作品一覧

  • 学び合う教室 金森学級と日本の世界教育遺産
    3.5
    オランダはじめ、教育先進国でも絶賛!! 約50年間「生きる力」を育て続けた名教師が、 その教育法を集大成!! すべての大人に捧げる。 世界に通じる「本物の教育」は、日本の非主流にあった! オランダはじめ、教育先進国で絶賛された金森学級。そこでは子どもたちが「学ぶ力」だけでなく仲間と学び合う、競争社会を超える「生きる力」を身につけていた。 金森実践の根幹には、“非主流”とされてきた生活綴方教育・生活教育があった。『窓ぎわのトットちゃん』に登場するトモエ学園はじめ、実は連綿と受け継がれてきた教育である。 誇るべき日本の世界教育遺産が、いまこそ求められている。 まちがいだらけの教育論から子どもを取り戻す! ■人間はふたつの現実をもっている ■圧力を包み込め! ■社会構造を変えるのは大変だが、生き方に影響は与えられる ■どの子もみな「生活の論理」を持っている ■Educationという言葉は「引き出す」という意味だ <目次> まえがき 第一章 子どもたちはガキ時代を奪われた     ――まちがいだらけの教育論 第二章 子どもたちは大人の思想をこえる        ――金森学級の実践 第三章 金森実践はオランダで受け入れられた       ――本当の「教育の主流」 第四章 生活綴方・生活教育が金森実践をつくった       ――金森学級の源泉 第五章 日本には世界教育遺産がある        ――教育遺産の力 第六章 子どもと世界を読み解く       ――共育・響育・協育 あとがき 主要参考文献
  • 子どもたちは作家になる 大人を超える「生きる力」と「学力」
    5.0
    金森学級、最後のテーマは「他者の気持ちがわかる=想像力を育む」。一年で詩を自らつくり、物語では登場人物の気持ちだけでなく、時代背景まで読み取るようになっていく子どもたち。本当の学びがここにある!
  • 金森俊朗の子ども・授業・教師・教育論
    -
    1巻1,540円 (税込)
    日本だけでなく世界から注目された著者の授業。その教育観と哲学、実践の神髄を紹介。青年教師、教師をめざす学生必読の書。著者は、「子どもが日々学び取っている発見、好奇心、喜びや悩み・苦しみなどを教師・親・大人はもっとキャッチし、豊かに返球することが大切だ」と強調する。

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  • 子どもの力は学び合ってこそ育つ 金森学級38年の教え
    4.3
    1巻858円 (税込)
    学校、教師、子どもの学力が大揺れである。しかし大人の学力ももっとひどい。教室の現状、実態を冷静に見極めながら、子どもが希望と能力を身につけていく方法を開示する。子どもと大人の生き方発見!

ユーザーレビュー

  • 子どもの力は学び合ってこそ育つ 金森学級38年の教え

    Posted by ブクログ

     金森さんは2007年まで石川県金沢市の小学校で勤めていました。だから,本書は退職後即書き下ろされた本というわけです。
     「いのちの教育」「デス教育」「ハッピークラス」として日本的に有名になった実践の下になる考え方が随所に語られています。
     教師論,指導論,子ども観,保護者観,そして教育観と社会を見る目など,「これだけ確かな目で見,考えて実践していたんだなあ」と感心しました。そして,わたしもマネできるところはさっそく明日からやってみよう!と思いました。
     引用にも書きましたが,「基礎・基本は現実の文脈の中にこそある」のですから,教師としての指導法の基礎・基本も金森実践の中にこそあるのでしょう。

    0
    2011年12月23日
  • 子どもたちは作家になる 大人を超える「生きる力」と「学力」

    Posted by ブクログ

     小学校の国語の時間の取り組みです。金森先生と、生徒のやりとりが対話式に記述されているので、とても臨場感ある内容となっています。こどもたちから意見を引き出す金森先生の手腕が感じられ、読んでいてどきどきしました。
     子どもたちが懸命に文意を読み取ろうとしていることが感じられます。

    0
    2011年08月06日
  • 子どもたちは作家になる 大人を超える「生きる力」と「学力」

    Posted by ブクログ

    この人は、この世界をより鮮やかに魅せる。

    大人の僕でさえそう感じるのだから、
    子どもとが感じる世界観は僕なんかでは追いつけない。

    こんな授業をしてみたい

    0
    2011年01月04日
  • 学び合う教室 金森学級と日本の世界教育遺産

    Posted by ブクログ

    カリスマ教師の教育実践。子供たちの内なる声を引き出す方法。大人の顔を伺う、自分を抑圧する子供と向き合う方法。


     これは教師だけじゃなく、大人のみんなが読んでほしい本。社会全体の教育力が低下したと言われる昨今、この本は人間の本質をついた教育のお話が書いてあってとても有用である。

     正解が蔓延る社会。こうすればうまくいく方法があふれる世の中において、人々は自己を抑え込んでいる。正しさだけを追い求めて、本当に自分が思っていることを表に出せない。どうせ自分の考えは正しくないから、そこらに転がっている正解に従っていく。そうやって自分を見失った人々は、自我を崩壊していく。

     内なる声を、解放するの

    0
    2017年09月15日
  • 子どもの力は学び合ってこそ育つ 金森学級38年の教え

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1章は読み飛ばしたが、それでも十分に内容は理解できる。
    大人はキャッチャーに徹し、子どもに考えさせて、子どもたちが学習を作っていく。教師は子どもとともに学ぶ存在なんだと思った。

    大人が判断をして、子どもに与えることは簡単だ。しかし、子どもが判断をしないと、子どもが将来大人になって、判断を求められたときに対処できない。

    大人は、子どもの判断の機会を奪ってはいけないのだ。

    学びあいのなかで、子どもが子どもに伝え、深め合っていく。
    コミュニケーション能力が希薄だと言われる現代の教育にこそ取り入れるべき手法なのではないか、と感じた。

    0
    2011年05月19日

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