某

某

小説・文芸
784円 (税込)

3pt

「あたしは、突然この世にあらわれた。そこは病院だった」。限りなく人間に近いが、性的に未分化で染色体が不安定な某。名前も記憶もお金もないため、医師の協力のもと、絵に親しむ女子高生、性欲旺盛な男子高生、生真面目な教職員と変化し、演じ分けていく。自信を得た某は病院を脱走、そして仲間に出会う――。愛と未来をめぐる破格の長編小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    某
  • タイトルID
    :
    992563
  • 電子版発売日
    :
    2021年08月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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某 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰でもないものにしかなれないもの、それはもしかしたら自分なのではないかと思った。冗談とか障害とかではなく性格が100個ある、自分の中の男も女も誰かを愛する気持ちも自分のことしか大事じゃない側面も幼稚さも冷静さも何もかも孕んでいて、変わることしかできなかったり変わることができなくなったりする。そういう自分に少しずつ執着していくのが自分の在り方なんじゃないかなあ。

    わたしは誰かのために生きたいと思ったことがあります。誰かのために生きれたら死んだっていいなって思います。その自分にしがみついているのがずっと続いてる。

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    面白かった
    好き

    マリのぽっかりした空虚さと、ナオの二人がすき

    ひかりとみのりの結末が好き

    他の人の話も好き

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    不思議なお話だった( °o°)☆
    面白くて一気に読んじゃった☆(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
    表紙デザインで選んだけど、まさにこの表紙って感じ。読んだら納得。

    読む人によって読後感変わる作品かもしれない。
    私は「ほぉぉお。」って少し考えさせられる読後感ですごく良かったなと思った☆

    みんなはこれ読んだらどう感じるのか気になる!

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    主人公の形態がコロコロ変わるものの内容が入ってきやすく、ハラハラさせられながらもあたたかい物語で、とても好きだった。

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    「誰でもない者」という独特な設定なのに、なぜかすっと受け入れられた。一つ感じたのは、じゃあ私は空っぽではなくちゃんと私であれているのかなということ。もっと私自身と寄り添ってみよう。

    0
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    川上弘美ってSF出身なんだな。『センセイの鞄』のイメージが強かったので意外。主人公の人格?がどんどん入れ替わっていきながら,哲学的な主題が浮かび上がってくる。構成的に大胆な作品だと思う。
    一文が短めで読点が多いのが文体の特徴な気がしたけど,この作品だからなのかは他を読んでみないと分からない。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    生きることに距離を置いて人間を俯瞰していた生き物が、不可抗力でじぶんも生きることになっちゃったときの反応が興味深かった

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    不思議な本だった。本屋で一目惚れして購入。あらすじ見ただけだとどういうジャンルな話かわからなかったが、SFに近いジャンルだった。心内文が地の文として多く、話し手が変わってもカッコでわけていないため少々読みにくかったが、こういう表現も、「誰でもない者」が語り手であるが故なのかなと思いました。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    今までの記憶が全然なく、名前も性別も年齢も分からないまま、突然この世に現れた某は、担当医の蔵利彦氏の元でアイデンティティーの確立のため治療を始める。
    女子高生、男子高生、高校の事務員…次々と別の誰かに変化して演じ分けていき、ついには病院を脱走してしまい、外の世界で自分と同じような存在の仲間に出会うことになります。

    何とも小難しい設定なのに、登場人物たち(人間ではないのだけれど)それぞれが飄々としていて面白い。
    日本のみならず世界を飛び回り、病院でお世話になった蔵医師や水沢看護師はどんどん年老いてゆくのに、某のような「誰でもない者」たちは100年ほど生きていたり、時間軸が人間とはずいぶんずれている。

    都合よく何者にも変化を続けて生きてきた某だけれど、このSFのような長編小説を通して作者が私たち訴えかけていることに終盤になってやっと気づくことができて、しんみりとした気持ちになるとともに、生や死や人を愛することについて考えさせられてしまいました。
    とても貴重な読書体験でした。
    川上さんの想像力って、ほんとうに素晴らしいです。

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    不思議な小説だった。SFのような哲学のような。結局よくわからないまま終わった事柄もいくつかある。余韻を味わう感じの物語。

    "誰でもない者"という、見た目は人間そっくりの生命体が老若男女・国籍問わず姿かたちを変化させながら日々を過ごしていく。前の姿での記憶ははっきりととは限らないが受け継がれる。そうして何人かの人間への擬態を経て、しだいに愛着や家族、共感といった感覚を身につけていく様子は、一人の人間が赤ちゃんから大人へと成長していくのと似ている。

    個人的には前半までが物語のピーク半分過ぎたあたりからは失速した感じ。にしても展開が読めないし、"誰でもない者"ってなんだ?人間とは?生きるとは?死ぬとは?みたいな哲学的なことを考えさせてくれるお話。面白かった。

    0
    2025年06月06日

某 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    某
  • タイトルID
    :
    992563
  • 電子版発売日
    :
    2021年08月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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