『考える人』を編集していた著者が選んだ
珠玉の25冊がその本のレビューと共に掲載されている。
『考える人』という雑誌は何度か書店で手にとったことがあり、とても読み応えのある文章の量だったのを覚えている。
世には1日に何冊の本が発行され、その本のうちに自分が本当に読破できる数は限られている。そう考
...続きを読むえた時に書評がある本を読みたいと思うようになるのは自然な流れな気がする。既に自分意外の誰かが読破し、その内容に一定の水準で見ている。
その読書の経験を文章として事前に知ることで、自分がある水準よりは高い文章に出会うことを約束してくれるかのような、そんな気がする。
書評本が好きな理由は、書評を読む事でその著者の考えがより分かるような気がする。世の中で出ている本をどのように選んでいったらよいのかを、事前に教えてくれる本を選ぶ本を最近は好んで買ったり、読んだりするようになってきている。
そして本を読むための本は、本の数とその接触面積を増やしてくれる。
編集者という立場で数多くの本に触れ合って来た著者の選んだ本は、タイトルがまず面白い。まずは言葉はこうして生き残ったという本を読んでみようと思う。