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ミステリー最前線で活躍する作家43人が惜しげもなく披露する、極秘の執筆作法。作家志望者、ミステリーファン必読の書。
日本推理作家協会 編著
赤川次郎/東直己/阿刀田高/我孫子武丸/綾辻行人/有栖川有栖/五十嵐貴久/伊坂幸太郎/石田衣良/岩井志麻子/逢坂剛/大沢在昌/乙一/折原一/恩田陸/垣根涼介/香納諒一/神崎京介/貴志祐介/北方謙三/北村薫/北森鴻/黒川博行/小池真理子/今野敏/柴田よしき/朱川湊人/真保裕一/柄刀一/天童荒太/二階堂黎人/楡周平/野沢尚/法月綸太郎/馳星周/花村萬月/東野圭吾/福井晴敏/船戸与一/宮部みゆき/森村誠一/山田正紀/横山秀夫
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Posted by ブクログ
・現地に出掛けたとき、わたしは原則としてメモは取らない。写真やVTRも撮らない。そういう行為が必要なのは対象そのもののインパクトが弱いせいだと思うからだ。そして、カメラのファインダーを覗くことは視野狭窄に陥る最大の理由だと経験則として知っているからである(船戸与一)
・写真を撮るときは、まず被写体を心の中にしっかり焼き付けてから、忘れたときの保険として撮ることを心がけている。写真の映像は正確だが、心に残った映像のほうがより正しい。そして文字に起こし直すときは、こちらの心象風景のほうが確実に役に立つ(垣根涼介)
・とにかく、真ん中部分で何らかの事件を起こすと、全体のバランスが取りやすくなる(朱川湊人)
・魅力的な物語には、主人公の弱点は不可欠である(東直己)
・初心者の貴方は、まずは「深い湖のように美しい瞳」といった無様な比喩を削ってみましょう。ほとんどの比喩は不要であるという文章表現上の現実があるのです(花村萬月)
・タイトルというのは内容を端的かつ象徴的に表すものであり、その魅力を伝えるものでなければならない―タイトルを見て、まず観客がある程度自分で何かをイメージできるもの。なおかつ、分からないところがあって、本当はどんな内容なのだろうかと興味をそそられるもの(恩田陸)
・毎日、書くこと。2枚でも3枚でも書くこと。それが無理なら、1行でも2行でも書くこと。何を書けばいいかわからないときには自分が最も好きな、あるいは自分が理想とする小説を、200〜300枚くらい自分がその作家になったつもりで丸写しする。そうすれば、その後、机に向かえば5行や6行は書ける。勿論、その作家の文章に似ているだろうが、最初はそれでいいのだ。そこがスタートラインである(富樫倫太郎)
Posted by ブクログ
文庫版あとがきにて
「他人と同じものを書いていて、それが世に認められるはずがない。読者は、作家の独自性に惹かれるのだ。
作風が違うということは、小説を書く方法にも違いがあるということだ。」
この言葉がこの本を表しているといえる。作家によって◯◯は良い、とも言う人もいれば、駄目だという人もいる。複数の人間に相談すれば多種多様な答えがある。
何が正しいとか、何が学べるというより、こういった指南書は、結局のところ、自分のやる気が向上したり、前向きになれれば良いと思っている。
自分の考えと一致する意見を見て、「やっぱり間違ってないんだ」と一部を抽出して、自分の肥やしにするのが良い読み方かな。
もちろん、中には参考になんねーと思う話もある。
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