宇喜多の捨て嫁

宇喜多の捨て嫁

804円 (税込)

4pt

五冠達成! 驚異の新人、衝撃のデビュー作

戦国時代の備前の国で宇喜多直家は権謀術策を縦横無尽に駆使し、成り上がっていった。
腐臭漂う、傑作ピカレスク歴史小説見参!

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。
裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体……。

高校生直木賞、オール讀物新人賞、舟橋聖一賞、咲くやこの花賞、歴史時代作家クラブ賞の5冠達成!
特別収録・高校生直木賞ルポ。

【目次】
宇喜多の捨て嫁
無想の抜刀術
貝あわせ
ぐひんの鼻
松之丞の一太刀
五逆の鼓

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宇喜多の捨て嫁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宇喜多直家といえば,裏切りや誅殺など,謀略の限りを尽くして備前を統一した梟雄として知られているが,彼とその関係者を主人公とした5つの短編からなるのが本書.
    違った主人公を通して複数の角度から直家を描くことにより,謀略に対する読者の見方も変わってくるはずだ.
    傑作です.

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    ジュンク堂で、本をながめていたら、初対面の素敵なご婦人にオススメされた本。一期一会だと思って購入して読んだら素晴らしい本でした。バラバラの短編を読み進めたかと思ったら、最後の話でなるほどとうならせるまとまった一冊。たくさんの賞を受賞されている本です!

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    宇喜多直家といえば、身内であっても謀略や暗殺の限りを尽くすといった冷酷無比な悪人の印象がありましたが、物語を読み進めていくうちに、だんだんと、ただの悪人から悲しい悪人に思えてきたの不思議でした。とくに、「無双の抜刀術」の持ち主という設定は、非常に面白く斬新でした。文章自体が読みやすく、描写も芸術的で

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    戦国時代のど真ん中を権謀術数のかぎりを尽くして大大名達と渡り合った宇喜多直家。主君に対する下剋上だけでなく、親や娘さえ裏切り死に追いやってものしあがっていく梟雄。彼の知略がこれでもかというほど披露されるが、なぜ彼がそのような人物になったのか、何がそうさせたのかなど、周囲の人部との関わりも含め、複雑な

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    先日「涅槃」を読んだ面白かったが、「捨て嫁」の方が面白かったよなと思い、再読。

    人物描写が深く、空気が濃い。そうそう、この暗さ、空気の重さ、匂いで、物語の中に入り込みそうな独特の感覚がこの本にはあると改めて思う。

    文学としてはやはりこちらのほうが好き。ただ、「涅槃」は宇喜多直家の一生をとらえてい

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    相当好き、めちゃくちゃ良かった。
    連作短編で時系列前後するし語り部も変わっていくんだけど、だからこそ人間の複雑さがより効果的に描かれてるし、本当に引き込まれる。面白い。
    戦国時代に生きるのめっちゃ大変そう。

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    突然ですが、宇喜多秀家が大好きです。この話はその父、直家が中心。

    知ってることが多いからこそスラスラ読めたけれど、歴史苦手な人には向いてないかも??
    でも、大河ドラマっぽくて面白かったです!

    戦国時代って大変だったんだなぁ。
    抽象的ですか、一番の感想はこれです。
    大変で、難しくて、辛いことも多く

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    語り手や主人公が異なる短編が連なって、一人の強くて哀しい戦国武将を描きあげている。
    捨て石、捨て駒、などの言葉と同列に使われる『捨て嫁』という呼称が、直家自身への呪詛となって生きながら腐敗させていく。
    直家は悪人なのか?どのようにして直家が出来上がってきたのか?伏線を張り巡らせたミステリーを読むよう

    0
    2021年11月24日

    Posted by ブクログ

    戦国時代の梟雄、宇喜多直家を描いた作品。

    一般に梟雄と評価される直家を題材とし、梟雄と生きざるを得なかった直家の苛烈な生き様、悲哀が描かれる。
    一冊が六篇で構成されており、それぞれ異なる人物の視点から直家が描かれるため、読みすすめるほど直家の新たな面が見えてくる。
    視点人物を含む、直家に関わる人物

    0
    2021年11月04日

    Posted by ブクログ

    宇喜多直家という誰もが悪い意味で知っている人物を取り上げて、時系列的に異なる短編を組み合わせで練り上げていて、素晴らしい。
    もともと浦上家まわりの事情にも疎かったが、興味深く読めた。直家の知名度を上手く生かしてる作品なんだろうな。

    0
    2021年01月11日

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