アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界

アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界

1,100円 (税込)

5pt

政府による市場の規制を撤廃し、競争を促進することによって経済成長率を高め、豊かで強い国を作るべきだ-「経済学の祖」アダム・スミスの『国富論』は、このようなメッセージをもつと理解されてきた。しかし、スミスは無条件にそう考えたのだろうか。本書はスミスのもうひとつの著作『道徳感情論』に示された人間観と社会観を通して『国富論』を読み直し、社会の秩序と繁栄に関するひとつの思想体系として再構築する。

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アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    道徳感覚学派の重要書である『道徳感情論』と、経済学の始祖とされる『国富論』の二作を取り上げ、アダム・スミスの思想の全体像を明らかにする。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    アダム・スミスの生涯と彼が生まれたスコットランドの背景にまず触れる。その後、彼が遺した著作『道徳感情論』と『国富論』の要点を、著者が解説する。アダム・スミスは著作『国富論』から経済学の祖と言われて、見えざる手すなわち競争を煽り、個々人の利益を追求する社会を肯定した者と思われがちである。しかし本書を読

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    アダムスミスで有名なのは『国富論』の見えざる手であり、これは乱暴にいうと放任していても結果的に最適化されていって繁栄に繋がるという思想。その通りだが、放任中にジャイアン的存在が出現したり、結果に至るまでの紆余曲折があるという時間軸の問題を孕む。これと同時によく言われるのが『道徳感情論』の概念で、私利

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    18世紀の『経済学の祖』アダム・スミスの二つの著書、「道徳感情論」と「国富論」の世界の入り口を分かり易く覗くことが出来る一冊です。道徳感情論に於ける「公平な観察者」と言う自分の心の中にいる観察者の存在は、誰もが首肯するところで、自分の行動規範の元となる存在であることを本書は分かり易く教示してくれます

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    この作品はスコットランドの経済学者アダム・スミスの『道徳感情論』と『国富論』についての参考書です。

    アダム・スミスといえば「神の見えざる手」で有名です。

    しかしこの「見えざる手」が通俗的な理解では誤解されているというのがこの本で学ぶことができる最大のメリットです。

    アダム・スミスが『国富論』で

    0
    2024年08月19日

    Posted by ブクログ

    齋藤孝さんのなぜ本をふんではいけないのかの中で
    道徳感情論に触れられており 見えざる手の理解が自身も正しくできていなかったことに気付き この本を読んだ

    この本は表題通り 道徳感情論と 国富論をそれぞれの繋がりを言及の上でアダム・スミスの考え方かま説明されており非常にためになった





    アダム・

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    道徳感情論の話はなかなか面白かった。道徳を持った上で経済活動をすると幸福になれる????かも

    その行動が他人に対してどんな影響を与えるのか、もう1人の自分(公平な観察者)で判断する。

    インタラクションが誤解を解く(これは対外的な問題であり、身の回りの人と関わることもそうだし、海外の人と関わること

    0
    2023年03月23日

    Posted by ブクログ

     アダム・スミスというと『国富論』という書物の名前とともに歴史の時間に覚えさせられた。市場には「見えざる手」があり、それに任せればうまくいくという市場自由主義の提唱者のように覚えていた。本書はそれが少し間違っているかもしれないと思わせる内容である。
     『道徳感情論』については殆ど知らなかった。人には

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    アダムスミスの思慮深い考えを知ることができます。

    特に、『道徳感情論』の「同感」に対する考え方は興味深いです。

    「神の見えざる手」という言葉だけで
    自由市場主義の単純な人、と誤解していたのが恥ずかしいです。

    本書は知的好奇心を満たしてくれ、文句なしにおススメです

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    見えざる手で知られるアダムスミスが、何を訴えたかったのかがわかる本。
    自分の欲望のままに経済にに関われば経済は成長するという主張かと思っていたが、実はまったく違った。社会的人間として、理性と共感を持つこと、経済や富が人を繋げる手段となること、産業は自然の成り行きで発展すべきであって、過度な政治的な規

    0
    2020年12月04日

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