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不器用で寡黙にして義理と人情に厚く、作品にも人に対してもいっさい手を抜かない――死して伝説と化した名優・高倉健。著者は、緊張感みなぎる国内外の映画の現場で、私的な会合の場や旅先で、「健さん」本人をはじめ監督や俳優仲間、スタッフや縁あった人々に細やかな取材を重ねてきた。俳優として、また人として稀有な男の流儀を追いつづけた四半世紀の集大成。
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Posted by ブクログ
高倉健が おくった 言葉。 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え 激せず、騒がず、競わず、従わず もって 大事をなすべし。 いやー。この言葉は スゴイのだ。 心頭滅却すれば火あつからずの心境なんでしょうね。 『冷に耐えず、苦に耐えず、煩に耐えず、閑に耐えず、 激して、騒いで、競そって、従わず。...続きを読む もって 小事をなすこともできない。』 高倉健インタビューの 野地秩嘉と重なるところがあり、 それよりも 近い存在にある 著者が、 高倉健の息づかいと気づかいを伝える。 高倉健のようには 生きられない。 ということが、よくわかったのだ。 しかし、私も『一生懸命な人が好きです。』
健さんがお亡くなりになってから、特集のように放映される古い映画を何本か見た。 私の尊敬する方々が、健さんの佇まいなどすべてにおいて賞賛されているということもあった。「男が惚れる男」とでも言ったらいいだろうか。 耐えに耐え、忍びに忍んで、もう限界だというたころで、闘いに臨む姿は、本当にかっこよかった。...続きを読む この本の筆者は相当、健さんに信頼されていたようだ。いろいろなところに出向き、いろいろな話を聞いている。そして、その人となりが綴られている。健さんは、映画の中だけでなく、すごい人だったんだなと思う。自分をとことん律する人だったのだ。そして、人に対しての心配りがすごすぎる。誰もが「この人のためなら」と思ってしまうようだ。 でも、孤高という言葉が似合う。寂しくはなかったのだろうか。 スターだからこその孤独。人格者だからこその孤独。
「高倉健」について、身近に接してた記者が周囲から聞いた話を綴った一冊。 高倉健に関心がない人でも楽しめるかと。
不器用で寡黙にして、義理と人情に厚く、作品にも人に対してもいっさい手を抜かない高倉健。そんな高倉健の生き方を谷充代さんが語りました。「高倉健という生き方」、2015.2発行、再読。①ハリウッド映画に出演できる英語力 ②好きな洋画は「哀愁」(ヴィヴィアン・リー&ロバート・テイラー)③人に何かしてもら...続きを読むうより、何かしてあげるほうが落ち着く性分 ④その日に感じたことを一言だけ書く日記 ⑤大切なことはしゃべらない。
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