作品一覧 2023/01/20更新 アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 試し読み フォロー やっかいな問題はみんなで解く 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 堂目卓生の作品をすべて見る
ユーザーレビュー アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 堂目卓生 道徳感情論の話はなかなか面白かった。道徳を持った上で経済活動をすると幸福になれる????かも その行動が他人に対してどんな影響を与えるのか、もう1人の自分(公平な観察者)で判断する。 インタラクションが誤解を解く(これは対外的な問題であり、身の回りの人と関わることもそうだし、海外の人と関わること...続きを読むも同じようなもんだろう) Posted by ブクログ アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 堂目卓生 アダム・スミスというと『国富論』という書物の名前とともに歴史の時代に覚えさせられた。市場に見は「見えざる手」があり、それに任せればうまくいくという市場自由主義の提唱者のように覚えていた。本書はそれが少し間違っているかもしれないと思わせる内容である。 『道徳感情論』については殆ど知らなかった。人に...続きを読むは他人から同感され称賛されたいという思いがあり、それが不道徳なことを不正を退け、また周囲から認められる方法として富を獲得しようとするのだという。胸中にある公平な観察者、つまり道徳心のようなものを人は成長とともに獲得し、現実社会と比較する。賢人は独特的に生き、必要以上の富を求めないが、その他の人間はついより多くの富を求めてしまうというのだ。結果的にこの非賢人たちが経済を発展させていったのだという。 スミスの考えの奥には人間は同感し、されたい生き元であるという極めて道徳的な考えがある。単なる市場信奉者ではないのだ。それは彼が生きたイギリスにとって不本意な時代の影響を受けているといえる。 日本の現状は経済学的に行き詰まっているとよく言われる。このときに議論されるのは常に国際競争力であり、勝つか負けるかの考えである。スミスの考えていたことはもう少しスケールが大きかったようだ。この視点を持てば少し違った考えも浮かぶかもしれない。 Posted by ブクログ アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 堂目卓生 アダムスミスの思慮深い考えを知ることができます。 特に、『道徳感情論』の「同感」に対する考え方は興味深いです。 「神の見えざる手」という言葉だけで 自由市場主義の単純な人、と誤解していたのが恥ずかしいです。 本書は知的好奇心を満たしてくれ、文句なしにおススメです Posted by ブクログ アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 堂目卓生 丁寧な解説。正しくは原書にあたるべきなのでしょうが、やはりきちんとした解説書はありがたいです。もし無人島で一人で暮らすのであれば不要な富を求めるのは虚栄心。しかし、虚栄心が経済を発展させる。 Posted by ブクログ アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 堂目卓生 見えざる手で知られるアダムスミスが、何を訴えたかったのかがわかる本。 自分の欲望のままに経済にに関われば経済は成長するという主張かと思っていたが、実はまったく違った。社会的人間として、理性と共感を持つこと、経済や富が人を繋げる手段となること、産業は自然の成り行きで発展すべきであって、過度な政治的な規...続きを読む制などは必要ないこと、など今の社会にも通じることが多いとても教訓となる本 Posted by ブクログ 堂目卓生のレビューをもっと見る