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仕事を主軸にしながら長年付き合っている彼もいて、それを改めて考えることはしていないが、充実した生活を送っていた矢先、突然彼からの別れ話。その現実を受け入れることが出来ないまま、どうにか前の充実した生活を取り戻そうと努力するけれども現実はそうはいかない。そんな状態に追い打ちをかけるように元彼の今を知った時から激情し行動し始めたことは…!!!
主人公の行動が怖すぎます。ただ、失恋したことがある女性なら主人公の感情の動きに共感できると思います。とにかく心揺さぶられ、主人公がどん底から人として再生していく過程に感情移入して、喉の奥がぎゅっとなったり、黒い何かが生まれてきたリ、心が軽くなったり・・・。本当に小説なのか!?と思うほど、リアルな恋愛作品です。
Posted by ブクログ
失恋小説としてかなり完成された作品だった。
どれだけ気丈であろうとしても、心は乱され、時には犯罪的行為にまで及んでしまうことも、その思想にたどり着くこともある。
主人公山村の場合は妙齢で5年間付き合いながら結婚間近に自分が理由じゃないと言われて別れを告げられたパターン。1番本人が腑に落ちない、ずるいパターン。でも実際、よくある恋愛のパターン。
そこからみっともなく喚き散らしながら色んな人に助けられ、関わり、時には見捨てられ、社会と時間の波に流されることで、感情も水にながされていく。まさに燃え尽きるまでの流れを描き、最後にたどり着いた時は中々清々しかった。
この先の人生も少しだけ覗いてみたいと、そう思えた作品だった。
Posted by ブクログ
冒頭20ページで、心を鷲掴みされた。
久しぶりに一気読みした。
端的に言うと五年付き合ったカップル別れ話の全貌を女の人が語り手で語ってる小説。
ちなみに振ったのは男から。
言葉は違うけど、"私が明日を考える時は、どんなに仕事で失敗しても友達と揉めても貴方がいた”って言葉が、一番刺さった。
私自身だーって思った。
明日を考える時必ず側にいる人から、突然別れ話を切り出される。
その人がいなくなった途端、明日ごとなくなる感覚。容易に想像できた。
男が言った、"嫌いになったわけじゃない。ただ、グラスに少しずつ水が溜まってそれが溢れたんだ"って、それでしか男女の別れは成り立たないんじゃないかってぐらいしっくりくる。
今恋人がいる人、失恋した人、仕事に没頭している人、結婚してる人、婚約してる人、いや、全ての生きとし生けるもの、読んで損なし!だと思う!
はい、ここまでが2019年7月の私の感想でございます。
涙…
とにかく苦しい…玲子の気持ちの描写が上手すぎてとにかく苦しい。でも、こんな痛みを人はちゃんと忘れて(乗り越えて)次へ歩み出せるから人間ってすごい。痛みを感じたから強くなれるって言葉がぴったりな一冊です。
Posted by ブクログ
私は主人公の痛みを知っている。悲しみ、苦しみ、痛み、恨み、妬み全て分かる。ダメだと無駄だと分かっていても、歯止めが聞かない。少しの望み、期待が邪魔をしてしまい見ない方がいい事、確認しない方がいい事を敢えてしてしまう。諦めたいが故にする行為が仇となり、自分を更に苦しめる。その無限ループに陥り、抜け出せなくなり心身共にやつれ果てる。
過去の自分を見ているようで、思い出したくない記憶を思い出してしまった…。今となってはもうどうでもいい事だけど、そうなるまで何年かかったんだろう。時間が解決するなんて言葉は信じれない程の期間引きずりまくったけど、重い後遺症が残ってしまい、人を好きになれなくなった。もう恋はできない。
どうか主人公はそうならず、幸せで心穏やかな生活を送れるようになりますようにと願います。
Posted by ブクログ
思い出したくなくて心の奥底にしまい込んでおいた、失恋の過去の思いを、問答無用で引きずり出されました。
同棲解消当時にまさに思ったままのセリフがいくつも出てきて、私が書いた?と思うほどでした(失笑)
自分の心の傷を直視できず長年見ないふりをしてきましたが、私の気持ちを代弁してくれているように思えて、なんだか心の整理につながりました。
後半はもはやホラー?ミステリー?のような空気漂いますが、まさかの話の繋がり方をして、そこも面白かったです。
直近「人は心に余裕がある時でなければ、物事を肯定的に視れない」という感想を抱いたのですが、まさに、心理的に極限状態にあると、人を疑ったり人のせいにしたり、歪んだモノの見方をしてしまうんだなとだめ押しされました。
Posted by ブクログ
とても参考になった。大切な人が不倫、「やめた方がいい恋愛」と言われそうな恋愛をしている状態だが、その人には幸せになって欲しい。そのために自分はどうしたらいいかと悩んている人にも良いと思う。
私はここまでになったことがないが、大切な友達が恋愛で「その人やめた方がいい」とみんなから言われるが自分は好き。やめた方がいいのは自分でもわかってる。でも、今は一緒に居たい気持ちが強いと言う状態で、どう寄り添っていいのか分からなかった。
この作品をよんで、正論を言うことが相手を思いやることではないと改めて思った。
相手の選択を受け止めて、同じ温度感になるというかフラットに「いいじゃん」「楽しかったんだね」と
会話をすることも思いやりのひとつだと思った。
読んでからだいぶ時間が経っているが印象的な本だったと思っている。
この本が好きか、後味が良いかとはまた違うけどとにかく印象的な本だった!読んだことに後悔はないし、読めてよかったと思う。
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