花を呑む

花を呑む

715円 (税込)

3pt

「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。内儀は、夫の口から牡丹の花弁が零れているのを見て失神し、女中と手代は幽霊を見たと証言した。北町奉行所の切れ者同心、木暮信次郎は探索を始めるが、事件はまたも“仇敵”遠野屋清之介に繋がっていく……。肌を焦がす緊張感が全編に溢れる、人気シリーズ待望の第七弾。

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花を呑む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    信次郎、清之介、伊佐治のさんすくみの関係は、巻を増すごとに好調さを増してくる。
    不可解な幽霊に絡んだ殺人と伊佐治の息子の嫁、おけいの苦しみが中心の話だが、だんだん収斂していき、見事に解決に向かう。新たにお常という強敵も現れ、物語は3人に変化をきたす局面に向かうかも⁈

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった。
    読み終わって、あとがきも読んで、本を閉じて一言。
    面白い。
    信次郎、実は優しくない??
    ちゃんとお仙さんに簪買ってあげるし、おけいの身も案じてるし、清之介に絡むけどそれは優しさからじゃない?
    まーた刀抜いて清之介に斬りかかろうとしてるけど、構って欲しいだけでしょ。
    太助とおけいの

    0
    2023年01月22日

    Posted by ブクログ

    後から振り返ると、実はいろいろ伏線が仕込まれていたことが分かるのにようやく気がついた。
    今度からは信次郎がどこに反応したのかを予想しながら読んでみよう。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    牡丹と幽霊騒動と強かな女の話。
    家を飛び出したおけいが危険なことに巻き込まれたり、信次郎が風邪をひいたり、伊佐冶と清之介の息がぴったりになってきたり……盛りだくさんの1作。

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    弥勒シリーズ第7弾。
    優しかった腹違いの兄。兄がいなければ、今の自分はいない。兄のおかげで一歩踏み出せたのに、その兄はある事をきっかけに変わってしまった。今やその兄は暗殺者であった宮原清弥を求めている。
    恩義がある兄の望みを拒み続けることは出来るのか?
    歪な心の持ち主の信次郎でさえ、「殺してやりてぇ

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    牡丹の花びらを口の中に押し込まれた奇怪な事件から始まる物語。それは何を意味するのか。何時もの事ながら、呆れるほど性根の捻じ曲がった信次郎ではあるが、神がかり的推理力で犯人を割り出す。今回の作品は、中盤当たりでほぼ先が見えた内容で些か残念なストーリー。だが、終盤にあの女が黒幕で出てきたのには「ここに繋

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    我が家に咲く牡丹は薄桃色と桃色。そして、牡丹から連想するのは楊貴妃。楊貴妃と名付けられた牡丹もあり、少々濃いめの桃色。
    死を連想させる紅の花と言えば、私にとっては椿。雪の上に落ちた鮮血は雪の中に咲く寒椿にお似合い。
    だからというわけではないが、牡丹という文字を確認しているのに、脳内では椿に変換されて

    0
    2021年08月12日

    Posted by ブクログ

    内容紹介
    疼く、痺れる、突き刺さる、「弥勒シリーズ」最新刊! !

    どうにもならぬほど縺れ、おぞましいほど歪な、思わず息を潜めてしまう、因縁の二人。心に虚空を抱える同心、木暮信次郎。深い闇を抱える商人、遠野屋清之介。深紅の牡丹を口から溢れさせ、妾に怨み殺されたと噂される怪異に挑む。累計46万部の人

    0
    2020年03月21日

    Posted by ブクログ

    あの2人の関係が危うくて。
    信次郎の危険な性が、商人となって生きる清之介をなぶる
    様子にハラハラする。
    今回起こったのは幽霊騒動。
    口に椿をあふれさせた死体。。。
    まっとうな岡っ引き伊佐治にほっとする。
    もっともそんな伊佐治も信次郎に苦言を呈しながらも惹か
    れるところがあるのだけど・・・。
    なんにし

    0
    2019年04月14日

    Posted by ブクログ

    呪いの殺人? 捜査するのは、同心 小暮信次郎と岡っ引 伊佐治に遠野屋清之介がからむ。この3人の場面は緊張する、いや信次郎がいる場面が緊張するのか。
    それに対して梅屋の場面は本当に普通の人たちでホッとする。
    伊佐治さん、気疲れで倒れないでね。ちょっと歳の行ったおとっつあんぶりがお気に入りですから。

    0
    2019年03月30日

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