作品一覧

  • 係り結びの研究
    -
    1巻5,280円 (税込)
    古文特有の例外的語法とされてきた係り結びの背後には日本語の「文」の作り方の根底的構造が隠れていたこと,それは現代語のハとガの対立に連続するという創見を明快に説き明かす.古文教師・研究者・学生必読の書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 日本語の文法を考える
    4.4
    1巻990円 (税込)
    国文法はつまらないと敬遠されることが多い。しかし、古来日本語には美しい秩序があり、日本人はそれを巧みに使い分けてきたと考える著者は、古典語・現代語を通じた新しい文法の体系を探求しようとする。文の基本的構造、名詞や代名詞の性格、動詞活用形の起源などを分析しながら、日本語の本質とは何かの解明に迫る。

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  • 日本語で一番大事なもの
    -
    1巻990円 (税込)
    『万葉集』から『サラダ記念日』まで。言語学者と小説家の双璧が、文学史上の名作を俎上に載せ、それぞれの専門から存分に語り合う。日本人の場所感覚から、「てにをは」の重要性に至るまで、徹底的に分析し、日本語の本質を探る知的興奮に満ちた対談集。
  • 日本語と私
    4.0
    1巻770円 (税込)
    『広辞苑』基礎語千語の執筆、戦後の国字改革批判、そして孤軍奮闘した日本語タミル語同系論研究……「日本とは何か」その答えを求め、生涯を日本語の究明に賭けた稀代の国語学者の貴重な自伝的エッセイ。
  • 古典文法質問箱
    4.3
    1巻1,012円 (税込)
    高校の教育現場から寄せられた古典文法のさまざまな八四の疑問に、例文に即して平易に答えた本。はじめて短歌や俳句を作ろうという人、もう一度古典を読んでみようという人に役立つ、古典文法の道案内!
  • 日本人の神
    4.0
    1巻682円 (税込)
    日本人にとってカミ(神)とは本来どのようなもので、どのような変化を経て今日に至ったのか。仏教のホトケやキリスト教のGodとはどう違うのか。カミという言葉の由来を丹念に辿りながら、日本人の文化や生活習慣、精神性までを考察する。日本思想史に変革を迫る、稀代の国語学者の遺した名著。
  • 大野晋の日本語相談
    4.0
    1巻814円 (税込)
    日本語の達人が、読者からの素朴な疑問に答えます。一ケ月の「ケ」はなぜ「か」と読む?見レル・起キレルは正しい?日本人は外国語学習が下手?なぜアルが動詞でナイは形容詞?五十音図は誰が作った?面白くて奥が深い、最高の日本語教室。井上ひさし・大岡信・丸谷才一との座談会を巻末に収録。
  • 古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ
    4.2
    源氏物語に出てくる「モノ」とその複合語を、日本語学の視点から再検討。正確な意味の把握によって、平安時代の人々の実像が明らかになる! 日本語学の泰斗による、古典語の奥深さと魅力が味わえる一冊。
  • 対談 日本語を考える
    4.0
    1巻859円 (税込)
    日本語研究の第一人者大野晋氏が、司馬遼太郎、辻邦生、大岡信、丸谷才一、梅棹忠夫、荒正人、大森荘蔵、加藤周の8氏と、日本語のあり方を縦横に語り合う。
  • 日本語練習帳
    4.1
    1巻924円 (税込)
    どうすればよりよく読めて書けるようになるか.何に気をつけどんな姿勢で文章に向かえばよいのか.練習問題に答えながら,単語に敏感になる習練から始めて,文の組み立て,文章の展開,敬語の基本など,日本語の骨格を理解し技能をみがく.学生・社会人のために著者が60年の研究を傾けて語る日本語トレーニングの手順.

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ユーザーレビュー

  • 日本語の文法を考える

    Posted by ブクログ

    国語学者で学習院大学名誉教授の著者が、文や名詞、ハ・ガ・ノなどを取りあげながら、日本語について考え、大切だと思うことや、研究してきたことについて記したものです。

    著者は、「未知」と「既知」という観点を用いながら、日本語の日本語らしい仕組みとは何であるかを明らかにしようと試みています。

    既知(あるいは既知扱い)の下にハ、未知(あるいは未知扱い)の下にガが用いられるというところから、ハは題目を立てるので客観的・説明的、ガはより人物の動作が意識的・能動的である、これが漱石と鴎外の文体の分析にまで敷衍されるのは非常に面白く感じました。

    小説を読むときにこのハとガの使い分けを考察できるほど精読でき

    0
    2025年11月22日
  • 日本語練習帳

    Posted by ブクログ

    この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が記した日本語トレーニングの書で、練習問題を交えながら日本語の細かなニュアンスの差異が解説されています。

    「思う」と「考える」、「しっかり」と「大丈夫」、のように類似する単語の微妙な意味合いの違いから、「が」と「は」など一見すると違いがなさそうな助詞の使い分けまで詳しく解説されています。

    『日本書紀』や『源氏物語』、夏目漱石や森鴎外など日本の古典を引用しながらの考証も豊富で、どんどん読み進めることができました。


    以下は言語の能力があるということ、良い言語生活を営むということについて著者が述べた部分の引用です。
    言葉を学ぶ意義とそのおもしろさは

    0
    2025年11月20日
  • 古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ

    Posted by ブクログ

    この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が、『源氏物語』を中心とした古典に登場する接頭語の「モノ」という言葉の持つ意味を再検討したものです。
    「もののあはれ」「ものうし」などのように接頭語として用いられ、教科書的・辞書的には「なんとなく…」と訳して用いられることが多い「モノ」にスポットを当て、その本来の核とする意味はなんなのか、『源氏物語』を中心とする数々の古典文学での用方を研究することで帰納的に解き明かそうとしています。

    同著者・同レーベルの「古典文法質問箱」が面白かったためこちらも購入しましたのですが、助詞や助動詞といった古典文法に焦点を当てていた前作よりもさらにニッチな内容という印

    0
    2025年10月19日
  • 古典文法質問箱

    Posted by ブクログ

    この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が、古文の文法における数々のトピックについて一問一答形式で答えたものです。

    大学時代に受講した文学の講義にて紹介されたのがこの本との出会いです。
    今改めて細かく読み返してみると、日本語=タミル語紀元説という現在支持されていない著者の主張が数箇所登場するためその点は割り引く必要がありますが、それでも発見があちこちにあって非常におもしろく、良書であることを再認識しました。

    本書は「学校の古文の授業でもこういうことを教えてくれたらいいのに」という声を叶える一冊です。
    現役の高校生にもおすすめですが、むしろ学校や塾の先生方にこそ読んでほしい一冊であると私

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    2025年09月16日
  • 日本語練習帳

    Posted by ブクログ

     日本語を深く読むため、いい文章を書くために、何に気をつければいいのかが書かれている。トレーニング方法が練習問題とともに紹介されている。普段使っている日本語の奥深さを知ることができた。

    0
    2025年03月21日

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