作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 東シナ海 漁民たちの国境紛争 5.0 社会・政治 / 政治 1巻990円 (税込) 尖閣から日本漁船が消える日。 最前線では毎日なにが起きているのか? 漁業から日中台の国境紛争の現実が見える。 現地調査を続ける漁業経済学者による、渾身の論考! 漁業は国際情勢を映し出す鏡だ。 尖閣諸島での「唯一の経済活動」、それが漁業である。 海の上に線は引けない。漁業活動は食糧安全保障に直結しているばかりか国土維持活動ともなっている。 日本の排他的経済水域(EEZ)は世界有数とされているが、実は東シナ海では関係国と相互承認している日本のEEZはほとんどない。 東シナ海だけではない。日本海でも、オホーツク海でも水域の画定はされていないのだ。 尖閣諸島水域を中心に東シナ海の操業は中国、台湾に席巻されてままならず、そもそもインドネシア人に日本の漁業界は既に人材も依存してしまっている。 なぜ危機的な状況に陥ったのか? 日々の食卓の裏にある国境産業の現実を赤裸々に描く! ■国境産業は国家の化粧、国力を測るリトマス試験紙である ■日本漁船団は排他的経済水域すら失いかねない ■遠洋漁業は「流動的国土」。中国は遠洋強国となった ■日本は台湾に尖閣諸島の排他的経済水域を明け渡した ■東シナ海には二〇〇カイリ時代は到来しなかった ■外国人船員が国境の最前線に立っている ■外国人依存が日本漁業の思考停止を加速させた ■華僑・華人の漁業は南洋で拡大している ■日本漁業国有化論という問題提起 【目次】 まえがき 東シナ海での出会い 序章 日本の生命線 第一章 追いつめられる東シナ海漁業 第二章 東シナ海で増す中国・台湾の存在感 第三章 東シナ海に埋め込まれた時限爆弾 第四章 日本人が消える海 第五章 軍事化する海での漁業 終章 日本漁業国有化論 あとがき――さまよう小舟 主要参考文献 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 佐々木貴文の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 東シナ海 漁民たちの国境紛争 社会・政治 / 政治 5.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 報道されない真実。尖閣諸島問題の影で苦闘する漁民たち。国力が諸に現れる国境付近での漁業から占う日本の未来は明るくない。 日本の漁業のあまりに苛烈な現実。問題を先送りし紛争を避けてきたツケが尖閣諸島問題に表出している。 尖閣諸島周辺での唯一の経済活動である漁業はいまや風前の灯。国境近辺で行われる漁業には国力が象徴的に表れている。 米軍基地問題ばかり話題になるが、沖縄県についてはこちらこそ大問題なように思う。知事はどのようにお考えなのだろうか。 食の安全保障でも、その他国力という点でも日本の未来は暗いようだ。 重要な問題提起の書。 0 2022年02月07日