高倉健の図書係 名優をつくった12冊

高倉健の図書係 名優をつくった12冊

1,034円 (税込)

5pt

4.6

「山本周五郎の本、手に入らないか」。高倉健は本にこだわる俳優だった。時代小説の人情、白洲正子の気風、三浦綾子の「死ぬ」という仕事――30年間「健さんの図書係」を務めた編集者の目線からその生き様を描く。

【目次】
第一章 擦り切れた背表紙
健さんの「図書係」
山本周五郎『樅ノ木は残った』『ちゃん』
檀一雄『火宅の人』
山口瞳『なんじゃもんじゃ』

第二章 死ぬという最後の仕事
三浦綾子 最後のインタビュー
三浦綾子『塩狩峠』
三浦綾子『母』

第三章 人生の持ち時間
五木寛之『青春の門 第一部筑豊篇』
森繁久彌『あの日あの夜 森繁交遊録』
池波正太郎『男のリズム』

第四章 旅の流儀
白洲正子『夕顔』
伊賀、京都、熊野を歩く
白洲正子『かくれ里』

第五章 本名でいられた場所
健さんからの手紙
健さん片想いの会
「お母様との暮らし、悔いのないように」

第六章 託されたカセットテープ
長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ 酒井雄哉大阿闍梨の二千日回峰行』
柔らかな光を放って
高倉健の源泉

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高倉健の図書係 名優をつくった12冊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高倉健さんが近い人に向かって話をした本とそれにまつわる話が書いてある。
    なんとなく健さんが人に話したくなる本がわかる気がした。

    読み方のいい人だなと思った。
    読書の有意義さを感じられたかな。
    本を読みたくなります。

    1
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    高倉健と進行の深かったフリー編集者。読書家だった高倉健に薦められた本、探すよう依頼された本など。名優の人柄、生きざまが十分に伝わってくる一冊。あらためて読書の魅力を教えてくれる。
    読書は人なり。You are what you read.

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

     1980年代半ばから2000年代まで高倉健をめぐって様々な取材活動をする。また、三浦綾子、白洲正子の取材もして、この本にその内容も書かれている。
     30年間「山本周五郎の本、手に入らないか」と言われて、「健さんの図書係」を務めた谷充代の目線からその高倉健の生き様を描く。高倉健には「生き様」という言

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    高倉健を形造る源泉に、読書があったとのことに感動する。本好きの自分を、あの高倉健が認めてくれた様なきがして、嬉しく思う。

    勝ち組に回らなきゃとか、タイバ、コスパとかではなく、自分の能力の足りなさとか情けなさとかを受け入れつつ逆境にあって尚、精一杯力の限りを尽くす生き方の勁さ。

    馬鹿も利口も命はひ

    1
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    ごまめさんの本棚から

    高倉健さんの図書係を自認する編集者の谷充代さんが綴る高倉健さんにまつわる12冊の本とエピソード
    そして健さんのきりりとした言葉の数々

    はふ〜、やっぱり健さんかっこいいわ〜
    なんていうか、まっすぐで濁りがないのよね
    このレビューを書くにあたって高倉健さんを表現する”言葉”は何

    0
    2025年03月08日

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