宇喜多の捨て嫁

宇喜多の捨て嫁

804円 (税込)

4pt

五冠達成! 驚異の新人、衝撃のデビュー作

戦国時代の備前の国で宇喜多直家は権謀術策を縦横無尽に駆使し、成り上がっていった。
腐臭漂う、傑作ピカレスク歴史小説見参!

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。
裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体……。

高校生直木賞、オール讀物新人賞、舟橋聖一賞、咲くやこの花賞、歴史時代作家クラブ賞の5冠達成!
特別収録・高校生直木賞ルポ。

【目次】
宇喜多の捨て嫁
無想の抜刀術
貝あわせ
ぐひんの鼻
松之丞の一太刀
五逆の鼓

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宇喜多の捨て嫁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    突然ですが、宇喜多秀家が大好きです。この話はその父、直家が中心。

    知ってることが多いからこそスラスラ読めたけれど、歴史苦手な人には向いてないかも??
    でも、大河ドラマっぽくて面白かったです!

    戦国時代って大変だったんだなぁ。
    抽象的ですか、一番の感想はこれです。
    大変で、難しくて、辛いことも多く...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月24日

    語り手や主人公が異なる短編が連なって、一人の強くて哀しい戦国武将を描きあげている。
    捨て石、捨て駒、などの言葉と同列に使われる『捨て嫁』という呼称が、直家自身への呪詛となって生きながら腐敗させていく。
    直家は悪人なのか?どのようにして直家が出来上がってきたのか?伏線を張り巡らせたミステリーを読むよう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月04日

    戦国時代の梟雄、宇喜多直家を描いた作品。

    一般に梟雄と評価される直家を題材とし、梟雄と生きざるを得なかった直家の苛烈な生き様、悲哀が描かれる。
    一冊が六篇で構成されており、それぞれ異なる人物の視点から直家が描かれるため、読みすすめるほど直家の新たな面が見えてくる。
    視点人物を含む、直家に関わる人物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月11日

    宇喜多直家という誰もが悪い意味で知っている人物を取り上げて、時系列的に異なる短編を組み合わせで練り上げていて、素晴らしい。
    もともと浦上家まわりの事情にも疎かったが、興味深く読めた。直家の知名度を上手く生かしてる作品なんだろうな。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月08日

    戦国武将宇喜多直家の人生を、彼自身と、彼に関係した人々の目を通して描いた、立体パズルのような短編集。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    第一話を読み終え、宇喜多の娘に感情移入してしまい
    「もっと読みたかったのに、何だ短編集だったのか・・」
    とガックリしたのも遠い昔の記憶。
    一連のつながりのあるストーリーだったのですね。
    読み進めるにつれて、憎き悪役と思っていた宇喜多直家に対する見方がガラリと変わってしまいました。

    ◇中国地方の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月22日

    面白かった。
    各話短編を直家、というより、直家そのものを表す血膿で横串にして、繋ぎ合わせた構成は、良く考えられたものと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月04日

    (再読)
    本書を読むのは二度目だが、衝撃は薄くならない。
    背筋を何かが這い回り、気持ち悪いのだが、ゾクゾクするような快感がある。
    これからも、この快感を味わいたくて何回も読み直すだろう。
    読み直す価値のある物語だと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月14日

    自分にとって戦国武将で宇喜多と言えば「宇喜多秀家」であった。
    この小説はその父「宇喜多直家」を中心に書かれている。
    妻や娘たちを犠牲にしてのし上がっていく冷血な戦国武将との思いで、読み進めんでいくと致し方なく犠牲にしなければならなかったところが分かってくる。
    六章からなる小説であるが、それぞれが時や...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月24日

    これは傑作だ。何といっても章立ての構成が秀逸。最初に「捨て嫁」で一撃の後に、「無想の抜刀術」で生まれついての業の深さを感じさせ、最後の「五逆の鼓」は江見河原が琵琶法師に見える、まさに平家物語。戦国時代が舞台の歴史小説にも関わらず、権謀術数が中心で合戦話が皆無、しかし人物がよく見通せるつくり。圧巻、脱...続きを読む

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