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台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。 〈目次より〉序章 台湾有事はもう始まっている――最重要ターゲットは日本 第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」――衝撃の有事シナリオ 第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか――習近平の“戦略ブレーン”が考える「新型統一戦争」をシミュレーション 第3章 先鋭化する米中対立――東アジアの“火薬庫”はいつ爆発してもおかしくない 第4章 台湾有事で巻き込まれる日本――次々と浮かび上がる日本の課題 第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ――周回遅れの日本
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月10日
これは著者である峯村氏が監訳の『中国「軍事強国」への夢」の副読本として最適。
中国側からの視点である、劉明福氏の戦略的思考を読み解きながら、日本側の視点で捉えたものだ。
台湾有事のシナリオについては様々なところで論じられるようになってきているが、ここでのシミュレーションは防衛力(軍事力)での比較より...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区戦闘など、この数年で世界のバランスが崩れる中、次に構えているリスクは「台湾有事」だと思う。今年は台湾総統とアメリカ大統領選挙があるので、台湾問題や習近平がどのような人物なのか知りたいと思い、手に取った。
台湾は東アジアの「弾薬庫」であり、中国•ロシア•北...続きを読む
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