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群雄割拠する戦国の乱世にあって、幾度かの人質生活、兄・信幸との対立、屈辱的な蟄居時代など、様々な苦渋を味わいながらも、天下取りの機を探り、大望を賭けた大坂夏の陣で散った名戦術家・真田幸村の生涯を綴る長編歴史小説。
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Posted by ブクログ
どこからどう見ても真田信繁さんメイン本です。 兄好きは要注意。厳重注意。 内容は楽しかったです。 十勇士がいますよ。それぞれ合間合間にジョインインしてきます。 初期メンツに佐助がいないのがまた良いですね。新鮮。しかも、良いキャラしてる。 忘れた頃を狙ってやって来る甚八にウケます。絶妙。 才蔵はお父...続きを読むさんの方が目立っているという罠。 後半、尺が足りない!!と思いながら読んでいたので、あまり内容に集中出来ませんでした。 だって大坂は2シーズンあるのに、全体の4/5終わった時点で冬も始まってなかったですし。 でも夏まで行きました。 まあ、心配するだけ無駄なんでしょうけど、つい。
長浜っ子にハマるきっかけになった本。 まさかの展開に自分でもびっくり。 策士…というか腹黒い。 最期は戦場で散って本望だったんだろうか。
H27.9.26~H27.11.3 (あらすじ) 「太閤亡き後、まず天下を狙う者は、徳川家康、前田利家、毛利輝元……と、指を操ってきた幸村が、ふと不敵な微笑みをうかべてつぶやいた。「そして、ここにおれがいる」」 群雄割拠する戦国の乱世にあって、幾度かの人質生活、兄・信幸との対立、屈辱的な蟄居時代な...続きを読むど、様々な苦汁を味わいながらも、天下取りの機を探り、大望をかけた大坂夏の陣で散った名戦術家・真田幸村の生涯を綴る長編歴史小説。 (感想) 初真田幸村本。一冊で一通りの筋を終えるので読みやすいかな~と思ったけど、文章、ストーリーが今一つ物足りなかった。 真田の歴史を一通り掴むという目的は達しましたけど。
幸村の10代から話が進んでいきます。 登場人物が多いです。真田十勇士もでてくる。 …が、幸村人生最大の山場である大坂の陣のボリュームが少ないので…そのあたりが残念。
初登場時、幸村は十九歳。 才覚、言動ともに、理想的な姿でした。素晴らしい智将ぶり。 佐助は、いずれ兄上と結婚する、「ねい」の手の者という設定。 残念ながら、ふたりの間には「これは」と思うような会話も、エピソードもなく^^ というわけで、この話では、幸村の生涯を追うのが目的になるわけですが、ああもう...続きを読む、知ってはいても、幸村の軍略が馬鹿どもの手によって退けられるたび、イライラしてきつい>< 幸村の視点で話を読むと、徳川家がまことに腹立たしく、本当に嫌いになっちゃう(笑)。 さて、この本、前半は細かく様々なエピソードを織り交ぜ、幸村の生活というものがよくわかりますが、後半、特に父上が没したあたりから、どうも駆け足すぎて何が何やらという状態。 徳川方の事情も密に書いてあるから、そちらに頁が割かれてそうなるのだと思いますが、夏・冬ともに、大坂の陣の扱いがひどすぎるような……。 幸村討ち死にの場面も、もうひと工夫欲しかったと思います。 石田三成に関しては、幸村との出会いのシーンでは、相当の切れ者のように登場していますが、というか実際そうだったんでしょうけど、話の中での扱いはどうもいまいちに感じられます。 むしろ、失態に近いところばかりがえがかれていた気がしました。 味方に嫌われてたとか……(笑)。 真田十勇士も、これといった特徴もなく、名前だけ出てきていたというか、設定は面白いものがありますが、キャラが立つ前に話が終わってしまいました。 ちょっと記号的な扱いでしたね。 まあ、一冊で幸村の生涯、十勇士、両方をえがき出すのは難しいのでしょう。 改めて感じたことは、「幸村の物語を読むのは、冬の陣以降は、こころの健康によくない」ということでした^^
左近との出会いのシーンがネ申。 あの流れはホント良い!! あと稲ちん片想い物語。 佐助が稲ちんの忍びとか!!
野心満々の父昌幸とそれを支持する幸村も結構な野心家、三成が幸村を警戒してるのが新鮮です!家康との対決が宿命と突き進む幸村が、家康の命を一時的でも脅かし精根尽き果て討たれる場面は『お疲れ様でした(涙』という気持ち。
真田幸村の生涯を追った作品。基本的には史実に基づきながらも、真田十勇士の主だった面々を登場させて物語に独自性を出している。そのバランスがちょうどよい塩梅で、真田幸村を知るにはうってつけの一冊であると感じる。字体や表現はとても新しく、中学生や高校生でも簡単に読むことができる。
生涯を通じて反徳川、徹底して家康嫌いを貫き、家康に怖れられた男・真田幸村。 少年時代の人質生活、初恋の乳兄妹の拉致、兄嫁への淡い恋、家康に懐柔された兄との対立、関ヶ原の敗将としての蟄居生活・・・様々な苦労にも屈することなく大望を抱き、後世までにもその名を残した幸村の生涯を綴る一作。
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