幻冬舎文庫 - 深いの検索結果

  • 日曜日の女たち
    3.3
    毎月第三日曜日に開催される「日曜倶楽部」。メンバーは二十六歳から三十八歳までの五人の女たちで、その全員が不倫中の独身。飲んで食べて本音を語る、訳ありの恋愛を続けていくための、ガス抜きの場だ。ある日、不倫歴十二年でクールな笙子が初めて本音を告白し、涙を零した……。様々な形の不倫模様がリアルで切なくも痛快な、連作恋愛小説。
  • 日輪の賦
    値引きあり
    3.9
    七世紀終わり。国は強大化する唐と新羅の脅威にさらされていた。危機に立ち向かうべく、女王・讃良(さらら)は強力な中央集権国家づくりに邁進する。しかし権益に固執する王族・豪族たちは、それに反発。やがて恐ろしい謀略が動き始める――壮大なスケールで「日本誕生」を描き歴史エンターテインメントの新たな扉を開けた傑作。
  • 日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイスト
    値引きあり
    4.0
    【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化!  絶対に”なにか”いると噂の稽古場。これは一体、土地の因果か、誰かの怨念か――? 30年にわたって“出続けている”心霊現象を追う、リアル怪談ドキュメント。    「各階の間取りがすべて違う」。思えば最初から違和感はあった――。幼少期から霊感を持つ横澤は、主宰する劇団の稽古場を構えようと東京・三茶のビルを訪れる。その造りに不安を抱くも、駅近から契約を結ぶ。が、入居早々、エレベーターの床が水浸しに。そこには、大家から「絶対に話かけてはならない」と聞かされていた“異形”の者が立っていた……。【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化! ”出る”と話題のヨコザワ・プロダクションの30年にわたる心霊現象を追った、怪談ドキュメント。
  • 日本核武装 上
    値引きあり
    3.5
    国内で日本の核武装に向けた計画書が見つかった。官邸から秘密裏に全容解明するよう指示を受けた防衛省の真名瀬は、まさかの事実を掴む。核爆弾製造に元自衛隊幹部や大手企業が関わり、完成が近いのだ。そんな中、日本上空を北朝鮮の弾道ミサイルが通過、尖閣では海上自衛隊と中国軍の小競り合いが起き、日本の自衛官一人が亡くなってしまう。
  • 日本の七大思想家 丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉
    3.0
    第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまたいで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。
  • 人間の条件(上)
    3.8
    1~2巻605~660円 (税込)
    近くの川で魚が全滅したことから水質調査を始めた片倉宏は、人為的な細菌散布の可能性を探り当てる。折しも、片倉の自宅周辺で起こったOL殺人事件の捜査を進める棟居刑事は、事件の背後に潜む新興宗教「人間の家」の危険な正体に気づく――。『人間の証明』から二十八年。欲望と狂気が生み出した空前絶後の劇場型犯罪。テレビドラマ化もされた、森村ミステリーワールドの最高傑作!
  • 熱狂宣言
    3.7
    「私は、若年性パーキンソン病です」 「外食業界のファンタジスタ」の異名をとる、ダイヤモンドダイニング社長・松村厚久。熱い情熱と才気迸る男を襲った過酷な運命は、彼をさらなる熱狂へ駆り立てる。小松成美、渾身の書き下ろしノンフィクション。 日本の外食業界に常に新風を巻き起こし続ける「ダイヤモンドダイニング」の創業社長・松村厚久。彼の外食業界における評判は、凄まじい。「フード界のファンタジスタ」「食とエンターテインメントを融合させた天才」「レストラン業界のタブーに挑んだ男」と絶賛される一方、特異な経営方針や出店計画の度重なる見直し、他にはない個性的なコンセプト主義を表して「異端児」「無計画経営者」「目立ちたがり屋」「ビックマウス」と揶揄されることも少なくない。 高知から上京、サイゼリヤでのバイト、ディスコの黒服、日焼けサロン経営を経て外食業界に参入した松村は、奇跡の100店舗100業態を達成。2015年7月には、東証一部上場を成し遂げる。しかし、彼は熱狂的に働きながら、「若年性パーキンソン病」という過酷な病と闘っていたのだった。苛烈な人生を、全身全霊で生きる一人の男を描く、渾身のノンフィクション。
  • 白蝶花
    4.3
    福岡のお屋敷に奉公に出た千恵子。そこで出会った美しい令嬢の和江は、愛に飢えた寂しい日々を送っていた。孤独の中、友情とも恋とも違う感情で惹かれ合うが、第二次大戦下、戦況は刻々と悪化。女たちの運命はたやすく戦火に揺り動かされ……。人生を選ぶことも叶わず、時代と男に翻弄されてもなお咲き続ける昭和の女性たちの、誇り高き愛の物語。
  • はじまりの島
    3.7
    一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。天才学者ダーウィンらは、調査のため滞在を決定。だが島には殺人鬼が潜伏しているという。直後に発見された白骨死体。さらに翌朝には宣教師が絞殺体で見つかった!犯人は島の殺人鬼なのか?「進化論」の提唱者が、惨劇の謎に挑むミステリ。
  • 花に背いて 直江兼続とその妻
    3.0
    豊臣秀吉から直臣にと望まれ、石田三成からは無二の親友と頼られた上杉家の執政、直江兼続。裏切りと謀略がうずまく戦国の世に、利を捨て義に生きた上杉景勝と兼続は、義を踏みにじって恥じない徳川家康の挑戦を受けて立つ。誇り高き男たちを支えた妻たちもまた、家の存続をかけてたたかった。兼続の賢妻お船の目を通して描く感動の歴史小説。
  • 花嫁
    3.8
    長男が結婚することになった若松家には、不穏な空気が流れている。妹は反対し、父は息子を殴り、母は花嫁に宛てて手紙を書き始めた。花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剥がれていく。愛が契約に、兄妹が男女に、家族が単なる集団に反転し、最後に残るものとは? 信じていたものに裏切られ衝撃に襲われる、恐るべき暴走家族小説。
  • 晴れた日は巨大仏を見に
    3.5
    ウルトラマンより大きな仏像が、日本各地に存在している! その唐突かつマヌケな景色を味わうための日本風景論。東南アジア旅行の達人として知られる著者による笑える紀行エッセイ。
  • 破裂(上)
    3.5
    過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。
  • ハードボイルド/ハードラック
    3.8
    「ハードボイルドに生きてね。どんなことがあろうと、いばっていて。」最後になった電話でそう言っていた千鶴。彼女のことを操り返し思い起こす奇妙な夜を描く「ハードボイルド」。死を待つ姉の存在が、ひとりひとりの心情を色鮮やかに変えていく季節を行く「ハードラック」。闇の中を過す人々の心が光り輝き始める時を描く、二つの癒しの物語。
  • 爆笑問題の戦争論 爆笑問題の日本史原論
    値引きあり
    3.6
    日本はなぜ戦争をしたのか? その謎に太田光が挑んだ! 日本が起こし、あるいは巻き込まれた、戦争の歴史を、日清戦争のはじまりから、日露戦争、第一次世界大戦、山東出兵、満州事変、盧溝橋事件、そして太平洋戦争が終わるまで、精妙に追って完全解説。戦争をネタにするというギリギリのレベルで、鋭い舌鋒と破天荒なギャグが炸裂する!!
  • 爆笑問題・パックンの読むだけで英語がわかる本
    3.8
    爆笑問題とNHKの語学バラエティ番組『英語でしゃべらナイト』で人気のお笑い芸人パックン(ハーバード大卒)による最高の英語入門書登場。こんなに笑える英語の教科書、見たことない!
  • 貘の耳たぶ
    3.9
    自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚 に怯えながらも、息子・航太への愛情が深ま る。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知 らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。そ れぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」 が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続 ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子た ち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は……。
  • バナタイム
    3.9
    将来への強大なエネルギーを感じとったプロポーズの瞬間から、新しい生命が宿るまで。人生最大のターニングポイントを迎えた著者の胸ときめく日々。幸福な場所、大好きなイタリアのこと、人間の気品と風俗についてなど……。幸福の兆しを読みとることの大切さを伝える24章。奥深い考察と力溢れるメッセージ満載のエッセイ集!
  • パンドラ(上)
    3.0
    出世をあきらめ、家族に捨てられても、たったひとり癌特効薬の研究を続けてきた医師鈴木。長い歳月をかけ、やっと発見した新薬が、様々な人間の欲望に火をつける。スクープを追う新聞記者、利権を狙う製薬会社、その功績を奪い取ろうとする厚生労働省……。人類悲願の薬は、開けてはならないパンドラの箱だったのか? 衝撃の医療ミステリー。
  • ひとかげ
    3.8
    気功師のとかげと、児童専門の心のクリニックで働く私。ある夜、私がとかげに結婚を申し込むと、とかげは「秘密があるの。」と答えた――。語られるとかげの子ども時代の惨劇と、それによってもたらされた深い傷。そして、私もとかげと向き合い、心の闇をさらけ出す。叫びをあげるふたりの魂が希望をつかむまでを描く感動作!
  • ひとりが好きなあなたへ
    4.0
    「ひとりが好きなあなたへ 私も、ひとりが好きです。人が嫌いなわけではないけど、ひとりが好き。そんな私からあなたへ、これは出さない手紙です。」著者手作りの万華鏡の鮮やかな写真と静謐な詩が胸を打つ、写真詩集。
  • 悲望
    4.3
    女性と恋愛経験のない東大院生の藤井は同じ院生の響子を好きになる。が、響子はまったく気がなく逃げるようにカナダに留学。すぐに追いかけて藤井もカナダへ、響子と同じ寮に入る算段をとる。執拗な藤井に響子は「諦めてください」と懇願の手紙を寄越すが、逆に藤井は響子を説得しようとさえする。どれほど嫌悪されても怯まぬ愛の一方通行、究極の告白小説。
  • 101%のプライド
    3.0
    疑惑の判定負けを乗り越え、見事、世界ミドル級王者に輝いた村田諒太。常に“定説”を疑い、自ら考えて導き出した理論に基づいて、人よりも1%多く努力を重ねる。その勝利哲学が、彼を日本人初の“金メダリスト世界王者”へと導いた。不登校だった中学時代、恩師との号泣秘話、さらに知られざるタイトルマッチの舞台裏まで収録した、文庫完全版。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    3.9
    「いつ死んでもいい」なんて嘘。生きているかぎり、人間は未完成。大英博物館やメトロポリタン美術館に作品が収蔵され、一〇〇歳を超えた今なお第一線で活躍を続ける現代美術家・篠田桃紅。「百歳はこの世の治外法権」「どうしたら死は怖くなくなるのか」など、人生を独特の視点で解く。生きるのが楽になるヒントが詰まったエッセイ。
  • 美人の日常語
    5.0
    花見に行く時の晴れ着「花衣」や、枕の下に恋文などを入れて寝る「文枕」、磨きをかけていない宝石「新玉」、冬の日差し「愛日」、飲めば楽しくなる酒「笑酒」など、口にするだけで綺麗になる六七〇の言葉を、いろは歌に合わせて紹介する。ベストセラー『美人の日本語』の著者が綴る、やさしい気持ちになる、ほっとする、日常に潤いを与える日本語。
  • 美人の日本語
    4.2
    「花明かり」「綺羅」「手弱女」など美しい日本語を、日めくりカレンダーのように一日一語一年三六六日分を紹介する。たとえば一〇月三一日は「玉響」。玉とは宝石のこと。宝石が揺れるほんのわずかな時間のことを「玉響」という。貝寄風、東雲など自然を表す言葉や福寿草、相思草など草木の名前も収録。口にするだけで心が綺麗になる一冊。
  • believe 光の響き
    3.6
    近親相姦によって生まれ、家族にも悪魔と疎まれている少女・サリナは、ある日スカイダイビングをしている、天使のような少年・セイヤと出会う。 高度6000フィートの青空から二人が交わりながら降下する時、サリナは「美しい生き物に生まれ変わった」と感じた――。 激しい恋と性はどこに着地するのか? 痛切なラブストーリー。
  • ピカソになれない私たち
    3.8
    国内唯一の国立美術大学・東京美術大学油画科。なかでもスパルタで知られる森本ゼミの望音・詩乃・太郎・和美の4人は、自身の才能や未来に不安を感じながらも切磋琢磨していた。そんな時、ゼミに伝わる過去のアトリエ放火事件の噂を聞き――。不条理で残酷な「芸術」の世界に翻弄されながらも懸命に抗おうとする〝美大生のリアル〟を描いた青春小説。
  • Fake
    値引きあり
    3.6
    興信所の調査員・宮本と美貌の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、昌史の父親を巻き込んで、復讐のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る。入念なイカサマを仕掛けた四人は、決して負けるはずがなかったのだが――!?
  • 4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール
    3.6
    押し付けられて来た調和を少しばかり乱してみたい、と胸をわくわくさせているユニークガール志願の方に提案します。最大公約数の「いい女」は目指さずに、自分を主人公にした物語を紡ぐこと。そこで生まれる甘さも苦さも、すべて人生の醍醐味。その味を引き立てるお手伝いをさせて下さい――。幾多の恋愛を描いてきた著者が教える“いい女”指南。
  • 不況もまた良し
    3.0
    徒手空拳、九歳で和歌山の農村から出た松下幸之助は大阪・船場の自転車店で働き、商売を体に叩き込んだ。やがて自ら考案した改良ソケットの工場を創業、親族会社から、世界の頂点に君臨する企業グループを作り上げた。戦前から戦後まで、想像を絶する不況をバネに、独創的な発想で日本経済を牽引したカリスマの生涯を描く画期的歴史小説。
  • ふたり
    3.8
    家族との訣別、宿なしの青春期、そして山口智子との出会い、結婚を、知られざるエピソードを交えて描くストレートな人生哲学。希にみる成長物語とも絶賛されたミリオンセラーエッセイ。
  • 復活力
    4.3
    強面だけど心優しいコンビとして国民的人気者の、青春時代の素顔とは?――安アパートで10年間、布団を並べて眠った。二人で舞台に出たら観客も二人だった。トイレには「みー君へ」と書かれた富澤から伊達へのメモが貼られていた。恋人も嫉妬する(!?)長~蜜月!笑いを心底愛し、震災後の東北を支援し続ける二人の、バイタリティの原点。
  • ふやすミニマリスト 所持品ゼロから、1日1つだけモノをふやす生活
    4.1
    シンプルライフとはほど遠い生活をしていた著者が部屋を借り、所持品ほぼゼロの状態から、「1日1つ道具をふやす」という100日間のチャレンジを始める。1日目に敷布団、7日目に爪切り。スマホは果たして何日目!? 電子レンジは不要、タオルと毛布は心の必需品、大切なものの〝普段使い〟で幸福感が増す……など、生活の本質に迫る画期的な一冊。
  • 不倫純愛 一線越えの代償
    3.3
    四十歳の香澄はドラマの人気脚本家。結婚十年を経て夫への愛情を見失う私生活を送るなか、二十七歳のダンサーと出会う。隆起した胸筋、割れた腹筋、しなやかな指先――夫にはない肉体美に魅せられて、一線を越える香澄。愛欲に溺れて女の喜びを初めて知るが、嫉妬に狂う夫の激しい抵抗にも遭い、仕事も金も失う……。エロス・ノワールの到達点!
  • 文豪はみんな、うつ
    3.8
    文学史上に残る10人の文豪――漱石、有島、芥川、島清、賢治、中也、藤村、太宰、谷崎、川端。漱石は、うつ病による幻覚を幾多のシーンで描写し、藤村は、自分の父をモデルに座敷牢に幽閉された主人公を描くなど、彼らは、才能への不安、女性問題、近親者の死、自身や肉親の精神疾患の苦悩を、作品に刻んだ。精神科医によるスキャンダラスな作家論。
  • プリズン・ドクター
    値引きあり
    3.9
    奨学金免除の為しぶしぶ刑務所の医者になった是永史郎。患者にナメられ助手に怒られ、憂鬱な日々を送る。そんなある日の夜、自殺を予告した受刑者が変死した。胸を搔きむしった痕、覚せい剤の使用歴。これは自殺か、病死か?「朝までに死因を特定せよ!」所長命令を受け、史郎は美人研究員・有島に検査を依頼するが――手に汗握る医療ミステリ。
  • ベイジン(上)
    値引きあり
    4.1
    1~2巻448円 (税込)
    中国の威信を賭けた北京五輪の開幕直前。開会式に中継される“運転開始”を控えた世界最大規模の原子力発電所では、日本人技術顧問の田嶋が、若き中国共産党幹部・ドンに拘束されていた。このままでは未曾有の大惨事に繋がりかねない。最大の危機に田嶋はどう立ち向かうのか――。時代の激流と人間の生き様を描く著者の真髄が結実した大傑作。
  • 法華経を生きる
    値引きあり
    4.0
    この世は目には見えない『大きな仕組み』の中にある。その『仕組み』を少しでも理解できれば我々の人生はもっと豊かで有意義なものになるだろう。それを解く鍵が釈迦等が残した法華経の中にある。著者の数十年の実践からこれを平易に解き明かし、生と死という根源的問題にまで言及した、混沌の時代を生き抜くための全く新しい法華経ノート。
  • 某

    3.9
    「あたしは、突然この世にあらわれた。そこは病院だった」。限りなく人間に近いが、性的に未分化で染色体が不安定な某。名前も記憶もお金もないため、医師の協力のもと、絵に親しむ女子高生、性欲旺盛な男子高生、生真面目な教職員と変化し、演じ分けていく。自信を得た某は病院を脱走、そして仲間に出会う――。愛と未来をめぐる破格の長編小説。
  • ぼくが生きてる、ふたつの世界
    4.1
    ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せと は。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
  • ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ
    値引きあり
    4.3
    ブラック企業で疲弊し切った航平と、末期がんで余命宣告を受けた一児の母、美羽。満開の桜の下で二人は入れ替わってしまう。「死にたい」航平と「生きたい」美羽は願いを叶えたはずだったが、〝それぞれ〟の人生を送るうちに本当の気持ちに気づき、お互いを思いやっていく。果たして「死ぬ」のはどちらなのか。ラストにあなたは涙する。
  • ぼくは愛を証明しようと思う。
    3.7
    「恋愛なんて、ただの確率のゲーム。正しい方法論があるんだ」。恋人に捨てられ、気になる女性には見向きもされない二十七歳の弁理士、渡辺正樹は、クライアントの永沢にそう告げられる。出会いのトライアスロン、会話のルーティン、セックスへのACSモデル。テクニックを学び非モテから脱した渡辺だが――。恋に不器用な男女を救う戦略的恋愛小説。
  • 捲り眩られ降り振られ
    4.0
    私の真似などなさらぬように――競輪歴四十年、投資総額十億円の無頼派作家のブッ壊れ人生! 印税は振込みと同時に博打で消え、税金滞納、借金三昧の日々。金を手にすりゃ毎晩豪遊、預金残高はいつもゼロ。引き換えに得たのは、気品と切なさが漂う人生哲学。歓喜と落胆が一瞬で交錯するギャンブルの魅力とは? 豪華ゲストの競輪体験記も併録。
  • マグネット
    3.9
    借金の返済を迫られて殺人を犯した男を匿う黒木。中学校の資料室で教師から猥褻行為を受けていた事件を回想する由美子。そして義弟の死の周辺を克明に描き、まさに掉尾を飾る「最後の資料」。罪の意識はこれほどまでに人間を洗練させるのか? そして用意された罰は時として人を輝かせる。法の裁きではない。殺人、放火、売春、のぞき、強制猥褻……極めて個人的で強烈な9つの罪と罰を収めた傑作短編集。
  • また明日
    4.2
    平凡なサラリーマン家庭に育ったヤヨイは、お嬢様のユリコ、体が大きく優しいマスコ、お調子者のカツオ、隣家の息子タカユキと同じ小学校で学んだ。五人はそれぞれの道を歩み、還暦近くになって再会。会わない間に大人になったところもあり、変わらないところもあり......。ささやかなようでいて、いろいろあった人生を生きてきた五人の物語。
  • まねきねこ、おろろん 大江戸もののけ横町顛末記
    3.5
    江戸で暮らす勝太とかえでのところに、招き猫のつくもんが転がり込む。つくもんは、かつては唐の仙虎だったという。その力を借り妖怪の町に戻ると、町はもぬけの殻。人形浄瑠璃『平家物語』の“人形”たちに乗っ取られていたのだ。黒猫サジ、妖怪奉行犬神ら妖怪集団と、義経、弁慶ら人形軍団の対決の行方は!?新キャラクター満載のシリーズ第三弾!
  • 真夜中の底で君を待つ
    値引きあり
    4.1
    家族や友達といるより、喫茶店のアルバイトが好きな17歳の更紗。アイスコーヒーだけで閉店まで粘る常連客の「黒縁さん」。おしゃべりが苦手な二人が、店以外で偶然出会ったのは夜の公園だった。お互いの連絡先も知らないまま始まった特別な時間は、胸に秘めた過去の痛みを解きほぐしていく。愛に飢えた彼女と愛を諦めた彼が織り成す成長の物語。
  • 身ごもる女たち
    3.2
    七年続く不倫相手の子を妊娠した真悠子は、煮え切らない彼に苛立ち、一人で産み育てると決める。無職の夫を養う漫画家の桃子は、連載が決まった途端、妊娠に気づくが、生活のことを考え中絶しようとする。元夫が育てる大学生の娘に会った珠代は、十六歳下の恋人の子を妊娠したことを告白する。「命」を宿した女たちの揺れる想いを綴る連作小説。
  • ミステリーの書き方
    4.0
    ミステリー最前線で活躍する作家43人が惜しげもなく披露する、極秘の執筆作法。作家志望者、ミステリーファン必読の書。 日本推理作家協会 編著 赤川次郎/東直己/阿刀田高/我孫子武丸/綾辻行人/有栖川有栖/五十嵐貴久/伊坂幸太郎/石田衣良/岩井志麻子/逢坂剛/大沢在昌/乙一/折原一/恩田陸/垣根涼介/香納諒一/神崎京介/貴志祐介/北方謙三/北村薫/北森鴻/黒川博行/小池真理子/今野敏/柴田よしき/朱川湊人/真保裕一/柄刀一/天童荒太/二階堂黎人/楡周平/野沢尚/法月綸太郎/馳星周/花村萬月/東野圭吾/福井晴敏/船戸与一/宮部みゆき/森村誠一/山田正紀/横山秀夫
  • 見なかった見なかった
    4.3
    「挨拶に来い」と上から物言う傲慢な政治家を叱責し、過剰なへりくだり言葉を使う担当者を斬って捨て、老人から尊厳を奪ったと医療現場へ警鐘を鳴らす……。人生の機微に通じた著者が、日常生活で覚える怒りと不安に真っ向勝負で挑み、喝破する。ストレスを抱えながらも懸命に生きる現代人へ、熱いエールをおくる、痛快エッセイ五十編。
  • むかしのはなし
    値引きあり
    3.5
    三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集!!
  • ムスコ物語
    3.9
    十七でイタリアに移住、未婚で出産、育児をしながら漫画家デビュー、イタリア人と結婚し世界を拠点に生きるヤマザキマリ。けれど、そんな規格外な母の息子として生まれたデルスは〝世界転校〞を繰り返し、繊細な子供心は縦横無尽にかき乱されて ――。母である前に一人の人間、家族でも、各々一人の人間であれ!「地球の子供」を育てる人間讃歌エッセイ。
  • めぐりくる春
    4.3
    一九三七年、貧しい十七歳の淳花は従軍慰安婦にされた。同じ場所で、日本人兵士に無理矢理体を開かされた韓国人女性の中には、拒否した為に殴り殺される者、梅毒にかかり気がおかしくなる者、アヘンに溺れる者、自殺する者もいた。地獄で淳花は、死んだように生きていた。著者が現地に入り、元慰安婦への取材を経て描き上げた、悲劇の物語。
  • めだか、太平洋を往け
    4.4
    小学校教師を引退した夜、息子夫婦を事故で失ったアンミツ先生。遺された血縁のない孫・翔也との生活に戸惑うなか、かつての教え子たちへこんな手紙を送る。〈先生はみんなに「太平洋を泳ぐめだかになりなさい」と言いました。でも、ほんとうに正しかったのでしょうか〉。返事をくれた二人を翔也と共に訪ねると――。じんわり胸が温まる感動長篇。
  • 面倒だから、しよう
    4.2
    小さなことこそ、心をこめて、ていねいに。安易に流れやすい、自分の怠け心と闘ったときに初めて、本当の美しさ、自分らしさが生まれてくる。時間の使い方は、いのちの使い方。この世に雑用はない。用を雑にしたときに、雑用は生まれる。“置かれた場所で咲く”ために、実践できる心のあり方、考え方。毎日を新しく生きるためのベストセラー第2弾。
  • もう、怒らない
    3.9
    ムカつく、妬む、悔む、悲しい、虚しい……仏道では、これら負の感情を、すべて「怒り」と考える。怒ると心は乱れ、能力は曇り、体内を有害物質がかけめぐり、それが他人にも伝染する。あらゆる不幸の元凶である「怒り」を、どうしたら手放せるのか? ブッダの教えをやさしくひもとき、怒りの毒にまみれた毎日を清々しい日々に変える仏道入門。人気殺到で予約のとれない坐禅教室のメソッドを紙上指導。
  • 燃えつきるまで
    3.9
    恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。失恋を受け入れられず、苦しむ怜子は、最優先してきた仕事も手に付かず、体調を崩し、精神的にも混乱する。そして、友人の「好意」から耕一郎に関するある事を知らされた怜子は……。絶望から再生までを描き、誰もが深く共感できる失恋小説。
  • 森瑤子の帽子
    5.0
    もう若くない女の焦燥と性を描いて38歳でデビュー。時代の寵児となった作家・森瑤子。しかし華やかな活躍の裏で、保守的な夫との確執、働く母の葛藤、セクシュアリティの問題を抱えていた――。自らの人生をモデルに「女のテーマ」をいち早く小説にした作家の成功と孤独、そして日本のバブル期を数多の証言を基に描いた傑作ノンフィクション
  • 問題児 三木谷浩史の育ち方
    3.0
    世間の多くから「昔からエリートだった」と思われている日本を代表する企業家・三木谷浩史は、実は相当な悪童だった。問題児だった。平均以下の成績。有名私立中学退学。熱中したのはテニスだけ。教師を悩ませ、手をわずらわせ続けた。だが少年は両親の愛に包まれて成長した。本人、両親、そして関係者への取材を経て、初めて明らかにされた実像。
  • 約束の日 安倍晋三試論
    3.0
    明確な理念と果断な実行力で日本改造に着手した第一次安倍内閣は、なぜ一年で崩壊したのか――。戦後最年少の五十二歳で首相に上り詰めた安倍晋三の無念と決意。約束の日とは何か。十一月二十五日、同じ日に首を刎ねられた吉田松陰、三島由紀夫になぞらえながら、文学とは対極にある政治家を、文藝評論の対象にした スリリングな試み。
  • 靖国神社の緑の隊長
    5.0
    過酷な戦場で、こんなにも真摯に生きた日本人がいた――旧帝国陸海軍の将兵や関係者を自ら取材し、貴重な証言とエピソードを掘り起こした若き日の著者。その中から、「どうしても次の世代に語り継ぎたい」8人を厳選し、昭和史や戦史に詳しくない人にも読みやすい文章で綴った太平洋戦争・人物伝。平和を願い続けた歴史探偵、生前最後の著作。
  • ヤバい会社の餌食にならないための労働法
    3.8
    会社の不当な扱いに、社員はどこまで対抗できるか。「パワハラには手書きの実録が証拠になる」「サービス残業代は簡単に取り戻せる」「有給休暇は当日の電話連絡だけでOK」「不利にならない退職の仕方がある」……。職場の理不尽な圧力に屈せずに、反撃できる法的秘策が満載。再起不能になる前に知っておきたいサラリーマンの護身術。
  • やまゆり園事件
    3.9
    2016年7月26日、知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が死亡、26人が重軽傷を負った「やまゆり園事件」。犯人は植松聖、当時26歳の元職員だった。なぜ彼は「障害者は生きるに値しない」と考えるに至ったのか。地元紙記者が、37回の接見ほか丹念な取材を続け、差別を許容する現代日本のゆがみを浮き彫りにした渾身のドキュメント。
  • やりたい事をすべてやる方法
    3.0
    格闘家、作家、俳優、ミュージシャン、世界学生レスリング日本代表監督。なぜ須藤元気は軽やかに転身し続けられるのか? 結果を出す秘訣はどこにあるのか? 「足りないところがあったら、それを逆手に取って考える」「一人で悩むよりも、まずは外を歩いてみる」。奥深い哲学を笑いで包みながら「後悔しない技術」を大公開。読めば心が軽くなる!
  • やわらかな棘
    3.6
    自分を裏切り別の女性との結婚を決めた彼への復讐を誓う晴美、盛大な結婚式を挙げ高級マンションに住むもなぜか満たされない奈那子、子供を育てる自信がもてない母親・亜季。強がったり、見栄をはったり、嘘をついたり。幸せそうに見えるあの人も、誰にも言えない秘密を抱えてる。女同士は面倒くさい。生きるって面倒くさい。だから、みんな一生懸命。
  • 夢について
    3.8
    手触りまであるカラーの夢だって見ることができる著者のドリームエッセイ。会えるなんて思ってもいなかった、憧れの藤子F先生と対談して大感激した話。死んでしまった大切な友人に夢のなかで再会できた話など、優しい気持ちにさせてくれる〈青い〉出来事を綴った二十四編。夢は美しく生きるためのもうひとつの予感。
  • 容姿の時代
    3.5
    「外見はいいに越したことはない」この「容姿の時代」に私たちは他人をどう見、他人からどう見られるべきか。OLの肉色ストッキング、ユニクロの功罪、着物の罠、ナチュラルメイクと晩婚化、女性誌の対立、おばさん化への怯え……。容姿という厄介な存在と、死ぬまで戦い続けなければならない現代人の哀しみを、鋭く凝視した辛口エッセイ。
  • 四つの嘘
    3.7
    淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく――。
  • 世にも美しき数学者たちの日常
    3.9
    百年以上解かれていない難問に人生を捧げる。「写経」のかわりに「写数式」。エレガントな解答が好き。――それはあまりに甘美な世界! 類まれなる頭脳を持った〝知の探究者〟たちは、数学に対して、芸術家のごとく「美」を求め、時に哲学的、時にヘンテコな名言を繰り出す。深遠かつ未知なる領域に踏み入った、知的ロマン溢れるノンフィクション。
  • 夜を賭けて
    4.0
    かつてアジア最大の兵器工場であった大阪造兵廠跡で、生活のために屑鉄を掘り起こしていたアパッチたちは警官隊との死闘の末に壊滅――長崎の大村収容所に収監された金義夫を待ち受けていたのは……。「現代アジア最高の作家の一人」と各界から評される梁石日は本書で戦後五○年を総括するピカレスクロマンの最高傑作を完成した。直木賞候補作。
  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅
    4.2
    「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――。SNS時代の挑発的人生論。※解説は電子書籍版には収録されていません
  • 47都道府県 あなたの金銭感覚は? 県民性の謎がわかる本
    4.0
    愛知県人は堅実で貯蓄好き? 家賃が最も安いのは愛媛県!? 実は合理的な北海道人!? 日本で一番お金を使う県は? 「京都の着倒れ」は嘘!? 四国四県でお金に対する考え方はどう違う? 犯罪が日本一少ない県は!? 47都道府県別の歴史、風土にのっとったお金の貯め方・使い方で、県民性が見えてくる! 隣のあの人の金銭感覚がわかる本。
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶
    4.4
    第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!
  • LOVE ASH
    3.8
    幼い頃、両親に捨てられた大学生・響は、暗い部屋に閉じこもり、疎外感に苦悩している。 インターネット上で知り合った人妻・ミルクとのセックスに癒しを求めるが、彼女を一人の人間として受け止めることはできない。 ある日、行方不明になっていた恋人マシュリと再会した響は、自らの隠れた才能に気付かされる……。
  • リターン
    3.8
    高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。
  • リトル・ピープルの時代
    3.0
    「歴史」や「国民国家」のような「大きな物語」(ビッグ・ブラザー)で自分の生を意味づけることができなくなった今。誰もが「小さな父」(リトル・ピープル)としてフラットに蠢(うごめ)くこの世界を、僕たちはどう捉え、どう生きるのか。「村上春樹」「仮面ライダー」「震災」を手がかりに、戦後日本の変貌とこれからを大胆かつ緻密に描き出した現代社会論の名著。解説・川上弘美
  • 流学日記 20の国を流れたハタチの学生
    4.4
    キリマンジャロのてっぺんで悟った。そのくせピラミッドに盗頂し逮捕される。一〇日間の断食をし、食の業を見つめる一方、ウガンダの山羊を殺して「いただきます」。ただ流されていく平凡な毎日から飛び出した学生が送る、矛盾だらけの自分と世界を旅する痛快な日々とは!?二〇歳の感性とエネルギーが爆発した、若者の新しい旅のバイブル。
  • 料理狂
    5.0
    一九六〇年代から七〇年代にかけての、いわゆる「日本の外食業界」の青春時代に、人生を賭けて異国で修業を積んだ料理人たちがいる。奴隷労働のような量の手作業を何十年間もこなし市場を開拓し、グルメ大国日本の礎を築いた谷昇、鮎田淳治、佐竹弘、野崎洋光、音羽和紀、小峰敏宏、田村良雄、田代和久。彼らの肉声から浮き彫りになる仕事論とは。
  • レインメーカー
    値引きあり
    3.7
    高熱で病院に運ばれた二歳九カ月の男児が懸命の救急治療も及ばず亡くなった。悲嘆に暮れる両親は医療過誤だと病院を提訴。そこで病院から弁護の依頼を受けたのが、この手の裁判に勝ち続けてきた雨守誠だった。救えなかったら医師が悪いのか。法律は悲しみを癒す道具じゃない――信念に基づいて、雨守は医療現場の矛盾や不条理に斬り込んでいく。
  • Y氏の妄想録
    3.2
    勤続三十七年、課長止まりだったY氏が定年退職の日を迎えた。だが彼を待っていたのは、社会からも家族からも必要とされていないという疎外感。暴力バーで七十五万円も請求され、娘は家を出たいと言い、息子は違法なアダルトビデオで儲けている。さらに、偶然出会った老人の屋敷で白骨体を見つけてしまい……。孤独な男の手に汗握るサスペンス。
  • 私以外みんな不潔
    4.4
    北海道から茨城に引っ越した五歳の「私」。好きなことはペンちゃんの漫画を描くことと、家で遊ぶこと。新しい幼稚園は、うるさくて、トイレに汚い水があって、男の子が肩を押してきて、どこにいても身の危険を感じる場所だった。ある日、おゆうぎの部屋が誰も来ない安全な場所だと知り――。卒園までの半年間を幼児の目線で描く、著者初めての私小説。
  • 私がオバさんになったよ
    3.6
    「40代女の生き方のバリエーションが増えている」「女の敵は女じゃない」「人間は役に立つことのために生きているわけじゃない」……。もう一度会いたかった8人と語り合い見えてきた生きる姿勢は、考えることをやめない、変わることをおそれない、間違えたときにふてくされない。オバさんも悪くないね。このあとの人生が楽しみになる対談集。
  • 私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない
    値引きあり
    3.7
    自分が幸せだと思いたいのか 人から幸せだと思われたいのか/本当に必要なものだけを残したらほとんどのものが消えた/孤独感はいつか底を打つ/わざわざ探すのではなく、たまたま出会う/人はそのままで素晴らしいけど、それだけじゃダメ/自分の心が嬉しくなることが魂の仕事/今ここにないものを求めない イラストと言葉によるメッセージ。
  • 私たちはどこから来て、どこへ行くのか
    4.1
    進む社会の分断。台頭する排外主義とポピュリズム。基本的人権・民主主義という我々の拠って立つ価値が足元から揺らぐ今、不安と絶望を乗り越えて社会を再構築する一歩は、「私たちはどこから来たのか」を知ることから始まる――サブカルチャー、社会問題からアカデミズムまで、戦後日本の変容を鮮やかに描ききった、宮台社会学の精髄。
  • わたしの結び目
    値引きあり
    3.5
    転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香だったが「あの子を殺したのはわたし」と彩名に告白され、それを境に不穏な出来事が続く。「あの子の時と同じ」と噂するクラスメイトたち。友情という〝結び目〞は絡まり、解け……。歪な青春小説。
  • 私を見つけて
    3.5
    誠一と付き合っている間、彼の家庭を憎悪し、自分自身を愛せなかった麻子。彼女を変えたのはアフリカ系アメリカ人のマイクだった。アメリカで受けた差別を乗り越えてきた彼は麻子の傷だらけの過去も含めて愛する(「願いごと」)。どんなに甘い恋愛や結婚も、時が経てば変化する。価値観の違う二人にとって真実の愛とは何か。切なく描く五篇。
  • わんダフル・デイズ
    値引きあり
    3.7
    盲導犬訓練施設で働く歩美は、訓練士の研修生。ラブラドール・レトリーバーたちに囲まれ、一人前になるため頑張って勉強中。ある日、盲導犬と暮らす飼い主から「犬の様子がおかしい」と連絡を受け、犬と話せる美男子教官、阿久津と様子を見に行くが……。犬を通して見え隠れする人間たちの事情、秘密、罪。そして阿久津にも、誰にも言えない秘密があった。
  • ワンダー・ウォール
    3.4
    医学部に通う「きりな」には二つの秘密がある。 一つは弟と肉体関係があること。 もう一つは高校三年の時、恋人の子どもを堕胎したこと。 ある日、研究室の仲間から、大学にある謎の水槽の存在を教えられた彼女は、自分の過去が大きな犯罪に関係していることを知る……。 新世紀文学の旗手・桜井亜美が遺伝子の謎に挑む意欲作。

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