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Posted by ブクログ
宇喜多の捨て嫁の続編というか地続きの作品。前作は直家、本作は息子の秀家主人公で、登場人物や設定は引き継がれている。実は戦国ものは連続ドラマ『関ヶ原』や『風雲児たち』などから入ったので個人的には直家よりも秀家の方が馴染み深い。そして、本作の秀家は子供の頃のイメージ通りの人物像だった。八丈島で肩の荷が降りたように不自由なく余生を暮らすくだりを読んで『風雲児たち』の快活な秀家を思い出した。宇喜多の楽土は八丈島にあったという解釈にしている。多分違うけど。
捨て嫁は時系列も入り乱れ、トリッキーな作品だったけど、本作は王道で物語性も強い。秀家を助けることになる2人はまあベタベタなわかりやすい伏線だけど、この2人をはじめとした周辺を固める人物達が実在で、ある程度作品で描かれた大筋通りの行動を史実でもとってるのも面白い。もちろん、枝葉肉付けの部分は思っくそ漫画的展開だけど、そんなことがあってもおかしくないかもレベルに整合性はとれてる!
秀家周辺人物でいうと、実は宇喜多左京亮があの坂崎出羽守だったの知らなくて、「な、なんだってええええ!!!!」てなった……この作品ではめちゃくちゃヤバ奴(もはや人かどうかも怪しいレベルに振り切れてる。ちいかわのうさぎを思い出して!)で、そりゃこんな人間に家康も千姫をくれてやりたくなかろう……
もう一つ関ヶ原の合戦描写が通説と全然違うのも見どころで、まさか一番展開を読めると思っていたシーンが一番予想外「うわぁぁ……死ぬ」てなるとは。。。大坂着陣時の意気揚々とした宇喜多勢の雰囲気見たら通説通り行くと思うやん……
【余談】実家の香川と現住所の神戸を行き来する時、必ず岡山の児島から早島を通るんだけど、なるほどこの辺は元々宇喜多家の事業によってできた干拓地やったんやな。まあまあ内陸やのになんで島が地名についてるんやろと思ってたけど、もともとは島やったんかな?
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