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  • ミッドウェー海戦「魔の5分間」がなければ日本は太平洋戦争に完全勝利していた!

    ミッドウェー海戦「魔の5分間」がなければ日本は太平洋戦争に完全勝利していた!

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後70年。いま開封される太平洋戦争「逆転」の方程式!日本が太平洋戦争で完全勝利をおさめるための仮想戦術を徹底考察する!●真珠湾攻撃「第3次・第4次攻撃隊」投入でアメリカは早期講和に応じていた!●ガダルカナル島「早期撤退」から始まる逆襲への道●零戦「金星エンジン」早期投入で制空権を完全掌握!●レイテ沖海戦、大和・武蔵突入で米太平洋艦隊を殲滅!……etc.日本が「世界の覇王」になるまでの、「十分にあり得る」必勝戦術を完全シミュレーション!
  • 縄文人の死生観

    縄文人の死生観

    土器に納められた生後間もない赤ちゃんの遺体。妊娠線が刻まれた臨月の女性土偶。抱きあって合葬された親子の墓。顔にイヌを乗せて埋葬された女性――。縄文の墓や遺物は、精一杯の生を送り、ときに病魔や死の恐怖と闘った何千年も昔の人びとの姿を雄弁に物語る。そしてその背後に広がる、自然や母胎への回帰、再生をめぐる死生観とは? スピリチュアルブームや散骨葬など、現代日本人の死のあり方をも照らし返す、墓の考古学。 *『生と死の考古学 縄文時代の死生観』を改題し文庫化したものです。 【目次】  まえがき──墓を研究するということ  プロローグ──発掘調査の現場から 第一章 縄文時代の墓とその分析 第二章 土中から現れた人生──ある女性の一生 第三章 病魔との戦い──縄文時代の医療 第四章 縄文時代の子供たち──死から生を考える 第五章 縄文の思想──原始の死生観  エピローグ  文庫版あとがき
  • 頼山陽 上

    頼山陽

    小説・文芸
    3.0
    1~3巻792~825円 (税込)
    言葉の力で幕末の歴史を変えた男、頼山陽。自由闊達な売れっ子クリエイター、反骨の文筆家として文化・文政年間を鮮やかに生き、歴史書『日本外史』で国を憂える幕末の若者たちの心を尊皇へと傾けたひとりの男の人生を描ききった本作は、第27回新田次郎賞を受賞。高い評価を得たほか、天才を支えた家族の温かな描写で、多くの年配の読者から熱い支持を得た。この上巻では儒家として名高い父に反発して放蕩を繰り返す、若き青年・山陽の姿を描く。
  • 立身いたしたく候

    立身いたしたく候

    小説・文芸
    3.2
    1巻792円 (税込)
    「おまえはなにを求めて武家の養子に入ったのだ」幕末前夜の江戸。瀬戸物屋の五男坊に生まれた駿平は、百五十俵の貧乏御家人「野依家」に婿養子入りした。男五人兄弟では、この先分家を立てられる保証もなく、うまくいっても商家の婿。いっそ武士になるのも面白かろうと軽い気持ちで引き受けたものの……当主になって待っていたのは、過酷な「就職活動」だった。新米武士の駿平が武家の世界を駆けずり回って「立身出世」を試みる!
  • 山月庵茶会記

    山月庵茶会記

    小説・文芸
    4.2
    1巻792円 (税込)
    かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。
  • シュンスケ!

    シュンスケ!(角川文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻792円 (税込)
    伊藤俊輔、のちの伊藤博文は農民の子に生まれながらも、その持ち前のひたむきさ、明るさで周囲を魅了し、驚異的な出世を遂げる。新生日本の立役者の青年期を、さわやかに痛快に描く歴史小説。
  • 佃島用心棒日誌 大御所の来島

    佃島用心棒日誌 大御所の来島

    小説・文芸
    5.0
    1巻792円 (税込)
    密命を受け、佃島を公儀目付・鳥居耀蔵の陰謀から守る用心棒となった立花左京介。彼はその物腰と口癖から「左様介」の綽名で、島民から親しまれている。ある日、大御所・徳川家斉が、家康の故事にちなみ佃島見物に来るという知らせが。島民たちは重圧を感じつつ、名誉なことと張り切るが、左京介は家斉の警護と称した鳥居の不穏な動きを察知。真意を探るため、聞き込みを始めるが……。島に息づく人情が胸をうつ傑作時代小説!
  • ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    小説・文芸
    3.3
    1巻792円 (税込)
    京都鷹ヶ峰にある幕府直轄の薬草園で働く元岡真葛(まくず)。ある日、紅葉を楽しんでいると侍同士の諍いが耳に入ってきた。「黙らっしゃいッ!」――なんと弁舌を振るっていたのは武士ではなく、その妻女。あげく夫を置いて一人で去ってしまった。真葛は、御典医を務める義兄の匡(ただす)とともに、残された夫から話を聞くことに……。女薬師・真葛が、豊富な薬草の知識で、人のしがらみを解きほぐす。
  • 月蝕 在原業平歌解き譚

    月蝕 在原業平歌解き譚

    小説・文芸
    3.6
    1巻792円 (税込)
    キャラ萌え必至!の平安王朝ミステリー。  和歌の達人にして、宮中一の色男である在原業平は、生意気盛りの惟喬親王に懐かれ、親族として面倒を見ていた。しかし、権勢を誇る藤原良房の娘明子に惟喬親王の異母弟である惟仁親王が誕生し、皇位継承を巡って暗雲が立ちこめる。直に、惟喬親王や母の静子に身の危険が迫るようになった。  そのころ、惟喬親王に静子の縁者という香澄が仕えるようになった。ある日、香澄から藤原家の陰謀が隠されているという謎の和歌の秘密をあばいて欲しいと言われる。業平は、陰陽師の行貞とともに和歌の謎を解き明かすとともに、隠されていた書状を発見する。それは、藤原家が権力の中枢に食い込むためにしてきた、闇の歴史が記されたものだった――。  惟喬親王を亡き者にしようとする勢力から、親王を守ることができるのか。  在原業平と親友の陰陽師葛木行貞が活躍する、平安王朝ミステリー。  文庫オリジナル版を電子化。
  • 桜花忍法帖 バジリスク新章 (上)

    桜花忍法帖 バジリスク新章

    小説・文芸
    3.3
    1~2巻792円 (税込)
    天下の座を争い歴史の裏側で行われた甲賀vs伊賀の忍法殺戮合戦は双方全滅という血に塗れた結末で幕を閉じた。十年の時が過ぎ、寛永三年、再び甲賀伊賀の精鋭が結集する。甲賀五宝連を束ねる矛眼術を操る少年、甲賀八郎。伊賀五花撰を率いる盾眼術使いの少女、伊賀響。運命の双子である二人は、成尋衆と名乗る、人外の力を操る正体不明の集団との戦いに巻き込まれていく──。
  • 新装版 妖怪(上)

    新装版 妖怪

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻792~968円 (税込)
    怨霊や生霊の世界が身近にあった室町時代末期。6代将軍の落胤という熊野の源四郎は「将軍になろう」と、飢饉と戦乱で荒廃しきった京へ上る。都では8代将軍足利義政の御台所、日野富子と、側室の今参りの局が権勢争いに明け暮れていた。その暗闘に巻き込まれた源四郎を、幻術師・唐天子の奇々怪々な幻戯が襲う。
  • ニコライ盗撮 剣豪写真師・志村悠之介

    ニコライ盗撮 剣豪写真師・志村悠之介

    小説・文芸
    4.3
    1巻792円 (税込)
    来日中のロシア皇太子が襲われるという事件が勃発。襲撃現場を目撃した北辰一刀流の達人にして写真師の志村悠之介は事件の真相を追うが……。明治政府を震撼させた大津事件の謎に挑む、長編時代小説。 ※本書は二〇〇一年八月、新人物往来社より刊行された単行本「ニコライ盗撮」を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 佐和山炎上

    佐和山炎上

    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    佐和山城で石田三成の三男・八郎に講義をしていた八十島庄次郎は、三成が関ヶ原で破れたことを知る。家康に城が攻め込まれるのも時間の問題…はたして、庄次郎の取った行動とは……。(『忠直卿御座船』改題) ※本書は、二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『忠直卿御座船』を改題したものが底本です。
  • 安禄山

    安禄山

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    唐帝国の玄宗皇帝の時代。ソグド人の父と突厥の母をもつロクシャンこと安禄山は謎の日本人・井真成と出会い、商才を磨きながら武人としての出世を重ねる。そしてついに皇帝と楊貴妃の寵臣に登りつめるが…。
  • 名将 大谷刑部

    名将 大谷刑部

    小説・文芸
    3.8
    1巻792円 (税込)
    秀吉の奉行として活躍、後、越前敦賀に五万石を領有。病との闘い。盟友・三成との友情。そして関が原。名将大谷刑部の生涯を描いた長編時代小説。
  • 風の軍師 黒田官兵衛

    風の軍師 黒田官兵衛

    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    あす吹く風は、どこからどこへ。黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信――伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。『風渡る』に続く葉室麟の「官兵衛」。(講談社文庫)
  • 海戦からみた太平洋戦争

    海戦からみた太平洋戦争

    太平洋戦争の実像は、日清・日露戦争に始まる「五十年戦争」の終局としてはじめて明らかになる――。真珠湾攻撃から戦艦大和の建造、史上最大のレイテ沖海戦まで、海戦史の第一人者が明かす日本現代史の深層。
  • 海戦からみた日露戦争

    海戦からみた日露戦争

    「坂の上の雲」で注目される日本海海戦。何がその戦局を分けたのか? 丁字戦法や東郷ターンの陰で公式戦史から消された勝利の真因を、豊富な写真・海戦図とともに解き明かす。日本海軍史の第一人者が描く、単純化された「英雄譚」とは一味違うダイナミックな海軍史!
  • なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争

    なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争

    太平洋戦争は各国の日本観及び日本人観にどのような影響を与えたのだろうか。連合国、枢軸国それぞれが見た「ニッポン」を手がかりに、あの戦争が戦後の国際社会に与えた影響を徹底分析。
  • 花篝 小説 日本女流画人伝

    花篝 小説 日本女流画人伝

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    美人画で名をはせた北斎の娘お栄(応為)、狩野派隆盛の立て役者元信の妻千代女、幕府奥絵師狩野宗家の跡目争いにまきこまれ、かどわかされ牢に閉じこめられた悲運の人屋左女、周囲の反対を押して探幽門人伊兵衛と市井に幸せを求めた清原雪信、祇園茶店の娘から池大雅の妻となった玉蘭など、埋れた女流画人の絵にかけた情熱の生涯を発掘する12篇。
  • 明治天皇(1)

    明治天皇

    小説・文芸
    3.0
    1~6巻792~847円 (税込)
    幕末、日本近海には外国船が頻繁に出没し、徳川幕府の動揺をさそっていた。一方、貧窮のつづく禁裏では、ひとり今上の帝(孝明帝)が暗澹たる世情を憂いていられる。そうした折り、入内した中山慶子が懐妊、めでたく男子をあげた。この皇子こそ、幕末動乱のまっただ中に生を享けた明治天皇であった!
  • 藩邸差配役日日控

    藩邸差配役日日控

    小説・文芸
    4.2
    1巻790円 (税込)
    お務め一途な江戸の男が相対する五つの難題 江戸藩邸の“なんでも屋”、差配役のもとには日々厄介事が持ち込まれる。消えた若君に、不審な入札…。五つの難題に挑む痛快な物語。 単行本 2023年4月 文藝春秋刊 文庫版 2026年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 碁盤斬り 柳田格之進異聞

    碁盤斬り 柳田格之進異聞

    小説・文芸
    4.3
    1巻790円 (税込)
    妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は!? 藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草なぎ剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。 映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。 この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。 登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。 【あらすじ】 娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。 彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。 しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。 ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。 絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。 父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
  • 恋忘れ草

    恋忘れ草

    小説・文芸
    4.0
    1巻790円 (税込)
    江戸の「働く女性」を描いた直木賞受賞作 新進気鋭の女流絵師・歌川芳花ことおいちの元に、「江戸名所百景」の大仕事が持ち込まれる。彼女は想いを寄せる彫師と生写しに出かけたいが、その男には女房と子供がいた。悩んだ末においちがとった行動は??(表題作「恋忘れ草」)。 江戸の町で恋と仕事に生きた6人の女たちの哀歓をあたたかく描き、第109回直木賞を受賞した連作短篇集。 ※この電子書籍は1993年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • かわたれどき

    かわたれどき

    小説・文芸
    3.7
    1巻790円 (税込)
    ベストセラー「まんまこと」シリーズ第7弾! 町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。 「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。 清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、麻之助の周りで祝い事が続くものの、自分自身には揉め事ばかり。 特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される日々だ。 ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が洪水に流される。 間一髪助かるが、何やら一大事が……!? 解説は「まんまこと」シリーズの装画を手掛けるイラストレーターの南伸坊さんです。 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 殉国 陸軍二等兵比嘉真一

    殉国 陸軍二等兵比嘉真一

    小説・文芸
    4.4
    1巻790円 (税込)
    14歳の少年は、何を見たのか。 少年の体験を通して、すさまじい沖縄戦の実相をつぶさに描いた長篇小説。 「郷土を渡すな。全員死ぬのだ」 太平洋戦争末期、沖縄戦の直前、中学生にガリ版ずりの招集令状が出された。小柄な14歳の比嘉真一は、だぶだぶの軍服の袖口を折って、ズボンの裾にゲートルを巻き付け、陸軍二等兵として絶望的な祖国の防衛線に参加する。 実在の人物の体験を、ことこまかに聞きとり、特異な事実をそっくりそのまま写し取った外面的リアリズムが、読む者の胸を強く打つ。 1991年に刊行された文庫本の新装版。元本は、累計102000部のロングセラー。 解説・森史朗 ※この電子書籍は、1911年11月に文春文庫より刊行された文庫の新装版を底本としています。単行本は1982年6月に筑摩書房より「陸軍二等兵 比嘉真一」として刊行されました。
  • 天地に燦たり

    天地に燦たり

    小説・文芸
    3.9
    1巻790円 (税込)
    新直木賞作家、驚異のデビュー作 選考委員も絶賛した松本清張賞受賞作。 戦を厭いながらも、戦でしか生きられない島津の侍大将。 被差別民ながら、儒学を修めたいと願う朝鮮国の青年。 自国を愛し「誠を尽くす」ことを信条に任務につく琉球の官人。 秀吉の朝鮮出兵により侵略に揺れる東アジアを、日本、朝鮮、琉球の三つの視点から描く。 松本清張賞選考委員会でも絶賛された歴史エンターテインメント。 解説・川田未穂 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 銀の猫

    銀の猫

    小説・文芸
    4.4
    1巻790円 (税込)
    出戻り介抱人・お咲は今日も寝不足! 江戸の介護を通して描かれる絶品小説。 嫁ぎ先を離縁され、「介抱人」として稼ぐお咲。 百人百様のしたたかな年寄りたちに日々、人生の多くを教えられる。 一方、妾奉公を繰り返し身勝手に生きてきた自分の母親を許すことができない。 そんな時「誰もが楽になれる介抱指南書」作りに協力を求められ――。 長寿の町・江戸に生きる人間を描ききる傑作小説。 解説・秋山香乃 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 世界を変えた 最強の戦闘指揮官30

    世界を変えた 最強の戦闘指揮官30

    凡将と名将を分けるもの――それは常に最前線に身を置き、状況の変化に即応できるかどうかだ。本書は、百戦錬磨の傭兵経験を持つ著者が、“ローマ史上最大の敵”と恐れられたハンニバル、激情と共に大戦車軍団を率いた異色の猛将パットンなど、世界を変えた最強の戦闘指揮官30人を厳選、その勝利の秘訣を解説していく。逆境と困難の時代に、戦場のリーダーシップを学ぶ一冊。
  • 我、六道を懼れず[立国篇](上) 真田昌幸連戦記

    我、六道を懼れず[立国篇]

    小説・文芸
    -
    1~2巻789~880円 (税込)
    誰も救えぬ温情よりも、何かを救う非情を――! 壮絶なる長篠の合戦で二人の兄を失い、真田家を嗣ぐこととなった昌幸。しかし武田家の滅亡を食い止めることができず、信長から秀吉へと天下の趨勢も大きく移り変わっていく。昌幸は戦国乱世という荒波の中で真田家を守るため、次々と非情な采配を下していくのだが、そこに徳川家康からの理不尽な要求が突きつけられてきた……。果たして昌幸の決断とは。
  • 新装版 大谷吉継 信義を貫いた仁将

    新装版 大谷吉継

    小説・文芸
    -
    1巻789円 (税込)
    盟友・石田三成との信義を貫き、関ヶ原の合戦で壮絶な最期を遂げた仁将・大谷吉継。その生涯を描いた感動の長編歴史小説の新装版を電子化! 秀吉に見出され、賤ヶ岳の合戦で戦功をあげた青年期。越前敦賀城主となり、豊臣政権の奉行として活躍する壮年期――。「関ヶ原」以前の吉継を克明に描く本書では、秀吉の死後、諸大名が裏切りと日和見に終始するなか、最後まで正義と至誠に殉じた吉継の人柄が浮かび上がってくる。 七月七日、吉継は垂井へもどった。三成のことは諦めて、会津へ向かうつもりである。垂井には三日滞留した。その間も、吉継は何度か佐和山へ使いを走らせ、説得を続けたが、三成の心は固かった。最後の使いが虚しく戻ったとき、吉継は、(明日は発とう)と決め、将兵にも出発を伝えた。だが翌朝になると、気持ちも足も動かなくなった。昼になっても出発できない。(このまま、三成を見捨てていいのか)絶えず、そんな言葉が追いかけてくる。(本書より)
  • 新装版 井伊直政 逆境から這い上がった勇将

    新装版 井伊直政

    小説・文芸
    -
    1巻789円 (税込)
    徳川家における譜代筆頭として知られる「赤備え」の井伊家。そのはじまりは、波乱に満ちたものだった――。今川家の支配下で、次々と非業の死を遂げる井伊家の当主たち。お家滅亡が迫るなか、残された“最後の希望”が幼い直政であった。一族のまとめ役となった「女地頭」こと次郎法師(直虎)、井伊家の菩提寺である龍潭寺の南渓和尚、直政の立身を一心に願う母、それでもなお忠義を尽くし続ける郎党たちに守られながら“流転雌伏”の歳月を過ごす直政。だが、井伊谷に進出してきた徳川家の傘下に入ったことで、その人生は大きく動きはじめる。家康の信頼を一身に受けた直政は、武田家の遺臣を麾下とし、数々の戦場を疾駆して、「赤備え」の若き勇将へとたくましく成長していく。そして、運命の関ヶ原合戦へ。一族の悲願は、この男に託された! お家再興の宿命を背負い、乱世を駆け抜けた井伊直政の生涯を描く力作。
  • 幽霊が返した借金 おでん屋こはる事件帖

    幽霊が返した借金

    小説・文芸
    3.0
    1巻789円 (税込)
    時は天保年間の江戸・神田白壁町。おでん屋を営む主人公のこはるは、気になることがあると、首をつっこまずにはいられない性分である。ひょんなことから近所に住む夫婦喧嘩の仲裁をしていたところ、奇妙な事件に巻き込まれてしまうこはる。不思議なことに、借金を返したのは、すでに死んでいた女だというのである。そんなことがあり得るのか? 断片的な材料から、こはるが導き出した謎の答えとは――。表題作のほか、できすぎた女の失踪に隠された真実をあぶりだす「神隠し」、放火未遂に対する証言の違いの謎を解く「嘘吐き弥次郎」など四編を収録。定町廻り同心もお手上げの怪事件の数々に、こはるが挑む“人情&ミステリー”時代小説。
  • 山内一豊と妻千代 「土佐二十四万石」を築いた夫婦の物語

    山内一豊と妻千代

    小説・文芸
    3.0
    1巻789円 (税込)
    平成18年度(2006)のNHK大河ドラマ「功名が辻」。一代で土佐二十四万石の大大名に出世した山内一豊と妻千代の物語だ。戦国時代の夫婦二人三脚による成功物語といえば、秀吉とおね、利家とまつなど数例があるばかり。とりわけ一豊と千代に関しては、武辺者の一豊よりも才知ある千代が高く評されてきた。嫁入りの持参金をはたいて夫に駿馬を購入させた逸話などが、広く世に知られるためだろう。しかし本書は、そうした固定的な見方に疑問を投げかけ、「生身の夫婦像」を紡ぎ出すことに挑戦している。ともに合戦による一族離散という悲劇を経て出会った二人は、夫の槍一筋の功名を妻が支え、四百石取りから長浜二万石の城主へ、さらに掛川城六万石へと着実な歩みを続けていく。しかし長く仕えた秀吉が没し、関ケ原の合戦が起こるや、思わぬ幸運と試練が二人を見舞うのだった……。女流作家ならではの視点がさえる会心の長編歴史小説。
  • おいち不思議がたり

    おいち不思議がたり

    小説・文芸
    3.8
    1巻789円 (税込)
    あれは何? なんで見えたの?おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医師である父の仕事を手伝っている。おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んだ人の姿が見えること。そんなおいちの夢に、必死で助けを求める女が現れる。悩みながらも己の力で人生を切り拓き、医者を目指す娘が、自分に宿った不思議な力を生かし、絡み合う因縁の糸を解きほぐしていく青春「時代」ミステリー。
  • 利休にたずねよ

    利休にたずねよ

    小説・文芸
    4.0
    1巻789円 (税込)
    女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。
  • 藤堂高虎

    藤堂高虎

    小説・文芸
    4.4
    1巻789円 (税込)
    豊臣秀吉が自分の家臣にすることを熱望し、晩年の徳川家康がもっとも信頼した男、藤堂高虎。近江の一豪族であった彼が、浅井長政をはじめ、羽柴秀長、秀吉、家康と次々に主に変えながらも、伊賀・伊勢の太守にまで上りつけることができたのは何故か。戦さ働きはもちろん、城づくり、水軍の指揮、情報収集等、あらゆる能力を身につけて戦国を生き抜いた男の、真実の姿に迫る長編力作。
  • 無明剣、走る

    無明剣、走る

    小説・文芸
    4.0
    1巻785円 (税込)
    五代将軍綱吉の治世。江戸の幕閣の争いに巻き込まれ、江戸家老の謀略によってさらなる窮地に陥った阿波藩二十五万石。存亡の危機に立ち上がった若き剣客荒木田隼人、闇の棟梁・仏の源十郎らは、阿州剣山に眠る伝説の埋蔵金を死守するため一路徳島へ!国民的ミステリー作家が壮大なスケールで贈る、手に汗握るこれぞ時代小説の傑作!
  • 海王 上 蒼波ノ太刀

    海王

    小説・文芸
    4.4
    1~3巻785~806円 (税込)
    剣豪将軍として名高き足利第十三代将軍義輝が松永弾正の奸計により斃れてから十二年。ひとりの少年が、織田信長の戦勝に沸く堺の街に姿を現した。少年の名は海王(ハイワン)。蒼海の獅子と呼ばれた倭寇の頭領・五峰王直の孫として育てられた少年は、自らが将軍義輝の遺児であることを知らない。だが運命は、少年に剣を取らせた。信長、秀吉はじめ戦国の英傑総出演。壮大な大河ロマンついに開幕。
  • 喜娘

    喜娘

    小説・文芸
    4.3
    1巻785円 (税込)
    帰国を前にして皇帝代宗に謁見した第14次遣唐使一行の前に、ひとりの娘が現れた。第10次遣唐大使として入唐しながら帰国できず、唐の朝廷に仕えて一生を終えた藤原清河の娘である。その忘れ形見・喜娘を父の故国日本へ連れてゆくよう申し渡される…。帰国した喜娘たちの運命を軸に、日唐交流の秘話とロマンを描く歴史文学賞受賞の表題作「喜娘」、梅の老樹から浮かび上がる下級官人の数奇な過去「惜花夜宴」、ほかに「夏の果て」「すたれ皇子」「嘉兵衛のいたずら」の3篇を収録。平城京に生きる人々の息吹が今に甦る秀作集。
  • 南畝の恋 享和三年江戸のあけくれ

    南畝の恋 享和三年江戸のあけくれ

    小説・文芸
    -
    1巻785円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 粋人の日々、淡々と。大田南畝を日録風に。
  • 骨董屋征次郎京暦

    骨董屋征次郎京暦

    小説・文芸
    3.7
    1巻785円 (税込)
    京の八坂下、夢見坂の骨董屋「遊壺堂」を営む柚木征次郎。御一新の世の中で移ろう世間の価値観に抗って、日本古来の文物を守ろうと西洋化の波と対峙する。骨董をただの“もの”として西洋に売りさばこうとする輩と文化の価値を信ずるものとの戦いは、自ずと過酷なものとなっていくのだが……。前作品集『骨董屋征次郎手控』につづく、骨董屋シリーズ第二弾にあたる傑作時代短編小説集。(講談社文庫)
  • 墨染の鎧(上)

    墨染の鎧

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻785~817円 (税込)
    「いまはつまらぬ意地を張らず、刃を腹に呑んで毛利家に従うのが、宇喜多どのの生きる道ではござらぬか」「毛利家の使僧が抜かす言葉ではないな」。戦国時代、禅僧にしてただ一人、城持ち大名となった男、安国寺恵瓊(あんこくじえけい)。安芸の名家に生まれながら、家が滅亡して出家。西国の雄・毛利家の外交僧として才覚を現し、戦国乱世に飛び込んでいく。信長の死を予言し、秀吉の行末を読んだ男の生涯を、NHK大河ドラマ「天地人」の原作者が描く長篇歴史小説。
  • ローマ帝国愚帝物語

    ローマ帝国愚帝物語

    小説・文芸
    5.0
    1巻785円 (税込)
    世界に君臨するローマ帝国には名君も多く存在したが、並外れた暴君も多かった。淫蕩のかぎりを尽くしたカリグラ、母殺しのネロ、虐殺に次ぐ虐殺を演じたカラカラ……彼らは皆、人々の怨嗟の声にまみれながら非業の最期を遂げた。これだけの悲劇を繰り返しながら、なぜ帝国は揺るぎもせず存続しえたのか?古代最強国家の偉大なる「愚帝」の所業と、暴君とともに歩む帝国の実像を描いた一冊。
  • 白鷹伝 戦国秘録

    白鷹伝 戦国秘録

    小説・文芸
    4.1
    1巻785円 (税込)
    浅井家鷹匠・小林家次は小谷城落城の朝、伝説の白鷹「からくつわ」を目撃。捕虜となった家次に、敵将信長は「白鷹を捕らえてみせよ」と命じた。ここに、織田家鷹匠としての人生が幕を開けた…。天下一の鷹匠の生涯を描く時代大作!

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  • 天女湯おれん

    天女湯おれん

    小説・文芸
    3.4
    1巻785円 (税込)
    粋で婀娜な、天女湯の女あるじ・おれん23歳。お江戸八丁堀の真ん中にあるこの湯屋には仕掛けがあった。男湯に隠し階段、女湯には隠し戸、どちらも隠し部屋につながっている。おれんは番台に座って男女の仲を取り持つという案配。辻斬り、窃盗、心中、お家騒動。次々と起こる騒動の中、おれんの恋は実るか!?
  • 薩摩夜叉雛

    薩摩夜叉雛

    小説・文芸
    -
    1巻784円 (税込)
    女性と見まごう美貌で北辰一刀流を会得した薩摩藩の剣豪隠密、赤星速水。西郷隆盛の信頼篤い速水は、藩の軍資金稼ぎのため、女密偵以登とともに生糸の密売の藩命を受け、横浜を目指してひた走った。そして舞台は京都、大阪、上海、アメリカへ。薩摩藩の幕末の激動期をダイナミックに描く歴史小説!
  • 花鳥

    花鳥

    小説・文芸
    4.0
    1巻784円 (税込)
    7代将軍の生母、月光院の生涯を描く長編。 5代将軍・綱吉が発した「生類憐れみの令」への恐怖で傷ついた小鳥を助けられず途方に暮れていた浅草の住職の娘・輝を救った若者は、後の6代将軍家宣だった。思いがけぬ成り行きが続いての大奥入り、7代将軍の生母・月光院となった輝。未曾有の大事件「絵島生島事件」に遭遇して、腹心の絵島を失うまでの激動の生涯を、丁寧な女性の心理描写で人気の藤原緋沙子が描く。 清らかに必死に生きた聡明な女性・月光院への共感と哀切が湧き上がる傑作長編。
  • 新撰組秘帖

    新撰組秘帖

    小説・文芸
    3.5
    1巻784円 (税込)
    新選組隊士九人の苛烈なる生涯が蘇る! 寡黙な巨漢・島田魁、近藤勇を撃った男・富山弥兵衛、最後の新選組隊長相馬主殿など、隊士の生死に宿る光と影を描いた傑作小説集
  • 崖っぷち侍

    崖っぷち侍

    小説・文芸
    4.3
    1巻784円 (税込)
    本屋が選ぶ時代小説大賞2014「異国合戦」より面白い! 理不尽な形で主家を滅ぼされた下級武士・金丸強右衛門。戦国から江戸に世の中が変わっても逞しく生きる道を探す新しい武士像を描く!
  • いすゞ鳴る

    いすゞ鳴る

    小説・文芸
    3.4
    1巻784円 (税込)
    江戸時代のツアコン“御師”を描く痛快時代小説! 奉納船を携え伊勢参りに向かう、土佐の荒くれ鯨漁師たち。いっぽう安政の大地震の傷も癒えぬ江戸からは、豪商・伊勢屋の一行が船で伊勢を目指す。庶民の夢の旅を先導する御師(おんし)の見識と器量が人の縁を豊かに結んでゆく。「伊勢で出会う江戸のこどもは、いずれ土佐に来る」御師の予言が成就するとき、現れた景色とは――。熱く爽快な時代長篇。
  • まとい大名

    まとい大名

    小説・文芸
    3.8
    1巻784円 (税込)
    江戸の街を駆け、火と闘った男たちがいた。 おとっつあんは、みんなのために命を懸けて火事を退治しに行くんだ――。おのれの命とひきかえに町を守った深川・南組三之組の火消し頭徳太郎。幼いときからその背中を見て育った息子の銑太郎は、やがて一人前の火消しへと成長していく。炎の恐怖と闘い、火消しに体を張る男たちの誇り高い姿を描いた、山本一力の真骨頂。
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    江戸彩り見立て帖

    小説・文芸
    3.8
    1~5巻781~800円 (税込)
    “色”で江戸の難題、解決します。 累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、 文庫オリジナル、新シリーズ始動! 江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。 もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……? お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。 盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。 婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。 そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。 一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。 そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります! 着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、 色や柄にまつわる知識も満載。 例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。 ※ お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。 白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略) 「あっ!」 唐突に、記憶の糸が張り詰めた。 一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より) ※ 新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。
  • 伊勢大名の関ヶ原(新潮文庫)

    伊勢大名の関ヶ原(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    戦国武将富田信高が移封させられた伊勢国。そこはしたたかな商人や地侍が根を張る、一筋縄でいかぬ土地。信高は穏やかな気性と慧眼で治世を進め、領民の声を聞き、新田開発に乗り出し、胆力のある蓼姫も娶った。だが時は大乱前夜。城に迫りくる毛利・吉川の大軍に対峙するのは、挙国一致の富田勢。孤軍奮闘する信高の前に、馬上の「若武者」が現れた。異色な大名と知られざる夫婦の戦を描く傑作。
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.3
    1巻781円 (税込)
    雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。(解説・中島かずき)
  • 鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)

    鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.8
    1巻781円 (税込)
    「鬼の河原(かわはら)」と皆が恐れる同心の河原小平次(こへいじ)には秘密が二つある。甘い菓子にはめっぽう目がなく、じつは幽霊が大の苦手。「この家には幽霊がいます」と家賃の値下げを迫る店子の僧侶・蒼円に、秘密を二つとも見破られた小平次は、それが人知れず殺された女の霊と知り、蒼円の推理を元に下手人を探し出す――。異能を持つ美貌の僧侶と、強面だが心優しい同心が、市井の謎を解く大江戸人情推理帖。(解説・恩田陸)
  • 麻布怪談

    麻布怪談

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    「その日、大坂は朝から陰雨が濡れそぼっていた。」  この名作は、この一文から始まる。  時は江戸の末。所は、鄙びた麻布界隈。独り身の男の許に、繁々と通い詰める女がふたり。  ひとりは美少女。幽霊だった。もうひとりも美女。こちらは狐女。  ふたりの美少女に惚れられた男は、命まで取られてしまうのか。  怪異譚、傑作――。
  • 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺

    藍千堂菓子噺

    小説・文芸
    3.9
    1~6巻781~880円 (税込)
    菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記。「藍千堂菓子噺」シリーズ第1作。 両親亡き後、叔父に実家を負われた晴太郎と幸次郎。 兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、 菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、 しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、 叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。 解説=大矢博子 ※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 紅い月 浮世絵おたふく三姉妹

    紅い月 浮世絵おたふく三姉妹

    三社祭で選ばれた“小町娘”三人のうちふたりが惨殺された。もうひとりの小町・お篠も狙われる恐れがある。 娘たちはなぜ殺されたのか!? 真相を探るべく、浅草一の人気水茶屋「おたふく」を切り盛りする看板三姉妹、 桜・梅・竹は同心・加納らの協力を得て、お篠を囮に下手人を誘き寄せるが……。 悪事や不正を暴くため、危険を顧みず敵の懐に潜入、暗躍する“お江戸版キャッツアイ”ともいうべき美人三姉妹の姿を鮮やかに描く。 痛快時代小説、最新作!
  • 虹を待つ 駆け込み寺の女たち

    虹を待つ 駆け込み寺の女たち

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    妻から離縁の申し立てをするには、縁切寺に駆け込むしかない――。上州にある縁切寺・満徳寺。今日も事情を抱えた女たちが駆け込んでくるが……。夫の浮気に悩み、この世にたった二つの縁切寺の一つ、上州満徳寺へやってきたなつ。だが、そこにいたのは夫の情女(いろ)で!? 憤るなつに、美しき尼僧・慈白は、ここで助け合って暮らすように言い……。事情を抱えた女たちは、笑い泣き、時に励ましあいながら、人生の“雨宿り”の場で何を見つけるのか。悩めるあなたに贈りたい時代小説No.1!
  • 捻れ家 古道具屋 皆塵堂

    捻れ家 古道具屋 皆塵堂

    小説・文芸
    3.7
    1巻781円 (税込)
    若い筆職人の念次郎が飲み仲間の取引先の若旦那松助と夜、迷い込んだ大きな料理屋。広い宴席には誰の姿もなく、二階にあがると、なぜか真っ昼間の明るさだった。いったい、ここはどこなのか? いつなのか? そして松助も「煙のように」姿を消した。外に出た念次郎はさんざんさまよったあげく、深川の皆塵堂の大家の清左衛門に救われる。 松助の祖父の亀松は、明和の大火のときに、目黒の料理屋で飲んでいて火事に巻き込まれた。その後金貸しとして儲けるが、十八年後に姿を消し、死体で発見された。松助の父の松蔵は、それから十八年後にやはり突然姿を消し、やはり死体で発見されている。松助は、祖父と父の死について、叔父の継右衛門からくわしくは聞かされていなかった。そして今年は、父の松蔵が死んで、十八年後にあたる。松助は大丈夫なのか? 清左衛門から曰くものを扱う古道具屋皆塵堂を教えてもらった念次郎は、皆塵堂を拠点に、姿を消した松助を探しはじめる。 幽霊の見える太一郎も、さすがに時空がねじれていると、気配が読めず、今回は役立ちそうにない。 料理屋、二階建ての長屋、湯屋、大店など建物にまつわる因縁のある屋敷で繰り広げられる幽霊譚。 大江戸版ホーンテッド・マンションに、皆塵堂の面々は、どう立ち向かうのか?
  • 絡繰り心中<新装版>

    絡繰り心中<新装版>

    小説・文芸
    4.1
    1巻781円 (税込)
    直木賞作家の珠玉にして衝撃のデビュー作!  旗本の息子だが、ゆえあって家を出て町に暮らし、歌舞伎・森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、朝帰りの日本堤田んぼで、女の骸を見つけた。  花魁の雛菊が斬り殺されていたのだ。  昨夜、狂歌師にして、戯作者でもある大田南畝の御伴で吉原遊廓で戯れた折、金四郎の隣に座っていた稲本屋の女だ。  胸の靄が晴れぬ中、興行の手伝いに戻る金四郎だったが、急に遠国に派遣されていたはずの父・景晋に呼び出され、素行を糺される。  景晋と旧知の間柄で、金四郎を心配して顔を見せた南畝の咄嗟の機転で難を逃れるも、なぜか雛菊の下手人探しをする羽目に――。  雛菊に妙な縁がある、森田座の役者絵を手掛ける浮世絵師・歌川国貞とともに、事の真相を探り始める金四郎。  調べるうちに、雛菊は座敷に出るたびに相手の男へ心中を持ちかけていたことが知れる。  一体何が雛菊を死へ向かわせたのか?  心中を望む事情を解き明かしたはいいが、重荷を背負った金四郎は……。  直木賞作家の珠玉にして、衝撃のデビュー作。 ※この作品は『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』として配信されていた作品の新装版です。
  • 博徒大名伊丹一家

    博徒大名伊丹一家

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻781~913円 (税込)
    「博徒と殿様」二足の草鞋 藩財政再建の秘策は 賭場のご開帳!? どん底なんてくそくらえ! 泥を喰らって這い上がった不屈の男 貧困病気挫折、絶望の淵をくぐり抜けてきた作者が、精魂込めて綴った一冊です 出羽国松越藩の外様大名・伊丹阿波守長盛が、継嗣のないまま急逝した。このままでは御家は無嗣子改易の憂き目に遭う。 長盛の「深川黒江町に跡継ぎが」といういまわの際の言葉に、江戸家老高川監物たちは必死の探索を続ける。そしてようやく探し当てた男は、文字通り裸一貫の境遇から二百人の配下を持つ博徒の親分に這いあがった、腕と気風と度胸に才覚を持ち合わせた破天荒な男だった! 〈書下し任侠大名一代記〉 序章 第一章 成りすまし大名 第二章 泥饅頭を食え 第三章 博徒大名伊丹一家 第四章 生きていく術
  • 芽吹長屋仕合せ帖 日日是好日(新潮文庫)
    完結

    芽吹長屋仕合せ帖 日日是好日(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    全1巻781円 (税込)
    長屋に暮らし縁結びの仕事に生きがいを感じているおえん。だが、三十路半ばにして、ふと思案する。わたくしは一人で生きていくのだろうか……。そんな時、持ち込まれたのは、あろうことか別れた夫の再縁話、そして自分の見合い話だった。焦らず、己れをごまかさず、わたくしは、わたくしを生ききろう――。丁寧に気持ちに向き合う日々の先に出会えたご縁とは。芽吹長屋仕合せ帖シリーズ最終巻。
  • 観相同心早瀬菊之丞 死のお告げ

    死のお告げ

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    観相の達人、同心早瀬菊之丞には放ってはおけない男が現われた。小野吉村という八卦見である。小野は平安の世に活躍した公卿であり歌人であった小野篁の子孫だと自称している。篁には閻魔大王の側近としてこの世と冥界を行き来していたという伝説があり、その末裔である吉村も冥界と繋がっていて人の死期がわかるらしい。菊之丞が手札を与えている岡っ引、薬研の寅蔵によると、吉村に死相が出ていると告げられた人間が二人死んだという。一人は八十を過ぎた老婆、もう一人は十歳の男の子だったそうだ。菊之丞は吉村の素性を探るべく、八卦見を受けることに……。
  • 徳川家康〈新装版〉

    徳川家康〈新装版〉

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    ベストセラーコミック「シグルイ」の原作者が描く、2023年NHK大河ドラマの世界! 常に選択を迫られた徳川家康の生涯 三歳にして生母と別れ、その三年後には父のもとをも離れ、織田信秀、今川義元の人質として不遇の少年時代を過ごした徳川家康。 だがその境遇は、天下を取るために不可欠な、忍耐と、常に理知的判断を忘れぬ冷静沈着さを与えた。 常に選択を迫られつつ戦国の世を生き抜いた家康は、関ヶ原の戦いに勝利し、ついに武家の棟梁、征夷大将軍となった。 三河の小忰から東照大権現として神の座に上った家康の、七十五年の生涯を描いた傑作長編。 この書物を書き上げたとき、ほんの少しでも家康と言う人間が好きになっていれば、成功したと思ってよいのではないか──そう考えて、筆をとった。(中略) 今、こうして筆を措いてみて、家康と言うオヤジ、そんなに悪くもないな、仲々いいオヤジだな──と思う。 だから、私なりに成功したと言ってよいかも知れぬと思っている。(著者あとがきより) 【目次】 一  三河の小忰 二  青年城主 三  海道一の弓取り 四  冷たき夫・悲しき父 五  信長の客将 六  天下争覇の人 七  失意の人 八  律義な大納言 九  大きな惑星 十  最後の覇者 十一 駿府の大御所様 十二 狸たぬき親おや爺じ家康 十三 東照大権現 あとがき
  • とむらい屋颯太

    とむらい屋颯太

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻781~803円 (税込)
    弔いは、亡くなった者のためにするんじゃない。 遺された者のためにするんだ! 死を蔑ろにするということは、 生を蔑ろにするということだ。 (本書解説より) 文芸評論家 北上次郎 「人の死で飯を食う。それがあっしの生業」 新鳥越町二丁目に「とむらい屋」はある。 葬儀の段取りをする颯太、死化粧を施すおちえ、渡りの坊主の道俊。 時に水死体が苦手な医者巧先生や奉行所の韮崎宗十郎の力を借りながらも、 色恋心中、幼なじみの死、赤ん坊の死と様々な別れに向き合う。 十一歳の時、弔いを生業にすると心に決めた颯太。 そのきっかけとなった出来事とは――。 江戸時代のおくりびとたちを鮮烈に描いた心打つ物語。 【とむらい屋で働く人々と仲間たち】 颯太:新鳥越町二丁目の葬儀屋の店主。十一歳で葬儀屋になると決める おちえ:母を颯太に弔ってもらって以降居座るおせっかい 勝蔵:早桶職人。初めての棺桶は妻のものだった 道俊:寺に属さない渡りの坊主 巧重三郎:水死体を見るのが苦手な医者 韮崎宗十郎:南町奉行所の定町廻り同心 【目次】 第一章 赤茶のしごき 第二章 幼なじみ 第三章 へその緒 第四章 儒者ふたり 第五章 三つの殻 第六章 火屋の華 解 説 北上次郎
  • 方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    齢五十余にして粗末な庵で想う。私の一生とは何だったのか。下鴨神社の神職の家に生まれながらも、不運と挫折の連続。孤独を抱え、災禍に遭った都を悶々と歩き回る。やがて歌の才が認められ「新古今和歌集」に入撰するのだが――。晩年、独り方丈に坐し、筆を執る。「ゆく河の流れは絶えずして…」。人はどこから来てどこへ行くのか。世の無常と、生きる意味を見つめ続けた長明の不器用で懸命な生涯。(解説・細谷正充)
  • 風林火山(新潮文庫)

    風林火山(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻781円 (税込)
    疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し――。自ら謀殺した諏訪頼重の娘・由布姫を武田信玄の側室とし、子供を生ませることによって諏訪一族との宥和を計る独眼の軍師・山本勘助。信玄の子を生みながらも、なお一族の敵として信玄の命をねらう由布姫。輝くばかりに気高い姫への思慕の念を胸にして川中島の激戦に散りゆく勘助の眼前に、風林火山の旗はなびき、上杉謙信との決戦の時が迫る……。ロマンあふれる華麗な戦国絵巻。
  • 影ぞ恋しき 上

    影ぞ恋しき

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻781~800円 (税込)
    夫婦の絆、親子の情愛。 葉室麟渾身の長編小説。 吉良上野介の孫娘・香也を養女に した雨宮蔵人と咲弥夫婦のもとに信州諏訪から密使の冬木清四郎が。 かの地に配流された上野介の息子・ 義周が香也に一目会いたいというのだ。 諏訪に出向いた一家は、死期迫る義周に清四郎と香也の婚儀を迫られ、承諾してしまう。 時は綱吉治世の末期。一家は再び天下の政争に巻き込まれることに。 ※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 乱愛剣豪 美女めぐり秘譚

    乱愛剣豪

    六千三百石の大身旗本・藤岡家の剣術指南役、五味源十郎──。年は四十二、樽のように逞しい巨漢で、無骨な凄腕剣豪であった。 そんな源十郎が、同家の腰元を手籠にした咎で出奔することに……。が、これはあくまで世間を欺く絡繰り。 多額な借金を背負い、お取り潰し寸前の藤岡家には、実は一万両という隠し金があるといわれ、その在り処を探索するため、白羽の矢が立った源十郎が浪人となったのだ。 しかしその秘密は、十八娘の背中に“白粉彫り”で記され、女悦の極みで浮かび上がるという。 剣は一流なれど、堅物で閨事には疎い源十郎が、果たして三人の美女に近づくことはできるのか──!? 新たに書下ろし番外篇「裸女の剣法」を収録した傑作が甦る!!
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

    城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻781円 (税込)
    城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)
  • 九十三歳の関ヶ原―弓大将大島光義―(新潮文庫)

    九十三歳の関ヶ原―弓大将大島光義―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    信長、秀吉、家康から弓の名人と認められた実在の老将大島光義。鉄砲より優れた連射技と一射必殺の狙撃の凄腕で名を上げ、八十四歳の時、八坂の五重の塔の最上階天井に十本の矢を射込んでみせた。九十三歳で関ヶ原に参陣、生涯現役を貫いた剛直無双の士だったが、激動の時代に大島家を守り抜いた臨機応変の人でもあった。史書に「百発百中」と記され、九十七歳で没した傑物を描く力作歴史小説。(解説・本郷和人)
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

    室町無頼(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.4
    1~2巻781円 (税込)
    応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。
  • 荒仏師 運慶(新潮文庫)

    荒仏師 運慶(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻781円 (税込)
    ひたすら彫る。彫るために生きる。それが仏師だ。全く新しい美を創造し、日本芸術史に屹立する天才運慶。その型破りな人生とは――。少年の頃、「醜い顔」と嘲られた運慶は、女の姿態や鎌倉武士の強靭な肉体に美を見出していく。快慶との確執、荒ぶる野心。棟梁として東大寺南大門の金剛力士像を完成させた絶頂期、病に倒れた。劇的な生涯を描ききる、本格歴史小説。中山義秀文学賞受賞作品。(解説・籔内佐斗司)
  • 傀儡に非ず

    傀儡に非ず

    小説・文芸
    3.8
    1巻781円 (税込)
    類まれな知略と胆力を見込まれ、織田信長の膝下で勢力を拡げた荒木村重。しかし突如として謀叛を企てる。明智光秀、黒田官兵衛らが諫めるが村重は翻意せず、信長の逆鱗に触れた。一族郎党皆殺し。仕置きは苛烈なものだった。それでも村重は屈せず逃げ延びることを選ぶ。卑怯者の誹りを受けることを覚悟の上で、勝ち目のない戦に挑んだ理由とは。そこには恐るべき陰謀が隠されていた──。
  • 橘花抄(新潮文庫)

    橘花抄(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    両親を亡くした卯乃は、筑前黒田藩で権勢を振るう立花重根に引き取られたが、父の自害に重根が関与したと聞き、懊悩のあまり失明してしまう。前藩主の没後、粛清が始まった。減封、閉門、配流。立花一族は従容として苦境を受け入れるが追及は苛烈を極め、重根と弟・峯均に隻腕の剣士・津田天馬の凶刃が迫る。己の信ずる道を貫く男、そして一途に生きる女。清新清冽な本格時代小説。
  • 流離譚(上)(新潮文庫)

    流離譚(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1~2巻781円 (税込)
    「私の親戚に1軒だけ東北弁の家がある」代々土佐に住む安岡の一族が、なぜ遠い北国に渡ったのか。歴史を遡った著者は、幕末維新を駆け抜けた安岡3兄弟にだどりつく。戊辰戦争で戦死した長男覚之助、吉田東洋を暗殺、刑死した次男嘉助、自由民権運動に関わった三男道之助。膨大な資料と綿密な取材で安岡家の歴史をひもとき、同時に激動の時代の全貌を鮮やかに描ききった巨編。
  • ゆらやみ(新潮文庫)

    ゆらやみ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻781円 (税込)
    幕末の石見銀山。間歩(まぶ)と呼ばれる鉱山の坑道で生まれたお登枝は、美貌を見込まれ女郎屋に引き取られた。初めて客を取る前の晩、想いを寄せる銀掘の伊夫を訪ねるが、別の男に襲われる。とっさに男を殺め、窮地を救ってくれた伊夫と身体を重ねたお登枝。罪と秘密をともに抱えた二人の行く末は――。変わりゆく世を背景に、宿命を背負った男女の灼けつくような恋を官能的に描き切った力作時代長編。
  • 眠狂四郎孤剣五十三次(上)(新潮文庫)

    眠狂四郎孤剣五十三次(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1~2巻781円 (税込)
    水野越前守忠邦の側用人・武部仙十郎の密命により、徳川幕府に対する薩摩など西国十三藩の謀議を探るため東海道を西へ向う眠狂四郎。江戸日本橋で岸和田藩主の懐中より謀議の連判状をまきあげたのを皮切りに、五十三の宿駅ごとに待ち受ける各藩のさまざまな刺客と対峙しながら旅を続ける。赴くところ、襲い来る凶刃と上がる血煙! 各宿駅の風物・人情を背景に狂四郎の活躍を綴る快作。
  • やっとうの神と新米剣客

    やっとうの神と新米剣客

    新米剣客・俊一郎は少女の姿をした、やっとうの神・鈴と共に、将軍暗殺を企む戦神・威風に立ち向かう。神と人との絆を描くファンタジック時代小説。第1回・招き猫文庫時代小説新人賞・大賞受賞作品。
  • 気骨稜々なり 島井宗室

    気骨稜々なり 島井宗室

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    秀吉の朝鮮出兵に異を唱えた博多商人の生涯。  島井徳太夫、のちの島井宗室は博多に生まれたが、幼くして両親を失い、17歳にして朝鮮に渡った。朝鮮で掘り出し物の茶道具を買い付け、それを数寄者に売って博多で有力商人になっていった宗室は、對馬や酒井へと商売を広げ、妻を娶り、自身で永寿丸という船を持つようになった。  博多を治める大友義鎮や宗麟とも、宗室は交わるようになる。さらに、織田信長に、そして信長の意向を継いだ羽柴秀吉に近づく。最終的に荒廃した博多を復興したのは秀吉だったが、秀吉は朝鮮出兵を見据え、朝鮮との窓口になっている対馬の宗氏に使者を命じる。朝鮮国王に家臣になるようにと。ならなければ攻撃する、と。 「博多は、古来より大陸との交易で栄えた湊でござります。大陸とのつながりは、申してみれば博多の生命線。それを断ち切るような戦いは、関白さまであろうとも誰であろうと、断じておこさせてはなりますまい」  宗氏とともに朝鮮の交渉に当たり、戦火を交えないように工作をした宗室だったが、息子鶴松の死がきっかけになり、秀吉は朝鮮出兵を決断。急遽石田三成に呼び出された宗室は、秀吉に出兵を思いとどまらせるように諫めてほしいと言われたのだが――。
  • 村上海賊の娘(一)

    村上海賊の娘

    小説・文芸
    3.8
    1~4巻781~825円 (税込)
    時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞! 木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)

    新源氏物語 霧ふかき宇治の恋

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻781~825円 (税込)
    平安王朝の宮廷ドラマの華麗な覇者、光源氏の、因果応報ともいうべき秘められた業を背負って生れた、もの静かな貴公子・薫。彼を敬愛するがゆえに、その切実な求愛に応えることを拒みとおして逝った大君。運命の恋人たちの愛は、さらに変転しながら、川をくだる……。流麗な文章と巧みな構成を以て、世界の古典を現代に蘇らせた田辺版・新源氏物語、待望の完結編「宇治十帖」上巻。
  • 知の巨人 荻生徂徠伝

    知の巨人 荻生徂徠伝(角川文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥……どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。解説・宇野重規
  • 新装版 大坂侍

    新装版 大坂侍

    小説・文芸
    4.1
    1巻781円 (税込)
    儲からないことするヤツはアホや! 明けても暮れても金、金の大坂では武士道も額面通りには通らない。義のために突き進もうと、鳥居又七は江戸の彰義隊に参加したが……。幕末大坂の武士と町人の気風を語る表題作の他、いずれも、上方の心意気を軽妙な筆致で描き、意外な結末が魅力の好短編5本を収録。
  • 赤猫異聞

    赤猫異聞

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち──博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には……。幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。
  • 晏子(一)

    晏子

    小説・文芸
    4.5
    1~4巻781~880円 (税込)
    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。
  • 満つる月の如し 仏師・定朝

    満つる月の如し 仏師・定朝

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    藤原氏一族が権勢を誇る平安時代。内供奉(ないぐぶ)に任じられた僧侶隆範(りゅうはん)は、才気溢れた年若き仏師定朝(じょうちょう)の修繕した仏に深く感動し、その後見人となる。道長をはじめとする貴族のみならず、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所としていた。しかし、定朝は煩悶していた。貧困、疫病に苦しむ人々の前で、己の作った仏像にどんな意味があるのか、と。やがて二人は権謀術数の渦中に飲み込まれ……。(第32回新田次郎文学賞受賞作)
  • 天下布武 上 夢どの与一郎

    「天下布武」シリーズ

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻781円 (税込)
    織田信長軍団の若武者・長岡与一郎(のちの細川忠興)は、仲間の万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ、信長の養女にして重臣・明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ夫人)を娶った。信長の夢に賭ける3人は、厚い友情で結ばれていたが、本願寺攻めに出陣した与一郎は、新八郎の父・村重の謀叛に気づく。本願寺を支援する毛利勢を操る「用捨一揆」の正体とは? 乱世を駆け抜けた若武者たちの運命!
  • 業政駈ける

    業政駈ける

    小説・文芸
    3.7
    1巻781円 (税込)
    西上野の地侍達から盟主と仰がれた箕輪城主・長野業政。河越夜戦で逝った息子への誓いと上州侍の誇りを胸に、義の戦いへおのれの最後を賭す。度重なる武田軍の侵攻に敢然と立ち向かった気骨の生涯を描く!
  • 善人長屋

    善人長屋

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。差配の儀右衛門は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。髪結い床の半造は情報屋(ねたもと)。唐吉、文吉兄弟は美人局(つつもたせ)。根っからの善人で人助けが生き甲斐の加助が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが……。人情時代小説の傑作!
  • 新版 竹取物語 現代語訳付き

    新版 竹取物語 現代語訳付き

    竹の中から生まれて翁に育てられた少女が、五人の求婚者を退けて月の世界へ帰っていく伝奇小説。かぐや姫のお話として親しまれる日本最古の物語。第一人者による最新の研究の成果。豊富な資料・索引付き。
  • 長英逃亡(上)

    長英逃亡

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻781~880円 (税込)
    シーボルトの弟子として当代一の蘭学者と謳われた高野長英は、幕府の鎖国政策を批判して終身禁固の身となる。小伝馬町の牢屋に囚われて五年、前途に希望を見いだせない長英は、牢名主の立場を利用し、牢外の下男を使って獄舎に放火させ脱獄をはかる。江戸市中に潜伏した長英は、弟子の許などを転々として脱出の機会をうかがうが、幕府は威信をかけた凄まじい追跡をはじめる。
  • ニコライ遭難

    ニコライ遭難

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    明治24年5月、国賓のロシア皇太子を警護の巡査が襲った。この非常事態に、近代国家への道を歩み始めた日本が震撼する。極東進出を目論むロシアに対し、当時日本は余りにも脆弱であった――。皇太子ニコライへの官民を挙げての歓待ぶり、犯人津田三蔵の処分を巡る政府有力者と司法の軋轢、津田の死の実態など、新資料を得て未曾有の国難・大津事件に揺れる世相を活写する歴史長編。
  • たそがれ清兵衛

    たそがれ清兵衛

    小説・文芸
    3.7
    1巻781円 (税込)
    下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮らしてはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。
  • 幕末妖人伝 時代短篇選集1

    時代短篇選集

    小説・文芸
    4.4
    1~3巻781円 (税込)
    時代を超えた衝撃の名作短編を収録。 幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短編を、文芸評論家・日下三蔵氏の編により収録した短編集。大きく変わっていく激動期に、あるものは自らの意志を貫き、あるものは時代に翻弄される人生を送った。  無念流の免許皆伝の腕をもち、佐久間象山の下では、勝麟太郎とならぶ俊才と目されていた、立花久米蔵。蘭方の医者でもあり、妻は外国人の血を受け継いでいた。そんな彼が、黒船渡来で攘夷を唱える声に、異論を述べたことから悲劇が始まる、「ヤマトフの逃亡」。  火事のため、伝馬町の牢屋敷から囚人の切り放しがあり逃げてきた、高野長英の最後までを描く、「伝馬町から今晩は」。  ほか全七編。
  • 黄金の日日

    黄金の日日

    小説・文芸
    4.5
    1巻781円 (税込)
    戦国の争乱期、南蛮貿易によって栄える堺は、今井宗久、千利休ら不羈奔放な人材によって自治が守られ、信長や秀吉たちもその豊かな富に手を出すことができなかった。今井家の小僧、助左衛門は危ない仕事を何でも引受けることで戦国武者たちの知遇を得、大船を仕立てて幾度かルソン(フィリピン)に渡り巨利をなす。――財力をもって為政者と対峙し、海外に雄飛していった男の気概と夢。
  • 秀吉と武吉 目を上げれば海

    秀吉と武吉 目を上げれば海

    小説・文芸
    3.6
    1巻781円 (税込)
    戦国末期、瀬戸内海の村上水軍を率いて独立自存の勢力を誇っていた海賊の総大将・村上武吉。毛利一族などとの争いの末に獲得した徴税権と領土が、天下統一を狙う豊臣秀吉に奪われそうになった時、武吉はいかにして、それと戦ったのか。いかなる権力にも臣従することなく、己れの集団を守りぬいた武吉の生涯を通じ、時代の転換期における指導者のあり方を示唆した歴史小説。
  • かげろう絵図(上)

    かげろう絵図

    小説・文芸
    -
    1~2巻781円 (税込)
    江戸城花見の宴で催された歌くらべで、前将軍家斉の寵愛する中臈(ちゅうろう)多喜の方は、大奥の実力者お美代の方に勝つ。が、その直後、歌の短冊を桜の小枝に結ぼうとした多喜の方は、踏台から転倒し、流産して死んでしまう。お美代の方の養父中野石翁は、すでに隠居した身でありながら、絶対権力を握る大御所家斉の信寵を得ているのであった……。江戸城大奥と絡む陰湿な政治闘争が展開する。

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