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「財務省が今、最も恐れるMMT。本書こそまさしく、その本格的入門書だ!」――藤井聡(京都大学大学院教授・前内閣官房参与)
「貨幣」と「財政」の真実の姿を暴き出し、世界を揺るがせている経済理論・MMT(Modern Monetary Theory)。
2019年8月、待望の邦訳が刊行されたランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者自らが、そのエッセンスを徹底解説。
誤解や憶測が飛び交う中で、果たしてその実態はいかなるものなのか?
根底の貨幣論から具体的な政策ビジョンまで、この本一冊でMMTの全貌が明らかに!
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【目次】
はじめに
序章 MMTはなぜ注目されているのか
第一部 MMTの貨幣論
第一章 貨幣の本質
第二章 預金のメカニズム
第三章 主権通貨国における政府の機能
第二部 MMTの政策論
第四章 MMTの租税政策論
第五章 機能的財政論
第六章 就業保証プログラム
第三部 MMTから見た日本経済
第七章 日本は財政危機なのか
第八章 日本経済には何が必要なのか
第九章 民主主義はインフレを制御できるのか
おわりに――MMTをどのように生かすべきか
Posted by ブクログ 2020年05月20日
ランダルレイ氏の『MMT現代貨幣論入門』の監訳者の著書だけあって、MMTがとてもわかりやすく語られています。
MMTを知りたい初学者がはじめに読む本として最適に思われます。
MMTで述べられている、政府の赤字が民間の黒字になるというのは、普通に考えれば当たり前のことです。だって、国債は個人でも買える...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月16日
MMT(現代貨幣理論)の妥当性を説く内容。
義務教育レベルの経済学の知識すらも怪しい自分にとって、最初はほとんど理解できなかった。
けど、この本の言っている意味が少しずつ分かってきて、今では、主流派経済学より、MMTの方が正しくないか?との考えに至っている。特に貨幣の本質論の捉え方は、MMTの方が適...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月28日
【文中より引用】
・日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。
・政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月02日
MMTの主張を追うことで、改めて貨幣とは何かについて、考えを整理する機会になる。ただ印象としては、いくら財政赤字を恐れることはないと言っても、結局は「極端なインフレにならない限り」という保留がつくわけで、そうであるならば、MMTと反MMTの主張は程度の差でしかないような気がする。もしかしたら程度の差...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月10日
自国貨幣の信用があるうちはバンバン刷って国債も限りなく発行し続けて財政赤字でも全然大丈夫だよ何故なら日本は何十年も実行しているのに全然インフレにも
通貨危機なってないジャンが根拠らしい。日本が失敗したのは同時に緊縮財政、消費税増税で財政健全化をしようとした政策がダメだったらしい。米民主党左派が支持し...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月04日
MMTって、正直細かな内容までちゃんとは理解していませんでしたので、一度ある程度それなりに全体像をざっとでも把握しておこうと。
よりきちんと学ぼうとするなら本家のL・ランダル・レイ著『MMT現代貨幣理論入門』を読むべきなのでしょうけれど、もう少し手軽な概説書は無いものか…と選んだのがこちら。
結果、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月15日
コロナ対策で、73兆円の経済対策が実施されることになった。当然、財源は必要になる。そこで「ちょっと前から賛否両論あるMMT(現代貨幣理論)って、国債発行を増やしても無問題みたいな話じゃなかったっけ?」と手に取ったのが、積読していた本書。
MMTが話題になった当初、「あんなのウソだ」とか「マヤカシだ...続きを読む
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