【感想・ネタバレ】子どもの力は学び合ってこそ育つ 金森学級38年の教えのレビュー

あらすじ

学校、教師、子どもの学力が大揺れである。しかし大人の学力ももっとひどい。教室の現状、実態を冷静に見極めながら、子どもが希望と能力を身につけていく方法を開示する。子どもと大人の生き方発見!

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Posted by ブクログ

 金森さんは2007年まで石川県金沢市の小学校で勤めていました。だから,本書は退職後即書き下ろされた本というわけです。
 「いのちの教育」「デス教育」「ハッピークラス」として日本的に有名になった実践の下になる考え方が随所に語られています。
 教師論,指導論,子ども観,保護者観,そして教育観と社会を見る目など,「これだけ確かな目で見,考えて実践していたんだなあ」と感心しました。そして,わたしもマネできるところはさっそく明日からやってみよう!と思いました。
 引用にも書きましたが,「基礎・基本は現実の文脈の中にこそある」のですから,教師としての指導法の基礎・基本も金森実践の中にこそあるのでしょう。私たち読者がそれを学び取ったとき,その基礎・基本を生かして自分の実践を作り上げていけるのだと思います。

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2011年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1章は読み飛ばしたが、それでも十分に内容は理解できる。
大人はキャッチャーに徹し、子どもに考えさせて、子どもたちが学習を作っていく。教師は子どもとともに学ぶ存在なんだと思った。

大人が判断をして、子どもに与えることは簡単だ。しかし、子どもが判断をしないと、子どもが将来大人になって、判断を求められたときに対処できない。

大人は、子どもの判断の機会を奪ってはいけないのだ。

学びあいのなかで、子どもが子どもに伝え、深め合っていく。
コミュニケーション能力が希薄だと言われる現代の教育にこそ取り入れるべき手法なのではないか、と感じた。

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2011年05月19日

Posted by ブクログ

今までの金森先生の本よりも、普段の金森先生の教育がみえる本かも。
学級のみんなで、一人一人を大切に認め合い、その中で学習していくスタンスは変わらず。
これは究極の理想なんだけど、いざ担任になるとなかなか実現できない。
でも、この本含め、金森先生の本を読んでいると、担任として何をすればいいのか、何が大切なのか少し分かってくる気がします。

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2009年10月07日

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