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Posted by ブクログ
【振り返ってみれば、私が中国にいた頃が、各地を縦横無尽に駆け巡ってルポができた最後の特派員の時代だったのかもしれない】(文中より引用)
文字どおりの「潜入」も含め、中国の隠された部分への取材を敢行した様子を綴った作品。党や軍の内実に肉薄しようと試みた貴重なルポルタージュとなっています。著者は、朝日新聞で中国総局員を務めた峯村健司。
とんでもない突撃取材の数々そのものだけでなく、わずか10年弱の間にこのような取材がほぼ一切できなくなるような状態になっているというのも驚き。現在の中国を知るという意味においてだけでなく、往時の中国の取材感を知る上でも貴重な作品と言えそうです。
取材ができないのではなく、方法を変えるという意気込みにも☆5つ
Posted by ブクログ
自分が中国の奥地をバックパッカーとして訪ねていたのはもう15年以上も前で、その頃はまだネットカフェに行ってようやくネットにつながるような時代であった。
もはや中国はその頃とは全く異なる環境になっているだろうし、本書でも述べられているように著者の取材時と比べても恐るべきスピードで変化しているのだろう。
異形の大国中国の戦略的影響は現在はアフリカ大陸など世界中におよび、局所では香港を破壊し、台湾、東〜東南アジアを狙い、ますます看過できない状況に至ってきている。
中国共産党の政治について中国人のMBAクラスメイトと議論した際に言っていたのだが、彼女は中国から出て欧州に住みたいし住もうと思っている。しかし家族や親類が中国に残り政府に人質として取られている以上、最終的には中国に戻らざるを得ないだろう、と諦観していた。また、中国の若い世代は中国の政治体制に疑問を持ってはいるが、経済発展による恩恵を優先させているとも話していた。
もちろんN数の少ない観測に基づく推論であるが、中国の拡大はこのような様々な形の歪みに基づいているのであろう。
Posted by ブクログ
6年にもわたって中国への特派員として勤務したジャーナリストによる本。当局に拘束された回数は20回に及ぶ。
取材内容として本書に取り上げられているのは2011年の殲20、2010年サイバー攻撃の発信元である職業訓練校、2011年宇宙飛行士科学研究訓練センター、2011年スパイ活動、2009年空母島と呼ばれる上海の長興島、定点観測を続けた北朝鮮国境、2011年青島に入港したきりさめの取材、2011年海南島の軍事管理区域などなど。
そしてそれから数年を経て目覚ましい変化を遂げた中国国内についての話も。監視体制や雰囲気など。10年前に2週間ほど訪れた中国だが、今はきっと様子が全く違うのだろうな。
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ビジネス・実用
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