『3か月でマスターする世界史』6月号のテーマは「アジアと欧米との対峙」。モンゴル帝国崩壊後の大航海時代とヨーロッパによる植民地時代、2度の世界大戦を経ての米ソの台頭による国際秩序の再編から、現代に続く道のりを紹介する。世界史に触れれば、現代のニュースの深層がわかる。 ■講師:岡本隆司/山下範久/細谷雄一
  • ニューズウィーク日本版 2024年6月11日号
    NEW
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    他の日本のメディアにはない深い追求、グローバルな視点。「知とライフスタイル」のナビゲート雑誌。 ※デジタル版は紙の雑誌とは一部内容が異なり、掲載されない、または掲載期限のある広告や写真、記事、ページがある場合がございます。また、掲載されているプレゼント企画に、デジタル版ではご応募できません。あらかじめご了承ください。 Perspectives 目次 In Focus UKRAINE NATOが対ロシアで一線を越える日 UKRAINE 米エイブラムス戦車にウクライナが恨み節 分析 韓国の人口対策に(まだ)勝算あり──木村 幹 戦略 新・権威主義圏の新・国際秩序──ヨシュカ・フィッシャー 米政治 ケネディがバイデン再選を阻む?──サム・ポトリッキオ Superpower Satire 風刺画で読み解く「超大国」の現実 公正さを捨てた米「最低裁」──ロブ・ロジャース&パックン ルポ 戦地ウクライナの日本人たち メンタル 戦争の心の傷を癒やすケア その時、有罪評決の法廷で タイ タクシン起訴の裏に政治的暗闘あり 日本の共同親権が危うい理由 Economics Explainer 経済ニュース超解説 政府は納税者意識を高めたい?── 加谷珪一 Help Wanted 人生相談からアメリカが見える 子供の後見人を義姉から変更したい World Cinema Notes 森達也の私的映画論 予定調和だが傑作な『すばらしき世界』── 森達也 Pen Books フェアのご案内 The Extra Edge CHALLENGER 米大統領選 ガザ戦争への反発がバイデン再選を阻む Movies 『マッド・マックス』な世界の正しい楽しみ方 Music ビリー・アイリッシュが見せた確かな成長 Environment 野生生物と人命を救う「動物トンネル」 Health 思わぬリスクを招く幼少期の夜更かし Health 腸活すると正義感が強まる!? Beauty SNSで話題のヘアケアをチェック! Drama 下品にならないセクシャルなジョークを My Turn あの「マールアラーゴ」で私は働いていた Pen Books フェアのご案内 CCCメディアハウス書籍のご案内 Picture Power ガザ反戦のデモに揺れたコロンビア大 News English & Letters 定期購読のご案内 Tokyo Eye 外国人リレーコラム── 石野シャハラン 日本の永住権は他国への踏み台

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  • 正欲(新潮文庫)
    4.6
    自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)
  • ジャングルの王者ターちゃん 1
    完結
    3.5
    【ジャングルの平和を守るヒーロー登場!】幼い頃、親に捨てられたターちゃんはチンパンジーに拾われ、育てられた。そして、いつしかジャングルの平和と秩序を守る王者と呼ばれるようになった。力強くて心優しい、だけどちょっぴり(?)スケベなターちゃんと、妻のヂェーンとジャングルの仲間たちとの爆笑ライフが描かれる第1巻!
  • 法の番人は守る世界を選べない(1)
    NEW
    -
    エリート検事・中村勇気は、極悪非道な交通事故を起こしたIT企業の社長を起訴しようとするも、闇の権力によって逆に殺されてしまった。気が付くと目の前には女神がおり、「法の力で私の世界に秩序をもたらしてほしい」と打診される。その提案を飲み、法の番人としてのスキルを与えられた勇気は異世界に転生。初仕事は、勇者パーティを火炎ブレスで焼き殺した“殺人罪”で起訴された、伝説のドラゴンの弁護…!
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係
    3.9
    1~4巻770~836円 (税込)
    都内の住宅地で人質籠城事件が発生。所轄署や捜査一課をはじめ、門倉美咲、伊崎基子両巡査が所属する警視庁捜査一課特殊犯捜査係も出動した。人質解放への進展がない中、美咲は差し入れ役として、犯人と人質のもとへ向かうが……!? 籠城事件と未解決児童誘拐事件を結ぶ謎の少年、その背後に蠢く巨大な闇とは? 〈ジウ〉サーガ、ここに開幕!!
  • レリック/アンダーグラウンド 最強の“失せ物探し”パーティー、ダンジョンの罪を裁く(1)
    続巻入荷
    -
    天蓋都市「ヘブンデリート」は冒険者により栄える王国最大の都市。冒険者には夢や希望や野望をつかむ自由があるが、自由には「秩序」が必要だ。そのために存在するのが特級冒険者ギルドの秘匿捜査官。「収納」のレリックと「よりまし」のフロー、パーティ名は「落ち穂拾い」の2人が「秩序」を保つため今日も冒険する!
  • カリスマ ~きょうもへいわです~(1)
    3.0
    見たことないカリスマの日常がいっぱい! 超人的シェアハウスストーリー「カリスマ」を、 完全オリジナルストーリーでコミカライズ!! 依央利チョコ作りに夢中 猿川意地でも見舞う 理解vs秩序ある露出 ふみやは沼らせ男 どんなテラくんもテラくん 天彦の下着はとっておき 大瀬とノートとシマエナガ ほか、12のストーリーを収録!
  • 沈黙のWebライティング ―Webマーケッター ボーンの激闘―
    4.6
    【SEOのためのライティング教本の決定版! 「成果が上がる」文章の書き方がわかる!】 Webで「成果を上げる」ための文章の書き方を解説した実用入門書。謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するストーリーを通じて、SEOに強いライティングのノウハウを学ぶことができます。 本書はWeb上で連載され、大人気を博したコンテンツを書籍化したものです。連載をまとめた本編全7話に、書籍だけの書き下ろしとなる本編エピローグ、Webで成果を上げる文章を書くための手法や思考法を伝える特別解説(約100ページ)を加えました。 特別解説は、ストーリーを通じて語られるさまざまなノウハウや考え方を、より深く具体的に掘り下げた実践的な内容になっています。Webサイトやブログの記事だけではなく、ビジネス文書などにも活用できるライティング教本の決定版です! 〈あらすじ〉 須原にある温泉旅館「みやび屋」。若女将である宮本サツキが切り盛りしているが、Web集客が振るわず、経営の危機を迎えていた。やがて、みやび屋にひとりの男が来訪する。男の名は「ボーン・片桐」。重さ39.9kgのノートPCを操る謎の男の目的とは一体……!? いま、みやび屋のWebライティングを巡る激闘が始まる! 〈ストーリー 目次〉 EPISODE 01 SEOライティングの鼓動 EPISODE 02 解き放たれたUSP EPISODE 03 リライトと推敲の狭間に EPISODE 04 愛と論理のオウンドメディア EPISODE 05 秩序なき引用、失われたオマージュ EPISODE 06 嵐を呼ぶインタビュー EPISODE 07 今、すべてを沈黙させる・・・!! エピローグ 沈黙のその先に ※書籍書き下ろし 〈特別解説 目次〉 ※書籍書き下ろし ○SEOを意識したコンテンツを作るカギ ○「USP」を最大限に活かすコンテンツ ○わかりやすい文章を書くためのポイント ○論理的思考をSEOに結び付ける ○オウンドメディアに必要なSEO思考 ○SEOに強いライターの育成法 ○バズにつながるコンテンツ作成のコツ

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  • メディアの未来――歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せる
    4.0
    【内容紹介】 二〇五〇年、新聞、ラジオ、テレビ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ジャーナリストは、まだ存在しているのだろうか。二一〇〇年ならどうだろうか。 SNSは、今後登場するさらに強力なテクノロジーの波に呑み込まれるのだろうか。 将来、誰がメディアを所有するのだろうか。 正しい情報を得る、知識を共有する、嘘と闘う手段が、これまで以上に存在するようになるのだろうか。 ジャーナリストの役割はロボットが担うようになるのか。それとも、ジャーナリストは民主主義、つまり、真実の保証にとってかけがえのない存在であり続けるのだろうか。 そうした未来の基軸を把握するには、「歴史」を振り返る必要がある。 メディアに関するさまざまな歴史を遡ってこそ、その未来を詳細に描き出すことができると考えるからだ。 私にとって、この物語は細部にわたってきわめて魅力的だった。筆をおいた現在、この物語が綴る壮大な数々の冒険に対する私の驚きを、読者に伝えることができると信じている。 (本書のまえがきより要点を抜粋) 【著者紹介】 [著]ジャック・アタリ(Jacques Attali) 1943年アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)卒業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの、要職を歴任。 政治・経済・文化に精通することから、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測し、2016年の米大統領選挙におけるトランプの勝利など的中させた。林昌宏氏の翻訳で、『2030年 ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『新世界秩序』『21世紀の歴史』、『金融危機後の世界』、『国家債務危機一ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』『危機とサバイバルー21世紀を生き抜くための(7つの原則〉』(いずれも作品社)、『アタリ文明論講義:未来は予測できるか」(筑摩書房)など、著書は多数ある。 [訳]林 昌宏(はやし・まさひろ) 1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業。 訳書にジャック・アタリ『2030年ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『21世紀の歴史』、ダニエル・コーエン『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』(いずれも作品社)、ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく』(吉田書店)他、多数。 【目次抜粋】 はじめに 第1章 君主のニュース、大衆のニュース~3万年前から近代の夜明けまで 第2章 使者の時代~1世紀から14世紀まで 第3章 印刷革命~1400年から1599年まで 第4章 近代における活字ニュースの始まり~17世紀 第5章 表現の自由、ジャーナリズムと民主主義~18世紀初頭から産業革命前まで 第6章 出版、「大衆の自由の大きな盾」~1788年から1830年まで 第7章 他人よりも先にすべてを把握する~1830年から1871年まで 第8章 進歩を活かす~1871年から1918年まで 第9章 読む、聞く、そして見る~1919年から1945年 第10章 三大メディアの黄金時代~1845年から2000年まで 第11章 徹底的に、読む、観る、聴く、触る~2000年から2020年まで 第12章 情報を得て自由に行動する~2021年から2100年 第13章 何をなすべきか
  • 日本と西欧の五〇〇年史
    -
    西欧の歴史は休みない戦争の歴史であり、特に16~18世紀は「軍事革命」の300年だったと言える。西欧はそれを奇貨として、宗教改革によって強化されたキリスト教信仰と「新大陸幻想」に駆られて、新世界の発見・拡大に躍り出る。その歴史はスペインとポルトガルに始まり、オランダ、イギリスを経て、アメリカの「脱領土的世界支配」に至る。そして今日、中国の勃興を背景に流動化する国際秩序は、「新たな中世」の到来を告げているかのようだ。世界覇権をめぐる500年の争いを俯瞰し、日本が立ち向かうべき「現実」の正体に挑む著者渾身の一冊。 【目次】
  • 花とみつばち(1)
    完結
    3.5
    どうしたら女の子にモテるようになるんだッ!? 高校生の格差社会、もちろんモテるかモテないかが最重要秩序のシビアなヒエラルキー社会。末端じゃないけど、フツーでモテない男子・小松。ある日、どう考えてもムリめな女子にときめいてしまい、モテ男を目指して精進することに……。偶然出会った美女姉妹に理不尽なモテ指導を受けるなか、小松の勘違い暴走が始まった!! 安野モヨコ、初の青年コミック!!
  • 国際秩序
    4.3
    近代国際法の元となったのは、三十年戦争の講和条約、ヴェストファーレン条約。これにより「ヨーロッパにおける秩序」が形成された。それ以降、大きな戦争が起きるたびに、「地域における秩序」が確立されてきた。現在の「真にグローバル化した」国際環境では、どのような「国際秩序」が作られるべきなのか--いま最もホットな話題に、キッシンジャーが挑んだ話題作!
  • ナショナリズムの美徳
    値引きあり
    3.0
    トランプ政権の外交基盤となり、アメリカ保守主義再編や欧州ポピュリズムに大きな影響を与えた問題作! 自由と民主主義を守るのは国民国家であるとして、誤解されがちなナショナリズムの価値観を問い直していく。 その一方で、リベラリズムのパラダイムは、専制や帝国主義と同じだと警鐘を鳴らす。 ナショナリズムと国民国家400年の歴史を再評価する括目に値する1冊。 中野剛志、施光恒の両氏によるダブル解説付。 <「解説」より> ★政治秩序とは、本質的に、非リベラルなのである。しかし、すべてのリベラルな統治形態は、非リベラルな政治秩序を基礎としている。そして、そのリベラルな統治形態を成立させる非リベラルな政治秩序こそ、ハゾニーが擁護する「国民国家」にほかならない。ーーーーーー中野剛志氏(評論家) ★本書の意義は数多くある。欧米の新しい保守主義を理解するのに資するであろうし、先進各国で進む国民の分断現象を考察する際にも有益な視角を与える。とくに指摘したいのは、本書の議論が、現行のグローバル化の問題点を認識し、それを克服しうる「ポスト・グローバル化」(グローバル化以後)の世界の在り方を考えるうえで必要な認識の枠組みを与えるという点だ。-----施 光恒氏(政治学者) <本書の特徴> ◎「無政府状態」と「帝国主義」を両極に置き、その中間的なものとして「国民国家」を置いている。 ◎無政府状態と帝国主義との比較で、国民国家がもっとも、個人の自由や多様性を擁護し、発展させることができる政治体制であるとしている。 ◎文化や起源、宗教を共有しているという連帯意識があってはじめて、近代的な自由民主主義の政治制度や市場経済も機能させられるとしている。 ◎「リベラリズムは自由な秩序をつくるどころか帝国主義に近い」とはっきり述べている。 ◎「トランプ以後」の米国保守主義勢力が目指している姿。
  • 勇者の出番ねぇからっ!! ~異世界転生するけど俺は脇役と言われました~ コミック版【かきおろし小説付】 (1)
    3.8
    戦場で敵の銃弾に倒れた「俺」は、「創造神」と名乗る存在によって異世界へ転生させられた。 どうやらこの世界では「創造神」と「破壊神」それぞれの勢力が争いを繰り広げ、やがて滅亡の危機が訪れるという。 その時、破壊神を倒すべく現れる勇者のために、世界の秩序を保てと俺にいうのだ。 創造神が付与してくれたのは「現代世界のアイテムを何でも異世界に持ち込める」能力。 剣と魔法と銃弾の飛び交う世界で、俺は再び戦火に身を投じる!
  • 勇者名探偵 1巻
    完結
    4.5
    【購入者限定 電子書籍版特典あり】 当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典イラストを入手してください。 【『高橋さんが聞いている。』著者が描く、ユーモアたっぷり謎解き異世界ファンタジー!】 「殺人事件? いいえ、殺竜事件です!」伝説の勇者によって魔王は倒され、世界は平和と秩序を手に入れた――はずだった。またもや世界にはびこる「犯罪」という悪に、元勇者と機械人形のコンビが挑む。『高橋さんが聞いている。』著者が描く、ユーモアたっぷり謎解き異世界ファンタジー、開幕! (C)2020 Yu Hokuo
  • 21世紀未来圏 日本再生の構想 全体知と時代認識
    NEW
    -
    1巻2,860円 (税込)
    コロナ・パンデミック,世界戦争の予兆――.世界秩序は急速に流動化し,グローバル・サウスといわれるアジア,アフリカ,中南米の新興国群をはじめ,「全員参加型秩序」の新潮流が動き出している.経済産業とインテリジェンスの最前線を生きた著者が,二一世紀システムの創造的参画者として日本が進むべき道を考察する.

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  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する
    3.7
    【内容紹介】 2050年、世界はどうなっているのか。私たちはそれまでに何をすべきなのか。 2023年~50年の世界を大胆予測する。 【著者紹介】 [著]ジャック・アタリ(Jacques Attali) 1943年アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)卒業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの、要職を歴任。 政治・経済・文化に精通することから、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測し、2016年の米大統領選挙におけるトランプの勝利など的中させた。林昌宏氏の翻訳で、『2030年 ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『新世界秩序』『21世紀の歴史』、『金融危機後の世界』、『国家債務危機一ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』『危機とサバイバルー21世紀を生き抜くための(7つの原則〉』(いずれも作品社)、『アタリ文明論講義:未来は予測できるか」(筑摩書房)など、著書は多数ある。 [訳]林 昌宏(はやし・まさひろ) 1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業。 訳書にジャック・アタリ『2030年ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『21世紀の歴史』、ダニエル・コーエン『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』(いずれも作品社)、ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく』(吉田書店)他、多数。 【目次抜粋】 親愛なる日本の読者へ はじめに 第一章 概念  欲求と願望  稀少なモノとは何か  労働と生産  分配と交換 第二章 歴史  支配と予測  儀礼秩序  帝国秩序  商秩序──九つの「形態」、九つの「心臓」、九つの危機  商秩序の取扱説明書 第一の「形態」と「心臓」──ブルッヘ(一二五〇年~一三四八年)  第二の「形態」と「心臓」──ヴェネツィア(一三四八年~一四五三年)  第三の「形態」と「心臓」──アントウェルペン(一四五三年~一五五〇年)  第四の「形態」と「心臓」──ジェノヴァ(一五五〇年~一六二〇年)  第五の「形態」と「心臓」──アムステルダム(一六二〇年~一七八〇年)  第六の「形態」と「心臓」──ロンドン(一七八〇年~一八八二年)  第七の「形態」と「心臓」──ボストン(一八八二年~一九四五年)  第八の「形態」と「心臓」──ニューヨーク(一九四五年~一九七三年)  第九の「形態」と「心臓」──カリフォルニア(一九七三年~二〇〇八年) 第九の「形態」の危機──(二〇〇八年~二〇二三年) 第三章 現在──二〇二三年  今日の世界  環境問題  今日の「心臓」  今日の「中間」  今日の「周縁」 第四章 商秩序の一二の法則 第五章 二〇五〇年ごろ──三つの袋小路  第一の袋小路──第九の「形態」の維持  第二の袋小路──一〇番目の「心臓」と「形態」  世界の他の主要な地域はどうなっているだろうか  第三の袋小路──「心臓」のない一〇番目の「形態」  一〇番目の「心臓」でも「《心臓》なき《形態》」でもなく 第六章 二〇五〇年ごろ──三つの致命的な脅威  第一の脅威──気候  第二の脅威──超紛争  第三の脅威──人工化 第七章 急旋回  「形態」なき「心臓」──「ポジティブな社会」と「命の経済」  急旋回のための手段  独裁あるいは民主主義  結論 今の自分に何ができるのか  学ぶ  予見する  行動する 謝辞 訳者あとがき 原注
  • 勇者の出番ねぇからっ!! ~異世界転生するけど俺は脇役と言われました~ コミック版(分冊版) 【第1話】
    完結
    3.4
    戦場で敵の銃弾に倒れた男は、「創造神」と名乗る存在によって異世界へ転生させられた。 この世界では「創造神」と「破壊神」の二つの勢力が争いを繰り広げており、やがて滅亡の危機が訪れるという。 その時、破壊神と手下の魔王を倒すべく現れる勇者のために、勇者が現れるまでの間、世界の秩序を保てというのだ。 創造神が付与してくれたのは「現代世界のアイテムを何でも異世界に持ち込める」能力だった……。 剣と魔法と銃弾の飛び交う世界で、「勇者」ではない男は世界の秩序を保つために再び戦火に身を投じる!
  • 武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか
    3.0
    対中半導体輸出規制など、ますます進む「経済の武器化」の行方は? 本書が明らかにしているのは、国際社会における「パワー」とは、単に軍事力や経済力といった目に見えるものだけでなく、通信ネットワークを管理する力、規制を他国に押し付ける力、通貨をコントロールする力である。こうした目に見えない権力は、ともすれば見落とされがちだが、本書は、そうした目に見えない力こそが地政学・地経学的なパワーとなっていることを余すところなく示している。グローバルな文脈では、米中対立が取りざたされ、中国の追い上げによって米国の圧倒的な軍事力や経済力が失われつつあるが、それでもなお米国がグローバルな超大国として君臨し続けられるのはなぜなのか、ということを本書はつまびらかにしている。その意味で、本書は、現代における米国の地経学的パワーを再確認し、それを高く評価しつつ、そのパワーを永続的に発揮するための国際秩序のあり方を示している。(日本語版解説「『武器化した経済』での戦いの勝者は誰か?」より)
  • 事なかれ主義者の異世界改変~責任は取りたくないのに期待が重すぎて困ってます~【電子単行本版】1
    完結
    2.7
    異世界アースナ――そこは秩序(システム)の乱れにより“バグ”と呼ばれるモンスターが発生し、人々の生活がおびやかされる世界。秩序を取り戻すために召喚されたのは、『しすてむえんじにあ』である閑千影(しずかちかげ)だった。女神から授かった最強ノートPC(※チートアイテム)を駆使してバグ退治! 黒の勇者として賞賛を浴びる千影だが、本当は目立たずひっそり生きたい事なかれ主義者で…!? 新世代バトルファンタジー、ここに開幕! 【※この作品は話売り「事なかれ主義者の異世界改変~責任は取りたくないのに期待が重すぎて困ってます~」の電子単行本版です】 【収録内容】 「事なかれ主義者の異世界改変~責任は取りたくないのに期待が重すぎて困ってます~」第1話~第4話
  • 追放されたF級軍師と見捨てられた幼女領主~SSSランクの駒と攻略する辺境戦線~1巻【単行本版】【特典付き】
    -
    F級軍師・アキトは自ら召喚した師駒(ピース)であるスライムの「リーン」、ゴーレムの「ベンケー」とともに新たな主君の元を訪れるが、そこに現れたのはわずか10歳の幼女・スーレだった。スーレが統治する辺境の地、アルシュタートは周囲を魔王領に囲まれた最前線にして援軍も来ない“見捨てられた土地”。秩序を失った町では人身売買が横行し、さらには魔王軍も直ぐそこまで迫っている。絶体絶命の状況を切り抜けるべく軍師・アキトは師駒とともに立ち上がるのだが……。
  • 謀聖 尼子経久伝 青雲の章
    3.8
    戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは? 一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。 「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
  • 第七師団と戦争の時代:帝国日本の北の記憶
    4.3
    1巻2,475円 (税込)
    忘れられた北への眼差し…… 「そこから旅順港は見えるか」 大東亜共栄圏から東南アジア進出にいたるまで日本の対外認識を大きく形作ってきたのは、「南進」論であるといわれる。しかし、果たして、それは正しい理解なのだろうか? これが本書の問題関心である。 帝国が産声を上げたとき、まず目を向けたのは国内反乱である。陸軍は「鎮台」を設置。そして国内秩序が安定してくると、鎮台は「師団」になる。 その後、第七師団が札幌の月寒に創設された。この師団は鎮台からの繰り上げではない、全く新しい危機に対応したものであった。いうまでもなくロシア(ソ連)の脅威への対応である。 第七師団は北辺の守りを司る「北鎮」師団として北の民の心の拠り所だった。日露戦争では旅順攻略戦や奉天会戦に参戦、シベリア出兵(尼港事件に遭遇)やノモンハン事件でも戦い、太平洋戦争時にはアリューシャン列島やアッツ島に派遣、敗戦直前には占守島や樺太でソ連の侵攻を食い止める役割を担った。 ここには、戦後日本では封印された「北鎮」の思想がある。 「最強」師団はいかに戦い、そして負けたのか? 「北鎮」という忘れられた北への眼差しを恢復する試み。
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史
    3.7
    地下についてここまで現地調査を徹底的に行い、精神世界にまで深く踏み込んだ本は初めて読んだ。 地下世界は太古へつながる秘密のルートだったのか。 狂気にも似た、著者の執念に脱帽だ。 ——ノンフィクション作家・高野秀行さん、推薦! 祖先たちがそうだったように、自分より偉大な何かに手を触れるため、秩序だった現実の向こう側にたどり着きたいという静かな欲望によって私たちは地下へ引き寄せられる……。   ニューヨークの地下鉄、パリの地下納骨堂、アボリジニの聖地、カッパドキアの地下都市、マヤ人洞窟など、世界中の「光なき世界」を渉猟し、人類の歴史と闇への畏怖に思いを馳せた比類なきノンフィクション。 【目次】 挨 拶 日本語版に寄せて 第1章 地下へ――隠されたニューヨーク 第2章 横断――パリの地下納骨堂 第3章 地球深部の微生物――NASAの野望 第4章 赤黄土を掘る鉱夫たち――アボリジニの聖域 第5章 穴を掘る人々――もぐら男とカッパドキア 第6章 迷う――方向感覚の喪失が生む力 第7章 ピレネー山脈の野牛像――旧石器時代のルネサンス 第8章 暗闇――「創世記」の闇と意識変容 第9章 儀式――雨を求め地下に下りたマヤ人
  • 薔薇戦争
    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    「分断」の代名詞として今なお英国民にトラウマを残す混沌。 薔薇戦争とは何だったのか? 15世紀に勃発したランカスター家(赤薔薇)とヨーク家(白薔薇)による王位をめぐる権力闘争――薔薇戦争。 EU離脱に揺れるイギリスでは、国を二分するその亀裂が今なおこの内乱の惨禍になぞらえられている。 かように鮮烈な記憶を英国民に焼き付けた激しい争いは、いかに繰り広げられ、何をもたらしたのか。 のちのテューダー王朝による絶対王政という「正義と秩序」を成立させるに至った、長きにわたる混乱を読み解く。 内乱の引き金は、本当にランカスター家による王位簒奪劇なのだろうか。 ヘンリー・テューダーの即位は、イングランドに真の平和をもたらしたのだろうか。 そして、内乱の前後でイングランドの政体はどのような変化を遂げたのだろうか。 本書ではテューダー王朝百十八年間の下で育まれた史観を念頭に置きながら、 この未曽有の内乱を概説することにしたい。(「はじめに」より) 【目次】 ヨーク家・ランカスター家略系図 関連地図 はじめに 序  一 薔薇たちの諍い  二 神罰としての薔薇戦争?  三 イングランド王権の「十五世紀の危機」 前史  一 ランカスター朝の成立――血塗られた玉座  二 ヘンリー五世と百年戦争――栄光の幻影  三 内乱へ突き進むイングランド――ヘンリー六世の治世 本史  一 第一次内乱――ランカスター朝の終焉(一四五九年~一四六一年)  二 エドワード四世の治世(前半)――癒えぬ傷跡(一四六一年~一四六九年)  三 第二次内乱――ヨーク派の分裂(一四六九年~一四七一年)  四 エドワード四世の治世(後半)――栄光と平安(一四七一年~一四八三年)  五 第三次内乱――白薔薇の復讐遂げし赤薔薇(一四八三年~一四八七年) 結   薔薇戦争とは何だったのか おわりに 関連年表 主要参考文献
  • 陸軍将校の教育社会史(上) ──立身出世と天皇制
    -
    天皇制イデオロギーの「内面化」が、戦時体制を積極的に担う陸軍将校を生み出したというのは真実か。本書は、膨大な史料を緻密に分析することを通じて、これまで前提とされてきた言説を鮮やかに覆していく。戦前・戦中の陸軍将校たちは、「滅私奉公」に代表されるような従来のイメージとは異なり、むしろ世俗的な出世欲をもつ存在だった。秩序への積極的な同化こそが、陸軍将校を生んだ。上巻には、「序論 課題と枠組み」から「第2部 陸士・陸幼の教育」第2章までを収録する。第19回サントリー学芸賞受賞作、待望の文庫化。
  • 増補版 「戦争と平和」の世界史(TAC出版) 日本人が学ぶべきリアリズム
    5.0
    1巻1,699円 (税込)
    人はなぜ血で血を洗う戦いを繰り返すのか? ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、1章分を加筆・アップデートした最新版。米、中、露、欧州、その他諸国、そして日本……多極化する世界の覇権争いの舞台裏も解く。私たち日本人の戦争観を塗り替える戦争通史の金字塔。「世界史」を通じて読み解く「戦争と平和」。“古人類学による戦争の起源”から“戦時国際法の限界”、“21世紀の東アジアの未来”までがわかりやすく学べる。日本人は“戦争”とどう向き合ってきたのか? そもそも人類はいかにして“戦争”を回避しようとしてきたのか? 「戦い」を通じて「秩序」を作り上げてきた人類の歴史の核心に迫る。戦争とは何か、平和とは何かを考えるきっかけが得られる! カリスマ世界史講師だからこそ書けた、「令和以降の世界を本気で考える」ための必読書。そもそも人類は、いかにして戦争を回避しようとしてきたのか、歴史を振り返っておく必要があるのです。――本文より
  • 魂のブループリント 魂に刻まれた《本当の自分》を知れば人生はずっと楽になる
    -
    私たちがこの地球に生まれる前、宇宙で自ら描いてきた《魂のプラン》、それが「魂のブループリント」です。あなたがいま、人生に苦しみを抱えているとしたら、それは自ら決めてきたブループリントを生きていないから。でも、魂に刻まれたプランをホロスコープで解読し、宇宙全体の秩序を司る神意識《ソーラーロゴス》のエネルギーを取り込むことで、誰でも《本当の自分》を発動させることができるのです。 本書は近年スピリチュアリズムで熱い注目を集めている「魂のブループリント」解説の決定版!アストロチャネラーとして銀河からのメッセージを伝え続けてきたエルアシュール氏が、魂のプランの《解読・解放・活用》方法のすべてを網羅してお届けします。 ・あなたは魂が望む人生を生きていますか? ・人は、似たような人生を繰り返してブループリントを実現する ・ホロスコープであなたの魂のブループリントを読んでみよう ・惑星が教える意識と魂のテーマ ・天命とあなたが目指す場所、社会的役割(ASC&MC) ・地球にやってきた目的(太陽のエネルギー) ・太陽意識で生きる(本当の自分を外の世界に表現する) ・過去生のパターンと記憶を知る ・魂のプランと物質界を生きる上での葛藤 ・恐れ=(自分の神としての本質を受け入れることを阻むブロック)を取り除く ・人生創造のための3つのカギ 宇宙とつながる/内なる声に耳を傾ける/進化し続けることを選ぶ ・ソーラーロゴスを身体・ハート・思考にとりこむワーク ・グレートセントラルサンとつながり、内にある魂の光を活性化する瞑想法 ・キリスト意識を取り込むためのハートチャクラ活性化ワーク 宇宙の決まりは「全部むくわれる」です!あなたが宇宙で決めてきたプランを生き始めた途端、「諦めた夢」「砕かれた希望」「捨ててしまった人生」すべてが輝きのバイブレーションに変わるのです。

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  • 【合本版】セブンキャストのひきこもり魔術王 全5巻
    -
    魔術が概念化し、物理法則を凌駕した新生魔法世界。ここ魔都には魔術結社『七詠唱』が最強の名の下に君臨していた―。「ひたすらだらだら暮らしてえ…」魔術学園に通う学生ブランは、魔術で造った分身に出席を代行させる不登校児。ただ、転校生の王女デュセルには、ひきこもり気質同士のせいか妙になつかれていて!?しかし、デュセルの正体は戦闘に特化する敵国の国家魔術師だった―「そんな、あたしより高位の魔術師なんて」「相手が悪かったな―俺が『七詠唱』の魔術王だ」七つの分身を遠隔操作で使役して、世界の秩序を覆せ!? 在宅こそ最強―門外不出の新世紀魔術バトルファンタジー!! ※本作品は『セブンキャストのひきこもり魔術王』シリーズ全5巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 坂口安吾と中上健次
    4.0
    闘う知性が読み解く、事件としての安吾と中上――日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は、近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた、74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。 ◎「文学」とは、どんな秩序にも属さず、たえず枠組を破ってしまう荒ぶる魂であった。文学をやっている人がすべてそうなのではない。むしろその反対である。文学という枠組を吹き飛ばすようなもの、それが「文学」だった。私と中上は文壇において暴風雨のような存在であった。そして、われわれがともに敬愛していたのが坂口安吾である。(中略)私は安吾を高く評価していた。しかし、小説家としてではない。私にとって、彼の作品は、哲学であり、歴史学であり、心理学あり……、それらすべてをふくむ何か、要するに、「文学」であった。<「著者から読者へ」より>
  • 英雄支配のダークロード【分冊版】(コミック) 1話
    無料あり
    1.0
    「この混沌とした世界に、新たな秩序を作り出す!」 “愚者の魔王”フールは、ジャンヌ・明智光秀・源義経といった歴史上敗者とされた英雄を率いて大国に挑む。 それは、弱者から強者へ叩きつける挑戦状だった。 22の国がひしめく戦乱の大陸カルディアス。 その中でも最弱国家とされる“愚者の国”。 限られた資源で、最上の仲間を選び抜き、“愚者”と“負け組”が大陸を揺るがす! “負け組”軍団を従えて“愚者”の王による、覇道の下克上ストーリー!!
  • 新時代の道徳を考える
    4.0
    学校教育に足りないもの。これからの日本に必要なこと。 小・中・高、そして大学―― それぞれの年代に求められる自由とは ? 規律とは? 責任とは? 「徳ある人」を育むための13のヒント ▽善悪の価値判断をどう教えるか ▽学校生活における異性との関わり方とは ▽偉人や英雄を否定する左翼史観の問題 ▽公平と平等――格差についての考察 ▽個人の自由と社会秩序の関係 etc. 【いまの日本では、週刊誌が道徳の教科書になっている!?】 インタビュアー  大川直樹
  • 恋愛遺伝子XX: 1
    完結
    4.5
    男が絶滅した、女だけの世界-女性たちは自らをADAM=男役、EVE=女役に分けて秩序を維持していた。一本気な主人公・古城アオイは、政府直属の教育機関・キングダムで、九重サクラに出会う。その美しさに目を奪われてしまうアオイだったが、彼女は、盟友の七帆マツリ、日向ミズキとともに、政府上層部「エトワール」の一族だった。それは、アオイが憎み、打倒すべき存在。葛藤しながらも、サクラにどんどん惹かれてしまうアオイ。そしてひょんなことから二人は決闘に挑むことに…!!
  • 一片冰心 谷垣禎一回顧録
    NEW
    -
    政治資金と派閥問題、渦巻く政治不信、戦争と国際秩序の機能不全……いま、時代の岐路に立つ日本の現代社会。 野党時代の自民党総裁・谷垣禎一が語る「政治の原点」とは──  2009年の政権転落から約3年での政権復帰──いかにして、谷垣総裁は自民党を立て直し、国民からの信頼を取り戻したのか。今まさに振り返るべき「谷垣イズム」の源流を探る貴重な証言集。  谷垣禎一元自民党総裁が政界を引退してから六年半が過ぎた。谷垣氏は議員バッジを外してしまったが、今ほど、自民党にとって、往時の復活劇の原動力となった「谷垣イズム」が求められるときはないのではないか。  2024年現在、自民党は政権復帰した2012年以降で最も深刻な危機に瀕している。 派閥の政治資金パーティー収入不記載事件は東京地検特捜部の大規模な捜査を招き、大半の派閥が解散に追い込まれる事態に発展した。 「自民はなぜ、十五年前に政権を手放すことになったのか。苦しい野党時代にどんな目に遭い、国民の信頼を取り戻すためにどんな努力を重ねたのか。その記憶が薄れているのではないか」  2024年3月初旬、谷垣氏に今の自民の窮状をどう思うか尋ねると、苦笑いを浮かべながらこんな答えが返ってきた。 自身も「十年程度は野党だと思った」と振り返る2009年の転落により、久々の野党総裁となった谷垣氏。そこから綱領の改定や「ふるさと対話」を開始するなど地道な努力を重ね、党を立て直し、結果、三年三カ月で政権を取り戻した。その努力は、氏のそれまでの半生からくる信条と人間性に裏打ちされたものであった。 本書では、「谷垣禎一」という一人の人間の生き様を出生から現在までたどることで、その信条がどのように育まれていったのかを探り、政権復帰を成し遂げた「谷垣イズム」の源流を見つめ直していく。「加藤の乱」や政権復帰を目前とした総裁選に不出馬を決めた所以など、戦後から現代までの日本政治史の一端を記す貴重な証言集でもある。 また2016年の自転車事故により、首から下が不自由になるという重傷を負った谷垣氏。悲壮感なくリハビリへ向き合う姿勢、リハビリ病院での交流、そしてパラリンピックをどう観たのか……そこにもまた、谷垣氏の人間性の一端を垣間見ることができる。  あわせて、野党時代に谷垣氏を幹事長や副総裁として支えた大島理森・元衆院議長や、次世代のホープとして注目される小林鷹之・元経済安全保障担当相との対談も収録した。  大島氏との対談では菅直人元首相からの大連立の打診を断った真相が初めて具体的に語られる。  小林氏とは、今の自民党が何をしなければならないのか、率直な議論が展開された。 本書を通じ、自民を立て直した「谷垣イズム」が、危機に苦しむ日本政治の良薬となって届くことを期待したい。
  • 刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機
    4.0
    藤原道長が栄華の絶頂にあった一〇一九年、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。東アジアの秩序が揺らぐ状況下、中国東北部の女真族(刀伊)が海賊化し、朝鮮半島を経て日本に侵攻したのだ。道長の甥で大宰府在任の藤原隆家は、有力武者を統率して奮闘。刀伊を撃退するも死傷者・拉致被害者は多数に上った。当時の軍制をふまえて、平安時代最大の対外危機を検証し、武士台頭以前の戦闘の実態を明らかにする。
  • お金2.0 新しい経済のルールと生き方
    4.3
    【発売前重版決定!話題沸騰】 仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミー、評論経済。 「新しい経済」を私たちはどう生きるか。 メタップス創業者が明かす、資本主義の先の世界。 〈資本主義を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か〉 2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。 第1章 お金の正体 ・お金とは何か?・仮想通貨は鏡の世界?・膨大なデータから見えてきた「経済システム」の構造・経済とは「欲望のネットワーク」・人の手で経済は創れるか?・発展する「経済システム」の5つの要素・ビットコインに感じた「報酬設計」の秀逸さ・持続的に成長する組織の条件・「小米(シャオミ)」に学ぶ経済圏の作り方 ・経済と脳の深い関係・自然の秩序に反したルールの危険性・ダ・ヴィンチには見えていた“ひとつの世界”… 第2章 テクノロジーが変えるお金のカタチ ・今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」・分散化する社会とシェアリングエコノミー・中国がリードするシェアの世界・国家を代替するトークンエコノミーの可能性・「自律分散」という次世代の成功モデル・AIとブロックチェーンによる無人ヘッジファンド・テクノロジーによって経済は「作る」対象に変わった… 第3章 価値主義とは何か? ・限界を露呈し始めた資本主義・資産経済の肥大化と金余り現象・資本主義から「価値主義」へ・「共感」や「感謝」などの内面的な「価値」の可視化と流通・「評価経済」の落とし穴・社会的な価値・ソーシャルキャピタルの可視化・ベーシックインカム普及後の「お金」・複数の経済圏に生きる安心感・タイムバンクとVALUの正体・デジタルネイティブからトークンネイティブへ・「価値主義」とは経済の民主化である… 第4章「お金」から解放される生き方 ・人生の意義を持つことが「価値」になった世代・「儲かること」から「情熱を傾けられること」へ・人間の心は放っておくとすぐサビる・「お金」のためではなく「価値」を上げるために働く・枠組みの中での競争から「枠組み自体を作る競争」へ… 第5章 加速する人類の進化 ・お金にならなかったテクノロジーに膨大なお金が流れ込む・電子国家の誕生:エストニア ・宗教と価値主義・「現実」も選ぶ時代へ・人類の経済圏は大気圏を突破する・「お金」は単なる「道具」である…
  • ノー・レセプション~電波の無い国~ 1
    完結
    5.0
    突然、世界から[電波]が消えた!! 人々は惑い略奪しあい殺し合い、瞬く間に大国アメリカは混沌とした秩序のない国と化してしまった。そんなカオスな世の中でも、愛する家族と慎ましく暮らしていたポールだったが、ある日、FBIから[電波消失事件の犯人]と決めつけられ突然拘束される。己に降りかかった疑いを晴らすには真犯人を見つけるしか道はない。意を決して真犯人を仲間と共に探し出すポールだったが、そこには恐ろしい巨大な陰謀が待ち受けていたのだった…!!
  • リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド 1
    4.6
    由緒ある全寮制学校・六花紋女学園には 寮の自室のスペアキーを誰かと交換することで成立する 「番い制度」というお互いを支え合うパートナー制度がある。 学園の生徒たちの話題の中心は、この制度と 「5人のお嬢様による招待制のお茶会」のことで、 5人のお嬢様は全校生徒の憧れで、秩序だった。 しかし高校1年生・灰掃小咲に届いた「ある鍵」の存在が、 思いもよらない展開を招いてしまう……。 乙女たちの「鍵」をめぐる物語、開幕。
  • 暗天街幻想奇録
    4.5
    人間と妖(あやかし)が共存する閉ざされた島・暗天街の真実を記録する若き情報屋の運命とは――ここは人間と妖が共存する街―――暗天街。孤島であり、ひとつの街。外界との交信も途絶え、妖の巣窟となり果てた街は法も秩序もなく、スラム地域も珍しくない。そんな閉ざされた街ではあるが、人々は強く朗らかに日々を過ごしている。ただ、この街には謎に包まれたことと、知ってはいけないことで溢れている。知りたいと思っていても、真相へは辿り着けなかったり、辿り着いたとしても、代償がつきまとう。「街は何かを隠している」そう感じた若き情報屋が、その責務として真実を記録しようとする中で聞いたのは「この街には“人間問屋”が在ると云う」という噂だった。果たしてその真相は? そして情報屋の運命は? 期待の俊英が圧倒的画力で魅了するオールカラーのコミック&イラスト集。美麗イラストと描き下ろし漫画54ページで構成!【内容紹介】第一章……郵便屋第二章……鴉屋と鳩屋第三章……殺し屋煙管第四章……彩蟲師第五章……踊り子と筆屋第六章……人と妖少憩………ニアの近況報告第七章……人間問屋 ※各章にミニコラム付きまるで自分も其処に住んでいると錯覚するほどのディテールまで描かれた「暗天街」。独特の世界観に浸りながら、退廃的な街での時間をお楽しみください!
  • 遠隔機動歩兵 -ティン・メン-
    4.5
    21世紀末、世界に秩序をもたらすべく、アメリカは遠隔起動歩兵部隊を紛争地へと送り込み、「力による平和」を実現させていた――近未来の地球を舞台に、世界最強のロボット兵士ティン・メンの活躍を描く傑作戦争SF
  • ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~
    4.7
    「これで世界は救われた!」 ノア帝国を恐怖で支配していた魔帝メナスは、クーデターを起こした革命軍によって倒された……それは表向きの話。 どんな形であれ国を守ろうと努力しても、ラスボスは世界の敵。誰もが幸せになれる世界のハッピーエンドのため、革命軍に倒された“ふり”をしたメナス。ラスボスをやめ自由な時間を手に入れた彼は、配下であった七魔王、そして妖精国の姫を仲間に加え、最強のパーティーでこの世界を知る冒険(セカンドライフ)へと出ることに――!? しかしそんな道中、それまで保たれていた世界の均衡と秩序がメナスの急死によって崩れてしまってたことを知り……。 ――自由に生きるというのは、なかなか大変なようだ。 これは誰も語ることのない、どこにも記されることのないRPG史上最強の元ラスボスが世界の不条理を無に還すチートフリーライフ! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • スペクトルマン 1
    完結
    -
    E惑星から反逆罪により収監された天才科学者・ゴリ博士と腹心の軍人・ラーは地球の制圧をもくろみ、合成怪獣を作り、地球に送りこむ。それを察知した宇宙の秩序を守る惑星ネヴィラ71星雲人は、サイボーグ・スペクトルマンを地球に派遣するが…? 「宇宙猿人ゴリ」や「ヘドロ怪獣 へドロン」など5エピソードを完全収録!! 【1999年に角川書店から刊行された『スペクトルマン 1』を電子化したものです。電子化にあたり、一部当時の本と異なる場合がございますご了承ください】
  • 龍の起源
    4.0
    西洋のドラゴンと東洋の龍。その性格はさまざまで、姿形もまったく違うのに、なぜ同じ「龍」と呼ばれるのか? バビロニアのティアマト、エジプトのウラエウス、インドのナーガ、日本や中国の龍。西洋では反秩序の象徴で退治される存在だが、東洋では雨を降らせて農民を助けたり、皇帝のシンボルとして崇められたりしてきた。龍とはいったい何者か。世界の神話や民話、絵画に描かれた記録を調査・探索。図版109点を掲載する。
  • どろろと百鬼丸伝 1
    3.3
    秩序の失われた室町の後期。死霊を追い斬り殺める少年と盗みを働きひとり生き抜く孤児が出会った。百鬼丸と名乗る少年の身体は冷たく、その腕には怪しく光る刀が仕込まれ…!?
  • 大人が選ぶ無印良品 50代・60代の暮らしに寄り添う
    NEW
    -
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 子どもが独立したり、親の介護が始まったり、暮らしに変化のある50代以降の世代に向けて、無印良品で暮らしを整える提案 50代、60代からの無印良品本が登場! 暮らしを見直して、すっきり身軽に暮らすためのヒントが満載です 子どもに手がかからなくなり、夫婦主体となった暮らしをすっきり見直したい大人世代向けの無印良品ムックの第二弾。 自分の好きなものだけに囲まれて、身軽に暮らす8人のお宅を取材(後藤由紀子さん、金子敦子さん、須藤昌子など)。 さらに、無印良品アイテムを使った収納術、老後を見据えた防災のためのアイデアとコツ、人気ヘアメイク化け子さんおすすめのコスメなど、大人のための無印良品のアイテムをたっぷりとご紹介。 (Contents) 年齢を重ねて変化した生活に寄り添う(サブ) 「無印良品」で心地よく軽やかな暮らし ・後藤由紀子さん(hal店主) 家は最大限くつろげる場所。無印良品は居心地のよさをサポートしてくれる存在です ・金子敦子さん(主婦) すっきり気持ちよく、私らしく。そんな暮らしをかなえてくれたのが無印良品のアイテムでした ・須藤昌子さん(整理収納コンサルタント) 暮らしをより良くするためにものを選んでいたら自然と無印良品が集まっていました ・井澤由美子さん(料理家) 心と体をととのえて軽やかに生きる。そんな思いにフィットするのが無印良品のアイテムです ・山崎美津江さん(家事アドバイザー) ものの“置き場所”を決めた秩序のある生活に無印良品が大活躍 ・みつまともこさん(スタイリスト/ディスプレイデザイナー) “こんなの欲しかった”が無印良品で見つかる。その底力にいつも驚かされます ・ライフさん(YouTuber) 暮らしに寄り添う品だからこそ無印良品ならではのシンプルさと、優しい素材を信頼しています ・ヤノミサエさん(フォトスタイリスト) サイズ感や使い勝手がよく長く愛用できる無印良品がインテリアの主役です 収納・掃除・了以。化粧品・防災への備えなど 大人の暮らしをすっきり整える「無印良品」 ・暮らしやすく心地よい空間作り 無印良品の収納術 ・冷蔵庫で楽々管理。おいしく腸活 「発酵ぬかどこ」活用術 ・老後の安心な居場所を確保する 人生後半の防災への備え ・美容のプロが教える無印良品のコスメ 50代からの使い方・楽しみ方 ・体が動かなくなる前に ラクを作る掃除の見直し ・これだけは外せない 「無印良品」私の推しアイテム

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  • 燐光事変 京都府警陰陽課 怪異事件録
    NEW
    -
    人と怪異との間に和平協定が結ばれている世界。しかし、時として事件が起こる事もある。それに対応するのが『京都府警陰陽課』である。新人陰陽警官の紙上結は、訳あって、怪異側の秩序を司る『彼岸組』の鬼渡巡と共同で事件捜査をするという任務を与えられる。それは、風変りなパートナーとの、破天荒な現場捜査の幕開けだった──!
  • 【再編集版】サイコパスBL
    5.0
    ・変わり者と優等生、幼馴染の歪な関係…/森世 ・バンドの解散に落ち込む恋人…慰めH突入!/akabeko ・異動してきた新人は異様な瞳でこちらを見る/ひじき 秩序、道徳、善行、そんなものなんの糧になる? 豪華ラインナップで贈る禁断の[サイコパス]×[BL]の世界――ふるえる読み切り全3作! ※本書は2024年2月まで販売しておりました「サイコパスBL」から一部を除き、再編集をしたものです。重複購入にご注意ください。
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙
    値引きあり
    4.0
    世界的ベストセラー『エレガントな宇宙』著者の最新作 なぜ物質が生まれ、生命が誕生し、私たちが存在するのか? 進化する宇宙は私たちをどこへ連れてゆくのか? ビッグバンから時空の終焉までを壮大なスケールで描き出す! 素粒子から星や銀河まで、生命誕生から意識の謎まで、さまざまな秩序と構造をもたらす物理的な原理を見ていきながら、宇宙の年表に沿って読者を時空の旅へといざなう。人の寿命は限られているが、宇宙における生命と心という現象もまた、限られた時間しか存在しない。そしてはるか先には、物質すら存在できないときが訪れる。この進化する宇宙の中で、ほんの束の間、まったく絶妙な瞬間に存在する私たち人間を基点に、時間の始まりであるビッグバンから、時間の終わりであるこの宇宙の終焉までを、現代物理学の知見をもとに、「存在とは何か」という根源的な問いから描き出す。第一級のポピュラーサイエンス! 〈著者紹介〉 ブライアン・グリーン Brian Greene 理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授。超弦理論や宇宙論の分野で数々の業績をあげ研究者として第一線で活躍するかたわら、科学の普及のための活動にも力を注ぐ。超弦理論を解説した一般向けの著作である『エレガントな宇宙』は各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。続く『宇宙を織りなすもの』『隠れていた宇宙』も全米ベストセラーとなる。 〈訳者紹介〉 青木 薫(あおき・かおる) 1956年山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学大学院修了。理学博士。2007年度日本数学会出版賞受賞。訳書にサイモン・シン『フェルマーの最終定理』(新潮社)、 ブライアン・グリーン『宇宙を織りなすもの』(草思社)、スティーヴン・ホーキング『ビッグ・クエスチョン』(NHK出版)、ジェームス・D・ワトソン他『DNA』(講談社)など。著書に『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』(講談社現代新書)がある。 〈目次〉 第1章 永遠の魅惑 始まり、終わり、そしてその先にあるもの 第2章 時間を語る言葉 過去、未来、そして変化 第3章 宇宙の始まりとエントロピー 宇宙創造から構造形成へ 第4章 情報と生命力 構造から生命へ 第5章 粒子と意識 生命から心へ 第6章 言語と物語 心から想像力へ 第7章 脳と信念 想像力から聖なるものへ 第8章 本能と創造性 聖なるものから崇高なるものへ 第9章 生命と心の終焉 宇宙の時間スケール 第10章 時間の黄昏 量子、確率、永遠 第11章 存在の尊さ 心、物質、意味
  • [新訳]フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき
    4.3
    変革栄えて、国滅ぶ。これは230年前に書かれた「現代日本の省察」だ! 18世紀、自由と秩序のバランスを求めて、華麗な弁舌をふるったイギリスの政治家・文人エドマンド・バーク。保守主義のバイブルと呼ばれる代表作について、刊行当時のインパクトを甦らせるべく、最先端・最高峰の名訳で再構成。理想社会の建設を謳ったフランス革命は、以後のあらゆる変革の原型となった。だが高邁な理念は、凄惨な現実と背中合わせだった! 「自由なら何でも良いのか?」「茶番を続ける国民議会」「すべてを変えるのは無能の証拠」「地方は没落、得するのは都市のみ」「『愛国』税制の浅ましさ」「この革命は、とんでもない疫病かもしれない」――三色旗の向こうに、混乱を重ねる日本の姿が見えてくる。文庫化にあたっては、話題の現代貨幣理論(MMT)とフランス革命との関連も詳しく解明、いっそう画期的な内容となった。気鋭の評論家・中野剛志氏による解説も必読。
  • エリート女騎士は、騎士団長の優しい命令に堕ちていく ~秘密のDom/Subプレイ~
    3.8
    1巻550円 (税込)
    幼いころ、魔物の遠征征伐で父を亡くした伯爵令嬢のシャーロット。騎士一家に生まれた彼女は令嬢としての道に背を向け、騎士になることを夢見て祖父から剣の手ほどきを受けて育った。やがて成長した彼女は騎士団に入団、周囲の女性に対する差別的な扱いに屈することなく、副団長にまで昇進した。自分にも他人にも厳格さを求めて今の地位を手にいれたシャーロットだったが、ある日突然、ダイナミクス性がサブに変異してしまう。しかも抑制剤が合わず、このまま騎士団にいつづければ秩序を乱すのは必至。だが……絶対に辞めたくない。不安を抱えるシャーロットを見舞いに訪れたのは、騎士団長のアーサー。誰にでも優しく接するこの上官は、ドムでもあった。優秀な部下を辞めさせないため、アーサーはシャーロットに欲望をかなえるためだけのパートナーになることを申し出る。そして二人の秘密の関係がはじまった。セーフワードは、「愛してる」——
  • 恋愛遺伝子XX 完全版
    完結
    5.0
    「我々女性だけで種を、社会を存続させていくために…より秩序ある規則作りを!!」男が絶滅した、女だけの世界。女性たちは自ら社会を守るADAMと家庭を守るEVEに分けて社会の秩序を維持していた。一本気な主人公・古城アオイは、政府直属の教育機関・キングダムで、九重サクラに出会う。その美しさに目を奪われるアオイだったが、彼女は盟友の七帆マツリ、日向ミズキとともに、政府上層部”エトワール”の一族だった。それは、アオイが憎み打倒すべき存在だった。葛藤のなかでの決闘、そして惹かれあい、友情以上の関係を育んでいく二人…しかしそこに訪れる危機。関係を暴き、壊そうと企む影…!! 人気BL作家コンビが新しいGirl's LOVEに挑んだ意欲作が、10ページの描き下ろし作品、そして雑誌掲載のカラーイラストを網羅した完全版として蘇る!
  • 初等整数論入門
    -
    「神が作った」とも言われる整数。そこには単純に見えて、実は底知れぬ深い世界が広がっている。“ポツポツ”と離散的に存在する数の中に、さまざまな「構造」が潜んでいるのだ。例えば整数を1個おきに集めると、奇数・偶数という秩序が現れる。では2個おき、3個おき……と考えると、どんなことがわかるだろうか? 本書の内容は、高等学校で学ぶユークリッドの互除法、不定方程式や循環小数などの話題から、合同式、イデアル、既約剰余群、原始根・指数のことまで。数学教育にも造詣の深い著者が、現代的な視点から系統的に整数論の初歩を解く。
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか
    4.1
    いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。第1章 「自分たちなり」の小社会 / 第2章 いじめの秩序のメカニズム / 第3章 「癒し」としてのいじめ / 第4章 利害と全能の政治空間 / 第5章 学校制度がおよぼす効果 / 第6章 あらたな教育制度 / 第7章 中間集団全体主義 逃げ出すことのできない恐怖と絶望と悪意の世界=いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。
  • アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界
    4.3
    政府による市場の規制を撤廃し、競争を促進することによって経済成長率を高め、豊かで強い国を作るべきだ-「経済学の祖」アダム・スミスの『国富論』は、このようなメッセージをもつと理解されてきた。しかし、スミスは無条件にそう考えたのだろうか。本書はスミスのもうひとつの著作『道徳感情論』に示された人間観と社会観を通して『国富論』を読み直し、社会の秩序と繁栄に関するひとつの思想体系として再構築する。
  • 韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで
    4.0
    日清戦争の結果、朝鮮王朝は清の「属国」から脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗のもと独自の近代化を推進した。だが帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い侵食。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904~07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握し、10年8月の併合条約により完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡と実態を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。 <目 次> 序 章 中華秩序のなかの朝鮮王朝 第1章 真の独立国家へ―1894~95年      1 日清戦争の勃発      2 甲午改革      3 宗属関係の終焉 第2章 朝鮮王朝から大韓帝国へ―1895~97年      1 閔妃暗殺、露館播遷      2 「皇帝」即位の熱望      3 大韓帝国の成立 第3章 新国家像の模索―皇帝と知識人の協和と不和 1 独立協会の結成      2 皇帝のロシア接近と独立協会の反対      3 独立協会の強制解散 第4章 大韓帝国の時代―皇帝統治の現実と限界      1 儒教宗主の専制君主      2 皇帝国の文化 第5章 保護国への道程―日露戦争前夜から開戦のなかで      1 大韓帝国の外交      2 日韓議定書      3 第1次日韓協約の締結 第6章 第2次日韓協約の締結―統監府設置、保護国化      1 欧米の承認、皇帝への強要      2 調 印      3 ハーグ密使事件 第7章 大韓帝国の抵抗と終焉―1910年8月の併合へ      1 一進会と義兵運動      2 南北巡幸と伊藤博文の思惑      3 韓国併合条約の締結 終 章 韓国併合をめぐる論争―歴史学と国際法
  • 量子で読み解く生命・宇宙・時間
    4.0
    生命は活動し、物体は形を持ち、時間は流れる。物質や光の最小単位・量子は、これらのあらゆる現象と関わりを持つ。だが量子には謎が多く、運動方程式など、私たちが住むマクロ(巨視的)な世界の物理法則が通じない。その正体すら判別できず、教科書でも「粒子であり波でもある」という矛盾を孕む説明がなされる。本書では「粒子ではなく波である」という結論から出発し、量子を巡る事象の解明に挑む。細胞の修復、バラバラに砕けない金属、枝分かれしない歴史……こうした世界の秩序は量子が創っていた――。日常の見え方が変わる一冊。
  • 現代思想入門
    4.1
    人生を変える哲学が、ここにある――。 現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。  * * * デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー…… 複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ □物事を二項対立で捉えない □人生のリアリティはグレーゾーンに宿る □秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく □権力は「下」からやってくる □搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える □自分の成り立ちを偶然性に開き、状況を必然的なものと捉えない □人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている □無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む □大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる 「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」 ――「はじめに 今なぜ現代思想か」より  * * * [本書の内容] はじめに 今なぜ現代思想か 第一章 デリダーー概念の脱構築 第二章 ドゥルーズーー存在の脱構築 第三章 フーコーーー社会の脱構築 ここまでのまとめ 第四章 現代思想の源流ーーニーチェ、フロイト、マルクス 第五章 精神分析と現代思想ーーラカン、ルジャンドル 第六章 現代思想のつくり方 第七章 ポスト・ポスト構造主義 付録 現代思想の読み方 おわりに 秩序と逸脱
  • 永楽帝――華夷秩序の完成
    -
    明朝第三代、永楽帝。甥である建文帝から皇位を簒奪し、執拗なまでに粛清と殺戮を繰り返し、歴史を書き換えて政敵が存在した事実まで消し去ろうとした破格の皇帝。その執念と権勢はとどまるところを知らず、中華の威光のもと朝貢国六〇余をかぞえる「華夷秩序」を築き上げた。それは前近代東アジアを律しつづけた中華の<世界システム>であった。
  • 自壊する欧米 ガザ危機が問うダブルスタンダード
    4.5
    中東、欧州移民社会研究の第一人者と新進気鋭のアメリカ政治学者が警告! ガザのジェノサイドを黙殺するリベラルの欺瞞が世界のモラルを破壊する。 もう、殺すな! ◆内容◆ 2023年10月7日、パレスチナ・ガザのイスラム主義勢力ハマスが、占領を強いるイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。 イスラエルは直ちに反撃を開始。 しかし、その「自衛」の攻撃は一般市民を巻き込むジェノサイド(大量虐殺)となり、女性、子供を問わない数万の犠牲を生み出している。 「自由・平等・博愛」そして人権を謳(うた)いながら、イスラエルへの支援をやめず、民族浄化を黙認し、イスラエル批判を封じる欧米のダブルスタンダードを、中東、欧州移民社会の研究者とアメリカ政治、外交の専門家が告発。 世界秩序の行方とあるべき日本の立ち位置について議論する。 ◆目次◆ 序 章 イスラエル・ハマス戦争という世界の亀裂 内藤正典 第1章 対談 欧米のダブルスタンダードを考える 第2章 対談 世界秩序の行方 終 章 リベラルが崩壊する時代のモラル・コンパスを求めて 三牧聖子 ◆主な内容◆ ・パレスチナ問題での暴力の応酬と「テロ」 ・ガザから世界に暴力の連鎖を広げてはならない ・ダブルスタンダードがリスクを拡大する ・戦争を後押しするホワイト・フェミニズム ・反ジェノサイドが「反ユダヤ」にされる欧米の現状 ・アメリカとイスラエルの共犯関係 ・ドイツは反ユダヤ主義を克服できたか ・「パレスチナに自由を」と言ったグレタさんに起きたこと ・反ユダヤ主義の変奏としての反イスラム主義 ・民主主義のための殺戮の歴史を直視できない欧米の問題 ・バイデンとシオニズム ・トランプとバイデン ・欧米がなぜか不問に付すイスラエルの核問題 ・誰がイスラエルの戦争犯罪を止められるのか? ・「人殺しをしない」を民主主義の指標に
  • わかり易くて、面白い! マンガで読み解く「仏教」のはじまり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏教は、釈尊の滅後その教えが誤解されつづけてきた!! 仏教の名のもとに、人間の幸、不幸を「霊」に帰してみたり、供養によって問題が解決することを説くものが巷にあふれている。さらに、仏教がさまざまな差別を助長することによって、社会秩序の維持をはかり、国家を、あるいは特定の人々を支える基盤にもなっていた。本書は、そのような仏教理解の誤りと、そこには問題解決の道がないことを釈尊に照らして示している。それは、今日の宗教状況に対する的確な批判であり、霊感商法などに対する痛棒でもある。ともすれば、複雑になりがちなこれらの問題を、マンガというメディアでわかり易く解説。時代の変遷という垢をそぎ落とした、何ものにもとらわれない「原始仏教」の教えとその原点は、時代を越えて現代にも輝きを放ちつづけている!
  • 街の赤ずきんと迷える狼 【SS付き電子限定版】
    値引きあり
    4.5
    【電子限定版】書き下ろし番外編「二人しか知らない」収録。●氾濫する薬物と組織犯罪から社会秩序を守るため、酒と煙草の違法入手が禁じられた未来――赤いマントを纏い、夜の街を華麗に徘徊する謎の運び屋「赤ずきん」。標的に追うのは警視庁の特殊部隊≪ウルフ≫の捜査官・向井(むかい)だ。人目を引いては警察を翻弄してくる男を、次こそは捕まえる!! 男の身のこなしに只者じゃない風格を感じていたある日、男がなんと元ウルフの創設メンバーだったと判明し!? ※口絵・イラスト収録あり
  • 日本語の文法を考える
    4.4
    国文法はつまらないと敬遠されることが多い。しかし、古来日本語には美しい秩序があり、日本人はそれを巧みに使い分けてきたと考える著者は、古典語・現代語を通じた新しい文法の体系を探求しようとする。文の基本的構造、名詞や代名詞の性格、動詞活用形の起源などを分析しながら、日本語の本質とは何かの解明に迫る。

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  • 台湾有事と日本の危機 習近平の「新型統一戦争」シナリオ
    4.5
    台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。 〈目次より〉序章 台湾有事はもう始まっている――最重要ターゲットは日本 第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」――衝撃の有事シナリオ 第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか――習近平の“戦略ブレーン”が考える「新型統一戦争」をシミュレーション 第3章 先鋭化する米中対立――東アジアの“火薬庫”はいつ爆発してもおかしくない 第4章 台湾有事で巻き込まれる日本――次々と浮かび上がる日本の課題 第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ――周回遅れの日本
  • 日本の衝撃 侵略か!解放か!太平洋戦争の歴史的意義を問う
    NEW
    -
    1巻940円 (税込)
    教科書が教えてくれない「太平洋戦争」の真相を紐解く。 欧米諸国からのアジア独立において、日本が果たした役割とは。 太平洋戦争開戦に至るまでの経緯を検証し、専門家による対談を踏まえて徹底分析。 保守派の論客も言いよどむ歴史問題の核心に迫る、現代人の必読書。 日本による侵略戦争と位置づけられてきた「太平洋戦争」。 だが現実は、日本の介入によりアジア解放の端緒が開かれ、植民地体制の崩壊に繋がっていったのではなかったか。 欧米中心の世界秩序が崩れつつある今、角度を変えた革新的な捉え方により正しい歴史観を見直す必要がある――。

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  • ユーゴスラヴィア現代史 新版
    4.1
    民族,国家,宗教,言語…….独自の社会主義連邦の道を歩んできたユーゴの解体から三〇年.暴力と憎悪の連鎖が引き起こしたあの紛争は,いまだ過ぎ去らぬ重い歴史として,私たちの前に立ちはだかっている.内戦終結から現在にいたる各国の動向や,新たな秩序構築のための模索などについて大幅に加筆.ロングセラーの全面改訂版.

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  • ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ
    3.5
    闇に生きる死者――吸血鬼たちは、大都市の夜にコミュニティーを形成し人に紛れている。六本木の三長老や新宿の女王などの統括の下、時間の流れとは無縁の日々を送っていた。 だが。そのかわらぬ毎日のはずが一変。 ある日、吸血鬼のなかでも極めつけに怠惰な十二が久しぶりに目覚めると、池袋のまとめ役・白猫が失踪するという大事件が勃発していた。秩序の一角が失われたことで、支配地域拡大を目論む若手は暗躍し、日々のモラルも低下。秘された存在である自分たちの正体が広く知られてしまうことを長老たちは危惧していた。 そして十二の元に白猫を訪ねて“人”が現れたことで混乱は激化。十二はその中心におかれてしまった……。 「BBB」のあざの耕平が新たに挑んだ吸血鬼の話とは!
  • 孤狼の血 LEVEL2 1
    完結
    4.0
    極道達がシノギを削る地・広島呉原にて、あらゆる手段を使い、秩序を守るマル暴刑事・日岡。今は亡き相棒にして上司・大上の遺志を継ぎ、裏と表から平和への道を模索する日岡だが、最凶最悪の極道、上林が出所を合図に、安寧はもろくも崩壊しようとしていた……。刑事、裏社会、マスコミ、女。己の全てを賭けた壮絶なバトルロワイアルが幕を開く。ここでは、闘うやつしか生き残れない。
  • 合法都市 1
    無料あり
    4.7
    全6巻0~77円 (税込)
    それは突然噴き出した…。 日本の片田舎の死にかけの町に大規模な油田が発見された。 発見者の名は盤流源一郎。その名をとって「盤流市」と名付けられ、創設された石油会社「バンリュー石油」のオイルマネーで町は復興を遂げた! バンリュー石油の恩恵を受けた町は、ただ死を待つだけの町から人々の欲望に応える楽園の都市と化した。 そして都市の魅力に惹きつけられた無法者達が群がるようになっていった… 都市の秩序が荒らされた時、バンリュー石油の社員による超法規的に無法者を逮捕、場合によっては処刑する制裁が下され殺人までもが合法となり、いつしか都市は『合法都市』と呼ばれ町全体がバンリューの引き起こす犯罪の共犯者になっているのであった……。 莫大なオイルマネーが産みだした独裁都市に警視庁特捜部から1人の敏腕刑事が、「盤流」を検挙するべく潜入捜査を命じられる。 刑事の名は遠藤優介。人間の欲が産み出す混沌溢れる「合法都市」で予測不能のハードボイルド・アクションが今ここに始まる!!
  • 偶然を生きる
    3.8
    人間は偶然というものに強い興味を抱く。そしてその偶然を解明し、なんとか秩序立てて理解したいという欲求を抱き続ける――。数々の文学賞を受賞した作家が明かす「物語」が持つ力、そして今、「人間」が持つ力。
  • 風水 ――中国哲学のランドスケープ
    3.5
    中国独特の自然学として発展した“風水”。著者は19世紀の西洋人としてこの奇妙な体系に出会った。風水は、「理」=自然の一般秩序、「数」=自然の数的比率、「気」=活力に満ちた微妙なエネルギー、「形」=自然の外形という四つの概念から成り立ち、人間の運命を左右する。風水の前提となる陰陽五行説の概要から、専用道具・羅盤の使い方、さらには中国人の居住地選びにどのような影響を及ぼしているかまでを説く。近代的風水研究の嚆矢となった一冊。
  • 五龍国物語 単話版1
    NEW
    5.0
    「余は后などいらぬ……一生独り身でよい!」 龍の血を色濃く継ぐ皇帝・雷零は、過去のトラウマのせいで後宮に妃嬪をひとりも迎えていないどころか、女官さえ遠ざけるほどの“女嫌い”。 しかし国内の安寧と秩序を守るためにも、后を迎えぬわけにいかず……。状況を憂えた賢臣たちは、雷零に女性に慣れてもらうため、閨の指南役として氷雪族の族長・氷咲を選び出した。 白麗山で倹しく暮らす民を守る族長として、戦士として誇りを持っている氷咲は己に課せられた役目に困惑するが――。 女嫌いの龍帝×凛々しい佳人、初心で不器用な二人は少しずつ歩み寄るが互いの立場ゆえに――。 ソーニャ文庫『五龍国戀夜』がコミック化!!
  • 彼女と旅する崩壊後世界 1
    -
    謎のウイルス感染により社会秩序が崩壊した弱肉強食の世界。預かった【モノ】を渡す職業『保管屋』のマサツグと、ある目的を持って都会にやってきた少女コハルが共に冒険の旅に出るロードサスペンスアクション!
  • クルエラー ザン デッド(上)
    完結
    4.0
    全2巻652円 (税込)
    世界を震撼させたジャパニーズゾンビの最終形態!! そいつらに捕まったら即アウト!!人を襲う!肉を喰う!!【感染者】オズVS人類!!! 大ヒット作『異骸』『東京アンデッド』のホラー界の鬼才・佐伊村司と 驚異の新鋭・高橋構造が圧倒的筆致で放つ極限のサバイバル・パニックホラー!! 先行発売されたフランスでは大絶叫の嵐!衝撃のゾンビコミックが遂に日本逆上陸!! 日本のみならず全世界を凶暴化した【感染者】が埋め尽くした。 社会秩序が崩壊した東京は無法地帯となり、まさにこの世の地獄と化す。 安住の地を求め、生き残った人々は東京のドームに立て篭もった。 一時【感染者】となるも製薬会社が開発したワクチンで人間に戻ったマキと将太は ドームに向かって旅立つが……
  • 英雄支配のダークロード(コミック) 1
    -
    著者累計200万部突破の羽田遼亮×超絶期待の新人・蓮乃フミヤが贈る戦略ファンタジー!! 「この混沌とした世界に、新たな秩序を作り出す!」 “愚者の魔王”フールは、ジャンヌ・明智光秀・源義経といった歴史上敗者とされた英雄を率いて大国に挑む。 それは、弱者から強者へ叩きつける挑戦状だった。 22の国がひしめく戦乱の大陸カルディアス。 その中でも最弱国家とされる“愚者の国”。 限られた資源で、最上の仲間を選び抜き、“愚者”と“負け組”が大陸を揺るがす! “負け組”軍団を従えた“愚者”の王による、覇道の下克上ストーリー!!
  • 維新始末
    3.3
    老中・水野忠邦による天保の改革から二十年。黒船来航以降、恐慌を来す江戸の町を、勤王の志士を騙る剣呑な浪人たちが跋扈するようになっていた。さらにその黒幕には、薩摩藩の巨魁の影が…。失われた秩序を取り戻すべく、我らが榊扇太郎が江戸の顔役たちとともに立ち上がる!「闕所物奉行 裏帳合」シリーズに連なる、待望の文庫書き下ろし。
  • 波のしくみ 「こと」を見る物理学
    -
    水の波、音、弦の振動、光、電波…… 波の物理学は、「もの」(媒質)ではなく、「こと」がどのように起こるかに注目し、その中に目ざとく「こと」の秩序を見出した。波から生みだされた物理学や数学の概念の豊富さは、他を圧倒している。波の物理現象を俯瞰しながら、波という「こと」のしくみを覗いてみよう。(ブルーバックス・2007年11月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 「空気」の研究
    3.8
    昭和52年の発表以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。 日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。 2018年3月にも、NHK Eテレ「100分deメディア論」で、社会学者・大澤真幸氏が本書を紹介し、大きな反響があった。 日本には、誰でもないのに誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々も行動を規定している……。 これは、昨今の政治スキャンダルのなかで流行語となった「忖度」そのものではないか! 山本七平は本書で「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」と論じている。 それから40年、著者の分析は古びるどころか、ますます現代社会の現実を鋭く言い当てている。 「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」という権力を怖れて右往左往している。 そんな今こそ、日本人の行動様式を鋭く抉った本書が必要とされている。 『「水=通常性」の研究』『日本的根本主義(ファンダメンタル)について』を併録。 日本人に独特の伝統的発想、心的秩序、体制を探った名著である。 解説・日下公人
  • 孤島パズル
    4.0
    英都大学推理小説研究会に新風を吹き込んだ彼女(マリア)が「伯父の別荘へ行かない?」と誘った孤島の夏。メインテーマは宝捜し(パズル)。みごと解ければ推理研の面目躍如、波涛を越えて時価数億円のダイヤが眠る嘉敷島へやってきた江神二郎とアリスは、楽しむ間もなく起こった事件に巻き込まれてしまう。毎年同じころ島に会する人々に密やかな翳りが根ざしているのか、南国の陽光と青い海、降るような星空を背景に幕間のない悲劇が進行していく。――ここにパズルがある。どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序をもたらしていただきたい――〈読者への挑戦〉が興を添え、青き春を謳うロマンティシズムが錦上に花を敷く、極上の本格ミステリ。

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  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内
    3.9
    「考えるってどうすること?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?本書では、「考える」とはどういうことなのか、どうすればもっと上手に考えられるようになるのかを、心なごむ絵とともにやさしく解き明かします。たとえば、なぞなぞを解くことが哲学のきっかけになっていたり、なにげなく見ている夜空の星から「問題」の本質が見えてきたりする――そんな、身近な例をたくさんあげて、「考える」ということの本質に迫ります。また、身近な話題だけでなく、論理学によって、よく言われる「論理的に考える」ということは、実はできないということも証明します。見えているものをそのまま見ているだけでは考えることはできません。無知や無秩序からは問いは生じないからです。見えない枠組をはずし、いろんな知識をもち、いろんな理論を引き受けるからこそ、多くのことを鋭く問い、考えられるようになるのです。本当の「考える力」が身につく哲学絵本。
  • それでも、日本人は「戦争」を選んだ
    4.3
    1巻935円 (税込)
    かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。 世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。 その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。 だからいま、高校生と考える戦争史講座。 日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。 生徒さんには、自分が作戦計画の立案者であったなら、 自分が満州移民として送り出される立場であったなら などと授業のなかで考えてもらいました。 講義の間だけ戦争を生きてもらいました。 そうするためには、時々の戦争の根源的な特徴、 時々の戦争が地域秩序や国家や社会に与えた影響や変化を 簡潔に明解にまとめる必要が生じます。その成果がこの本です。                 ……本書「はじめに」より ◆日本だけでなく、世界の人々がなにを考え、どのような道を選択したのか、  かつての人々が残した言葉をたどりながら、詳しく鮮やかに紐解いてゆきます。  縦横無尽に「戦争」を考え抜く。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録◆
  • バリアクラッカー 神の盾の光と影
    3.0
    あらゆる傷と病いから人を守る不可視の盾、アイギス。その恩恵を受けて千年都市アーモロートは平和と繁栄を謳歌していた。 しかし、そこであり得るはずのない、世界の秩序を揺るがす殺人事件が起こる。アイギスを砕く者(バリアクラッカー)の存在が囁かれるなか、異端審問官のベルヘルミナは、情報屋クリカラとともに事件の謎を追う。 異端の嫌疑をかけられた少女、不老不死を望んだ古の教皇、そしてすべての鍵となる黙示録……。さまざまな手掛かりをたぐった先にある驚愕の真実とは!?
  • 猫耳女に婚約者を奪われましたが、幼馴染の人狼に溺愛されて幸せです! : 前編
    4.0
    婚約者が猫の獣人の色気に当てられ、婚約破棄をされてしまったルチア。 彼女にとって、これは耐え難い辱めであった。 これまで、婚約者であるカールに見合う女性となるために心血を注いできたからである。 そんな暗闇に沈む彼女に光を差し込んだのは、人狼法務官イヴァーノだった。 ルチアの幼馴染であり、彼はこの国の法と秩序を守る存在。 かつては頼りなかった彼が、今では信頼に満ちた法務官。 そんな彼は、久しぶりに再会したルチアに対し、 「ずっと会いたかった」 と熱い眼差しで、想いを打ち明けるのだったーー。 ※この作品は「婚約破棄されましたが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック」収録作品と同一の内容を分冊版として再編集したものです。
  • 【ラブコフレ】気高き狼は不器用な恋に溺れる act.5
    5.0
    「わが妃となるシーラ、毎夜あなたを抱いても構わないか?」 憎い仇に、純潔を捧げなければいけないなんて……! 荒波に浮かぶ孤島の王女・シーラは、秩序ある豊かな自国を愛し、慎ましく生きてきた。 しかし、外界の要人を招いた記念パーティーで父王が暗殺されてしまう。 主犯は誰なのか――騒ぎの中、シーラを拘束したのは大陸の帝国で軍を率いる元帥、レオンハルトだった。 冷徹ながら礼節に満ちた彼がなぜ……悲しむシーラにレオンハルトが突きつける秘めた要求とは? 「愛こま」の伊倉とう子がえがく渾身の政略×婚姻×ラブロマンス! ※この作品は「ラブコフレvol.28 jewelry」に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • 終末世界のバトルテック 【タテヨミ】第1話 新世界!
    無料あり
    -
    全67巻0~70円 (税込)
    とある近未来の世界、ある科学実験の事故の果て、人類の文明は一瞬にして終末を迎えた。 この世の秩序と法則は崩壊し、大地は原始時代へと還り、その影響は人類の遺伝子さえも二分することとなる。 一種は身体が徐々に機械へと変わっていく〝機械人(テック)〟。 一種は身体が徐々に獣へと変わっていく〝獣霊(アニマ)〟。 いずれは自我が失われる病を持って生まれながら争いを続ける両種族。 そんな世界の中で、テックの殺し屋・黑瞳石(コクドウセキ)は 成り行きで雇い主となったアニマの少女・桃(モモ)と共に 世界の謎に巻き込まれていくーー

    試し読み

  • 【ラブコフレ】気高き狼は不器用な恋に溺れる act.1
    4.0
    「わが妃となるシーラ、毎夜あなたを抱いても構わないか?」 憎い仇に、純潔を捧げなければいけないなんて……! 荒波に浮かぶ孤島の王女・シーラは、秩序ある豊かな自国を愛し、慎ましく生きてきた。 しかし、外界の要人を招いた記念パーティーで父王が暗殺されてしまう。 主犯は誰なのか――騒ぎの中、シーラを拘束したのは大陸の帝国で軍を率いる元帥、レオンハルトだった。 冷徹ながら礼節に満ちた彼がなぜ……悲しむシーラにレオンハルトが突きつける秘めた要求とは? 「愛こま」の伊倉とう子がえがく渾身の政略×婚姻×ラブロマンス! ※この作品は「ラブコフレvol.23 perfume」に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • さよなら、ハイスクール (1)
    完結
    4.0
    スクールカースト最底辺の高校生、朝倉は文化祭実行委員に任命されたことをきっかけにクラスの雰囲気と秩序の崩壊を目論み、カースト上位の美少女・伊藤マユミと付き合う計画を立てる。順調に思われたカースト崩壊計画だが、ある事件をきっかけに意外な方向へ…!? 奇想天外な学級崩壊悲喜劇、開幕!「返事をくれない彼氏を追い込んでます。」LINEスタンプで超注目のWEB作家が描く初のストーリー作品!
  • 【単話版】ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド エイジ オブ スカーレット オーダー 第1話
    無料あり
    4.5
    1~68巻0~154円 (税込)
    再び集え!女王の王国へ――。踊り狂え!彼女とともに!! 「ヴァンパイアバンド」Total Project 始動! 血煙薫るネオ・ヴァンパイア・クロニクル新章、開幕! 【あらすじ】 アメリカ全土でヴァンパイア狩りが横行するなか、突如として広まった脱出計画の噂。 「ミナ・ツェペッシュが全ヴァンパイアを召集している」 「西海岸から船でヴァンパイアバンドへ向かう」 その情報を頼りに西海岸を目指すヴァンパイア達。 しかし、彼らにとって気がかりなことがあった。 バンドは水没し、ミナ姫は既に亡くなっていると――。 脱出計画に潜む陰謀の存在、そしてミナ姫とアキラの消息は――? 血煙薫るネオ・ヴァンパイア・クロニクル、ここに復活! 「鮮血の秩序の時代(Age of Scarlet Order)」の幕が開く!!
  • GONE ゴーン 【無料試し読み版】
    無料あり
    4.5
    15歳以上、全員消滅。スティーヴン・キング絶賛のSFスリラー解禁。授業中、教室から先生が消えた。忽然と。サムたち生徒は騒然となるが、やがて、消えたのは町じゅうの大人――15歳以上の人間全員だとわかる。秩序のない世界に取り残された子供たちのあいだには、しだいに力関係が生まれ、一種の階級社会ができあがっていく。終わりの見えない絶望の日々の中、サムを始めとする数名には15歳の誕生日が刻一刻と迫っていて――。彼らを待ち受けるのは“消滅”か、それとも……?※本書は無料試し読み版であり、製品版とは一部体裁が異なります。

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  • 世界新秩序の原理
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 世界新秩序の原理(旧仮名)
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 未来への扉【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    ローレルは、国際支援組織の一員として紛争地域で事件に巻きこまれ深く傷ついて帰国、つらい過去と決別し再出発するために、グレイ家養育係として新しい生活を開始した。規律と秩序に縛られ人を寄せつけない当主チャールズ、心を閉ざしたままの娘ペニーとも気持ちがかよい合い、すべてが順調に見えた。しかし、いつも夢に現れる少女は「私はあなたの正体を知っているわ」とローレルを責めつづけた。それを知ったチャールズはローレルに救いの手を差しのべたが…!?

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  • 愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 1
    -
    世界から『恋愛』が消えた近未来――学生恋愛Gメンの片城統吾は恋愛警察のエース砂田橋天音と恋愛テロを防ぐべく嬬恋学園に潜入中。しかしクラスメイト恋ヶ窪恋姫のご指名で、統吾は七夕祭の彦星役に抜擢され!?
  • あいつと私
    4.0
    堅実な家庭に生れ育ち、柔軟な感受性と豊かな包容力とにめぐまれた浅田けい子と、暗い出生の秘密に加え変則的かつ無秩序な家庭生活の影響から、ニヒリスティックな性格の持ち主となった黒川三郎。――この、あまりにも対照的な“あいつと私”を中心に、現代の学生風俗と明るい学園風景、そして、若い愛情の波に洗われる若者たちの体験を爽やかなタッチで活写する、石坂文学の傑作。
  • 会津士魂 一 会津藩 京へ
    3.3
    幕末、京都を中心に尊皇攘夷の嵐が吹きあれる中、会津藩主松平容保は、京都守護職を拝命し、京都の秩序回復と禁裏の守護に当たるべく藩士を率いて上洛した。天皇に忠を、幕府に孝を尽くした会津藩主従が、なぜ朝敵の汚名を被らねばならなかったか。幕末悲劇の真相を追求する著者畢生の大河歴史小説。
  • 愛の谷の花嫁
    -
    ひどい、あんまりだわ。キャロリンは非難を浴びせてくる男をにらんだ。サラクスの領主で、ハンサムなうえに傲慢なカルロス・ダルヴァレス。ここでは彼の言葉は法も同然だと聞いている。当地で仕事を続ける父を思って我慢を重ねてきたけれど、もう限界。同じ年頃で気の合う彼の弟と、湖で一緒に泳いでいただけなのに、わたしのほうから誘惑を仕掛けたと言うのだから。母国イギリスでは考えられない、あまりにも理不尽な言葉の数々だった。「弟は、君のような“違う種類”の人間とはつき合わないんだ」身分を見下されたうえ、ふしだらな女とまでほのめかされ、気づけばキャロリンは、カルロスの頬をひっぱたいていた!■“作家が憧れる作家”アン・メイザーの1970年の旧作を初邦訳でお届けします。誇り高きラテン系ヒーローが15歳も年下のヒロインの行状に目を光らせるのは、一族と領地の秩序を守るためか、それとも……? 古き良きHQロマンスの醍醐味を味わえる一作。
  • 愛の秩序
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 プラトン、アウグスティヌスを経て今日まで西洋文化に広範な影響を及ぼした「愛の秩序」の全体像を解明して、現代に問うた問題作。 【目次より】 I 愛には秩序があるか 1 愛の本質への問い 2 人間の全体的表現としての愛 3 人倫と愛の秩序 II 愛の諸類型について 1 エロースの諸形態 ホメロスからソクラテスまで プラトン エピクロス ルクレティウス オウィディウス 2 フィリア(友愛) プラトン アリストテレス エピクロス派とストア派 キケロ プルタルコス 3 アガペーとカリタス 新約聖書のアガペー アウグスティヌスのカリタス 4 宮廷的恋愛 5 ロマンティックな愛 ダンテ ペトラルカ タッソからゲーテヘ 6 自然主義的愛 III 愛の秩序の思想 1 プラトン主義 プラトン プルタルコス プロティノス フィチーノとエラスムス 2 アウグスティヌス 「愛の秩序」の定義 三つの愛の順序 性愛の秩序 享受と使用 時間の秩序と愛の秩序の完成 火の論理 3 中世思想とルター クレルヴォーのベルナール トマス・アクィナス ドゥンス・スコトゥス マルティン・ルター 4 パスカルとキルケゴール パスカルと愛の情念 三つの秩序 キルケゴールの愛の三段階 隣人愛の概念 5 マックス・シェーラー IV 愛の諸次元 1 身体の次元 2 心理の次元 3 精神の次元 4 人格の次元 V 愛の成長 1 愛の邂逅期 2 愛の相互期 3 愛の献身期 親の愛 恋愛 結婚 聖なる愛 VI 愛の射程 1 目的と手段 2 愛と価値合理性 3 近い地平と遠い地平 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 金子 晴勇 1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。 著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、 訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
  • 愛は苦難の始まり (上)
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    イギリスはチェシャー州の名門クライトン家。代々弁護士を輩出してきた一族の一員であるオリビアは、父とその双子の弟の五十歳の誕生パーティのためにアメリカ人の恋人と帰郷した。誰もがうらやむ“完璧な一族”も、彼女の目から見れば、危うい緊張の中に秩序が保たれているにすぎない。そしてパーティの当日、その秩序を根底から揺るがす出来事が起きた。次々と明らかになっていく、それぞれの暗い秘密。崩壊の渦に巻きこまれたオリビアもまた、最愛の恋人の心が離れていくのを感じた……。★ペニー・ジョーダンの傑作<パーフェクト・ファミリー>が十三カ月連続で再版されます。人間の愛と憎しみをあますことなく描ききる作家の手腕が冴え渡るシリーズです。★

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