歴史・時代の検索結果

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  • 青嵐

    青嵐

    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    侠客・清水次郎長一家に2人の「松吉」がいた。一の子分、「森の石松」こと三州の松吉は美男で博打も喧嘩も強い兄貴分、いっぽう並外れた巨体で「豚松」と呼ばれた三保の松吉は女も博打も苦手な愛嬌者。好対照ながら同じように親と別れ、一家に身を寄せた2人は互いに認め合う。幕末の苛酷な運命が、2人と一家を待ち受けていた──。初夏、青葉のころに吹く「青嵐」のように、東海道を駆け抜けた最後の侠客を描く、傑作時代長編!
  • 徳川慶喜(1)

    徳川慶喜

    小説・文芸
    4.0
    1~6巻814~850円 (税込)
    激動の幕末から維新を“水戸精神”で生きた最後の徳川将軍慶喜の苦渋にみちた半生――。黒船の来航は、長い間鎖国を続けてきた日本を動揺の渦に巻きこんだ。幕府内は開国派と攘夷派の対立が深まり、将軍継嗣問題も持ち上がって、超非常事態を迎える破目となる。この時の流れに、慶喜の胸中を走るものは……。
  • 坂本龍馬(1) 黒船の巻

    坂本龍馬

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻814~850円 (税込)
    坂本龍馬、19歳。ふるさと土佐をあとに江戸は北辰一刀流の名門千葉貞吉の道場で修業中の身だ。1853年夏、ペルリ来航し江戸の町は大騒ぎ。黒船撃退を叫ぶ仲間たちの激論珍論をよそに、龍馬はひとり茫洋と構え、その天稟の資質にまだめざめない。望郷の念にかられ、高知に帰った彼の身に何かが起こる。
  • 高杉晋作(1)

    高杉晋作

    小説・文芸
    4.1
    1~3巻814~850円 (税込)
    黒船をひきいて1853年、ペルリが浦賀に来航した。開国佐幕派と倒幕勤皇攘夷派に二分された国内は混乱をきわめた。そのさなか、革新を叫ぶ吉田松陰の刑死は、松下村塾の塾生たちを動揺させた。師の志をどうしたら活かせるのか? 動乱の世を生きる若き志士高杉晋作は、日本国再興のため苦悶する。
  • 海軍軍令部

    海軍軍令部

    明治海軍は軍令部創設によって伸長、日清、日露戦争で連合艦隊の大活躍を生む。勢いに乗り巨艦を増強、太平洋戦争へと突入するが、軍事力の中核はすでに空母や航空機に転じつつあり、対応できなかった日本は惨敗! 本書は海軍軍令部の栄光と悲劇の歴史をたどり、そこで活躍した参謀たちの姿を描く野心作。
  • 新とはずがたり

    新とはずがたり

    小説・文芸
    3.5
    1巻811円 (税込)
    野の花に似て儚げな美少女は、父親のような後深草院の寵姫となりながら弟宮や実兼の恋人になった。やがて出家し放浪した二条の、己の性の遍歴を赤裸々に吐露した禁断の書「とはずがたり」を、実兼を語りべに、一遍との出会いを出家の動機に再構築、新しい二条像に迫る。二条の真実と精神の再生を解く会心作。
  • 加賀百万石

    加賀百万石

    小説・文芸
    3.0
    1巻806円 (税込)
    加賀前田家三代の絢爛たる世を描く長編力作――宿敵・徳川家康の暗殺を断念して逝った、戦国バサラ大名・前田利家。あとを継いだ利長・利光らは、家康の嗣子・秀忠の助言で命を救われたものの、利家の正室・芳春院を人質として召し出されることになった。豊臣秀吉の盟友として大藩を誇った前田家が、徳川家との確執をへて、加賀の地に栄耀栄華を誇るまでを描く、長編力作。
  • シギラの月
    値引きあり

    シギラの月

    小説・文芸
    -
    1巻806円 (税込)
    南海の楽園で展開する壮大な歴史ロマン。太陽の島が知っている――「真に蜜牙古島(みやこじま)の安穏を考えるのであれば、琉球と事を荒立ててはなりません。誇りのために、蜜牙古島を滅ぼしてしまうかもしれないからです」……不思議な自然現象によって海の女神が現れるという伝説を軸に展開する、若者たちの愛と戦いの物語。ベストセラー『宇宙皇子』の著者が放つ、壮大な歴史ロマン大作。
  • 妖説太閤記(上)

    妖説太閤記

    小説・文芸
    4.5
    1~2巻806円 (税込)
    信長の妹・お市の方に魅入られた藤吉郎は、「天下もとるが、女もとる」とばかり、出世の野望に燃えた。半兵衛と官兵衛という参謀を得て、巧みな弁舌と憎めない面相で正体を隠しながら、冷徹な権謀術数でライバルを蹴落とす。「本能寺の変」すら、天下をとるために仕組んだ筋書きだった。風太郎版・異色歴史小説!
  • 猫はおしまい

    猫はおしまい

    小説・文芸
    4.0
    1巻804円 (税込)
    時は幕末。かつて、もののけ仕事人として闇から闇へ人を葬っていた化け猫のまる。楽隠居を決めこむつもりだったが、悪い奴らは見逃せない!「猫は仕事人」シリーズ、いよいよ完結。 江戸の町で、死体から手首を切り落とす辻斬り“手首斬り”が横行していた。辻斬りの犯行を目撃したまるの飼い主、南町奉行所の老同心、佐々木平四郎が命を狙われる。平四郎を救うため、奮闘するまる。 辻斬りの正体を巡って物語は二転三転、そして感動の結末が! 主な登場人物&猫 まる:本編の主人公。元もののけ仕事人の化け猫。三毛猫でねずみが苦手。 お銀:まるの仕事人仲間の美形の白猫の化け猫。三味線の女師匠おりくに飼われている。 クロ:まるの仕事人仲間の黒猫の化け猫。手ぬぐい売りの弥一に飼われている。 佐々木平四郎:まるの飼い主。南町奉行所の同心。 佐々木さく:平四郎の妻。 佐々木らん:平四郎の娘。 中村:南町奉行所筆頭同心。通称「おネエの中村様」。
  • 王朝小遊記

    王朝小遊記

    小説・文芸
    4.0
    1巻804円 (税込)
    平安京の闇に棲む鬼共の悪行を暴く! 平安の中ごろ、後一条天皇の御世。 藤原道長のライバルのもとに参集した世のはずれ者達。 物売りのナツメ、物乞いのナマス爺さん、女房づとめをしていたシコン、 貴族の子息コオニ、大宰府がえりの勇将・ニシタカの五人が ひょんなことからある有力貴族の依頼で疑似家族として町屋で暮らし始め、 最近、都に起きた、鬼に纏わる難事件を解決しようと、密かに探索を開始する――。 正体不明の賊に命を狙われた姫を守るため、 疑似家族となった五人の活躍を描く、 時代ビルドゥングスロマンの傑作見参!
  • 宇喜多の捨て嫁

    宇喜多の捨て嫁

    小説・文芸
    4.2
    1巻804円 (税込)
    五冠達成! 驚異の新人、衝撃のデビュー作 戦国時代の備前の国で宇喜多直家は権謀術策を縦横無尽に駆使し、成り上がっていった。 腐臭漂う、傑作ピカレスク歴史小説見参! 娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。 裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体……。 高校生直木賞、オール讀物新人賞、舟橋聖一賞、咲くやこの花賞、歴史時代作家クラブ賞の5冠達成! 特別収録・高校生直木賞ルポ。 【目次】 宇喜多の捨て嫁 無想の抜刀術 貝あわせ ぐひんの鼻 松之丞の一太刀 五逆の鼓
  • ともえ

    ともえ

    小説・文芸
    -
    1巻804円 (税込)
    源平から元禄。時空を越えたファンタジー 近江義仲寺で運命的な出会いをした松尾芭蕉と智月尼。 最晩年の芭蕉のプラトニックな関係と、巴御前との魂の交感を描く歴史時代小説。 大津にある義仲寺、その境内にある巴御前の塚に額ずく一人の尼に、 声を掛けたのは旅の途中の松尾芭蕉であった。 そして芭蕉最後の恋が始まるのだった。 その尼・智と芭蕉の淡い恋に、遥か五百年の時空を越えて 巴御前と木曾義仲の縁が美しく絡む。 近江と鎌倉を、そして過去と今を往還する純愛ファンタジー。 解説・島内景二
  • 敷島隊の五人 海軍大尉関行男の生涯(上)

    敷島隊の五人 海軍大尉関行男の生涯

    小説・文芸
    -
    1~2巻804円 (税込)
    神風特攻隊の先駆けとなった若者たち レイテ島沖で米空母に体当りをし、若い命を閉じた神風特別攻撃隊敷島隊の五人の若者たちは、何を思い、いかに生きようとしたのか
  • 女形と針子

    女形と針子

    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    明治歌舞伎青春譚、ここに開幕! 全国を回り旅芝居を続ける傍流歌舞伎一座「花房座」。座頭の長女である百多は亡き母に代わり裏方の仕事を一手に担い花房座を陰から支えていた。 百多の頑張りもあり、一座の評判は上々。ついに東京の大きな芝居小屋での興行が決まった。 しかしそんな中、人気の若女形である弟の千多が失踪してしまう。千多なしで次の興行は成り立たない。急遽、百多が弟に化け舞台に立つことになるが、運悪く衣裳屋の職人・暁に正体が露見してしまい――。 女形の「女」と針子の「男」。一座と衣裳屋の危機を救うため、秘密を共有した二人が大舞台に挑む。明治歌舞伎青春譚、ここに開幕!
  • 米巨大戦艦猛襲 強撃の群龍【1】

    強撃の群龍

    小説・文芸
    4.0
    1~5巻803~847円 (税込)
    1922年、突然の異変でパナマ運河が崩落し、巨艦でも十分に通行可能な「パナマ海峡」が出現する。 米海軍は大艦巨砲主義を掲げ、巨大戦艦「デラウェア級」の建造に着手。 一方の帝国海軍は、大艦巨砲主義では米国に勝てないと判断し、航空主兵主義で対抗する。 中小型空母を大量建造し、艦名の末尾に「龍」と「鳳」をつけた空母機動部隊を誕生させる。 そして昭和16年12月17日未明、米重爆撃機隊のクェゼリン環礁、さらに台湾への爆撃によって、ついに日米が開戦。 巨大戦艦デラウェア級4隻を擁する米アジア艦隊は、台湾を蹂躙すると、沖縄進撃を決定する。 迎え撃つ帝国海軍は、空母機動部隊で立ち向かうのだが、はたして巨大戦艦を撃沈することはできるのか!? 本書は2012年6月に学研パブリッシングより刊行された『群龍の海(1)東シナ海海戦』を改題・改装したものです。
  • 北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋

    北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋

    茶屋の主が突然の子育て!? 捨て子の親は、今どこに? 北町奉行所の元与力で、腰掛茶屋の老主人の弥兵衛。水飴を使った甘味を作ろうと板場で工夫を重ねていた時、茶屋の裏手から泣き声が。ねんねこ半纏を身につけた赤子が捨てられていた。襟元にはさまれた書付から赤子の名は朝吉というらしい。自ら子守役を買って出た弥兵衛から事情を聞いた息子の紀一郎には、朝吉に関わる隠し事があるようで……。好評シリーズ第5弾!
  • 超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生

    超武装戦闘機隊

    小説・文芸
    -
    1~2巻803~825円 (税込)
    千葉県銚子市で生まれ育った匠海は大学の夏休みに地元に戻って来ていた。 銚子電鉄を降りて海に向かって歩いていると突然異世界から喚ばれてしまった!! 男なのに聖母様と呼ばれて意味不明だったが、青い髪の人々や耳と尻尾が生えている獣人に囲まれて、イヤな予感でいっぱいだ。 案の定、召喚の失敗を詫びられて、気絶してしまう始末。 不屈の銚子魂で異世界生活を乗り越えようとしたが連日のマズめし攻撃に耐えきれずに調理場に乗り込む匠海だったが!?
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 想いて斬 一

    拵屋銀次郎半畳記 汝 想いて斬

    小説・文芸
    -
    1~3巻803~847円 (税込)
    息をのむ剣戟! 銀次郎に迫る妖美の月光院! 哀切と慕情が剣と化して烈しく舞う! 大河シリーズ第1期の『侠客』全5巻に続く興奮の大河劇場『第2期』遂に開幕! 宿敵・床滑七四郎との凄絶な死闘で負った瀕死の深手が癒え、江戸帰還を目指す銀次郎。 途次、大坂暴動の黒幕で、前の老中首座・大津河安芸守(幕翁)が立て籠もる湖東城に、黒書院直属監察官として単独乗り込んだ!? 一方江戸では、首席目付らが白装束に金色の襷掛けの集団に襲われ落命。 その凶刃は、将軍家兵法指南役の柳生俊方にも迫った! 壮烈にして優艶、娯楽文学の王道を疾走る大河シリーズ、『第2期』遂に開幕!
  • ぜえろく武士道覚書 討ちて候 上

    ぜえろく武士道覚書 討ちて候

    小説・文芸
    -
    1~2巻803円 (税込)
    謎の剣客・松平政宗が江戸へ! 将軍にも忍び寄る闇の集団! 娯楽文学の究極を目指す「門田泰明時代劇場」の原点! 剣客・松平政宗が高柳早苗の遺骨を携えて訪れた江戸の町は、大名、旗本が浪人集団に襲撃される事件が続出し、不穏な空気に包まれていた。 そんな中、政宗は若年寄・堀田正俊の留守宅が襲われる現場に遭遇したのだ。 そしてかつて生死をかけて斬り合った柳生宗重と再会するも、その夜二人は、忍群の奇襲を受ける。 やがて忍び集団の魔手は将軍・徳川家綱にも…! 剣戟文学の新たな地平を切り開く「門田泰明時代劇場」の初期傑作長篇! 上巻は第一章~第六章。
  • ぜえろく武士道覚書 一閃なり 上

    ぜえろく武士道覚書 一閃なり

    小説・文芸
    -
    1~3巻803円 (税込)
    凶賊一味の残忍な押し込み強殺事件に震え上がる京。 絶世の美と気品を兼ね備えた謎の剣客・松平政宗登場! 娯楽文学の王道を極めた凄み! 門田泰明時代劇場、炎艶の舞! 凶賊・女狐の雷造一味による相次ぐ押し込み惨殺事件に震えあがる京。 絶世の美と気品とを合わせ持つ剣客・松平政宗は東町奉行所同心・常森源次郎の必死の探索に協力を申し出る。 謎を秘めた政宗にも絶えず闇の刺客が襲いかかり、やがて、居合い剣法の手練れ集団によって絶体絶命の窮地に陥る! 剣戟文学の新たな地平を切り拓く撃的ベストセラー「門田泰明時代劇場」の神髄に酔う! 上巻は第一章~第八章。
  • 龍の袖

    龍の袖

    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    北辰一刀流、千葉道場の主定吉の娘として生まれた佐那は十代にして免許皆伝、その美貌も相まって「千葉の鬼小町」と呼ばれていた。ある日、佐那が道場に行くといきなり手合わせを申し込まれた。土佐の坂本龍馬と名乗ったその男は、日本だけでなく世界を見据える広い視野を持っていた。そんな龍馬に佐那は次第に惹かれていく。龍馬もまた佐那に想いを寄せ、二人は許嫁として互いの家族も認める存在となった。京都へ赴く龍馬のために佐那は坂本家の桔梗紋入りの袷を仕立てるが、龍馬はそれに袖を通すことなく非業の死を遂げる。悲しみの中、佐那は袷の右袖をほどき、龍馬の形見とした――。「私の人生は、この袖に翻弄され、この袖に泣き、この袖に守られてきた――」大政奉還後の日本の道筋を作るため奔走した坂本龍馬。その許婚として龍馬を待ち続けた千葉佐那。運命に翻弄された二人の愛の物語。
  • 大沼ワルツ

    大沼ワルツ

    小説・文芸
    4.2
    1巻803円 (税込)
    奇跡の三夫婦が奏でた大恋愛と大家族の物語。 明治時代に、北海道・大沼を開拓した者たちの係留として、大沼の地で自分たちらしく根を張ろうとした小さな母と長身の三兄弟。また、この地を新天地と考えて、第二次大戦後、山梨より順に嫁いでいくことになる、個性溢れる三姉妹。この大家族は、様々な困難に見舞われながらも、この地に新風を注ぎ込んでいく……。そして、母の死に際に、三夫婦に明かされた謎とは? 北海道を舞台に、数々の小説を発表してきた著者が、5年の歳月をかけて紡ぎ上げた、実話をもとにした感動長篇。 ※本書は過去に単行本版として配信された『大沼ワルツ』の文庫版です。
  • 今ひとたびの、和泉式部

    今ひとたびの、和泉式部

    小説・文芸
    3.4
    1巻803円 (税込)
    平安朝、大江家の娘式部は、宮中で太后に仕え、美貌と歌の才を高く評価される。和泉守と結ばれ幸せな日々に、太后危篤の報が届く。急ぎ京へ戻った式部を親王が待っていた。高貴な腕に抱きすくめられ、運命は式部を翻弄していく。愛する人たちを失いながらも、歌に想いを綴っていくが…。浮かれ女と噂を立てられながらも、生涯の愛を探し続けた式部。冥き道をゆく謎多き女性を大胆に描く親鸞賞受賞作。
  • 弾正星

    弾正星

    小説・文芸
    4.5
    1巻803円 (税込)
    心蕩かす悪の爽快感! 花村時代小説の至宝。 時は戦国、下剋上の世。京都・相国寺近くある三好家の屋敷に、その男松永久秀はいた。得体の知れぬ出自でありながら、茶の湯に通じ、右筆として仕える野心家である。気に食わぬ者は容赦なく首を刎ね、殺害した女を姦通し、権謀術数を駆使して戦国大名へと成り上がっていく。さらには将軍足利義輝を斃し、東大寺大仏殿を焼き討ちにしてしまう。信長ですら畏れた稀代の怪人・松永弾正を突き動かすものは、野望かそれとも……!?  戦国時代を彗星のように駆け抜けた武将の生きざま・死にざまを、「弟」として仕えた丹野蘭十郎の眼を通して活写する。 芥川賞作家・花村萬月氏が戦国時代を舞台に「悪とは何か」を問う新感覚時代小説。皮膚感覚を狂わせる暴力に戦慄を覚え、匂い立つようなエロスに耽溺する物語世界はますます磨かれ、かつまた、悪業の限りを尽くす主人公を愛嬌たっぷりに描き、読了後に寂寥感すら抱かせる筆運びは圧巻です。「突き抜ける悪の爽快感」はまさに花村時代小説の至宝といえます。 単行本が発売された2014年には、「この時代小説がすごい! 2015年版」で4位に、また、週刊朝日の「決定! 歴史・時代小説ベスト10」で3位にランクインしました。 カバーイラストは人気イラストレーター・寺田克也氏です。
  • 新装版 播磨灘物語(1)

    新装版 播磨灘物語

    小説・文芸
    3.7
    1~4巻803~858円 (税込)
    黒田官兵衛。戦国時代末期の異才。牢人の子に生まれながらも、22歳にして播州・小寺藩の一番家老になる。だが、「この程度の小天地であくせくして自分は生涯をおわるのか」という倦怠があった。欲のうすい官兵衛だが、「広い世界へ出て、才略ひとつで天下いじりがしてみたい」という気持ちは強かった。
  • 対馬丸

    対馬丸

    小説・文芸
    4.5
    1巻803円 (税込)
    戦局傾いた昭和一九年八月、沖縄から本土に向かった学童疎開船「対馬丸」はアメリカ潜水艦の魚雷攻撃を受け、深夜の海に沈んだ。乗船者一六六一名、うち学童八〇〇余名。生き残った学童は五〇余名に過ぎなかった。戦争完遂のため、次代を背負う若き国民を護るため、という大義名分のもと、国策として実施された疎開事業における最大の悲劇である。その歴史的全貌を伝える名著。(解説・佐藤優/作家・元外務省主任分析官)
  • いだてん剣法 渡世人 瀬越しの半六(小学館文庫)

    いだてん剣法 渡世人 瀬越しの半六(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる幕末。半六は、若い頃に些細なことで人を斬り、藩を追われ博徒となった。別名「頼まれの半六」。文でも金子でも証文でも、恩義の依頼は必ず届ける任侠界の飛脚屋だった。自らを狙った追っ手を殺めたところ、その人物から金子と手紙を預かった。相手の元水戸藩士・佐野半弥が京都に向かったことを知り、東海道を進んだ。京都で岩倉具視の世話になっていた半六は、岩倉を襲撃した水戸浪士と戦い、そのなかにいた佐野と会う。剣を振るえばめっぽう強い半六が、渡世の義理で街道筋を駆け抜ける股旅物の快心作。
  • 乱灯 江戸影絵 上

    乱灯 江戸影絵

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻803~836円 (税込)
    江戸城の目安箱に入れられた一通の書面。それを読んだ将軍徳川吉宗は大岡越前守に探索を命じるが、その最中に芝の寺の尼僧が殺され、旗本大久保家の存在が浮上する。将軍家世嗣をめぐる思惑。本格歴史長編。 ※本書は角川文庫版(一九八七年刊・三分冊)を底本とした新装版です。
  • 謀将 真田昌幸(上)

    謀将 真田昌幸

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻803円 (税込)
    六文銭の旗印を立てよ。敗亡した一族再興のため武田信玄に仕えた真田幸隆。六文銭を旗印に、信玄の謀将として活躍。その父幸隆の志を継いで、昌幸は真田家の自立と戦国の争覇戦に乗り出してゆく……。類いまれな軍略と奇謀で、戦国乱世を生き抜いた幸隆・昌幸父子を描く渾身の歴史巨篇。
  • 迷走大将 上杉謙信(小学館文庫)

    迷走大将 上杉謙信(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 英雄の生身の人間像に鋭く迫る、初の戦国長編!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

    夜の戦士

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻803円 (税込)
    甲賀忍者、丸子笹之助は〈信玄暗殺〉の密命を帯びて甲斐に赴く。途中、常陸の鹿島に剣名の高い塚原卜伝を訪ね、その推挙を得て武田家に仕えることに成功する。だが、笹之助は信玄の侍女、久仁に熱い血潮をたぎらせ、密命と恋の板ばさみに陥る。上杉謙信との川中島大会戦前夜、笹之助に課せられた任務を知りつつ、それを許す信玄。その包容力と偉大さに感動した笹之助の背後に強力な甲賀忍者の群れが忍び寄った。
  • 忠臣蔵心中

    忠臣蔵心中

    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    元禄十五年、赤穂浪士による吉良上野介邸討ち入りの陰にもう一つのドラマがあった!史実に基づく大胆な発想から、近松門左衛門と堀部安兵衛の兄弟がおりなす忠臣蔵を描く長編時代小説。
  • 豪快茶人伝

    豪快茶人伝

    信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州――。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。いつの時代も各々の美学の発露であった茶の湯を通して、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。
  • 海の特攻「回天」

    海の特攻「回天」

    第二次大戦の末期、人間魚雷「回天」に搭乗し必死の出撃をした青年達がいた。若き特攻隊員が命を賭して守りたかったものは何か。手紙や証言を通して、彼らの一途な想いと覚悟の本質に迫る感動のノンフィクション。
  • 秋月記

    秋月記

    小説・文芸
    3.8
    1巻803円 (税込)
    筑前の小藩・秋月藩で、専横を極める家老・宮崎織部への不満が高まっていた。間小四郎は、志を同じくする仲間の藩士たちとともに糾弾に立ち上がり、本藩・福岡藩の援助を得てその排除に成功する。藩政の刷新に情熱を傾けようとする小四郎だったが、家老失脚の背後には福岡藩の策謀があり、いつしか仲間との絆も揺らぎ始めて、小四郎はひとり、捨て石となる決意を固めるが──。絶賛を浴びた時代小説の傑作、待望の文庫化!
  • 室町小説集

    室町小説集

    三種の神器の一つの“玉”を巡り、吉野川源流の山奥での武家、公家、入道、神官入り乱れての争奪の顛末。南北朝の対立が生んだ吉野・川上村の伝説が、博渉、強靱な思考の虚々実々の息吹で鮮烈に蘇る。転換期の奔流するエネルギーの“魔”を凝視しつづける常に尖鋭なアヴァンギャルド・花田清輝が、“日本のルネッサンス草創期”の“虚実”を「『吉野葛』注」「画人伝」「力婦伝」等の5篇で構築する連作小説。
  • 雪明かり

    雪明かり

    小説・文芸
    4.1
    1巻803円 (税込)
    貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予感する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末があいまった魅惑の短編集。
  • 真田武士心得〈一〉 右近純情
    続巻入荷

    真田武士心得

    小説・文芸
    3.5
    1~4巻800円 (税込)
    井原戦国三部作、新シリーズ連続刊行! 【2カ月連続刊行!】【「井原戦国三部作」新シリーズ、堂々の開幕!】 真田昌幸の家臣だった鈴木主水は、名胡桃城事件の責任を取って立ったまま切腹して果てた。その正妻・志野も夫の後を追って殉死。遺児である鈴木小太郎には、真田家家臣団から厳しい目が向けられていた。 真田信幸に仕えることとなった主人公・鈴木小太郎(のちの鈴木右近)は、父母の無念を晴らすべく、怨敵・中山九兵衛を追う。恩義ある真田信幸夫妻への忠誠と両親の仇討ち、二つの本懐を全うしようとした右近が貫いた「純情」とは――。 「三河雑兵心得」「北近江合戦心得」シリーズに続く「井原忠政戦国三部作」となる「真田武士心得」シリーズが堂々の開幕! 叔父の裏切りで全てを失った鈴木右近。心に誓ったのはただ一つ、両親の無念を晴らすための復讐だった。孤児となった彼を拾い、その成長を温かく見守る主君・真田信幸夫妻。主への忠義と仇討の狭間で、ひとりの若者が己の信義を貫くため、野太刀を振るう。激動の戦国時代を駆け抜ける男の、熱き魂の成長物語が今、幕を開ける! 鈴木右近、主君のためなら命も惜しくはない。 ただ、親の仇を討つまでは――。
  • おでかけ料理人 佐菜とおばあさまの物語

    おでかけ料理人

    小説・文芸
    3.6
    1~6巻800~850円 (税込)
    呼ばれたお家でお料理!美味しい新シリーズ 教養ある老舗の隠居のおばあさまと、料理好きだが内気な孫娘。誰にも頼れない二人が、人情と料理と度胸で世の荒波を生きていく!
  • お節介隠居の便利屋稼業 老いて出番あり

    お節介隠居の便利屋稼業

    小説・文芸
    -
    1~2巻800円 (税込)
    薬屋の隠居が難題を解決!待望の新シリーズ 薬種屋として働いたのち、妻を亡くして隠居の身となった文之助。長年培った商いの勘と得意の小太刀で街の困りごとに次々挑むが……。
  • 三国志名臣列伝 蜀篇

    三国志

    小説・文芸
    4.2
    1巻800円 (税込)
    関羽、張飛、諸葛亮……最高傑作「蜀篇」! 非情にも見える劉備を、なぜ男たちはそれほど愛したのか? 数千年の時をこえて、中国歴史小説の第一人者によって初めて見出された真実。 関羽、張飛、諸葛亮、趙雲……。 「めずらしいほど無垢な人」劉備に、どこまでもついていった男たちの純情と覚悟。 いまも愛される英雄たちの挽歌。 『三国志』全十二巻の大河小説を刊行している宮城谷さんにとっても、この『三国志名臣列伝 蜀篇』は、まさに珠玉の一冊であり、三国志名臣列伝の最高傑作である。 三国志時代、最も小さな国・蜀。 誰もが知る関羽、張飛、諸葛亮、趙雲から劉備の死後に活躍する李恢、王平、費緯まで、 七人の名臣を丁寧に描くことにより、一見、非情にも見える劉備の不思議な魅力を炙り出す。 今もなお愛され続ける英雄たちの光と影。
  • 貸本屋おせん

    貸本屋おせん

    小説・文芸
    3.7
    1巻800円 (税込)
    オール讀物新人賞を満場一致で受賞! 高荷を背負って江戸の町を巡るおせん。板木盗難や幽霊騒ぎ、幻の書物探しなど様々な事件に巻き込まれながら好事家たちに本を届ける! 解説=久田かおり 単行本 2022年11月 文藝春秋刊 文庫版 2025年5月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • おやごころ

    まんまこと

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    大好評「まんまこと」シリーズ第9弾。麻之助、ついに父に――! 前作でお和歌と婚礼をあげた麻之助。今作ではお和歌に男の子が生まれます。 お気楽者の麻之助もこれで少しはしゃっきりするだろうと、町の面々もほっとしてお祝いムード。 子どもの名前を考えながら、麻之助は今日も町の揉め事に立ち向かいます。 〈文庫解説〉 杉江松恋 たのまれごと  嫡男の悪行で家が滅ぶと愚痴る旗本だが、悪行は見当たらず…… こころのこり 大店から大事なものが失せるのは、ある芝居のせいだというが よめごりょう  妻のお和歌と結婚するはずだったと息巻く男が突然現れた 麻之助走る  妻が子を宿した麻之助。何かが気になり支配町を走り回るが 終わったこと  与力の娘につきまとう謎の男。麻之助は真犯人に辿りつけるか おやごころ  息子が生まれたばかりの麻之助の周りに親子の相談事が続々と 単行本 2023年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • コルトM1851残月

    コルト

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    第十七回大藪春彦賞受賞 江戸の闇を裂いて銃撃の宴が開始される――! 熱い戦いの物語を書き続ける月村了衛、渾身の時代小説。 人呼んで“残月の郎次”。昼は江戸の廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。組織のために邪魔者を消す仕事を請け負っていた郎次だが、実際に殺しを実行しているのが彼自身とは誰も知らなかった。どんなに荒事に長けた連中が相手でも、郎次が決して引けをとらなかったのは、彼には切り札があったからだ―― コルトM1851、6連発。アメリカ製の最新式回転拳銃。 組織の跡目と目されていた郎次だったが、ある殺しを機にその運命は暗転する。裏切られ、組織を追われた郎次。残されたのはコルトM1851ただ一挺。それを手に郎次は江戸の暗黒街に絶望的な戦いを挑む! 単行本 2013年11月 講談社刊 文庫版 2016年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 地上の星

    地上の星

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    葉室麟、絶賛! 「島原の乱」開戦前夜 天草を守った武将・麟泉。民に愛された姫・お京。異国との架け橋になった少女・おせん。かなしみの秘史に、はじめて光を当てる! ※この電子書籍は2016年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 三国志名臣列伝 魏篇

    三国志

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    曹操に愛された、知られざる名将たち 篤実で機転のきく男たちを求めた魏の始祖・曹操。その期待に応え国づくりを支え、衰亡のはじまりにも逃げなかった名臣、名将ら七人! ※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • いわいごと

    まんまこと

    小説・文芸
    3.9
    1巻800円 (税込)
    麻之助、ついに後妻をとる――!? 江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。 かつて恋女房を亡くした麻之助。 彼のもとに、縁談が3つもやってきた! しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。 麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。 果たして、麻之助の縁談の行方は……。  他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。 文庫解説・大矢博子 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • あんちゃん

    あんちゃん

    小説・文芸
    4.0
    1巻800円 (税込)
    夢と野心をもって江戸に出てきた男は、商人として成功するが…… 長年連れ添った夫婦のすれ違い、出世と引き換えに大切なものを失った男……現代人の心を動かす、珠玉の七編を収録した時代小説集。 貧しい百姓の末っ子として生まれた捨松は、故郷の下野(しもつけ)を飛び出し一人江戸へ上る。十数年後、捨松は商売で成功するものの、兄との再会を機に「大切なもの」を失ったことに気づく――表題作「あんちゃん」のほか、夫婦のすれ違いや恩師への慕情など、姿勢の人々の心の機微を直木賞作家が丹念に描く。ほろ苦くも優しい短編集。 ※ 単行本 2010年5月刊 文春文庫版 2013年4月刊 文春文庫新装版 2024年2月刊 この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。
  • 江戸染まぬ

    江戸染まぬ

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    江戸に生きる人々が織りなす鮮やかな人生。 “青山流時代小説”の真骨頂! 旗本の次男坊で部屋住みの俺は、武家であらねばならぬ、などとは思っていない。 堅物の兄が下女に好意を寄せているのを見て取って、 わざと下女にちょっかいを出そうとするが、気づくと女は身籠っていた。 しかも父親は、隠居の祖父だという。 六十九歳の老人に女で負けた俺がとった行動は――。 直木賞受賞作『つまをめとらば』に連なる傑作短編集。 史実から生まれた圧巻の7編。 ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 海の十字架

    海の十字架

    小説・文芸
    3.0
    1巻800円 (税込)
    「銀」と「鉄砲」と「キリスト教」が戦国武将たちの運命を変えた。 大航海時代とリンクしたまったく新しい戦国史観で綴る短編集。 作家生活30周年を迎え、歴史の新しい読み解き方を提示し続ける著者が「戦国時代こそが、『開国』の瞬間だった!」という価値観で描いた革新的な一冊。 表題作「海の十字架」他六篇を収録 1 海の十字架・大村純忠 日本初のキリシタン大名となった大村純忠は、なぜ改宗に踏み切ったのか? ポルトガルの大型帆船「ナウ」を見た純忠の決断とは。イエズス会と大村家の関わりと、貿易港「長崎」誕生秘話。 2 乱世の海峡・宗像氏貞 総勢八万の大軍を擁する大友家、覇権拡大を目指す毛利家。大国に挟まれた十四歳の宗像氏貞が選んだのは「海の民」の本道を貫く生き方だった。 3 海の桶狭間・服部友貞 その実力を認められ、織田水軍として兵を率いてくれと打診された服部友貞は、それを拒絶。「桶狭間の戦い」を経て、信長という男の神髄を知ることになる。 4 蛍と水草・三好四兄弟 瀬戸内の海運を支配して莫大な関銭や津料を得ていた三好家は八ヵ国にも及ぶ版図を誇っていたが、その栄華はある男によって崩れさる。 5 津軽の信長・ 津軽為信 室町幕府の将軍の首をすげかえた信長の行動力を知った為信は、我こそが「津軽の信長」になると決意。南部家を倒すため、為信が練り上げた「策略」とは。 6 景虎、佐渡へ・長尾景虎 家督争いの渦中にいた長尾景虎は、劣勢に立ち、佐渡へ渡り、「ある行動」を起こす。「越後の虎」になった男の出発点を描く。 ※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 昭和の名将と愚将

    昭和の名将と愚将

    恩賜の軍刀を与えられた秀才組に名将はいなかった 責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望……昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。 第一章 栗林忠道 第二章 石原莞爾と永田鉄山 第三章 米内光政と山口多聞 第四章 山下奉文と武藤章 第五章 伊藤整一と小沢治三郎 第六章 宮沢繁三郎と小野寺信 第七章 今村均と山本五十六 第八章 服部卓四郎と辻政信 第九章 牟多口廉也と瀬島龍三 第十章 石川信吾と岡敬純 第十一章 特攻隊の責任者 大西瀧治郎・冨永恭次・菅原道大 *電子書籍版では掲載されていない写真があります。
  • 菊花の仇討ち

    朝顔同心

    小説・文芸
    5.0
    1巻800円 (税込)
    朝顔栽培が生きがいの同心・中根興三郎はある日、 菊作りで糊口をしのぐ御家人の中江惣三郎と知り合った。 だが帰り路、興三郎は何故か中江と間違えられ、 謎の侍たちに襲われかける。 じつは中江は金のために菊を使い悪事を重ね、恨みを買っていたのだ。 興三郎は憤りつつ、彼の行動を調べ始めるのだが……。   解説・内藤麻里子 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 色仏

    色仏

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    江戸末期の京都。僧になるため上京した烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める……著者初の時代小説。 解説・雨宮由希夫 ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 雲州下屋敷の幽霊

    雲州下屋敷の幽霊

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    女の怖さ、儚さ、したたかさ、危うさ――。 江戸時代に起こった事件をモチーフに紡がれた珠玉の5篇。 単行本『奇説無惨絵条々』を文庫化にあたり改題。 「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、 どんな酷い仕打ちを宗衍に受けても、恨む素振りを見せない。 業を煮やした宗衍が思いついたのは、彼女の背に刺青を入れさせることだった……。 「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、 材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。 彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。 「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。 貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、 花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。 ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録。 解説・田口幹人(書店人) ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本『奇説無惨絵条々』を改題した文庫版を底本としています。
  • 初詣で 照降町四季(一)

    照降町四季

    小説・文芸
    3.7
    1~4巻800円 (税込)
    日本橋の近く、傘や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が三年ぶりに出戻ってきた――  著者初・江戸の女性職人が主役の書下ろし新作<全四巻> 1巻「初詣で」内容 文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。 懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。 実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。 父にかわり、職人として鼻緒挿げの腕を磨く佳乃は、新鮮なアイデアを出して老舗の下駄問屋の宮田屋に認められ、吉原の花魁・梅香からも注文を受ける。 自分を受け入れてくれた町に恩返しをすべく、日々を懸命に生きる佳乃だったが、駆け落ちの相手・三郎次が あとを追ってきて―― 「己丑の大火」前夜の町と人々を通して描く、知恵と勇気の感動ストーリー。
  • 奈緒と磐音 居眠り磐音

    新・居眠り磐音

    小説・文芸
    3.8
    1~5巻800円 (税込)
    “居眠り磐音”が帰ってきた! 全五十一巻で完結した平成最大の人気シリーズが復活。 豊後関前藩中老職の嫡男・坂崎磐音の朋輩に妹の奈緒が生まれたその日(「赤子の指」)。 四歳の奈緒が磐音の嫁になると口にした日の出来事(「梅雨の花菖蒲」)など、本編では描かれなかった5つの物語を収録。 ふたりの幼き日々から悲劇の直前までを描き、万感胸に迫るファン必読の一冊。
  • 陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版

    居眠り磐音

    小説・文芸
    4.1
    1~51巻800円 (税込)
    佐伯泰英さんの代表作「居眠り磐音」決定版! 第一巻『陽炎の辻』は、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。 その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。 そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。 平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説。 著者自らが再度手を入れ〈決定版〉として蘇りました。
  • 旅路 上

    旅路

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻800~880円 (税込)
    池波正太郎のヒロイン、仇討の旅 彦根藩の勘定方・三浦芳之助が斬殺された。 下手人は御目付方・近 藤虎次郎らしい。 男は逃亡し、藩庁は三浦の若妻・三千代に実家へ戻るようにと沙汰した。 納得出来ぬ三千代は敵討ちのため故郷を出奔、 道中危難に見舞われるが、堀本伯道と名乗る謎めいた老人に救われる。 美しくしなやかな武家の女の数奇な運命を描く傑作長編。
  • 宇喜多の楽土

    宇喜多の楽土

    小説・文芸
    3.6
    1巻800円 (税込)
    戦国を駆け抜けた心やさしき俊才の生涯 父・直家の跡を継いだ宇喜多秀家は、秀吉の寵愛を受け豊臣政権の中枢となる。 しかし秀吉没後は、派閥争いや家中騒動に苦しみ、 西軍の主力として臨んだ関ヶ原の戦 いで壊滅する。 敗走する秀家だが、彼が目指したのは、武士としては失格の場所だった――。 心優しき秀才が、嵐世に刻んだ覚悟とは? 傑作歴史長編。 解説・大西泰正 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 三国志名臣列伝 後漢篇

    三国志

    小説・文芸
    4.5
    1巻800円 (税込)
    後漢という時代は、ひとの美質のなかで、「孝心(親孝行)」を至上とした。 能力よりも徳を重視し、頭脳よりも心を尊重する国家がつくられた。 184年に始まった「黄巾の乱」により、王朝の礎が揺らぐ中、 後漢の理想を体現する名臣たちが輩出する。 大将軍の何進、 劉備の師である盧植、 曹操を支えた荀彧など7人を描く、宮城谷昌光の「三国志」シリーズ。 解説・湯川豊 目次 何進(かしん) 朱儁(しゅしゅん) 王允(おういん) 慮植(ろしょく) 孔融(こうゆう) 皇甫嵩(こうほすう) 荀彧(じゅんいく) ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 花影の花 大石内蔵助の妻

    花影の花 大石内蔵助の妻

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    赤穂浪士・大石内蔵助の妻、りく。 忠臣として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻にスポットライトを当てた、影の「忠臣蔵」。 討ち入り後、りくは遺児となった大三郎とともに生きるが、その生涯は哀しいものだった。赤穂に嫁ぎ、夫を支え、そして夫亡き後は忠臣たちの遺族のもとをまわるなど、最期まで武士の妻であった。そんなりくの人生を平岩弓枝が鮮やかに描き出した傑作長編。涙なくしては読めません。 第25回吉川英治文学賞受賞作。 ※この電子書籍は1990年に新潮社より刊行され、文藝春秋より2020年12月に刊行した文庫版を底本としています。
  • 音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ

    音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ

    小説・文芸
    3.0
    1巻800円 (税込)
    血を分けた兄妹でも知らぬことがいいことがある 元吉原の北、長谷川町に住まいする役者あがりの音四郎と妹お久。 足に大けがを負い舞台から去った異父兄にはお久の知らぬ事情が……。 江戸・元吉原の「猫返しの神さま」 と言われる三光神社近くの長屋で、 長唄を教えている音四郎、お久の兄妹。 将来を期待されていた歌舞伎役者だった兄は足に傷を負って役者を辞め、稽古屋を始めた。 負傷にはなにやら因縁があるようだ が、お久には知らされていない。 兄にはまだ他にも、人に言えぬ秘密があるようだ。 「大女」「ならのかんぬし」「いぬぼうざき」「はで彦」「宵は待ち」「鷺娘」「菊の露」「丙午」「にせ絵」。 弦音ひびく江戸情緒あふれる9編を収録。 解説・吉崎典子
  • 坂の上の雲(一)

    坂の上の雲

    小説・文芸
    4.3
    1~8巻800円 (税込)
    維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
  • 菜の花の沖(一)

    菜の花の沖

    小説・文芸
    4.1
    1~6巻800~850円 (税込)
    江戸後期、淡路島の貧家に生れた高田屋嘉兵衛は、悲惨な境遇から海の男として身を起し、ついには北辺の蝦夷・千島の海で活躍する偉大な商人に成長してゆく…。沸騰する商品経済を内包しつつも頑なに国をとざし続ける日本と、南下する大国ロシアとのはざまで数奇な運命を生き抜いた快男児の生涯を雄大な構想で描く。
  • 竜馬がゆく(一)

    竜馬がゆく

    小説・文芸
    4.6
    1~8巻800円 (税込)
    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化! 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、“千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作
  • 第二次太平洋戦争 上

    第二次太平洋戦争

    小説・文芸
    2.0
    1~2巻800円 (税込)
    華やかなパーティに日米の軍人が集う感謝祭の夜、三沢・厚木・横田の三基地を完全武装の陸自部隊が急襲し、これを無血占領した。破局を迎えた米国との経済対立、核燃料処理施設への米軍機墜落などに業を煮やした日本政府が、基地返還を求めて危険な一歩を踏み出したのだ。だが、先制攻撃でステルス爆撃機B-2の放った対地ミサイルは、国産VTOL艦上戦闘機「海燕」によって撃破されてしまう。戦略テクノサスペンス不朽の快作。
  • 蒼穹の軌道爆撃隊

    蒼穹の軌道爆撃隊

    小説・文芸
    5.0
    1巻800円 (税込)
    軍を退役した往還機パイロット、ハスミ大佐のもとに奇妙な女性の依頼が舞いこんだ。ヒマラヤで遭難した夫の遺体をシャトルで捜すというのだ。そんなことは不可能だ――訝しく思いつつも高額の報酬に惹かれ、ハスミ大佐は愛機イントレピッドIIを発進させた。だが離陸直前に対空ミサイルをあび、辛うじて軌道に到着するや、撃墜するという不気味な警告が……。地球周回軌道を狙う超兵器とはなにか? 謎の女の正体とは? 無敵の往還機乗り(シャトル・パイロット)ハスミ大佐の活躍を描く、近未来航空冒険小説!
  • 自由上海支援戦争 上

    自由上海支援戦争

    小説・文芸
    -
    1~2巻800円 (税込)
    株式の暴落を発端に上海で騒乱が発生。市内の暴動は農村にも飛び火し、役人に反感を持つ市民と農民の大規模な動乱へと発展する。だがこの内戦は、元紅衛兵で香港闇社会のボス、紅将軍一派によって巧妙に煽動されたものであった。北京政府に対抗して成立した自由上海政府は、日中で係争中の領土、尖閣諸島に放送施設を設置。その結果、日本は社会主義中国と資本主義中国の内戦に巻き込まれる。さらに世界からは、上海をめざす救援民間機の護衛に、航空自衛隊の出撃を望む声があがるが。
  • 原子力空母「信濃」激突ファントム飛行隊 上

    原子力空母「信濃」激突ファントム飛行隊

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻800円 (税込)
    米海軍機動部隊との死闘から四カ月後、再び原子力空母「信濃」に出撃命令が! だが、今回の軍事行動は、先の戦闘で米国に屈した日本政府の対米賠償に他ならなかった。中国によって突然の国有化を宣言された南沙諸島の石油掘削リグとその権益海面を防衛すべく、米国政府が日本空母の出動を要求したのだ。新たに電子戦機EF4S「サンダーファントム」を搭載、イージス艦「こんごう」を随伴した信濃は、中国海空軍の大部隊が待ち受ける南シナ海へと、再び錨を上げたのである。
  • 逆撃 大坂冬の陣

    逆撃 大坂冬の陣

    小説・文芸
    -
    1巻800円 (税込)
    必勝の軍略は我が胸中にあり――歴史を覆すべく御厨太郎は再び過去へと旅立った。時は慶長十九年。大坂城に陸続と軍勢が結集、徳川・豊臣因縁の合戦は間近に迫っていた。御厨は関ヶ原をともに戦った武将達と、画期的な戦術展開を可能にする三千騎の鉄砲騎馬隊を創設する。狙うは家康の首ひとつ、兵力に劣る豊臣に他の選択はない。御厨の明解な主張に、籠城に固執する秀頼の側近ばかりか、名将真田幸村までが反対を!? 内紛を抱えた豊臣方に勝利はあるのか? 戦国軍略シミュレーション。
  • 逆撃 関ヶ原合戦 上

    逆撃 関ヶ原合戦

    小説・文芸
    -
    1~2巻800円 (税込)
    目覚めると軍場だった! 関ヶ原合戦間近の西軍陣内に飛ばされた作家・御厨は、副大将宇喜多秀家の軍師となり、西軍必勝の作戦を立案する。なるか、逆転!? 戦国軍略シミュレーション。
  • 核物質護衛艦隊出撃す(上)

    核物質護衛艦隊出撃す

    小説・文芸
    1.0
    1~2巻800円 (税込)
    フィリピン沖を日本へと向かう再処理済核燃料輸送船。護衛にあたる海上保安庁巡視船が突然、対艦ミサイルの攻撃を受け爆発炎上。輸送船はテロリストに占拠される。中東産油国の依頼で、原油価格の上昇とプルトニウム入手を狙った、伝説的傭兵バックィン大佐の作戦だ。アラブ側の核武装を恐れて介入するイスラエル特殊部隊、そして奪還をめざす陸海空自衛隊の精鋭も現場海域へ……
  • ラバウル烈風空戦録 外伝1

    ラバウル烈風空戦録 外伝

    小説・文芸
    -
    1~3巻800~854円 (税込)
    ジェット推進の邀撃機「呂式震電」を駆り、超空の要塞B29を串刺しにした豪傑。開戦初日、パールハーバー空襲の日本軍機を初撃墜したものの、誰にも信じてもらえなかった米海軍の札付きパイロット。単機米本土に進入、サンフランシスコ郊外に日の丸を立てて帰還した零式小型水偵。VT信管に対抗すべく、対空砲射程外からの攻撃を可能にした音響追尾酸素魚雷とその搭載機「連山」。……『ラバウル烈風空戦録』本篇に未だ書かれざる戦いの、大空の物語5篇。
  • 呂蒙 関羽を討ち取った、知勇兼備の名将

    呂蒙 関羽を討ち取った、知勇兼備の名将

    小説・文芸
    3.7
    1巻799円 (税込)
    かつて武勇一辺倒だった生粋の猛将が、のちに儒学者に優るとも劣らない学問を身につけ、恐るべき知将へと転じた――。その名は呂蒙。光和元年(178年)生まれの呂蒙は、寒門の出身でありながら、主君の孫権による「学問せよ」の一言から書物に親しむようになり、故国の運命を背負う武将へと大成長を遂げる。その劇的な変貌ぶりから、魯粛は「呉下の阿蒙に非ず」(呉にいたころの蒙ちゃんではない)と表現し、それに対して呂蒙は「士別れて三日なれば、刮目して相待すべし」(日々鍛錬している者は、三日も会わなければ見違えるほど変わっている)との名言を残した。かの有名な赤壁の戦いや江陵の戦いで、大きな功績を挙げた呂蒙は、魯粛が死去したあと、荊州方面の責任者となり、巧みな計略を用いて関羽を捕らえることに成功。荊州全域を呉の支配下に置くようになる。知勇兼備の波乱に満ちた男の生涯を描く、長編歴史小説。
  • 直江兼続と妻お船

    直江兼続と妻お船

    小説・文芸
    3.7
    1巻799円 (税込)
    戦国の上杉家を支える二大巨頭の重臣のひとつ、直江家には一粒種の娘“お船”がいた。後継者となる嫡子のいなかった直江家では、男子の様に活発な少女として育てられ、のちに鎌倉時代の女傑・北条政子にも比肩される器量をもった、聡明な女性となる――。謙信が死去すると、その養子同士の景勝と景虎の間で、越後を二分する熾烈な跡目争い「御館の乱」が勃発する。直江家は景勝を支えて勝利するも、お船は愛する夫を暗殺されてしまう。悲嘆にくれるお船の再婚相手として、三歳年下の幼馴染みである“兼続”が婿に選ばれたことから、戦国を代表する名軍師・直江兼続が生まれ、二人の運命は大きく動き始める。幾多の困難を乗り越えて結ばれたお船と兼続の戦国夫婦ぶりは、「前田利家と松」「山内一豊と千代」に勝るとも劣らない。秀吉・家康の天下人を相手に、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を鮮やかに描いた力作小説!
  • 吉原花魁事件帖 青楼の華

    吉原花魁事件帖

    小説・文芸
    4.0
    1巻799円 (税込)
    夢も現実も紙一重。ならば今宵は覚めぬ夢を。ここは吉原、幻の城――。花魁道中の最中に矢で狙われたのは、花魁かそれとも客か。得手の三味線を乱した芸者が文に託した真意とは。叶わぬ思いに自害を図った遊女の“想い人”の正体は。吉原と島原を表す料理とは一体……。吉原随一の花魁となった華舞が、欲望と嫉妬が渦巻く世界で、不可解な謎を艶やかに解き明かしていく連作短編小説。
  • 佐竹義重 伊達も北条も怖れた常陸の戦国大名

    佐竹義重

    小説・文芸
    3.6
    1巻799円 (税込)
    「退け! 逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」――大将自ら、真っ先に敵陣の中へと踊り込み、瞬時に7人を斬り捨てる。漆黒の甲冑が一転して朱に染まるが、それにも飽き足らず、太刀が届く相手を次々と血祭りに上げていく。「鬼佐竹」「坂東太郎」と諸国から怖れられ、伊達・北条と互角に渡り合った常陸の戦国大名、佐竹義重。その鬼神のような戦場での働きは、下妻の追撃戦で北条軍2万を潰走させ、人取橋の戦いでは奥州の伊達政宗さえも討ち取る寸前にまで追い込んだ。最盛期には義重が戦場に姿を現すだけで、敵軍は戦わずして退いていくこともしばしばであったという。清和源氏の流れを組む関東屈指の名家でありながら、常陸の半分にしか勢力が及ばない「半国守護」として、長年屈辱を味わってきた佐竹氏。だが、義重の登場によって悲願の常陸統一を果たし、絶頂期を迎える! 守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
  • 雪に咲く

    雪に咲く

    小説・文芸
    4.3
    1巻799円 (税込)
    今一番楽しみなのは村木嵐だ――と葉室麟に言わしめた作家による骨太な歴史小説。江戸に幕府が開かれて五十年余り。後に越後高田藩筆頭家老になる小栗美作は、大地震の後処理で手腕を発揮し、藩主・松平光長の信頼を勝ち取る。しかし光長の嫡子が亡くなると藩内は真っ二つに割れ、御家騒動へと発展。美作は否応なく、その渦に巻き込まれていく。そんな高田藩を取り潰そうと幕府は虎視眈々と機会を窺っていた。逃げず、媚びず、諦めず――藩を守るため、次々に襲いかかる難題と懸命に戦った男の生涯を感動的に描く歴史長篇。伊達騒動を描いた『樅ノ木は残った』を彷彿とさせる力作。
  • 浅井長政とお市の方

    浅井長政とお市の方

    小説・文芸
    3.5
    1巻799円 (税込)
    北近江の勇将、浅井長政。その実力を認めた織田信長は、絶世の美女といわれた妹・お市を嫁がせ、長政と同盟関係を結ぶ。その後、長政とお市は「茶々・初・江」という三人の娘をもうけ、浅井家の行く末は安泰にみえた。しかし、天下統一を目論む信長は非道な振る舞いを繰り返し、長政を苛立たせる。そしてついには、浅井家と長年同盟関係にあった朝倉家を、長政に無断で攻撃。「織田が朝倉に兵を向けるときは必ず報せる」との約束を見事に破られた長政は、ついに離反を決意する。兄・信長をとるべきか、夫・長政をとるべきか……。苦渋の選択を迫られたお市はいかに行動したのか? はたまた、三人の娘の運命は!? のちに徳川二代将軍・秀忠の正室となる三女・江を通じて、徳川の治世にまで受け継がれた「浅井と織田」の気概を、膨大な史料をもとに描いた渾身の大作。文庫書き下ろし
  • 居合 林崎甚助

    居合 林崎甚助

    小説・文芸
    3.0
    1巻799円 (税込)
    時は戦国。出羽に生まれた民治丸に課せられたのは、闇討ちにあった父の仇討ちを果たすという使命。しかし民治丸は身体も小さく、通常の手段では、仇に勝つほど剣術で強くなることは難しい。いかにすれば、力弱き者が強き者に勝てるのか。過酷な修行のなかで、民治丸は神託を得て「居合い」という全く新しい剣術を編み出していく。そして民治丸は、林崎甚助と名乗り、仇・坂上主膳を追って旅に出る。やがて青年剣士は、京の都へ。しかし坂上主膳は、梟雄として名高い戦国武将・松永久秀の家臣となっていた……。奸智に長けた松永久秀をも相手に、甚助の仇討ちは成就するのか。スピード感溢れる文体で、居合いの始祖・林崎甚助の若き日の活躍を描いた、痛快剣豪エンタテインメント小説。
  • 千利休 己れの美学に殉じた男

    千利休

    小説・文芸
    3.0
    1巻799円 (税込)
    「あれほど待ち望んだ平和が招来したとたん、朝鮮、明に出兵しようとは……とうとう心まで老いて魔道に入ったか!」。面前で平然と言い放つ利休に、秀吉は思わず懐刀に手をかけた――。信長、秀吉に仕え、茶の湯の頂点を極めた男、千利休。しかし一方で利休は、恐るべき秀吉の秘密を知ってしまったのだった。天下人である秀吉と利休の関係を新しい解釈で描きあげ、自刃の謎に迫る傑作歴史小説。
  • 真田忍侠記(上)

    真田忍侠記

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻799~850円 (税込)
    真田昌幸の鬼神のような戦術と、猿飛佐助、霧隠才蔵の変幻自在な妖術が家康を震え上がらせた――天正十三年、信濃上田城を包囲した徳川勢を撃退した昌幸だったが、その後、真田家存続のために、信幸を徳川家、幸村を豊臣家の傘下に入れる。そして慶長五年、関ヶ原合戦に向かう秀忠軍を再び上田城で迎え撃つ彼らが用意した機略とは。二度も徳川に煮え湯を呑ませた、真田軍団の痛快な活躍を描く長編力作。
  • 太原雪斎と今川義元 東海に覇を唱えた軍師と名将

    太原雪斎と今川義元

    小説・文芸
    4.0
    1巻799円 (税込)
    衰退した幕府を救うため、京の都に旗を立てる! 家督相続を巡る内乱――花蔵の乱――に勝ち、第九代当主となった今川義元。その軍師として、北条家、武田家との間で三国同盟を仕掛けるなど、「戦国大名・今川家」の力を養った太原雪斎。永禄三年、駿河・遠江・三河の兵を率いた義元は、遂に上洛の軍旅を催すのだが……。「東海の覇権」を担った二人の活躍と悲運の結末を描いた力作長篇小説。
  • 孫子伝

    孫子伝

    小説・文芸
    -
    1巻799円 (税込)
    世界に名だたる兵法書といわれる『孫子』。戦国武将・武田信玄から現代の経営者・孫正義に至るまで、孫子の教えに傾倒する人物は数多い。本書は、この不朽の名作『孫子』を著した人間・孫子が孫武であるという説に立ち、その生涯を活き活きと描き出した一代記。変人・奇人といわれてもおかしくない意外性に満ちた人間像に驚愕! 中国の歴史を手玉に取る腕前、大胆な歴史推理を存分に愉しめる一冊。
  • 歴史バトラーつばさ 私立ヒミコ女学園「和風文化研究会」

    歴史バトラーつばさ

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻799~850円 (税込)
    負けたら、即、廃部よ、廃部!私立ヒミコ女学園では、日本文化を研究する“和風文化研究会(和風研)”と“スタディ・オブ・ジャパン(SOJ)”の二つの部が鎬(しのぎ)を削っていた。「学園に同じ活動内容の部は、二つもいらぬ」と、部の存続がかかった、学園内の伝統ある歴史討論にSOJは「刺客」を送りこみ、和風研を潰しにかかる。そこに歴史知識ゼロの新入生、北浦つばさが和風研に現われ――。利休切腹の真相、芭蕉の旅の目的、歌舞伎の創始者の正体……日本史の謎はで解ける!? 女子高生たちの熱きバトルから飛び出す歴史の“真説”とは?『邪馬台国はどこですか?』の著者による学園歴史ミステリー。
  • 真田幸村 家康が怖れた男の生涯

    真田幸村

    小説・文芸
    3.4
    1巻799円 (税込)
    群雄割拠する戦国の乱世にあって、幾度かの人質生活、兄・信幸との対立、屈辱的な蟄居時代など、様々な苦渋を味わいながらも、天下取りの機を探り、大望を賭けた大坂夏の陣で散った名戦術家・真田幸村の生涯を綴る長編歴史小説。
  • [新装版]真田三代記

    [新装版]真田三代記

    小説・文芸
    3.0
    1巻799円 (税込)
    「それがしはもと信州上田の城主真田左衛門佐幸村と申す者。ここにあってお首を頂戴いたそうと待っており申した」家康は顔色を変えた。もっとも恐れていた幸村が出たのだ。無言のまま、馬に鞭をくれて逃げ出した。(本文より抜粋)いかなる劣勢にあろうと、神算鬼謀を尽くして数万もの軍勢を翻弄した真田家の智将たち。武田家の興亡から天下分け目の関ヶ原合戦、そして運命の大坂の陣へと続く「昌幸・幸村・大助」三代の活躍は、天下に覇を唱えた信長をはじめ、最終的に江戸幕府を開いた家康など、時の権力者に立ち向かう“国民的英雄”を望んだ民衆により、“華々しい伝説”へと昇華していく。江戸の元禄期以降に書かれ、猿飛佐助・霧隠才蔵・三好青海入道らの奇想天外な活躍で明治から大正期にかけて爆発的な人気を呼んだ「立川文庫」真田編の“種本”となる『真田三代記』が、土橋治重の名訳で現代に甦る! 2016年大河ドラマの世界を愉しむ一冊。
  • 武田信玄

    武田信玄

    小説・文芸
    -
    1巻799円 (税込)
    戦国乱世にその名を轟かせた希代の戦術家・武田信玄。武田家嫡男として生まれながら、「異相の子」として父・信虎に冷遇された晴信(のちの信玄)は、二十一歳にして父を駿河に追放、甲斐国の領主として立つ。北に上杉謙信、西に織田信長、南に若き徳川家康。無敵の武田軍を率い、割拠する勇将たちと覇を競いあったその野望と栄光の生涯を、雄渾な筆致で描く。
  • 武田信繁 信玄が最も信頼した名補佐役

    武田信繁

    小説・文芸
    3.5
    1巻799円 (税込)
    江戸時代において「まことの武将」と評されるとともに、その家訓が武士の心得として読み継がれるなど、後世の武士に大きな影響を与えた仁徳の武将、武田信繁。父・信虎に廉直な気質を愛され、次代の後継者とも目されていた信繁だったが、家臣・領民のために兄・信玄に従って父を追放。兄弟、親族同士が争う戦国時代にあって信玄を献身的に支えた。家臣の統制と領国経営に力を発揮するとともに、権力の大きさゆえに道をはずれそうになる信玄を、自身を犠牲にしてでも正す役目を負う。そして川中島の合戦では、信玄を守るために壮烈な戦死を遂げた。信玄は遺骸を抱いて号泣し、武田家臣団からは「惜しみても尚惜しむべし」といわれるだけでなく、敵である上杉謙信さえもその死を悼んだという。武田二十四将、随一の副将の生涯を爽やかに描く長編小説。
  • 真田幸村と後藤又兵衛

    真田幸村と後藤又兵衛

    小説・文芸
    3.0
    1巻799円 (税込)
    大坂の陣から四〇〇年――誰も見たことのない幸村と又兵衛が、ここにいる!五十男にして側近から若殿と呼ばれる真田幸村。京の都で遊女屋の用心棒ぐらしをする後藤又兵衛。慶長十九年(一六一四)、不遇をかこつ軍略家二人が、大坂城に入った。しかし決戦を前に、大坂城内は謎ばかり。又兵衛が警戒する真田家の不審な家臣・味岡、幸村の脳裏に蘇る長篠合戦の記憶、突如姿を現わした亡父・真田昌幸と瓜二つの老人、そして決戦前夜の、幸村と又兵衛二人の秘策……。戦国最後の戦いの行方はいかに?謎が謎を呼ぶ巧みな仕掛けでかつてない大坂の陣を展開させつつ、時代の巨大な奔流に抗った男たちの熱き魂を描いた、著者渾身の歴史長編。
  • 広瀬武夫 旅順に散った「海のサムライ」

    広瀬武夫

    秋山好古・真之兄弟、正岡子規ら志ある若者たちが「明日の日本」に思いを馳せた明治時代。その青春群像の中で、ひときわ高い人気を誇るのが海軍中佐・広瀬武夫だ。日露対立という戦局の波に翻弄されたペテルブルクの恋、日本で初めて「軍神」として神格化されることになった日露戦争・旅順口閉塞作戦での壮絶な最期……。人々を魅了してやまない「海のサムライ」の鮮烈な生涯を活写した力作評伝小説!
  • 坂井三郎と零戦

    坂井三郎と零戦

    日本海軍航空部隊のエース、坂井三郎の自伝の翻訳版は百万部を超えている。彼の大和魂は、国境や時代を越えて人を感動させるのだ。三〇機前後の撃墜数もさることながら、列機を全て守り切った技術、航法距離計を自分で作った創意工夫、戦場で部下を鍛える余裕、瀕死の状態でも巡洋艦に助けを求めなかった犠牲精神、徹底的な自己管理……。そして零戦は、一時期世界のトップの性能を誇った名機である。アメリカ、イギリスで編纂された辞書にも「ZERO」は登場する。しかし零戦の最大の長所である長大な航続力が、逆に戦力の弱体化を招くなど、悲しい運命に彩られた戦闘機でもあった。本書は坂井三郎の戦歴、凄さ、「怒りと怨念」と、零戦の戦歴、開発者の横顔などを、ベストセラー『日本軍の小失敗の研究』の著者が語る。あの戦争を考える上で必読の一冊。
  • 角田覚治(かくたかくじ) 「見敵必戦」を貫いた闘将

    角田覚治(かくたかくじ)

    昭和の日本海軍で、山口多聞と並び称される闘将・角田覚治。その「見敵必戦」の信念が遺憾なく発揮されたのは、ミッドウェーの敗北から四カ月後に起こった南太平洋海戦である。機動部隊がぶつかり合う決戦の最中、第二航空戦隊司令官の角田は一時的に指揮権を譲られると、果敢に反復攻撃を試みて勝利をつかみとった。責務を誠実に担い、部下思いでも知られた提督の生涯を描いた力作。文庫書き下ろし。
  • 小説 信玄と諏訪姫

    小説 信玄と諏訪姫

    小説・文芸
    -
    1巻799円 (税込)
    戦国の雄・武田信玄が甲斐から信濃への版図拡大に踏み出したとき、真っ先に攻略対象とした諏訪頼重には美貌の姫があった。諏訪氏滅亡後に信玄の側室となり、一子・勝頼をもうけるものの、若くして世を去った「諏訪御寮人」……。謎に包まれたこの女性は、果たして父の敵を愛し得たのか? 本書は、信玄と諏訪姫、そして信玄の謀臣である山本勘助三者の数奇な関係を軸に、自由な想像力で乱世に生きた男と女の情念の機微、運命の綾をあざやかに描いた長編小説である。一目で諏訪姫を愛してしまった信玄と、なかなか心を開けない諏訪姫。そんな姫に密かな恋心を抱く山本勘助や、信玄を鉄砲で付け狙う諏訪氏の遺臣・茅野紳四郎といった男たちに見守られながら、諏訪姫はついに信玄の愛を受け入れることなく逝く。乱世ゆえの男と女の悲劇のかたちが、みごとに物語化されている。2007年NHK大河ドラマ「風林火山」の人間模様が活写された力作。
  • 柳生石舟斎宗厳(むねよし) 戦国を戦い抜いた柳生新陰流の祖

    柳生石舟斎宗厳(むねよし)

    小説・文芸
    -
    1巻799円 (税込)
    柳生新陰流の祖として、「剣聖伝説」に彩られている柳生石舟斎宗厳。しかしその生涯は、まさに厳しい苦難の道のりであった。大和国に割拠する列強の一人・筒井順昭に攻められ、小柳生城が落ちたのは宗厳16歳のとき。その後は15年の人質生活を送り、柳生庄に戻るのは31歳、松永久秀に属してからである。しかし35歳のとき、奈良宝蔵院で上泉伊勢守信綱と出会ったことで、ついに柳生新陰流創始への糸口をつかむ。剣名を高めていく宗厳だったが、小領主としての艱難は続く。松永久秀に味方した合戦で長男厳勝が重傷を負い、将軍義昭の没落を機に45歳で柳生庄に逼塞する宗厳。66歳のときには太閤検地に際して「隠田」を密告され、所領没収の憂き目をみる。柳生家の繁栄は、5男宗矩が徳川家康の下で活躍する「関ヶ原」以後、宗厳70歳過ぎのことであった。剣の道を一筋に歩みながら、戦国の激動のなかで自らの宿命と戦い続けた男の生涯。
  • この20人は、なぜすごいのか 乱世を生き抜く「考え方・戦い方」

    この20人は、なぜすごいのか

    小説・文芸
    3.0
    1巻799円 (税込)
    今を乱世と呼ぶ人がいる。国民不在の政局、沈み続ける日本経済、ほんの数年先の未来がまったく読めない時代に、自分の居場所すら惑う人も多い。それは今までのセオリーが通用しなくなったからだ。しかし、そんな先行き不透明な時代だからこそ、「歴史に学ぶ」という視点が必要になる――。本書は、今の日本に強烈な影響を与えた“すごい”先人たち20人を中世・戦国・幕末から厳選し、その考え方・戦い方を解説。「上杉謙信――自分の強さと弱さに向き合い続ける」「伊達政宗――組織のなかで自分を成長させた教養の人」「藤堂高虎――人間を見抜く者が時代の先を見通せる」「竹中半兵衛――私心を捨て去ることで物事の本質が見えてくる」「源頼朝――生きることへの執着」「西郷隆盛――人を愛し、愛されたリーダー」など、混迷の時代を生き抜く指針を今に伝える。きっとあなたの理想となり、武器となる“すごい人”が見つかる一冊だ。
  • 竹中半兵衛と黒田官兵衛 秀吉に天下を取らせた二人の軍師

    竹中半兵衛と黒田官兵衛 秀吉に天下を取らせた二人の軍師

    小説・文芸
    3.5
    1巻799円 (税込)
    天正18年(1590)、豊臣秀吉は戦国乱世の時代に終止符を打ち、天下統一を成し遂げた。この偉業を支えた二人の名軍師が、竹中半兵衛重治と黒田官兵衛孝高である。わずかな手勢でやすやすと美濃・稲葉山城を盗り、そのあとで城を主に返して隠棲した無欲の天才・竹中半兵衛。秀吉が織田家臣団の中で台頭する時期、戦場における半兵衛の貢献は計り知れないほど大きかった。一方、播磨の国人に仕える一家老でありながら、天下への志を抱いた智謀と誠実の人・黒田官兵衛。本能寺の変に際して中国大返しを実現させ、官兵衛は秀吉に天下人への道を開いた。「二兵衛」と並び称された半兵衛と官兵衛は、置かれた環境は異なり、性格も正反対だった。にもかかわらず、互いの才を認め合い、相手を信頼し合って、秀吉の天下取りを補佐した。二人が抱き続けた志と友情は、今日の我々の胸を打つ「熱さ」を帯びている。不世出の軍師二人の人生を描いた力作長編小説。
  • 九重の雲 闘将 桐野利秋

    九重の雲 闘将 桐野利秋

    小説・文芸
    5.0
    1巻798円 (税込)
    「人斬り半次郎」と怖れられた男の真実! 幕末の京都、明治の薩摩で義に生きた剣豪の生涯! 鹿児島の下級武士の家に育ち、日々抜刀稽古に明け暮れていた中村半次郎(のちの桐野利秋)は「御先師」と敬う西郷吉之助(隆盛)と出会ったのち、公武合体を画策する島津久光に従い京へと向かう。後に「人斬り」として悪名を馳せ、西南の役を引き起こした首謀者として記憶されている桐野利秋の真実の姿と生涯を鮮やかに描く、著者渾身の大作!
  • いろあわせ 摺師安次郎人情暦

    摺師安次郎人情暦

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻796~880円 (税込)
    神田明神下に住む通いの摺師・安次郎。寡黙ながら実直で練達な職人の技に、おまんまの喰いっぱぐれの心配がないと、ついた二つの名は「おまんまの安」。そんな中、安次郎を兄と慕う兄弟弟子の直助が、様々な問題を持ち込んでくる。複雑に絡み合い薄れてしまった親子の絆、思い違いから確執を生んでしまった兄弟など……安次郎は否応なしに関わっていくことに――。五つの摺りの技法を軸に、人々が抱え込む淀んだ心の闇を、澄み切った色へと染めていく。連作短篇時代小説、待望の文庫化。(解説・北上次郎)

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