あらすじ
五冠達成! 驚異の新人、衝撃のデビュー作
戦国時代の備前の国で宇喜多直家は権謀術策を縦横無尽に駆使し、成り上がっていった。
腐臭漂う、傑作ピカレスク歴史小説見参!
娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。
裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体……。
高校生直木賞、オール讀物新人賞、舟橋聖一賞、咲くやこの花賞、歴史時代作家クラブ賞の5冠達成!
特別収録・高校生直木賞ルポ。
【目次】
宇喜多の捨て嫁
無想の抜刀術
貝あわせ
ぐひんの鼻
松之丞の一太刀
五逆の鼓
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宇喜多直家といえば,裏切りや誅殺など,謀略の限りを尽くして備前を統一した梟雄として知られているが,彼とその関係者を主人公とした5つの短編からなるのが本書.
違った主人公を通して複数の角度から直家を描くことにより,謀略に対する読者の見方も変わってくるはずだ.
傑作です.
Posted by ブクログ
ジュンク堂で、本をながめていたら、初対面の素敵なご婦人にオススメされた本。一期一会だと思って購入して読んだら素晴らしい本でした。バラバラの短編を読み進めたかと思ったら、最後の話でなるほどとうならせるまとまった一冊。たくさんの賞を受賞されている本です!
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宇喜多直家といえば、身内であっても謀略や暗殺の限りを尽くすといった冷酷無比な悪人の印象がありましたが、物語を読み進めていくうちに、だんだんと、ただの悪人から悲しい悪人に思えてきたの不思議でした。とくに、「無双の抜刀術」の持ち主という設定は、非常に面白く斬新でした。文章自体が読みやすく、描写も芸術的でありながら明快で、目の前に直家がいるようでした。読み終えとき、宇喜多直家のことがすごく好きになっていました。
Posted by ブクログ
戦国時代のど真ん中を権謀術数のかぎりを尽くして大大名達と渡り合った宇喜多直家。主君に対する下剋上だけでなく、親や娘さえ裏切り死に追いやってものしあがっていく梟雄。彼の知略がこれでもかというほど披露されるが、なぜ彼がそのような人物になったのか、何がそうさせたのかなど、周囲の人部との関わりも含め、複雑な伏線とその回収が見事。血や死臭が漂ってくると思われるほどの筆致がすごい。本当に面白い一冊。
Posted by ブクログ
先日「涅槃」を読んだ面白かったが、「捨て嫁」の方が面白かったよなと思い、再読。
人物描写が深く、空気が濃い。そうそう、この暗さ、空気の重さ、匂いで、物語の中に入り込みそうな独特の感覚がこの本にはあると改めて思う。
文学としてはやはりこちらのほうが好き。ただ、「涅槃」は宇喜多直家の一生をとらえているので、どのような歴史の流れがあったかを知るには分かりやすいと思った。
Posted by ブクログ
相当好き、めちゃくちゃ良かった。
連作短編で時系列前後するし語り部も変わっていくんだけど、だからこそ人間の複雑さがより効果的に描かれてるし、本当に引き込まれる。面白い。
戦国時代に生きるのめっちゃ大変そう。
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宇喜多家には全く詳しくなく、歴史もこの時代はよく知らないのですが作者の書き方が素晴らしいのかとても読みやすかったです。
初めこそ冷血無慈悲な男かと思ってましたが、どんな人にでも過去はありますね。
最後のシーン、待ち続ける母の背中が脳内に浮かんでしまい気づけば泣いていました。
歴史を知りたいと思えるきっかけをありがとうございます。
Posted by ブクログ
突然ですが、宇喜多秀家が大好きです。この話はその父、直家が中心。
知ってることが多いからこそスラスラ読めたけれど、歴史苦手な人には向いてないかも??
でも、大河ドラマっぽくて面白かったです!
戦国時代って大変だったんだなぁ。
抽象的ですか、一番の感想はこれです。
大変で、難しくて、辛いことも多くて、残酷で、美しい。この本からは、残酷さと美しさが伝わって来ました。
やっぱり宇喜多秀家好きとしては、読んでるあいだすっごく充実してました!
次はそんな秀家が中心の「宇喜多の楽土」を読みます!イッテキマスー !! =͟͟͞͞ᐠ(๑ⲺⲻⲺ)ᐟ ✧
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宇喜多直家…謀に秀でた智将。ただ上手なだけに極悪人というレッテルを貼られてしまった。…「だけ」は言い過ぎかな?ただこれを読む限りでは、極悪人とまでは思えず、逆に共感と好感を得られました。主君に恵まれず辛い病も重なり、不幸な人生と読めますが、彼と彼に関わる人達の人生はまさにドラマ。デビュー作とは思えない完成度です。
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宇喜多直家凄い。業の深さがかなりありました。面白かったです。悪にもそれなりに理由があるとかの次元を超えてる権謀術数でした。
大河ドラマでやってほしい人ランキング私的2位に躍り出た宇喜多直家。お茶の間がザワつく。
木下昌輝作品は「人魚ノ肉」以来なのですが、今作も伏線回収が楽しかったです。あの人物のあの行動の裏にはこんな想いが…を知っても、だからといって寄り添えるかというとそうじゃない。非道で残酷です。
各々キャラ立ちも凄い。天竺の鳥料理??タンドリーチキンではあるまい。。
どんなに非情でも揺れる瞬間はあるというのが皮肉だし哀しい。人はすんなりと鬼にはなれないです。
小鼓の名人の音色は梅の薫りを漂わせるというのは美しいなぁ。
高校生直木賞というものがあるんだと検索してみたら、受賞作品を何作か読んでいました。
「ナイルパーチの女子会」「また、桜の国で」「くちなし」、最近の受賞作は「同志少女よ、敵を撃て」…結構シビアな作品が並んでおりました。国内海外問わず、時代物歴史物が半数でした。
「面白い本ないか」と訊かれてオススメするときに相手が生徒さんや学生さんだったりするとどうしても「これちょっと人物とか描写が殺伐とし過ぎるか」と思ってしまうけど、そんな手加減は無用かもしれないです。何歳でも、読みたいときに読みたい本読めばいいという気持ちをすぐ忘れるけど自分自身だってそうだったなぁと思い出しました。
『軍師官兵衛』で陣内孝則さんがされてた人物か。どおりでなんだか聞き覚えがあるはずです。似合うなぁ。
装画、山本タカトさん。美麗です。
Posted by ブクログ
語り手や主人公が異なる短編が連なって、一人の強くて哀しい戦国武将を描きあげている。
捨て石、捨て駒、などの言葉と同列に使われる『捨て嫁』という呼称が、直家自身への呪詛となって生きながら腐敗させていく。
直家は悪人なのか?どのようにして直家が出来上がってきたのか?伏線を張り巡らせたミステリーを読むような物語の先への期待が、最後まで途切れることなく続く。
いますぐ再読したい気持ちをあえて抑えて、時間をおいてもう一度楽しみたい作品。
Posted by ブクログ
戦国時代の梟雄、宇喜多直家を描いた作品。
一般に梟雄と評価される直家を題材とし、梟雄と生きざるを得なかった直家の苛烈な生き様、悲哀が描かれる。
一冊が六篇で構成されており、それぞれ異なる人物の視点から直家が描かれるため、読みすすめるほど直家の新たな面が見えてくる。
視点人物を含む、直家に関わる人物たちの存在感も大きく、一つの群像劇としても楽しめた。
文章は明快ながらおどろおどろしい、独特の空気感があって個人的には好み。
読んでいて情景が浮かんでくるというのもあるが、場面場面で感じられる「臭い」が印象的。
直家を取り巻く不穏な腐臭や血生臭さ、戦場の泥臭さ、人々の汗の臭い、それから梅の花の香り。
各小篇で紡がれた物語が最終篇で集約され、きれいに終着するのは秀逸。
Posted by ブクログ
宇喜多直家という誰もが悪い意味で知っている人物を取り上げて、時系列的に異なる短編を組み合わせで練り上げていて、素晴らしい。
もともと浦上家まわりの事情にも疎かったが、興味深く読めた。直家の知名度を上手く生かしてる作品なんだろうな。
Posted by ブクログ
宇喜多直家を描いた作品。戦国大名のうちでも、特に謀略を尽くした悪役として描かれることが多い。
歴史的事実を下地に創作を交えて、人間としての生き方、心情が描かれている。戦国時代という命が現在より軽い時代だからこそ、命の使い方について浮き彫りになるエピソードが綴られている。悪役の裏の顔とも言えるものが、間接的に語られている。
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読み進めるうちに、宇喜多の人々に愛着が湧きてきました。
信長の少し前の時代に関心があります。
高校生直木賞ってはじめてしりました。
関ヶ原から落ち延び、八丈島で天寿を全うされる秀家さんのお父さんにまつわるお話。
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高校生直木賞に選ばれたという一作、
けっこうきつめのがっつり時代小説で、驚いた。読みやすい本ではないよなあ。。
短編集で、戦国の三大悪人と呼ばれた宇喜多直家を描く。
一話目こそイメージ通りの話だったけれど、先に進むにつれ、直家に情が湧いてくる。いろんな理由があったんだろうな、と。
いろんな視点が入るのがとてもよかった。
Posted by ブクログ
宇喜多直家という人は、息子の秀家が外連味がない人柄なのに対して、外連味だらけで、人間的には最低だと思うけど、それぐらいでないと戦国時代を生き残れないのかもしれない。結局、直家は宇喜多家を戦国大名に成り上がらせたけど、秀家は潰してしまった訳だから。
Posted by ブクログ
「梟雄」の代表格といっても過言でない宇喜多秀家本人や、その周囲の人々に焦点を当てた短編がまとめられており、同じ出来事に関しても、その背景や違う人物からの視点も描かれており、どんどん話に引き込まれていった。
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戦国大名 宇喜多直家を描いた短編小説集。それぞれの短編が、何らかの形で彼に関係する人の視点で描かれていて、各短編は独立した話なのに、全て読み終わると宇喜多直家の生きざま、人物像が浮かび上がってくる。一見すると、情け容赦ない冷徹な人物と思える振る舞いにも、そうせざるを得なかった理由が見えてくる。そして、一番辛いのは本人だったのだと気づく。歴史上の人物の評価は、一面的で感情的なものになりがちだけれど、人は誰でも多面的で複雑。この小説を読んで、それがミステリーのように解き明かされたように感じた。
Posted by ブクログ
岡山市に約2年単身赴任していました。
宇喜多直家に興味があり、ゆかりの地を巡った記憶があります。
直家の悪虐ぶりは有名であるが、彼の境遇が、乱世の中、このような生き方をさせたのだろうと推測できる。宇喜多の捨て嫁は、作者の視点で直家像を作り、生き残った母らしい人物、もう一方の主人公の四女、主君浦上宗景の性癖など、小説ならではの脚色を入れて物語に幅を持たせ、面白くさせている。
岡山にゆかりのある人は読んで頂きたい一冊である。
Posted by ブクログ
戦国の梟雄、宇喜多直家を様々な視点から描く短編小説。人には多面性があり視点が変わるとその人への印象も異なるということを話の中でよく表しており、直家へ最初抱いていた印象も最後の方では変わっていた人も多かったのではと思う。最初に登場した人物が後の章でより説明が加えられた状態で登場することでスムーズに伏線回収ができていたので読みやすく、「会津執権の栄誉」と構成が似てる。
Posted by ブクログ
非常に良くできた作品だと思います。
意外にも5編からなる短編集でした。
一般的な短編集とは違い、全てが宇喜多直家を中心とした宇喜多家に纒わる物語。
表題である「宇喜多の捨て嫁」とは直家の四女・於葉の事であり、巻頭に収められていますが、本作は直家を中心にその周りの人にフォーカスを当てていきます。
「人」を描いた作品だと強く感じました。
正直、時代物って得意でもないし、好きでもありませんでしたが、冲方丁氏の「天地明察」で時代物の面白さ、楽しさを知りました。
とは言え、まだまだ読解力が未熟な私には本作の構成は時間軸が一方通行ではない事もあり、軽く混乱しながら読み終えましたが、私の地元や学生時代を過ごした地域の歴史に触れる事が出来、個人的には大満足の一冊でした。
本作は高校生直木賞の受賞作でもありますが、正直、高校生達が本作を受賞作に選べる程に読み込んだ事にただただ拍手を贈りたいと思います。
説明
内容紹介
表題作は、権謀術数によって勢力拡大を図った戦国大名・宇喜多直家によって、捨て駒として後藤勝基に嫁がされた四女・於葉の物語。
乱世の梟雄を独自の視点から切り取った鮮やかな短編は時代作家として、高い評価を集めている。本書ではその他に五編の短編を収録。
いずれも戦国時代の備前・備中を舞台に、昨日の敵は味方であり明日の敵、親兄弟でさえ信じられないという過酷な状況でのし上がった、梟雄・宇喜多直家をとりまく物語を、視点とスタイルに工夫をこらしながら描いた力作揃いだ。
直家の幼少時の苦難と、彼でしか持ちえない不幸な才能ゆえの大罪(「無想の抜刀術」)、若く才能あふれる城主として美しい妻を迎え子宝にも恵まれた直家に持ちかけられた試練(「貝あわせ」)、直家の主・浦上宗景の陰謀深慮と直家の対決の行方(「ぐひんの鼻」)、直家の三女の小梅との婚姻が決まった宋景の長男の浦上松之丞の捨て身の一撃(「松之丞の一太刀」)、芸の道に溺れるあまり母親をも見捨てて直家の家臣となった男(「五逆の鼓」)と、いずれも直家のほの暗い輪郭を照らしながら、周囲の人々の様々な情念を浮かび上がらせていく――。
第152回直木賞候補作にして第2回高校生直木賞受賞。
内容(「BOOK」データベースより)
娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体…。ピカレスク歴史小説の新旗手ここに誕生!!第92回オール讀物新人賞をはじめ、高校生直木賞など五冠を達成した衝撃のデビュー作。特別収録・高校生直木賞ルポ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木下/昌輝
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。ハウスメーカーに勤務後、フリーライターとして関西を中心に活動。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞し、14年『宇喜多の捨て嫁』で単行本デビュー。同作は直木賞候補となり、15年高校生直木賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞を受賞。同年咲くやこの花賞も受賞した。2作目の『人魚ノ肉』は山田風太郎賞の候補、3作目『天下一の軽口男』が吉川英治文学新人賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ
この地方だと、毛利元就、長宗我部元親、黒田官兵衛とかは読んだことがありましたが、宇喜多直家!驚きました。でも、面白い。これを高校生直木賞に選んだ高校生たちは偉い。。
Posted by ブクログ
戦国時代の話はどうも取っ付きにくい。
幼少の頃からの名前が変わったり、諱という本名以外に呼び名があったり、寝返ったり裏で手を結んだり。歴史に疎いわたしは、目まぐるしく変化する状況についていけない。
でもこの本は巻頭に『主な登場人物』というページがあり、宇喜多家の家系図も城の地図も載っている。とても親切だと思う。とはいえ、昔の言い回しや嫡男なんていう古い言葉のせいで、小難しい印象は消えたわけではない。それでも何かに惹かれて読み進める。
6つの短編からなるこの本は、主人公は違うがすべてひとりの人物で繋がっている。本のタイトルにもなっている一番最初の『宇喜多の捨て嫁』は、この物語の主役である宇喜多直家の四女の話だ。
この本は最後の『五逆の鼓』まで読んでこそ、本当の良さが分かる。
五逆とは5種の重罪のことで、
1 父親を殺すこと
2 母親を殺すこと
3 聖者を殺すこと
4 仏の身体を傷つけて、出血させること
5 教団の和合一致を破壊し、分裂を図ること
であり、それを犯すと無限地獄に落ちるらしい。
鼓の名人の息子、江見河原源五郎の鼓は直家に梅の花の香りをもたらす。小鼓の名人は極めると、その音に梅の薫りが匂うそうだ。常識的に考えて楽器をどんなに素晴らしく演奏したとて、実際に香りが漂うことはありえない。でも分かる。頭では否定しても、わたしの心がそれを受け入れている。
この作者の本は以前『人魚ノ肉』というのを読んだ。そのときも感じたのだが、五感の表現がとても巧いのだ。目で文字を追いながら、わたしの意識はその世界の中にいて、その出来事を目の当たりにしているような、そんな気持ちになってしまう。
戦国時代に生まれた男も女もみんな不幸だなと、今の時代に生きるわたしは思う。一番偉い人以外の命は何かのために容易く使われ、大切な人も宝物もすべて奪われてしまう。
戦に勝ったとしてもそこに約束された平和があるわけではない。いったい何のために戦い続けたのだろう。そんな時代を誰が喜び、どんな得をしたのか。
まさかと思って天を仰ぐが、空が答えてくれるわけはない。
Posted by ブクログ
宇喜多秀家は知っていましたが、宇喜多直家のことは名前すら知らなかった状態で読みました。構成がうまいのか、最初の捨て嫁では、直家は娘に対してさえも非情な行いをするダーティーな戦国武将として描かれていますが、次の短編、次の短編に進むにつれてそうではないんだという見方に変化していきます。一生をかけた壮大な復讐劇と、どんな手を使ってでも領民や臣下たちを大切にする、そのためにあえて非情を選んだ男の話かなと私は思いました。このお話の中の直家は本来こんな下剋上なんて全然興味はない、ただ家族と臣下と領民を守りたい、それだけの人だったろうと思いました。
Posted by ブクログ
「涅槃」では、1人目の奥さんにかなり冷たかったのに、こちらでは、めっちゃ仲良くしてた笑。
前半はまあ、支障なく読み進められたけれど、うーむ…結構高い頻度で、なんともグロテスクというかおどろおどろしい文章で病気の様子が描写されて、ちょっと萎えた( ̄▽ ̄)
後味は決してよくないけれど、実際はこんなふうに裏切り騙し合いまくっていたんだろうなーと、内容は面白かった。
Posted by ブクログ
2023/08/11完了
時代が前後する。難しい読ませ方。慣れるまでにイヤにならなければ読みきれるかな。
宇喜多直家を前面に出している訳では無いが取り巻く環境はよく分かる。
おどろおどろしいときもあるがまあよし。
Posted by ブクログ
面白かった。宇喜多直家のイメージがあまりなかったので新鮮だった。宇喜多秀家が正義感が強いイメージなので、そのギャップも面白い。浦上氏も初めて知った。あとちょっとで星四つだったが