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ライフハック大全 プリンシプルズ
人生・仕事を変えるのは、こんなに「小さな習慣」だった――。 毎日の行動を、数分で実践できる“近道”で入れ替えるうち、やがて大きな変化を生み出すことができる、そんな小さな習慣「ライフハック」を紹介します。 【「プリンシプルズ」とは】 本書の最大の特徴は、ライフハックの背景となっている考え方を、その原理・原則=プリンシプルズに踏み込んで解説を行っているところです。 (中略) 元のムーブメントに立ち返ると、ライフハックは忙しくて余裕がなくなっている人や現状に苦しんでいる人に対して、具体的なアクションとして取り入れられる小さな習慣を提示する心強い考え方であることがわかります。 (中略) 本書は、読者のみなさんが本当のライフハックをそうでないものから見分け、小さな習慣であるのに長い目で見れば人生を良い方向に変える行動を自分自身の力で見いだせるようになっていただくための原理・原則を伝えることを目的としています。 (「はじめに」より) ※本書は2017年11月に小社より刊行された単行本『ライフハック大全ーー人生と仕事を変える小さな習慣250』を改題の上、大幅に加筆修正したものです。 【目次】 はじめに PROLOGUE ライフハックとは何か CHAPTER 1 時間を生み出すライフハック CHAPTER 2 行動に結びつくタスク管理 CHAPTER 3 集中力と先送り防止 CHAPTER 4 ツールと人生の仕組み化 CHAPTER 5 読書と情報整理 CHAPTER 6 学びとアウトプット CHAPTER 7 仕事と生活の環境構築 CHAPTER 8 心を守るためのメンタルハック CHAPTER 9 人生をハックする習慣術 おわりに 参考文献 索引 -
無印良品の教え 「仕組み」を武器にする経営
38億円の赤字になった年に突然の社長就任。 そこから2000ページのマニュアルを整え、 組織の風土・仕組みを改革していくなかで見つけた 「仕事・経営の本質」とは。 良品計画元トップが語るV字回復の方法と思考。 【目次】 第1部 無印良品は、仕組みが9割 第1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み 第2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる 第3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」 第4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」 第2部 無印良品の、人の育て方 第1章 無印良品は、なぜ離職率がこれほど低いのか 第2章 若手社員を「折れない社員」に育てる仕組み 第3章 「チームワーク」はつくるのではない。育てる 第4章 モチベーションを引き出す「コミュニケーション」術 第3部 無印良品が、世界でも勝てる理由 第1章 「巡航速度」でビジネスを広げよう 第2章 商品開発は「つくる」より「探す」 第3章 「MUJIイズム」に国境はない ※本書は、小社より刊行された『無印良品は、仕組みが9割』(二〇一三年)『無印良品の、人の育て方』(二〇一四年)『無印良品が、世界でも勝てる理由』(二〇一五年)を合本の上、加筆・改筆をして再編集を行い、改題したものです。 -
阪神タイガース 1965-1978
タイガース「苦難の時代」を文献資料に基づいて再現する。しかし「記録集」にはしない。あくまで「物語」として主人公を置き、彼らを中心にして記述しよう。その主人公とは村山実、江夏豊、田淵幸一の三人だ――。 序章 「二人のエース」と二度の優勝 1959-1964 第一部 「伊予タヌキ」の知略 1965-1968 第一章 平和台の雨に泣く――1965年 第二章 奪三振記録での村山と長嶋――1966年 第三章 村山の苦闘、江夏の快投――1967年 第四章 江夏の江夏による江夏のための年――1968年 第二部 燃えつきた「炎のエース」 1969-1973 第五章 「クマさん」後藤の悲喜劇――1969年 第六章 苦悩の兼任監督――1970年 第七章 伝説の九連続三振――1971年 第八章 二人の監督――1972年 第三部 追放された「黄金バッテリー」 1973-1978 第九章 あと一勝に泣く――1973年 第一〇章 冷戦――1974年 第一一章 黄金バッテリーの終わり――1975年 第一二章 孤立する田淵――1976年 第一三章 崩壊する吉田体制――1977年 第一四章 どん底――1978年 終章 優勝までの七年 -
頭を5cmずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! 一日3分の姿勢矯正エクササイズ
本書は、次の3つの部分からなります。(1)慢性的な腰痛・肩こり・首痛・頭痛などが「頭を前に出した姿勢」に原因があることをまず説明する。(2)そうした「悪い姿勢」で体が痛む人の実例をあげ、「正しい姿勢」とは何か、を示す。(3)正しい姿勢にするために頭の位置を動かす3分エクササイズを紹介し、痛みの解消に導く――。もしも、「自分は姿勢が悪い」と自覚している人が体に慢性的な痛みも感じているのであれば、頭の位置を確認することで活路を見いだせるかもしれません。著書は、姿勢矯正に力を入れているカイロプラクティックの専門家。これまで2000人を治療してきたエッセンスを誌上で公開します。 -
無支配の哲学 権力の脱構成
なぜ、まったく自由を感じられないのか? カネ、人間関係、国家、社会。 数々の支配と強制の理屈を『超人ナイチンゲール』著者が打ち砕く! アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。 “自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? 息苦しくなるほどに、束縛を感じてしまうのはなぜか? この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。無支配、無強制という視点で社会契約論から洗い直し、所有概念等を再考、さらにパリ・コミューンやロシア革命の正負両面を検証。 無支配、無強制という視点から過去の思想と実践をわかりやすく振り返りつつ、現代社会の数々の「前提」をアナキズム研究者が打ち砕く、無支配の思想史! ■友情とは、コミュニケーションを爆破するということだ ■ルイズ・ミシェル。パリ・コミューンで大活躍した女性は石油放火女と呼ばれた ■新自由主義の精神は「小さくまえへならえ」にすぎない ■契約も交換も自明のことなんかじゃない。 神を突破せよ、この世界を罷免してやれ ■一番たちが悪いのは、民主主義の名のもとに憲法制定権力をたちあげることだ。 ■現代はインフラが権力となっている ■なんどでも、権力の脱構成をやってやろう ■社会契約をクーリングオフせよ ■戦闘的退却主義という方法 ※本書は2018年7月に小社より刊行された『何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成』を、正題を改題の上、加筆修正したものです。 【目次】 新書版はじめに 第一章 社会契約って、いつむすんだの? 第二章 自由をぶっとばせ 第三章 革命はただのっかるだけだ 第四章 革命はどうやっちゃいけないのか? 第五章 ゼロ憲法を宣言する おわりに 主要参考文献 -
「奥州の竜」 伊達政宗 最後の戦国大名、天下人への野望と忠誠
奥州の名家である伊達家に生まれた政宗は、18歳にして家督を相続。会津に覇を唱えた蘆名氏を滅ぼし、南奥の諸家を従えるも、秀吉の天下統一の前に挫折する。その後、豊臣、徳川に従うが、たびたび謀反の噂が立ち、後半生も平穏ではなかった。膨大に残る政宗の書状から、「野望」と「忠誠」がせめぎ合う、70年の生涯を読み解く。 【目次(予定)】 序章 伊達政宗の書状 第一章 戦国大名・伊達政宗 一、父と駆け抜けた日々 二、苦戦する政宗 三、南奧の覇者誕生 四、家臣との付き合い 第二章 豊臣大名・伊達政宗 一、秀吉との出会い 二、奥羽仕置と「政宗別心」問題 三、朝鮮出兵と秀吉の死 第三章 近世大名・伊達政宗 一、関ヶ原合戦 二、仙台開府と慶長遣欧使節 三、大坂の陣 第四章 元和偃武の世 一、家康の死と時代の変化 二、晩年の政宗 終章 伊達政宗の人となりと死 一、政宗の趣味と教養 二、政宗の死 おわりに -
満映秘史 栄華、崩壊、中国映画草創
社史すら存在しない封印史 満洲崩壊後、いったい何が起きたのか? 最後の満映社員が遺した衝撃の「事実」の数々。 中華人民共和国第一作の映画スタッフは日本人だった。 甘粕正彦が君臨し、李香蘭が花開いた国策映画会社・満洲映画協会。その実態、特に満洲崩壊後の軌跡は知られていない。 内田吐夢監督や元社員が詳細を話してこなかったからだ。 原節子主演の日独合作映画『新しき土』に参加後、満映に入社し、敗戦後は中国映画の草創を支えた映画編集者、岸富美子。 最後の証言者の氏が遺した秘史の数々! ■「精簡」(精兵簡政、人員整理の意)に仲間を追いやった日本人は最後までその非を認めなかった ■中国、北朝鮮の映画人を教育したのは元満映社員だった ■日本映画界は東北電影製片廠(旧満映)社員だった人にアカとレッテルを貼り、復職を妨害した ■一億五千万の中国人がみた『白毛女』の編集者は岸富美子 ■甘粕の自死は責任からの逃避に過ぎない ※本書は2015年8月に文藝春秋社より刊行された『満映とわたし』を改題の上、加筆修正して刊行したものです。 【目次】 まえがき 序 章 出会い 第一章 映画界に引き寄せられた兄たち 第二章 第一映画社--伊藤大輔と溝口健二 第三章 『新しき土』と女性編集者アリスさん 第四章 満映入社、中国へ 第五章 甘粕理事長と満映の日々 第六章 玉砕直前の結婚式 第七章 甘粕自決、ソ連軍侵攻 第八章 国共内戦の最中、鶴崗へ 第九章 「学習会」と「精簡」 第十章 映画人、炭鉱で働く 第十一章 北朝鮮からの誘い 第十二章 国民的映画『白毛女』 第十三章 満映の技術は中国に受け継がれた 第十四章 十四年ぶりの祖国 終 章 日中満映社員たちの戦後 あとがき 主要参考文献一覧 -
ビッグデータベースボール
弱小球団を変革したのは「数学」だった――ビッグデータから選手の真の価値を導き出し、視覚的に提示し現場で活用することで、21年ぶりのプレーオフ進出を成し遂げた、ピッツバーグ・パイレーツ奇跡の実話。 -
「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず
軍神・上杉謙信の甥にして後継者の上杉景勝。義兄と争った「御館の乱」、絶体絶命の危機に陥った織田信長の攻勢、「北の関ヶ原」と敗戦による危機……。かつて東国で覇を競った武田、北条が滅びるなか、上杉だけは生き残りを果たす。戦国大名最後の世代として、戦国、織豊、江戸と時代の転換期を生き抜いた、その六十九年の生涯を描く決定的評伝。 【目次】 はじめに 序章 上杉景勝の実家、上田長尾一族 第一章 戦国大名・景勝 一、生い立ち 二、謙信と喜平次 三、御館の乱 四、信長との対決 五、「六十余州越後一国を以て相支え」 第二章 豊臣大名・景勝 一、秀吉と景勝 二、東国仕置 三、権中納言景勝 第三章 会津国替えと関ヶ原合戦 一、豊臣家大老景勝 二、会津征討 三、幻の関東討入り計画 第四章 米沢領三十万石 一、米沢中納言景勝 二、米沢城下と藩制の整備 三、景勝のよこがお 第五章 米沢藩祖・景勝 一、景勝の嗜好と周辺 二、大坂の陣 三、元和偃武と移りゆく世界 四、景勝最後の軍役「最上御勢遣」 五、景勝の遺命 終章 その後の上杉家 おわりに 主要参考文献 -
混迷の東アジア【2冊 合本版】 『東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』
韓国、中国の執拗な日本外し、北朝鮮とロシアの接近、東南アジア諸国と中国の衝突――なぜ東アジアは混乱しているのか。世界地図の上下を逆にすれば、日本が大陸の国家にとって大きなフタになっていることに気付く。長く防衛研究所で研究官として東アジアを追ってきた著者が、地政学的観点から各国の外交戦略を分析。日本が東アジアで、そして世界で果たすべき役割に言及する。 『東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割』は、緊張が続く東アジアの現状と、その原因を分析。かつてナポレオンI世は「一国の地理を理解すれば、その国の外交政策が理解できる」と言ったが、日本では注目されなかった。しかし、現在進行形の混沌を読み解くのに、地政学の視点は欠かせない。著者によれば、大陸国家(ランドパワー)である中国、ロシア、モンゴル、北朝鮮、韓国などと、海洋国家(シーパワー)であるアメリカ、日本、オーストラリアなどがまとまりはじめ、同時に、せめぎ合う時代が到来しているという。そのなかで戦略的な場所にある日本はどのような振る舞いをしていけばいいか探る。 『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』は、韓国在住30年超の日本人記者との対談によって構成。「北と南はどこが違う?」「なぜつぶれない?」「拉致問題は解決する?」など、日本人が持つ疑問に答えながら、金正恩の第一書記就任後の変化を読みとく。スキー場建設など“新経済政策”で変化を感じる一方、戦争危機騒動などの威嚇行動も続ける。“猛虎出林”と称される猛々しい人々の気質、韓国より先進的だった理由、金正恩に刻印された日本――さまざまな事象から知られざる国の現状に迫る。 ※本電子書籍は『東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』を1冊にまとめた合本版です。 -
八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ
第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞をダブル受賞した傑作ルポの完全版。 2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を収録! 「“その事件”を、口にしてはいけない」 現代中国最大のタブー、天安門事件に迫る! 1989年6月4日。変革の夢は戦車の前に砕け散った。 毎年、6月4日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九.六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。 あの時、中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。 世界史に刻まれた運動に携わっていた者、傍観していた者、そして生まれてもいなかった現代の若者は、いま「八九六四」をどう見るのか? そして、事件は2019年の香港デモにどう影響したのか? 歴史は繰り返されるのか? 中国、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉る大型ルポ。 語り継ぐことを許されない歴史は忘れ去られる。これは、天安門の最後の記録といえるだろう。 ●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち ●タイに亡命し、逼塞する民主化活動家 ●香港の本土(独立)派、民主派、親中派リーダー ●未だ諦めぬ、当時の有名リーダー ●社会の成功者として“現実”を選んだ者、未だ地べたから“希望”を描く者 etc. ※本書は2018年5月に小社より刊行された単行本を改題の上、修正し、新章を加筆したものです。 【目次】 序章 君は八九六四を知っているか? 第一章 ふたつの北京 第二章 僕らの反抗と挫折 第三章 持たざる者たち 第四章 生真面目な抵抗者 第五章 「天安門の都」の変質 第六章 馬上、少年過ぐ 終章 未来への夢が終わった先に あとがき 新章 〇七二一 香港動乱 主要参考文献 -
戦国の忍び
戦国時代の合戦の裏では、本当に「忍者」が活躍していた! これまでフィクションの中でしか考えられなかった戦国時代の忍者。 実像は闇に包まれ、江戸時代に書かれた軍記物や、忍術伝書から想像するしかなかった。 しかし、史料に断片的に残されていた、忍びにまつわる記述を丹念に読み解くことで、その驚きの実態が明らかとなった。 これまでの戦国合戦研究を覆す、気鋭の歴史学者による最新研究! ●カギ梯子で、300人もの忍者が城へ忍び込む! ●商人に化けて敵城へ潜入! ●侵入してきた敵の忍びを見つけ出す! ●捕らえられた忍び、荷物から火打ち道具が見つかり「敵の忍者です」と白状 【目次】 はじめに 第1章 江戸時代における忍びの認識 1 忍びとはどのような人々であったか――『武家名目抄』 2 忍びのマニュアルと心構え――『軍法侍用集』 3 武田の軍記物に描かれた忍び――『甲陽軍鑑』 4 忍びの別称 第2章 戦国の忍びの登場 1 伊賀と甲賀 2 武田の透波、北条の風魔、伊達の黒脛巾 3 悪党と忍び 第3章 草、野臥、かまり 1 草、草調義 2 伏兵、伏勢、伏調儀 3 野臥、かまり 第4章 城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動 1 城乗っ取りと忍び 2 忍びによる潜入と放火 3 目付の活動 第5章 戦国大名と忍び 1 中世の夜と忍びの世界 2 忍びの運命 3 足軽と忍び おわりに――戦国の忍びとはどのような人々だったのか あとがき 参考文献一覧 -
昭和史七つの謎と七大事件 戦争、軍隊、官僚、そして日本人
昭和は、人類史の縮図である。 戦争、敗戦、占領、独立。 そして指導者、官僚、メディアの腐敗! 「昭和」はいまも続いている――。 無責任の体系とも言われた「昭和」の体質は、消えたのか? 責任を取らない指導者と官僚、煽るマスコミに騒ぐ国民。平成を経て、令和となっても、それは健在だ。 ゆえに、私たちは昭和の重大事件に常に立ち返らなければならない。 五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、新憲法制定、60年安保闘争、三島事件、ロッキード事件。 昭和史研究の第一人者が、歴史の転機となった戦争と事件を「精神と行動からの分析」から解き明かす!! ※本書は2009年12月に小社より刊行された『太平洋戦争、七つの謎』と、2011年3月刊『日本を変えた昭和史七大事件』を合本にし、改題の上、加筆修正したものです。 【目次】 新版まえがき 第一部 太平洋戦争、七つの謎 はじめに 第一章 誰が開戦を決めたのか? 第二章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか? 第三章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか? 第四章 なぜ人を武器にする戦術が生まれたのか? 第五章 日本の軍事指導者たちの敗戦の理由 第六章 誰が終戦を決めたのか? 第七章 もし本土決戦が行われていたらどうなっていたのか? おわりに あとがき 第二部 日本を変えた昭和史七大事件 はじめに 第一章 五・一五事件のもうひとつの顔 第二章 青年将校たちの精神と二・二六事件 第三章 太平洋戦争・「誤謬の東條首相」と閣僚 第四章 占領初期・日本国憲法制定と日本の官僚たち 第五章 戦後派世代の生理的嫌悪感と六〇年安保闘争 第六章 三島事件と戦後社会の不可視空間 第七章 田中角栄元首相逮捕という政争・ロッキード事件 おわりに -
宮内官僚 森鴎外 「昭和」改元 影の立役者
〈「昭和」は完璧な元号だった〉 「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が贈られてしまっていた……。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、鴎外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如何にして生まれたのか? 「令和」改元の深層に迫った政治記者が、膨大な公文書の中に隠された晩年の暗闘に初めて光を当てる! ◎軍医トップに登り詰めたキャリア官僚として「早出晩退」で事務処理能力を発揮 ◎本業に差し障る文筆活動が黙認された背景に元老・山県有朋の後ろ盾があった ◎牧野伸顕宮内大臣の大規模リストラと対決 〈不可解な「遺書のナゾ」 「宮内省陸軍の栄典は絶対に取りやめを請ふ」 ⇒軍医総監に上り詰めたのになぜ? 「余は石見人森林太郎として死せんと欲す」 ⇒故郷・津和野に愛着は無かったはずなのになぜ? 〈目次〉 はじめに 第一章 『普請中』の近代日本 一、混迷の「大正」改元 二、昭憲皇太后はなぜ誤りなのか 三、宮内省VS. 内務省 四、『帝諡考』から『元号考』へ 五、漢学官僚の系譜 第二章 宮内官僚 森鴎外 一、山県有朋の人脈 二、四つの歴史編纂事業 三、官制改革の影 四、大衆化する皇室 五、未完の歴史叙述 第三章 官憲威力の容喙 一、着手しなかった事業 二、伊東巳代治総裁との確執 三、山県支配の崩壊 四、近代国家の「虚」を見つめる 五、遺言の謎 終 章 遺された思い 一、鴎外なき「昭和」改元 二、「石見人として死せんと欲す」 あとがき 主要参考文献一覧 -
つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて
分断が深まる世界。複数の〈正しさ〉が衝突するなかで、人は難題を前に「何でもあり」の相対主義に陥りがちだ。人生の切実な「問い」に直面して ”筋を通す” ための倫理とは? カントに代表される義務倫理、ミルやベンサムが提唱した功利主義に対し、アリストテレスを始祖とする徳倫理はこれまで充分に注目されてこなかった。近代が置き去りにした人間本性の考察と、「思慮」の力に立ち戻る新たな倫理学の潮流が、現代の究極の課題に立ち向かう! ◆積極的安楽死は認められるか? ◆妊娠中絶の自由か胎児の生存権か? ◆テロリストの逮捕か人質の命か? ◆安全基準か雇用の最大化か? 【徳倫理とは】 アリストテレスを始祖とし、人間本性の考察に基づいて思慮の力と「どうしたいか」を重視する倫理学。カントに代表され「すべき(でない)」と人を縛る義務倫理、ミルやベンサムが提唱し、経済学と結びついた功利主義と異なる第三の潮流である。 -
全検証 コロナ政策
第一章 コロナの現実 1 はじめに 2 感染者数 3 死者数 4 重症者数 5 入院治療等を要する者等推移 6 集団感染等発生状況 7 コロナ後遺症 8 スペイン風邪との比較 第二章 海外との比較 1 世界との比較 2 各地域との比較 第三章 コロナ対策 1 ワクチン (1)ワクチン接種国際比較 (2)感染予防効果 (3)発症予防効果 (4)重症化予防効果 (5)後遺症予防効果 (6)ワクチン副反応 2 マスク 3 行動制限 4 PCR検査 第四章 医療崩壊 1 救急搬送困難事案 2 病床多くして医師少なし 3 民間病院が約8割 4 他の国ではどうか 5 5類変更で何が変わるか 第五章 コロナ予算 1 2020年度決算の規模と上昇率は1950年度以降で最大 2 何に使われたのか (1)執行率を算定できたのは8割、その中で使われたのは8割 (2)地方にばらまかれたお金 (3)コロナ防止策に使われたお金 (4)経済・雇用対策 (5)予備費の行方 (6)効果は? 3 膨大な「使い残し」 第六章 経済へのコロナ後遺症 1 日本の資金繰り 2 アベノミクスとは 3 失敗を統計操作でごまかす 4 アベノミクスの真の狙い (1)日銀による国債買い支え (2)日銀が買い支えを止めるとどうなるか (3)金融緩和も財政出動も「お金を増やす」もの (4)日銀の債務超過 (5)根本原因は借金のし過ぎ (6)所得税収と消費税収が少ない日本 (7)コロナがもたらした債務の膨張 (8)未来小切手帳 -
ブラック企業戦記 トンデモ経営者・上司との争い方と解決法
!注! これはすべて現実にあった話です。 〇勤務時間は24時間で残業時間は月に500時間超 〇定額残業代には要注意! 定額働かせホーダイへのあくなき野望 〇解雇理由を問う裁判官に「私は社長ですよ!」で 〇「今日があなたの定年退職日です」といきなり解雇 〇新しい業務は転職先探し 〇上司の交代でホワイト職場があっさりブラック化 法律知識は最強の自衛手段。今すぐ使える防衛法を弁護士集団が伝授! -
「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価
名将か、凡将か? 純粋に「軍人」としての能力を問う。 太平洋戦争開戦80年。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算! 戦略、作戦、戦術の三次元で神話と俗説を解体する。 戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六。 そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている。 しかし、これまでの研究は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた。 戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する! ■山本は独ソ和平工作を仕掛けていた ■真珠湾攻撃、第二撃は当時から断念やむなしの空気だった ■ハワイを爆撃できる航空機を求めていた山本 ■MI作戦(ミッドウェイ攻略)は最初から杜撰な計画だった。 ■1930年代の山本の評価は「軟弱な親英米派」 ■第一次ロンドン軍縮会議では山本は艦隊派に与していた。 ■航空主兵論に大きな影響を与えた堀悌吉 ■陸攻は戦略爆撃でなくアメリカ艦隊撃破のためにつくられた ■「半年か一年の間は随分暴れてご覧に入れる」の真相 ■山本は戦艦を捨てきれなかった ■ミッドウェイで戦術的怠惰はあった 【目次】 序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点 第一章 雪国生まれの海軍士官 第二章 翼にめざめる 第三章 戦略家開眼 第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ 第五章 政治と戦略 第六章 連合艦隊司令長官 第七章 真珠湾へ 第八章 山本戦略の栄光と挫折 第九章 南溟の終止符 終 章 用兵思想からの再評価 あとがき 主要参考文献 -
「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
ヒトラーの忠実なる“軍人”か、誠実なる“反逆者”か。 第二次世界大戦を動かした男の虚像と実像を暴く。 これまでの俗説を打破する決定版!! ドイツ国防軍で最も有名な将軍で、第二次世界大戦の際は連合国からナポレオン以来の名将とまで言われた男、ロンメル。 最後はヒトラー暗殺の陰謀に加担したとされ、非業の死を遂げるが、北アフリカ戦線の活躍から名づけられた「砂漠の狐」の名称は広く知られている。 ところが、日本ではとうの昔に否定された40年近く前の説が生きている程、ロンメル研究は遅れていた。 ロンメルは、ヒトラー暗殺計画に気づいていたのか!? 知っていたとしたら、それを支持していたのか!? 最新学説を盛り込んだ一級の評伝! 「日本では【略】、軍事はアカデミズムにおいて扱われない。 一方、「本職」の自衛隊や旧軍人のあいだでも、戦前、みっちりとドイツ語教育を受けた世代が退くにつれ、 第二次世界大戦の欧州方面の歴史に関する研究が紹介されることもなくなってきたのである。 【略】もちろん、ミリタリー本などでは、多々ロンメルが取り上げられてはいたものの、 それらのほとんどは、1980年代の段階にとどまっており、なかには、 アーヴィングの『狐の足跡』の歪曲を無批判に踏襲するばかりか、誇張して広めるものさえあったのだ。」(「あとがき」より) -
「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本
彼ら(逃亡実習生)は自らをボドイ(兵士)といった―――。 国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。 絶対的な弱者でも敵でもない彼らの「現実」に追ったディープルポ。 ポストコロナのボドイを追った新章も収録。 日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。 ならば、国の定義とは真逆の人材も存在する。そして、日本社会はそのような「『低度』外国人材」にこそ強く依存し、彼らを必要としているのが実態だ。 既に稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。 生身の彼らは紋切り型の報道で語られるような絶対的な弱者や被害者でもなく、陰謀をたくらむ存在でもない。 中国、ベトナム、日本各地を回り、実態に迫る! われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。 ■害獣と外来種を狩るボドイたち ■「自動車窃盗は彼らの今年の流行です」 ■日韓台中のベトナム花嫁争奪戦 【目次】 はじめに 第一章 コロナ、タリバン、群馬県――隣人は平和な「イスラム原理主義者」 第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪――主役は中国人からベトナム人へ 第三章 頼りなき弱者――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば 第四章 「低度」人材の村――ウソと搾取の「破綻した制度」 第五章 「現代の奴隷」になれない中国人――稼げない日本に見切りをつけるとき 第六章 高度人材、低度人材――「日本語だけは上手い」元技能実習生 第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧 おわりに 新 章 ポストコロナ時代のボドイたち 主要参考文献 ※本書は2021年3月に小社より刊行した単行本を加筆修正の上、新書化したものです。 -
統一教会との格闘、22年
2002年、街頭で偽装勧誘活動を偶然、目撃したのをきっかけに、統一教会とかかわるようになった著者。 いくつかの仕事を掛け持ちしながら、週の半分ほどを偽装勧誘阻止や取材活動に充ててきた。 さまざまな嫌がらせ、脅迫、圧力を受け、世間では「オワコン」となっていた問題をなぜ追求し続けられたのか。 世間に衝撃を与えた組織との格闘と、鈴木エイトであり続けられた背景をたどる。 -
オスマン帝国の肖像 絵画で読む六〇〇年史
イスラムを愛しながら、西洋文化を取りこむ 帝国の欲望を天才たちは写生した―― 血統を証する系譜書、武功を残す遠征記、君主を寿ぐ祝祭の書など、史書の重要な一部として、オスマン帝国の事跡を記録したのが緻密な細密画や洋画の名品だった。古都コンスタンティノープルを征服し、メッカを版図に収めて600年間に渡って世界に名を轟かせた「尚武の国」では、東西の文化が混交した独自の世界が花開く。肖像画が禁止され磨かれたイスラムの伝統的な文様と、ルネッサンスなど西洋の文化潮流とを余さず取り込んだ唯一無二のオスマン絵画の世界。その絵筆は、君主たちの覇業と衰亡をどのように描いてきたのか? 東西文明の境で紡がれた知られざる絵画史を第一線の研究者が綴る。 ◆コンスタンティノープルの征服王メフメト二世は西洋絵画を愛好した ◆立法王スレイマン一世治世の世界地図にはアメリカ大陸も描かれている ◆1922年、帝国最後のカリフは洋画家だった ★★「オスマン帝国の名画」カラー口絵収録★★ 【目次】 はじめに――オスマン帝国を描く 第一章 イスラム教と絵画の複雑な関係 第二章 帝国の誕生――伝統的細密画とルネサンス絵画〔15世紀〕 第三章 古典期細密画の確立――宮廷工房の絵師たち〔16世紀〕 第四章 チューリップ時代――多様化と大衆化〔17-18世紀〕 第五章 近代と改革――洋画の黎明〔19世紀〕 第六章 帝国の終焉――黄昏に花開く美術界〔20世紀〕 おわりに――トルコ共和国を描く -
バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮
・アクセス難で苗場のマンションが10万円 ・40平米の1Rマンションを見ず知らずの10人で所有 ・リゾートホテルの建物が1250分割、ワンフロアが200分割――権利が切り刻まれて身動きが取れない不動産 ・東京都湯沢町、バブル期にマンションを建てまくったデベロッパーも多くが倒産、解散 ・もはや地面の切れ端…14平米に満たない狭小地で分割され販売された別荘タウン ・権利分割して建てられていたホテルが今や有名な廃墟スポットに ・解体費用は、地方自治体…? 地元の巨大なリスクに あまりに度を越した濫用が横行したために、今となってはその乱売された「権利」が、購入者にとってなんらの価値も生み出さないどころか、ただ義務と責任ばかり発生するお荷物と化している。電気、水道といった施設の利用に必要なインフラはすべて止められ、一切の修繕が行われない建物は老朽化するばかりだ。当の所有者本人ですら利用が不可能な状況に陥っているのに、他者の権利に阻まれ、解体もできなければ売却もかなわない。なんの解決策も取られないまま、ただ毎年固定資産税が課税され続けている。こんな理不尽な話があるだろうか。(本文より) 1970年代、都心の土地価格の高騰に伴い、ターゲットにされた新潟県湯沢町。バブル期のスキーブームもあり、多くのリゾートマンションや会員制ホテルが建設された。今なおきちんと管理され、人々の生活を潤すマンションがある一方で、大幅に価格が低下したり、法律の濫用により身動きが取れなくなった施設が存在している。千葉県北東部の「限界ニュータウン」に住み、不動産問題を調査報道する著者が、リゾート物件の現状を伝える。 -
公営競技史 競馬・競輪・オートレース・ボートレース
世界に類をみない独自のギャンブル産業はいかに生まれ、存続してきたのか。戦後、復興と地方財政の健全化を目的に公営競技は誕生した。高度経済成長期やバブル期には爆発的に売上が増大するも、さまざまな社会問題を引き起こし、幾度も危機を迎えた。さらに低迷期を経たが、7兆5000億円市場に再生した。各競技の前史からV字回復の要因、今後の課題までを、地域経済の関わりから研究してきた第一人者が分析する。 【目次】 序章 活況に沸く公営競技界 第一章 夜明け前――競馬、自転車、オートバイの誕生 一八六二~一九四五年 第二章 公営競技の誕生――戦後の混沌で 一九四五~五五年 第三章 「戦後」からの脱却――騒擾事件と存廃問題 一九五五~六二年 第四章 高度成長期の膨張と桎梏――「ギャンブル公害」の時代 一九六二~七四年 第五章 低成長からバブルへ――「公害」からの脱却 一九七四~九一年 第六章 バブル崩壊後の縮小と拡張――売上減から過去最大の活況へ 一九九一年~ 終章 公営競技の明日 あとがき 参考・引用文献一覧 -
海軍戦争検討会議記録 太平洋戦争開戦の経緯
「海軍が最後まで譲らなかったのは、自動的参戦はいやだという一点にありき」(井上成美海軍大将) 日本海軍はなぜ太平洋戦争に突入したのか? この議題を元に、敗戦間もない1945年12月、生き残った日本海軍最高首脳者による、極秘の戦争検討会議が行われていた。 永野修身元帥以下、開戦前後の軍政軍令の責任者、幕僚など29名が参加し、翌年1月にかけて、この特別座談会は4回行われる。 記録を託されたのは、戦時中に東條を批判して懲罰召集をされた「竹槍事件」の新名記者だった。 海軍などの助力で召集を解除され、海軍報道班員として敗戦を迎えた氏が、30年以上秘蔵した後に公開した一級資料、復刊! 解説・戸高一成 ※本書は、1976年12月に毎日新聞社より刊行された作品を新書化したものです。底本には1976年の初版を使用しました 【目次】 「海軍特別座談会」について<序に代えて> 大東亜戦争開戦前の国内情勢――特別座談会(昭和20年12月22日) 三国同盟――第一回特別座談会(昭和21年1月17日) 満州事変から太平洋戦争へ――第二回第一次特別座談会(昭和21年1月22日) 日米開戦に至るまでの用兵、戦備――第二回第二次特別座談会(昭和21年1月22日) 「海軍特別座談会」出席者略歴 付録 井上成美航空本部長 申継 陸海軍中央統帥組織 陸海軍等主要職員一覧表 年表 あとがき 解説 戸高一成 -
財政爆発 アベノミクスバブルの破局
(章立て) はじめに 第一章 アベノミクスとは何か 第二章 ソノタノミクス 第三章 賃金偽装 第四章 偽りの成果達 第五章 アベノミクスの副作用 第六章 新たな楽観論・MMT 第七章 日本は何から逃げてきたのか あとがき -
イスラエルとユダヤ人 考察ノート
なぜ、強国なのか!? 情報(インテリジェンス)大国なのか!? 世界の鍵となる国を第一人者が徹底解説する。 「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」 これがイスラエルの国是だ。 世界の政治・経済エリートへ大きな影響力を有す情報(インテリジェンス)大国。 中東と世界情勢を分析するには避けては通れない国だが、その実態はあまりにも知られていない。 「イスラエルは通常の国民国家ではない」と喝破する第一人者が、イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解を読み解く! 「本書で私(佐藤)は、イスラエルとユダヤ人から学んだ事柄を記した。 イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である」 ※本書は2015年2月にミルトスより刊行された『イスラエルとユダヤ人に関するノート』を改題の上、加筆修正したものです。 -
ホロコースト後の機能不全 ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係
なぜドイツはイスラエルを批判できないのか? ーー犠牲と加害の反転はどのようにして進んだか 『歴史修正主義』(中公新書)で注目された歴史学者が提示するガザ紛争を理解するための新たな視座! ドイツの戦後の歩みはユダヤ人を究極の犠牲者にした! 紛争によりガザが破壊し尽くされた中、イスラエルの姿勢はホロコーストの記憶とも結びつけられる。 ドイツはナチ犯罪者を最後の一人まで裁き続け、「反ユダヤ主義」の撲滅を掲げてきた。 そのためドイツによるイスラエル支援は、補償にとどまらず武器供与まで及んだ。イスラエルへの安全保障は「国是」だったのである。 ドイツの「過去の克服」は、両国の政治、経済、軍事の利害と密接に絡んできた。その歴史を解きほぐし、変化を迫られる姿を描くーー。 世界は戦争を止められないのか。ナチズムの克服は、より良い世界をつくるためではなかったのか。 ドイツとイスラエルの特殊な関係をつまびらかにすることで、ガザ紛争を防げなかった世界構造のねじれが見えてくる。 序 章 世界の機能不全はどのようにして起こったか 第一章 国籍──国民の境界は歴史が形づくる 第二章 裁き──犯罪をどこまで、どう裁いたか 第三章 国際法──反省から生まれた新しい秩序 第四章 償い──和解のための補償、安全保障へ 第五章 言葉と認識──私たちはパレスチナを理解する言葉を持っているか 終 章 ゴルディアスの結び目 -
歪められる食の安全
この数年で食品表示のルールが大きく変更され、「遺伝子組換えでない」や「無添加」の表示は事実上できなくなった。 また原材料についても、原産地ではなく製造地を表示することとなり、どこで採られたのか一切不明なまま販売されている。 グローバル企業や食品大手の意を受けたかのように変えられていく規定。 私たちは希望の食品をどうやって選べばいいのか。日本の食を見続けてきた元農水大臣による渾身のレポート。 -
ひとが生まれる 五人の日本人の肖像
【ひとは社会の中の一人として、もう一度「生まれる」】 哲学から映画、マンガなど大衆文化を渉猟し、戦後日本を思索し続けた思想家、鶴見俊輔。彼が現代人の「生き方」を問い直すために選んだのは、誰もが認める偉人ではなく、社会の周縁で、時代に揉まれながら実直に生き抜いた5人の日本人だった。明治以前に米へと越境し、日本を相対化した中浜万次郎、町村を見つめ続けた田中正造、敗北を直感しながら飛び立った林尹夫……彼らの数奇な人生をたどることで、近代日本の相貌が鮮やかに浮かび上がる。 赤川次郎氏の文庫版解説を再録。新書版解説・ブレイディみかこ 【目次】 はじめに 中浜万次郎――行動力にみちた海の男 田中正造――農民の初心をつらぬいた抵抗 横田英子――明治の代表的日本女性 金子ふみ子――無戸籍者として生きる 林尹夫――死を見つめる 本書関連年表 あとがき(1972年) 文庫版あとがき(1994年) 解説にかえて 赤川次郎 新書版解説 ブレイディみかこ -
韓国消滅の危機 人口激減社会のリアル
★新入生ゼロの小学校が続出 ★親が子の結婚に猛反対 ★38度線に接する最前線部隊が解体 ★国土の半分が「消滅危険地域」 常備兵が5年間で10万人減少し、釜山が「消滅危険水準」に突入するなど急激な人口減に直面しつつある韓国。合計特殊出生率は、1970年の「4.53」から急落の一途を辿り、2024年には「0.75」となった。その背景にあったのは、深刻な格差と競争をひとりで生き抜いた若者と、かつての儒教主義に苦しんだ親世代の「本音」だった。未曾有の人口減少に直面しつつあるこの国で進む地方の崩壊、窮余の移民政策、そして後がない中での少子化対策の内実を現地記者がレポートする。 ●少子化が改善されなければ「韓国は2750年には消滅する」と予測 ●常備兵が5年間で10万人減 ●第2の都市・釜山も「消滅危険水準」に ●エリート教育は乳幼児にまで「低年齢化」、うつ病になる子どもが激増 ●高齢者貧困はOECD加盟国ワースト ●産育休が最大4年半、出産に約1100万円支給など企業による破格の育児支援 【目次】 はじめに 第1章 消える学校、綻ぶ韓国軍――今、この国で何が起きているのか 第2章 SNSが加速させた超競争社会 第3章 激変する男女の意識――ジェンダー対立の深層 第4章 結婚を止める親たち――伝統的家族観のゆらぎ 第5章 空回りする280兆ウォン――少子化対策の実態 おわりに -
終末格差 健康寿命と資産運用の残酷な事実
日本の老後生活を巡る問題は、公的年金の信頼性、退職後の生活資金、介護や医療サービスの確保、医療技術の進展といった多岐にわたるテーマを抱えています。特に、老後の生活資金の大部分は公的年金で賄えるかどうかがポイントであるものの、政府が公表する年金の財政見通しでは、様々な将来見通しを公開しているが、非現実的な仮定を置くことによって、真の問題を覆い隠しています。 老後資金の必要額に関しては、2019年の「老後資金2000万円問題」以来、個人の貯蓄や投資の重要性が注目されていますが、本書では、株式投資や新NISAなどに頼るより、自己投資によるスキルアップがより効果的であると経済学者の野口悠紀雄氏は提言。また、団塊ジュニア世代は就職氷河期を経験し、雇用環境が厳しいなか、65歳時点で3000万円以上の資金が必要になる可能性も出てきています。 さらに、高齢者の医療保険や介護保険負担も増加しており、「所得」ではなく「資産」に基づく負担制度が必要だと野口氏は指摘。 重要なのは、若いうちからできうる限りの努力をして、老後の備えをしておくこと。また、老後のことについて、他人事ではなく、「自分事」として考えることです。 老後の暮らしや資金について考え直してみるのに最適な1冊です。 『終末格差』 もくじ 序章 広がる終末格差 第1章 老後資金としていくら必要か? 第2章 投資戦略で老後を守れるか? 第3章 団塊ジュニア世代がこれから直面する厳しい老後 第4章 公的年金は老後生活の支柱となるか? 第5章 介護保険は破綻しないか? 第6章 期待される医療技術の進歩 第7章 高齢者の負担増が進む 第8章 終末格差を克服するのは、自分への投資 -
潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで
誰でも出来る、誰でも書ける。 企業に最も恐れられる潜入取材のプロが、そのノウハウを全公開! 読書術に文章力を高める方法はもとより、レポート作成からセクハラ・パワハラ対策まで全方位に活かせる決定版。 潜入取材の技術はブラック企業対策にもなり、現代社会における強力な護身術となる。 ユニクロ、アマゾン、ヤマト運輸、佐川急便からトランプ信者の団体まで。数々の組織に潜入することで、世に知られていない実情を掘り起こしてきたプロが、証拠集めの調査方法から裏取りの仕方、執筆、更には訴訟対策に至るまで全技法を伝授する。 潜入取材は欧米では当たり前、実は王道の手法である。日本では少ないが、それはブルーオーシャンということだ。著者の取材経験を基に、実例ですべてを解説。名誉棄損裁判でユニクロに完勝した経緯も詳細に記す。 ■潜入取材は企業や政治家の不正行為や不祥事への抑止力 ■卑怯なのは情報を公開しない企業 ■秘密録音は違法ではない 文章力、取材力は上げられる。 ■天候や匂いBGMも書き留める ■手書きの取材ノートは身を助ける ■朗読CDを入眠時に使う ■ワード読み上げ機能を使い推敲する ■初稿の段階が勝負の分かれ目 【目次】 まえがき 第一章 いかに潜入するか 第二章 いかに記録をとるか 第三章 いかに裏をとるか 第四章 いかに売り込むか 第五章 いかに身を守るか 第六章 いかに文章力をつけるか あとがき 参考文献 -
二〇三高地 旅順攻囲戦と乃木希典の決断
日露戦争最大の激戦「旅順攻囲戦」。日本軍は、ロシア軍の要塞と機関銃が待ち受けるなか、肉弾攻撃を繰り返し、犠牲者を続出させた。なぜ失敗を繰り返しながらも、二〇三高地を奪取し、勝利を掴むことができたのか。そのカギは、乃木希典らによる戦術の刷新にあった。未公開史料を含む、指揮官・参謀の日記や電報、回顧録などをもとに、気鋭の戦史学者が徹底検証する。 【目次】 はじめに ―爾霊山― 第一章 齟齬 ―第三軍の編成と前進陣地の攻略― 一、旅順攻囲軍の編成経緯とその問題点 二、第三軍司令部編成上の問題 三、前進陣地攻略戦 第二章 迷想 ―第一回旅順総攻撃― 一、攻撃準備 二、攻撃計画 三、攻撃実施 第三章 決断 ―前進堡塁の攻略と第二回旅順総攻撃― 一、正攻法への転換と窮地のリーダーシップ 二、前進堡塁に対する攻撃 三、第二回旅順総攻撃の攻撃準備 四、第二回旅順総攻撃 第四章 屍山血河 ―第三回旅順総攻撃と開城― 一、主攻正面論争と第三回総攻撃計画 二、第三回旅順総攻撃 三、決戦・二〇三高地の戦い 四、敗北から勝利へ 五、旅順開城 おわりに ―伊地知と乃木の評価― -
太陽の脅威と人類の未来
夜、空を眺めると星のまたたきに心安らぎを覚える。 静けさに満ちた不変の宇宙……というイメージだが、太陽は毎秒21キロの速さで銀河系を動き、 フレア(太陽面爆発)が起きるとジェット旅客機の数千倍もの速度でガスを噴出させている。 遠くの彼方で起きている現象とはいえ、地球への影響は甚大で、ときに大停電を起こす可能性も…。 20世紀になり、宇宙は私たちがイメージしている姿とは異なり、おどろくほど動的なことがわかってきた。 また、絵空事と考えられていたUFOや宇宙人についても、2020年にアメリカ国防総省がUFOの存在を公式に認め動画を公開するなど、新たな展開が起きている。 私たちの想像をはるかに超えたスケールで起こるさまざまな現象、知っているようで知らない宇宙の姿を、太陽研究の第一人者が紹介する。 -
恐竜大陸 中国
世界一の恐竜大国、その実態 世界の恐竜研究史を塗り替えた羽毛恐竜の化石や琥珀漬けの恐竜の尾「EVA」など、革新的な発見は中国で相次いできた。 発見された恐竜の種類も既にアメリカを抜いており、世界一の恐竜大国となっている。 日中戦争や文化大革命をはじめとした動乱の影響や盗掘・密売の横行など、一筋縄ではいかぬ国で世紀の発見や研究はどの様に行われたのか。 研究の最前線と、それを取り巻く社会の歴史と現状まで、中国恐竜事情を初めて網羅する。 習近平の名前を冠した恐竜は現れてしまうのか? 発掘・研究は国家と対峙する時がある ■農民夫婦、裏山から掘り出した化石を14年間守る ■羽毛恐竜、中国共産党幹部の名前を付けられる ■中国恐竜学の泰斗・楊鍾健の恐竜よりも数奇な人生 ■ドラえもんでおなじみのあの恐竜が見つかるまで ■重い政治問題と続々と見つかる化石と。新疆ウイグル自治区の恐竜 etc. 【目次】 はじめに 恐竜の基礎知識――本編に進む前に 第1章 中国恐竜最新事情――恐竜の常識を変えた「羽毛恐竜」は中国で見つかった コラム1 中国恐竜の命名ルールと珍名恐竜 第2章 レジェンド中国恐竜秘話――『ドラえもん』でも有名な中国恐竜たち コラム2 中国恐竜学の泰斗・楊鍾健の恐竜よりも数奇な人生 第3章 中国人の大発見――化石は意外な局面で見つかる コラム3 化石盗掘の暗い影と中国恐竜研究の混乱 第4章 中華全土、恐竜事情――新疆・チベットでもマイナーな町でも化石は出る コラム4 台湾と香港で恐竜の化石は見つかるか? 第5章 中生代中国の「海と空」の生き物たち――中国では翼竜や首長竜の化石も見つかる コラム5 「世紀の大発見」をものにした恐竜オタク博士の光と闇 おわりに 参考文献 -
頼るスキル 頼られるスキル 受援力を発揮する「考え方」と「伝え方」
困ったとき、あなたに相談相手はいますか? 遠慮なく助けを求められますか? これは“精神論”でも“心の持ちよう”の問題でもありません。 若手から上司世代まで、「助けてと言えない日本人」に必須の考え方です。 対話の少ない時代を生き抜き、仕事・家庭・地域コミュニティを居心地よく するために重要性を増す「頼るスキル」の具体的実践法。 ※本書は、二〇二二年三月に小社より刊行された『社会人に最も必要な「頼る」スキルの磨き方』を加筆修正・再編集し、改題したものです。 [目次] 第1章 頼るのは「弱いから」ではない 第2章 上手に頼るための「伝え方」 第3章 上手に頼るための「言い換え」 第4章 「うまく主張する」「うまく断る」方法 第5章 「ソーシャル・キャピタル」と「チーム」 第6章 心理的安全性の高い職場と社会をつくろう -
イランの地下世界
「本当に目から鱗が落ちまくり。このイラン観は唯一無二だ」高野秀行氏、熱烈推薦・解説 国民は脱法行為のプロばかり!? 強権体制下の庶民の生存戦略を、長年イランの一般社会で暮らしてきた著者が赤裸々に明かす! イスラムへの無関心、棄教・改宗が進んでいる? 国民の関心はいかに国から逃げるか!? イスラム体制による、独裁的な権威主義国家として知られるイラン。しかし、その実態に関する報道は、日本では極めて少ない。 イスラム共和国支持者=敬虔なムスリムといえるのか? 棄教者は本当にいないのか? 反体制派の国家ビジョンとは? 違法・タブーとされる麻薬や酒に留まらず、イスラム体制下の欺瞞を暴きつつ、庶民のリアルな生存戦略と広大な地下世界を描く類書なき一冊。 ■イスラム宣伝局の職員はイスラム・ヤクザだった ■イスラム法学者たちはアヘンの上客 ■「隠れキリシタン」「神秘主義者」として生きる人々 ■古代ペルシアを取り戻せ!――胎動する反イスラム主義 ■美容整形ブームの裏には低い自己肯定感がある 小さな独裁者たちが「大きな独裁者」を生み出す ■親日感情に隠された本音「尊敬されたい!」 ■メンツ(アーベルー)がすべて、「知らない」と言えない人々 ■おしゃべりこそマナー、しゃべらないのは失礼 ■おらが村こそイラン一! 強すぎる愛郷心 ■イラン人は個人崇拝と訣別できるか 【目次】 はじめに 第一章 ベールというカラクリ 第二章 イスラム体制下で進む「イスラム疲れ」 第三章 終わりなきタブーとの闘い 第四章 イラン人の目から見る革命、世界、そして日本 第五章 イラン人の頭の中 第六章 イランは「独裁の無限ループ」から抜け出せるか おわりに 解説 高野秀行 -
陰陽師たちの日本史
第一章 「陰陽道」とはなにか 1 「陰陽道・前史」を探る 2 呪術・祭祀を担う陰陽師 3 安倍晴明をめぐる謎 第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ 1 焼失した霊剣と五帝祭 2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道 3 冥府の神、泰山府君 4 火星を祭る 第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち 1 安倍晴明の末裔たち 2 陰陽師たちの「戦国」 3 『ほき内伝』という謎の書物 断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか 第四章 江戸時代の陰陽師たち 1 江戸時代前期──変貌する陰陽道 2 西洋天文学と出会う陰陽道 終章 「安倍晴明ブーム」の彼方へ -
核の復権 核共有、核拡散、原発ルネサンス
はじめに 第一章 核共有は日本の安全保障を本当に高めるのか (1)議論の始まり (2)核共有とは何だろう (3)欧州核共有の歴史 (4)生き残った核共有 (5)核共有はNPT違反か? (6)「核の傘」は破れ傘か? (7)核共有は「安全」?それとも「危険」? 第二章 核軍縮の流れは断ち切られた (1)核の「復権」遠のく「核なき世界」 (2)瀬戸際を迎えた核軍縮 (3)核軍縮を阻む米中露 (4)ABM条約離脱が招いた軍拡競争 (5)本格化する宇宙戦争 第三章 ロシアの弱さが核に向かわせる (1)プーチン大統領の核威嚇 (2)ロシアが核に頼るわけ (3)危ういロシアの核理論 (4)ロシアは核を使うのか? (5)ベラルーシとの核共有 (6)ウクライナとブダペスト覚書 (7)米露蜜月が終わった訳 第四章 核の闇市場を探る (1)核拡散とスパイの役割 (2)イランの核問題 (3)イランは核武装するのか 第五章 日本を脅かす核保有国の現在地 (1)登場した核サイロ (2)中国の新型核兵器 (3)台湾有事と日米 (4)切り札のAUKUS (5)連携深める中露両国 (6)北朝鮮核開発史 (7)北朝鮮の核戦略 第六章 原発も「復権」 (1)地球温暖化対策とウクライナ侵攻がきっかけ (2)野心的な原発整備計画 (3)日本も原発回帰 (4)注目のSMR (5)原子力でも脱ロシア (6)原発の脆弱性が浮き彫りに -
サイレント国土買収 再エネ礼賛の罠
(本書で紹介する主な地域) ■メガソーラー 福島県西郷村(上海電力のメガソーラー)、茨城県つくば市(日本最大の営農型ソーラー)、大阪湾咲洲、山口県柳井市・岩国市(岩国基地周辺メガソーラー)、熊本市、長崎県佐世保市 ■陸上風力 北海道稚内市、北海道当別町 ■洋上風力 富山県入善町(日本初、洋上風力にも中国企業)、長崎県西海市 ■港湾 北海道釧路市、北海道石狩市、北海道小樽市・余市町、北海道苫小牧市、大阪市、福岡市・福津市、長崎県佐世保市(ハウステンボスを買収した香港資本) ■リゾート地 北海道千歳市、北海道夕張市、北海道倶知安町・ニセコ町、北海道占冠村・新得町・赤井川村(外資が占有する国有地)、北海道富良野市・上富良野町、新潟県糸魚川市・妙高市・阿賀町(原生自然と鄙びた宿を買う)、神奈川県箱根町・静岡県熱海市(高級旅館と町屋を買う)、歴史ある通りが企業の名を冠した名称に(京都市)、大阪市・泉南市 ■農林地 北海道平取町(ドローンの墓場)、茨城県阿見町・土浦市、宮崎県都城市(700ヘクタールの巨大開発) ■離島 山口県周防大島町、長崎県対馬市、鹿児島県奄美市(琉球弧の要衝をあの手この手で)、沖縄県宮古島市、沖縄県北大東村ラサ島(垂涎の孤島) ■産業インフラ(物流団地や工業団地など) 北海道石狩市、埼玉県幸手市、北海道白糠町、熊本市・菊陽町 ■学校や文化施設 北海道稚内市・北海道苫小牧市(キャンパスを買う)、岩手県安比町(外資による教育ビジネス)、新潟市・佐渡市(総領事館問題) -
少女ダダの日記 ポーランド一少女の戦争体験
友人との遊びに興じ、地下の学校で学ぶ14歳の少女のかたわらを爆撃が襲う。 愛国心を高めながら、時には敵兵にまで人間的な同情を抱き、平和を希求した少女。 世界で翻訳された日記が時を超えてよみがえる。 -
日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析
なぜ大ヒットを連発できるのか。アニメ・特撮研究の第一人者が、日本のアニメ産業に起こった「革新」を徹底解説。『宇宙戦艦ヤマト』から新海誠監督作品まで、アニメの歴史に不可欠な作品を取り上げ、子ども向けの「卒業するべきもの」を脱し、大人も魅了する「国民的文化」となり、世界中にファンを生み出す理由を明らかにする。 【目次】 第1章 日本アニメ史の”構造” 第2章 『宇宙戦艦ヤマト』の旅立ち 第3章 『機動戦士ガンダム』が起こした革新 第4章 スタジオジブリとアニメ受容の国民化 第5章 『AKIRA』と『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』 第6章 『新世紀エヴァンゲリオン』による拡大 ――アニメブーム再来、新時代の招来 第7章 『君の名は。』の衝撃 ――デジタル世代の台頭と新たな作家性 -
敗者の古代史 「反逆者」から読みなおす
歴史書は勝者が書いたものだ。朝廷に「反逆者」とされた者たちの史跡を辿り、地域の埋もれた歴史を掘り起こすと、見えてきたのは地元で親しまれる姿だった。古代史ブームをけん引した第一人者が晩年に遺した傑作。 【目次】 はじめに 一 饒速日命と長髄彦 二 タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争(前篇) 三 タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争(後篇) 四 狭穂姫と狭穂彦 五 熊襲の八十梟帥と日本武 六 剱御子としての忍熊王 七 莵道稚郎子と大山守 八 飛騨の両面宿儺 九 墨江中王と曽婆訶理 十 大日下王と押木珠縵 十一 市辺忍歯別王と皇子たち 十二 筑紫君石井 十三 物部守屋大連 十四 崇峻天皇と蜂子皇子 十五 山背大兄王と一族の死 十六 蘇我氏四代 稲目、馬子、蝦夷、入鹿 十七 有間皇子と塩屋連このしろ 十八 大津皇子と高市皇子の運命 壬申の乱 十九 大友皇子の死とその墓 結 まとめにかえて -
地政学入門
世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版! アメリカの対タリバン戦争敗北は、地政学を軽視した結果である。 地政学は帝国と結びつくものであり、帝国は国民国家を超える。 帝国の礎にはイデオロギーがあり、それは「物語の力」が核となっている。 地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもある。 危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。 無批判に受容してはならない政治理論のエッセンスを、国際政治の具体例を基に解説していく珠玉の講義。 対立が激化する米中、イランを筆頭に勢力圏の再編が進む中東、混迷の中央アジア、ブロック化と理念維持の狭間で苦闘するEU、反日と反韓の疑似戦争が続く東アジア。 世界はいまだ、グローバルでなくインターナショナルのせめぎあいが中心となっている。 帝国化する時代を読み解くには、地政学が大きく、有用な鍵となる。 ■宗主国なき帝国、植民地なき帝国 ■何が島で何が岩か、暗礁か ■「イスラム国」は「原因」ではなく「結果」 ■琉球占領の計画もあったアメリカ ■中国西側が「イスラム国」化する危険性 ■信頼醸成サミットの目的 ■国旗・国歌が制定されても民族は形成されない ■宗教は重要な地政学の要因 ■十字軍が再び ※本書は2016年7月に晶文社より刊行された『現代の地政学』を改題のうえ、再編集を行い、加筆修正したものです。 【目次】 新書版まえがき まえがき 第一講 地政学とは何か 第二講 ハートランドの意味 第三講 ヨーロッパと中東 第四講 海洋国家とは何か 第五講 二一世紀の地政学的展望 あとがき 参考文献一覧 -
イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち
原因は、メンタルではなく脳にあった! 大事な場面で、手が動かない。 突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。 長年、心の病の印象が強かったが、その原因はメンタルではなく脳にあった! そもそもイップスという医学用語はなく、厳密な用語の定義もない。 不調なアスリートをイップスと噂する状況が続いているが、医学からみていくと局所性のジストニア(不随意運動)といえる。 運動選手が上達するためには、ある程度の熟練まで反復練習は大事だが、度を越えた量になると、脳から身体への指令が上手くゆかず、制御不能の状態になるのだ。 脳の誤動作が引き起こすものといってよい。 イップスの罹患者はその経験を語ることが少ないが、5人のアスリート(岩本勉、土橋勝征、森本稀哲、佐藤信人、横田真一)が取材に応え、罹患と克服の経緯を語ってくれた。 また、アスリートを支えた指導者や医師にも取材し、指導する側・治療する側から見たイップスも詳述した。 原因解明と治療法にまで踏み込んだ、イップスの入門書にして決定版! ※本書は2018年1月に刊行した弊社単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです 【目次】 新書版はじめに 第一章 捕手にボールが届かない――岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手) 第二章 一塁への送球がスライドしてしまう――土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手) 第三章 ボールが指にひっかかる――森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手) 第四章 自分の写真を見たことでパター不振に――佐藤信人(プロゴルファー) 第五章 パターする腕に電気が走った――横田真一(プロゴルファー) 第六章 イップスのメカニズム おわりに 参考文献 -
ハーフの子供たち
その肉声から社会の深淵をのぞく。 6人の日比ハーフたちのインタビューを通じて、 国際結婚の内情、家族の肖像を描き出す出色ルポ。 『全裸監督』原作者、最新作! 第一章 キットカットの少女 第二章 モリンガ姉妹 第三章 孤独を友にする青年 第四章 雨を待つ女 第五章 微笑のボクサー 終章 六人のそれから…そして 「八〇年代、アジア各国から日本に働きにやってくる女性たちは、 ジャパゆきさんと呼ばれその多くが劣悪な環境で働かされた。 日本人男性とのあいだに生まれた日比ハーフたちの多くは、 貧困やネグレクトと無縁ではなかった。日本の男たちを虜にしてきた フィリピン人女性とのあいだに生まれた日比ハーフたちは、 どんな生き方をしているのだろう。」(本文より) 本橋信宏が新たなタブーに挑む!! -
学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場
(章立て) はじめに 第一章 スクールロイヤーは救世主か 第二章 いじめ ―予防は困難だが適切な解決の助言役に 第三章 虐待 ―弁護士との連携で防げる可能性は高い 第四章 不登校 ―多様な背景を見極め、調整役に 第五章 校則、そして懲戒処分 ―スクールロイヤーの腕の見せ所 第六章 保護者対応 ―弁護士会の見解は真っ二つ 第七章 体罰 ―現実的な対案を提示できなければなくならない 第八章 部活動 ―白黒つける法律では判断が難しい 第九章 学校事故 ―子どもと教師を守るために 第十章 教師の過重労働 ―原因はたった二つ -
人が集まる街、逃げる街
郊外>都心 逆転の鍵は防災&防疫にあり!! ●タワマンは現代版ニュータウン ――30年後を想像できるか? ●「分譲逃げ切り」型ビジネスの崩壊 ●「脱通勤」で重視される昼間の住環境 《不動産分析の第一人者が徹底解明》 あなたが知っている人気の街の「常識」はもう古い! ●昼間人口が夜間人口を上回る! なぜ、多摩ニュータウンは生まれ変わりつつあるのか? ●水害に弱い武蔵小杉よりも、災害に強い台地をウリに、「職住近接」の住環境で印西が人気になる!? ●「それ、どこ?」の野々市(石川県)が、自力で人口5万人を達成し、市に「昇格」したワケ ●医療介護サービスの充実化で、「住」を求めるお年寄りと、「職」を求める若者を呼ぶ、超高齢化を逆手にとった周防大島のチャレンジ 他 【本書の内容】 都心から郊外へ人気は回帰した。近年の災害で脆弱性を露呈したタワーマンション群に、新型コロナ禍で「通勤」の概念が崩れ、価値が低下した「都心」。 その一方、郊外が好調だ。未来の「郊外タウン」立川に、「成長管理」型の開発が行われるユーカリが丘、「新しい下町」像の清澄白河など、新しい試みが生まれている。 不動産開発の専門家が人々を惹きつける街の魅力、その要因を解き明かす! -
パワースピーチ入門
新型コロナウイルス危機下、あらためて問われたのは「リーダーの指導力」だった。 福澤諭吉、チャーチル、齋藤隆夫から コロナ渦で注目されたクオモNY州知事、メルケル首相、安倍晋三首相までのスピーチを引きながら、 人々を鼓舞する良いスピーチ、落胆される駄目なスピーチの違いを徹底解説。 これを読めば、人を心を揺さぶり動かす言葉の法則が明らかに。 【本書で引用されるスピーチ】 私はみなさんを誇りに思います。 NY州兵が招集されると、ニューヨーカー一人ひとりが必ず誇らしい気持ちになります。 じゃあ言おう。さあ、出て行って、コロナウィルスを一発、蹴っ飛ばしてやれ。 それでもって、われわれは、人びとの命を救う。NYはあなたがたに感謝する。 みなさん一人ひとりに、神の祝福があるように。 (第1章・クオモNY州知事スピーチの抜粋) 今日は悲しい日だ、と首相は言った。本当に、悲しい日だ。 でも、こんなふうに考えてみたらどうだろうか。 もしもこの戦争の試練がこの島にも及ぶのなら、 いまの世代の英国人たちは、待っていましたと相手になる。感謝したいぐらいだ。 いまの世代は、その昔の父祖たち、イギリスに法律を根づかせ、 イギリスの偉大さを築いた父祖たちに、ひけをとらないと証明できるのだから (第3章・チャーチルスピーチの抜粋) 【目次】 第1部伝説の討論 第2部これがパワースピーチだ 第1章クオモNY州知事の伝え方 第2章メルケル首相の言葉を紡ぐ力 第3章チャーチルはなぜ歴史を動かせたか 第3部パワースピーチのつくり方 第4章添削でよくなるスピーチの実例 第5章日本の名スピーチの実践者たち 第4部スピーチ力を伸ばす 第6章スピーチ原稿を磨く 第7章スピーチ力を育む -
宗教改革者 教養講座「日蓮とルター」
佐藤優にしかできない、宗教講義!! なぜ、彼らは影響力を持ち続けるのか? 史上、異色の変革者。その時代を動かした“力”を徹底分析!! 現代は危機の時代だ。 しかし、それは改造、革新、革命といった、人を動かす(時に人を殺しうる程の)思想が生まれる契機ともなる。 日蓮とルター。東西の宗教改革の重要人物にして、誕生した当初から力を持ち、 未だ受容されている思想書(『立正安国論』と『キリスト者の自由』)を著した者たち。 なぜ彼らの思想は古典になり、影響を与え続けるのか? その力の源泉と、改革の先にある平和構築の鍵まで解き明かす! 佐藤優にしかできない、宗教講義!! ○ルターを尊敬していたのはヒトラーだった。 ○仏教にもテロリズム思想との親和性がある。 ○シオニズムは共産主義思想と同じ場所から生まれた。etc. 優れた宗教思想には常に両義性がある。 変革の古典思想にして、未だ影響を与える二人の宗教改革者。 その“毒にも薬にもなる思想”から、 この乱世に“平和”はどうすれば創れるのかを考察する。 ※本書は2018年6月に弊社より刊行した『「日本」論 東西の“革命児”から考える』を改題の上、加筆修正したものです。 【目次】 新書版まえがき まえがき 第一講 東と西の革命児 第二講 改革と革新の源流 第三講 日本と革命 あとがき 主要参考文献 -
理学博士の本棚
若い頃に読んだ本が、その後の人生に大きな影響を与えることがある――。テレビや雑誌、メディアで活躍する「科学の伝道師」にして、京大人気No.1教授が、青春時代に大きな感銘を受けた意外な中古典の名著12作品を紹介。あらすじ、著者紹介、本文からのピックアップ、そして「鎌田の解読」として、著者がどうその本を読み、科学者としての視座を作ってきたかを語る! [本書の内容] 第1冊 寺田寅彦『天災と国防』 第2冊 野口晴哉『風邪の効用』 第3冊 立花 隆『青春漂流』 第4冊 畑 正憲『ムツゴロウと天然記念物の動物たち』 第5冊 サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 第6冊 ミヒャエル・エンデ『モモ』 第7冊 アラン『幸福論』 第8冊 伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』 第9冊 手塚治虫『火の鳥』 第10冊 トーマス・マン 『トーニオ・クレーガー』 第11冊 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』 第12冊 勝 海舟『氷川清話』 -
人間使い捨て国家
(目次) まえがき 第1章 悲惨な現状 ―世界はこんなに働いていない 第2章 穴だらけの法律 第3章 固定残業代 ―ただ名前を変えているだけのインチキ 第4章 コンビニ ―現代の小作農 第5章 外国人労働者 ―現代の奴隷労働 第6章 公務員 ―公営ブラック企業 第7章 自民党と財界 第8章 脱・人間使い捨て国家 あとがき -
MMT〈現代貨幣理論〉とは何か 日本を救う反緊縮理論
「財務省が今、最も恐れるMMT。本書こそまさしく、その本格的入門書だ!」――藤井聡(京都大学大学院教授・前内閣官房参与) 「貨幣」と「財政」の真実の姿を暴き出し、世界を揺るがせている経済理論・MMT(Modern Monetary Theory)。 2019年8月、待望の邦訳が刊行されたランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者自らが、そのエッセンスを徹底解説。 誤解や憶測が飛び交う中で、果たしてその実態はいかなるものなのか? 根底の貨幣論から具体的な政策ビジョンまで、この本一冊でMMTの全貌が明らかに! --- 【目次】 はじめに 序章 MMTはなぜ注目されているのか 第一部 MMTの貨幣論 第一章 貨幣の本質 第二章 預金のメカニズム 第三章 主権通貨国における政府の機能 第二部 MMTの政策論 第四章 MMTの租税政策論 第五章 機能的財政論 第六章 就業保証プログラム 第三部 MMTから見た日本経済 第七章 日本は財政危機なのか 第八章 日本経済には何が必要なのか 第九章 民主主義はインフレを制御できるのか おわりに――MMTをどのように生かすべきか -
現場のドラッカー
ベストセラー『財務3表一体理解法』を送り、企業経営に精通した著者が経営知識を凝縮! <目次> 第1章 企業の目的は利益をあげることか? 売上や利益を目的にしているからダメなのだ V字回復した第一の理由(売上至上主義から顧客起点主義へ) なぜ「顧客の創造」なのか V字回復した第二の理由(徹底的な数値管理) 第2章 あなたの会社に明確な特徴はあるか? すべての顧客を相手にしようとするからダメなのだ V字回復した第三の理由(「すべての顧客」から「明確な特徴」へ) 集中化と市場での立ち位置についての意思決定 V字回復した第四の理由(独自の強みを活かした) 第3章 顧客の価値を創造するために資源が使われているか? 仕事の目的を考えることから始めないからダメなのだ 「売上と利益」よりも「投資とリターン」 V字回復した第五の理由(顧客価値を生まないものを捨てた) 第4章 人が活き活きと働き成果に結びついているか? 管理することがマネジメントだと思っているからダメなのだ V字回復した第六の理由(やらされ感から主体性へ) V字回復した第七の理由(責任の組織化、ツリー構造) 第5章 「人」という資源は活かされているか? 人を単なる労働力とみなしているからダメなのだ V字回復した第八の理由(仕事への厳しさ) 第6章 あなたの会社は大きな変化の時代に生き残れるか? 変化に対応できないからダメなのだ 変化の中にイノベーションの機会がある V字回復した第九の理由(イノベーションを事業経営の中心に据えた) 第7章 ドラッカー経営学をどのように理解し実践すればいいのか? 第8章 公的機関でドラッカー経営学を活用するポイントはどこか? 第9章 ドラッカー経営学に関して付け加えておきたいこと -
環境再興史 よみがえる日本の自然
まえがき 第一章 鳥たちが戻ってきた 1 「千羽鶴」になったタンチョウ 2 孤島で全滅を免れたアホウドリ 3 大空にガンが返ってきた 4 野生が復活したトキ 第二章 きれいになった水と大気 1 数字でみる環境改善 2 回復に向かう東京湾 3 多摩川にアユが踊る 4 川崎に青空が戻った 5 ブナの森が残った 第三章 どこへゆく日本の環境 1 日本人の生命観の変化 2 何が環境を変えたのか 3 環境を救ったものは 4 環境保護の将来 -
移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線
(章タイトル) はじめに 第一章 「朝日新聞」が隠すベトナム人留学生の違法就労 第二章 「便利で安価な暮らし」を支える彼らの素顔 第三章 「日本語学校」を覆う深い闇 第四章 「日本語教師」というブラック労働 第五章 「留学生で町おこし」という幻想 第六章 ベトナム「留学ブーム」の正体 第七章 幸せの国からやってきた不幸な若者たち 第八章 誰がブータン人留学生を殺したのか 第九章 政官財の利権と移民クライシス おわりに -
フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器
「ねつ造された報道」などというイメージとは異なり、いまや新しい戦争ツールとして重要な役割を担っているフェイクニュース。国家が本気でその対策を取る時代になっているにもかかわらず、日本では報じられない姿。 -
新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像
アイヒマン裁判を、ハンナ・アーレントらと共に傍聴していた「日本人」作家がいた! 裁判の現場にいた著者による、生々しき傍聴記とアイヒマンの評論。 絶対に許してはならない優生思想と排外主義。その負の歴史を語り継ぐために、当時ベストセラーとなった本書を復刊する。 人類史に残る、恐るべきナチスによるユダヤ人絶滅計画。 その実態と、その背景にある思想は何か、またこの計画の実際的推進者であったアイヒマンの思想はどのようにして形成されたのか。 当時、イスラエルに赴いてアイヒマン裁判を直に傍聴してきた著者が、この謎に独自の光をあてたものである。 まだハンナ・アーレントが著名になる前、裁判の翌年(1962年)に刊行された本書には、「凡庸な悪・アイヒマン」と、裁判の生々しき様子が描かれている。 ※本書は一九六二年に角川新書で刊行され、一九七二年に文庫化された作品を復刊し、著作権承継者による解説を加えたものです。 底本には一九七五年の文庫第七版を使用しました。 -
サブカル勃興史 すべては1970年代に始まった
2010年代に入ってからウルトラシリーズ、仮面ライダー、ガンダム、あるいはベルばら、ポーの一族などが40、50周年を迎えている。逆算すれば分かるが、これらの大半は1970年代に始まったのだ――。 -
シベリア抑留 最後の帰還者 家族をつないだ52通のハガキ
終わらなかった戦争を、家族は生き抜いた。 最後の帰還者が持ち帰った、奇跡の一次資料。 未完の悲劇、シベリア抑留。最後の帰還者の一人、佐藤健雄さんが妻とし子さんらと交わした葉書が見つかった。 ソ連は国際法違反である抑留の実態を知られぬために、文書の持ち出しを固く禁じていた。 しかし、佐藤健雄さんは妻たちと交わしたハガキを密かに持ち帰っていた! 一つの家族がつないだ奇跡の一次資料を元に、終わらなかった戦争を描く。 <目次> はじめに 第一章 佐藤家の人びと 第二章 抑留される 第三章 抑留生活の日々 第四章 命のハガキ 第五章 見えない出口 第六章 帰国、再会まで 第七章 ソ連研究の専門家として 終章 あとがき 主要参考文献 -
東大教授の「忠臣蔵」講義
「大石は遊廓を総揚げしていない」「討ち入りのとき、赤穂浪士たちは太鼓を持っていなかった」「吉良は浅野の美しい奥方に横恋慕してはいなかった」――。 時代劇や小説に埋もれた真実を、テレビでおなじみの山本先生が、根拠となる史料を丁寧に引きながら、ライブ講義形式で解説。事件の発端から切腹までの流れを、その背景や当時の常識、史料に残された証言、浪士たちが遺した手紙、間取り図や地図なども多数紹介しながらひもといていく。史料によって伝えることが大きく違う赤穂事件。その最も真実に近い姿を浮き彫りにする待望の一冊。 あなたの「忠臣蔵」観が大きく変わる決定版! 索引付き。 [紹介している図版例] ・江戸城、「松之大廊下」あたりの間取り図 ・浅野内匠頭が切腹した田村邸間取り図 ・大石内蔵助が渡した割符金 ・赤穂浪士の江戸潜伏先一覧 ・吉良邸と美作屋善兵衛の店があったところの当時と現在の地図 ・箱根から日本橋石町までのルート ・討ち入り時の吉良邸屋敷図 ・討ち入り時の赤穂浪士の配置と武器一覧 ・細川邸での切腹絵図を再現 ・当時と現在の地図多数紹介 …ほか多数。 [もくじ] 第1章 刃傷松の廊下 ~ドラマはここからはじまった 第2章 赤穂城開城 ~揺れる赤穂藩 第3章 江戸急進派と大石内蔵助 ~討ち入りか、浅野家再興か 第4章 御家再興運動の挫折 ~脱盟していく同志たち 第5章 討ち入り前夜 ~時は至れり 第6章 吉良邸討ち入り ~決戦の時 第7章 赤穂四十六士の切腹 ~その後の赤穂浪士たち 終 章 泉岳寺墓所にて -
江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関
かつて世界三大兵学校のひとつと称され、若者たちの憧れとなった最高の教育機関が広島・江田島に存在した。卓越したリーダーシップと世界でも通じる人間性を養うその教育を、最後の生徒だった著者が克明に再現する。 ※本書は二〇〇六年に講談社より刊行された単行本『江田島海軍兵学校 究極の人間教育』に、書き下ろしを加えたものが底本です。 -
ポピュリスト・ナポレオン 「見えざる独裁者」の統治戦略
【「軍人=独裁者」像を破る】 「軍事独裁」の象徴として語られ、現在も権威主義者に影響を与え続けるナポレオン・ボナパルト。彼が侵略戦争で得た人気と、クーデタで手にした地位を支えたのは、革命に倦んだ民衆の「本音」を掬い取る〈選挙〉と〈調整〉の戦略だった! パリから遠く離れたコルシカの議員一族に生まれ、地元の選挙戦と占領地統治で磨いた政治力を駆使し、男は革命期のエリートの思惑を超えて、「共和国の皇帝」へとのぼりつめる……。第24回大佛次郎論壇賞を受賞した気鋭のフランス史家が「見えざる独裁」のメカニズムを描く。 ◆ブリュメール18日、ナポレオンの議会突入命令は一度無視されていた ◆大臣のポストに軍人は半数以下 ◆革命が激化するほど低下した投票率はナポレオン時代に10ポイント以上回復した ◆県知事の評価項目は能力より住民からの評判 【目次】 はじめに――ナポレオンは「独裁者」だったのか? 第一章 政治家ナポレオンの誕生 第二章 ポスト革命期の選挙戦略 第三章 「調整型」の政治戦略 第四章 国民の期待を体現する――ナポレオンのプロパガンダ戦略 終章 「軍人=独裁者」像の裏側 おわりに――ナポレオンは「ポピュリスト」か? 主要参考文献一覧 関連年表 -
部首の誕生 漢字がうつす古代中国
【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】 「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。 「零」は「わずかに雨が降る」様子だった 「示」は祭祀用の机に供物が載っている 「酬」は本来「酒をすすめる」こと 「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字 【目次】 はじめに──部首は古代世界の縮図 序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ 第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ □コラム 甲骨文字の部首と配列 第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」 □コラム そのほかの動植物を元にした部首 第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける □コラム そのほかの人体を元にした部首 第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器 □コラム そのほかの人工物を元にした部首 第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ □コラム そのほかの字素の部首 第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示 □コラム そのほかの複合字を元にした部首 第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史 □コラム そのほかの同化・分化した部首 第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究 □コラム 字源のない部首 おわりに──漢字の世界の広がり 索引 -
高倉健の図書係 名優をつくった12冊
「山本周五郎の本、手に入らないか」。高倉健は本にこだわる俳優だった。時代小説の人情、白洲正子の気風、三浦綾子の「死ぬ」という仕事――30年間「健さんの図書係」を務めた編集者の目線からその生き様を描く。 【目次】 第一章 擦り切れた背表紙 健さんの「図書係」 山本周五郎『樅ノ木は残った』『ちゃん』 檀一雄『火宅の人』 山口瞳『なんじゃもんじゃ』 第二章 死ぬという最後の仕事 三浦綾子 最後のインタビュー 三浦綾子『塩狩峠』 三浦綾子『母』 第三章 人生の持ち時間 五木寛之『青春の門 第一部筑豊篇』 森繁久彌『あの日あの夜 森繁交遊録』 池波正太郎『男のリズム』 第四章 旅の流儀 白洲正子『夕顔』 伊賀、京都、熊野を歩く 白洲正子『かくれ里』 第五章 本名でいられた場所 健さんからの手紙 健さん片想いの会 「お母様との暮らし、悔いのないように」 第六章 託されたカセットテープ 長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ 酒井雄哉大阿闍梨の二千日回峰行』 柔らかな光を放って 高倉健の源泉 -
ジャパニーズウイスキー入門 現場から見た熱狂の舞台裏
なぜ「日本のウイスキー」が盛り上がっているのか。 「ブーム」で終わらせないための課題とは―― 注目のクラフト蒸留所の経営者兼ブレンダーが、 ウイスキー製造の歴史から最新情報までを 現場目線で徹底レポート。 【目次】 第1部 ジャパニーズウイスキーの世界 第1章 ウイスキーの基礎知識 第2章 ジャパニーズウイスキー百年史 第3章 ジャパニーズウイスキーの基準とバルクウイスキー 第4章 クラフトウイスキーとは? 注目のクラフトウイスキー蒸留所 第5章 モルトウイスキーの製造工程 第2部 蒸留所を造り、熟成させ、未来につなぐ 第6章 蒸留所の再興――若鶴酒造の歴史とクラウドファンディング 第7章 蒸留所の進化――ZEMONの発明、地元材での樽づくり 第8章 蒸留所の未来――スコットランド視察からボトラーズプロジェクトへ -
「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには
いま必要な「社会を生き抜くための武器」とは何か。 我々は何を、どのように後輩たちに継承するべきか。 「教える」ということの本質と課題を多角的に考察。 会社員、ベンチャー企業の創業者、大学学長という立場から考え続け、 実践してきた著者の結論を示す。 【各界専門家との特別対談も収録】 「学校教育」久野信之氏(学校法人立命館常務理事(一貫教育担当)) 「生物心理学」岡ノ谷一夫氏(帝京大学先端総合研究機構教授) 「教育社会学」松岡亮二氏(龍谷大学社会学部社会学科准教授) 【本書の構成】 第1章 後輩たちに「社会を生き抜く武器」を与える 特別対談 久野信之×出口治明 第2章 根拠にもとづいて話す。選択肢を与える 特別対談 岡ノ谷一夫×出口治明 第3章 「尖った人」を生み出すための高等教育 特別対談 松岡亮二×出口治明 第4章 正しい「人間洞察」を前提にした社会人教育 ※本書は、2020年5月に小社より刊行された同名の単行本を、加筆修正・再編集したものです。 -
後期日中戦争
真珠湾攻撃の裏で起きていた、敗北。 41年12月以降、中国戦線では何が起きていたのか? 気鋭の中国史研究者が空白の戦史を埋める! 日本人は、日中戦争を未だ知らない。 1937年の盧溝橋事件、南京事件や38年の重慶爆撃までは有名だ。 しかし、41年12月の太平洋戦争開戦後、中国戦線で日本軍がどのような作戦を展開していたのかは、対米戦の陰に隠れ、意外な程に知られていない。 主要作戦に従軍し続けた名古屋第三師団の軌跡から、泥沼の戦いとなった中国戦線の実像を描く! 新たな日中戦争史。 ■1941年12月~42年1月、手痛い敗北を喫した第二次長沙作戦 ■731部隊の細菌戦となった戦場、浙カン作戦 ■一方的な勝利となった江南殲滅作戦。その中で起きたもう一つの虐殺・廠窖事件の実相 ■毒ガス戦と中国版スターリングラード攻防戦となった常徳殲滅作戦 ■補給なき泥沼の戦いとなった一号作戦(大陸打通作戦) 中国戦線は太平洋戦争に引きずり込まれていた! 【目次】 はじめに 第一章 最初の敗北――第二次長沙作戦 第一節 因縁の長沙 第二節 日中両軍の作戦部隊の戦力比較 第三節「天炉」の中へ 第四節 長沙攻略戦 第五節 長沙突入と敗走 第二章 細菌戦の戦場――浙カン作戦 第一節 大本営のプライドをかけた戦い 第二節 敵味方を苦しめた細菌戦 第三章 暴虐の戦場――江南殲滅作戦と廠窖事件 第一節 江南の敵野戦車を撃滅せよ 第二節 「太平洋戦争期で最大の虐殺」はあったか 第四章 毒ガス戦の前線――常徳殲滅作戦 第一節 明確な戦略なき作戦 第二節 第六戦区主力との戦い 第三節 常徳城の占領 第五章 補給なき泥沼の戦い――一号作戦(大陸打通作戦) 第一節 一号作戦 第二節 湘桂作戦 おわりに 他 -
ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論
観光マーケティングはズレている。 すぐ模倣され、汎用品・低価値にされる時代。高付加価値、差別化の鍵は「歴史」にこそあった。 大事な点はハード(城や古民家)だけが歴史文化ではないこと。歴史とは模倣できない地域性だ。文献資料などのソフトこそ、地域ブランドを生む無形資産として大きい。経済的価値のみ重視し、歴史文化を破壊する手法は否定し、各地で観光と歴史文化の共生に取り組む実践者にして研究者が実例を基に理論と手法を具体的に解説する。 ■ブランドの創出とは、「勝つための競争」から「負けないための競争」へ転換すること ■認知拡大だけでは需要は生まれない、歴史的景観だけでは消費につながらない ■ハードはいずれコモディティになる 【目次】 はじめに――コモディティ化が進む世界 第一部 観光によるヒストリカル・ブランディング 第一章 保存vs.開発を超える――北海道小樽運河 第二章 無形価値を可視化する――千葉県佐原の大祭 第三章 ヒストリカル・ブランディングの理論――観光による地域ブランディング コラム一 歴史文化観光を推進しても上手くいかない──失敗の検証その一 第二部 商品開発による地域ブランディング 第四章 地場産業のブランド化――千葉県横芝光町の大木式ソーセージ 第五章 ファンコミュニティによるブランディング――熊本県菊池市の菊池一族 第六章 ヒストリカル・ブランディングの理論――商品開発による地域ブランディング コラム二 歴史文化観光を推進しても上手くいかない――失敗の検証その二 第七章 ヒストリカル・ブランディングの持つ可能性――イノベーションを起こす歴史活用 コラム三 実践する上での注意事項 終章 「勝つための競争」から「負けないための競争」へ おわりに 主要参考文献一覧 -
問いかけが仕事を創る
ロジカルな「正解探し」には限界があり、AIに勝ることもできない。 いま必要なのは、0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力だ。これからのビジネスにおいて必須の「問いを立て、磨くこと」の具体的な方法を解説する。 たとえば、「なぜヒット商品を生み出せないのか」ではなく、 「どうすれば私たちは日本でストレスを抱えているビジネスパーソンに新しい通勤体験を提供する商品をつくれるか」 と、問いに「人(私たち)」が入れるだけでも、ポジティブになり、生まれるアイデアの質と量は変わってくる。 「新しいアイデアを生む」「考える力をつける」「解決策を導く」「イノベーションを起こす」「未来の可能性を模索する」―― 生成AI時代にこそ必要な「思考」と「創造力」は、すべて“問い”から始まる。 ※本書は、2018年9月に小社より刊行された『0→1の発想を生み出す 「問いかけ」の力』を加筆・再編集し、改題したものです。 【目次】 第1章 「これからの時代に求められる力とはなんだろうか」 第2章 「0→1の発想に役立つのはどんな問いか」 第3章 「“問いかけ”は組織をどう変えるか」 第4章 「問いかける力を磨くためにできること?」 第5章 「仕事を、人生を楽しくするために、今日から何ができるだろうか」 第6章 「生成AIが台頭する時代の問いかけとは?」 -
ブラック支援 狙われるひきこもり
はじめに 第一章 熊本への旅 第二章 狙われる「ひきこもり」たち 第三章 なぜ頼るのか――孤立する家族 第四章 暴力か救済か――メディアの教訓 第五章 望まれる支援とは 第六章 思い出 第七章 裁判 それぞれの戦い 終章 タカユキさんはなぜ死んだのか おわりに -
ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪
差別感情を元にした「犯罪」がより過激化している。最前線の現場で取材を続ける記者が、在日コリアンを狙った2件の放火事件を始め、脅威を増すヘイトクライムがなぜ生まれるのか、社会背景を探る。更に関東大震災時のジェノサイドから現代のヘイトスピーチまで、連綿と続く「民族差別」の歴史から差別の構造を解き明かすルポ。 【目次】 まえがき 第一章 ヘイトクライムの転換点――ウトロ放火事件 第二章 連鎖するヘイトクライム――コリア国際学園放火事件 第三章 脈々と続く差別という「暴力」 第四章 一〇〇年前のジェノサイド――関東大震災時の虐殺 第五章 ヘイトクライムの背景 第六章 ヘイトクライムとどう向き合うか 第七章 ヘイト解消への希望、共生 あとがき 主要参考文献一覧 -
地形の思想史
「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。もう一つの「歴史」が眼前に! なぜ、上皇(皇太子時代)一家はある「岬」を訪ね続けたのか? なぜ、「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか? なぜ、富士の「麓」でオウムは終末を望んだのか? なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか? なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか? なぜ、陸軍と米軍は「台」を拠点にし続けたのか? なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか? 7つの「地形」から日本を読み解く。 「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。 日本の一部にしか当てはまらないはずの知識を、私たちは国民全体の「常識」にしてしまっていないだろうか? 人間の思想は、都市部の人工的な空間だけで生み出されるわけではない。地形が思想を生み出したり、地形によって思想が規定されたりすることもあるのだ。 七つのテーマと共に、独特な地形と、伝説を含めてそこに滞在ないし生活する人々の間にきわめて強い関係がみられる場所を実際に歩く。 すると、死角に沈んだ日本の「思想史」が見えてくる。 風土をめぐり、不可視にされた「歴史」を浮き彫りにする原思想史学の境地! 【目次】 まえがき 第一景 「岬」とファミリー 上 下 第二景 「峠」と革命 上 下 第三景 「島」と隔離 上 下 第四景 「麓」と宗教 上 下 第五景 「湾」と伝説 上 下 第六景 「台」と軍隊 上 下 第七景 「半島」と政治 上 下 あとがき 新書版あとがき 主要参考文献一覧 ※本書は2019年12月に小社より刊行された単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです。 -
大谷翔平とベーブ・ルース 2人の偉業とメジャーの変遷
「野球の神様」ベーブ・ルース以来の二桁勝利&二桁本塁打を達成した大谷翔平。104年ぶりの快挙に世界中が沸いた。徹底解説により2人の偉業はもちろん、メジャーリーグの変遷や最新トレンドも見えてくる。 -
塀の中のおばあさん 女性刑務所、刑罰とケアの狭間で
高齢女性受刑者の割合、30余年で10倍に――。罪名の9割は「窃盗」。 お金があっても盗る。出所しても何度も刑務所に戻る。人生の集大成と言える時期を刑務所で過ごす高齢女性らの本音と服役の実態とは? 社会保障問題を追い続けてきたジャーナリストが迫る。 ――刑務所に新規に入る受刑者数(男女計)は最近大きく減少しているものの、受刑者全体に占める女性受刑者の割合は戦後から増え続け、今や1割。 中でも伸びが著しいのが65歳以上の女性だ。今では女性受刑者全体の約2割を占める。これは男性受刑者における男性高齢受刑者の割合(約12%)と比べても高い。 (中略)女性の犯罪は「覚醒剤取締法違反」と「窃盗」の二つで8割以上を占める。 これらの罪を犯す受刑者は「これが三度目」「五度目」など、累犯が多い。何度も罪を犯し、繰り返し刑務所に来ることを、現場では「負の回転扉」と呼ぶと聞いた。 実刑を受け、刑務所に来る前には罰金刑や執行猶予など、いくつもの段階があったはずである。それでも繰り返し罪を犯し、「負の回転扉」にはまってしまう女性が多いのは、一体、なぜなのだろう? (本書「はじめに」より) 本書では高齢女性受刑者の増加を切り口に、「塀の外」が抱える問題や課題をあぶり出す。 さまざまなデータや刑務所の実態のリポートに加え、受刑者たちの生々しい声も収録する。 ・70代、入所七度目「トマトやキュウリ1本ぐらいでここに来ちゃった」 ・80代、入所三度目「時間が余り過ぎていて、孤独が中心にあった」 ・60代、累犯「刑務所は来るとこじゃない。人生を無駄にするところ」 ・70代、入所五度目「家族がおらん人は、ここが恋しうなると違うかな」 -
精神医療の現実
躁うつ病や統合失調症はもとより、いまや「発達障害」も一般名称化した。もはや「心の病」は特殊ではない風潮の一方、医療現場では何が変わり、何が変わらず、何が起こっているのか。最前線を走り続ける現役医師が、精神医療「内部」の諸問題、精神医療と「外部」事象との問題、精神医療と心理社会的な問題との関連を批評・露呈させる。 第1章 医療の中の精神科 第2章 流行の病 第3章 精神病院の風景 第4章 精神鑑定のウソ 第5章 カウンセリングと精神分析 第6章 ヒステリーと神経症 第7章 精神療法のワナ 第8章 精神疾患の治療法 第9章 特異な精神症状 -
テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習
縁日から屋台が消える。 暴走する暴排条例。反社でないのに排除されている――。 テキヤ経験者の研究者が祭りを支える人々の実態を取材・調査! テキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。 ソースせんべい、わた菓子、ヨーヨー釣りなど、 薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか? 世話人(出店を取り仕切る幹部)を務めた男に帳元(親分)の娘、2人のテキヤのオーラルヒストリーを通じ、戦後から現在までの縁日の裏面史が明らかとなる! ■ヤクザとテキヤは祀神が違う ■酉の市の熊手の商売は助け合い ■昔は刑事さんもお客さん ■祭りの混雑をさばくのも世話人の仕事 ■テキヤ稼業は闇市から始まった ■テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ ■前金も契約書もない、ご縁による商売 【テキヤ隠語使用例】 ・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった) ・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた) ・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い) ・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった) ・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう) ・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた) 【目次】 まえがき 序章 テキヤ稼業とはなにか 第一部 テキヤの世界 第一章 テキヤ稼業の実態――元世話人の回想 第二章 戦後縁日史――帳元の娘の回想 第三章 彼らはどこから来て、どこに行くのか 第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語 はじめに テキヤ用語一覧 概説/数字/テキヤ用語使用例 あ~わ行 裏社会用語一覧 あ~や行 あとがき 参考・引用文献
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