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一日に十六粒を食する梅干し好き。新九郎は義兄今川義忠討死直後の混乱の中、幼い嫡男龍王丸と実姉北川殿を亡き者にせんとする刺客の目を欺き、知謀を以て家督争いを無血裏に解決。のちに、北条早雲となる。(「烏梅新九郎」)ほか、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・真田幸村・武田信玄・上杉謙信、歴史に名を馳せる戦国七武将の“初陣”を鮮やかに描いた傑作短編集!
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Posted by ブクログ
烏梅新九郎・駿河守護今川義忠が遠江遠征中流れ矢に当たり亡くなる。今川家で息子龍王丸と小鹿範満の家督争いが始まる。伊勢新九郎は足利幕府と今川家の取次ぎ役を担っていた。姉北川殿の息子龍王丸を後継ぎにするべく奔走する。 さかしら太郎・高坂昌信、山縣昌景を近習に従えた武田信玄。そこに甲斐の地侍の若者馬場信春...続きを読む、内藤昌豊が信玄に挑発的な言動をとる。信玄は甲斐の国で父信虎の下廃嫡の危険に晒されていたが老臣板垣信方、甘利虎泰、飯富虎昌の助けを借り信虎追放に成功する。老臣達が表舞台から去った後若き日の4人が四天王となり武田家を支えてゆく いくさごっこ虎・末息子故に父為景に林泉寺に預けられた上杉謙信。林泉寺では実戦さながらの戦ごっこをする。為景が死に兄晴景が家督を継ぐが病弱のため国内が不安定となり上杉謙信の力を借りるため還俗する。しかし謙信の人気が高まり越後を2分する危険があったが兄晴景が謙信に家督を譲る事で国内の混乱を抑えた 母恋い吉法師・信長の乳母を務める池田恒興の母養徳院。信長の武者始めと思っていたが生母土田御前から信長を奪い取るため仕掛けた養徳院の武者始め やんごとなし日吉・信長に仕える前の秀吉。斎藤からの刺客から信長を守る。 薬研次郎三郎・今川氏に人質となった家康。若い頃から薬の調合に凝り正室瀬名にも薬を勧める精力絶倫の家康。子供には自分と同じ人質を経験させたく無く今川からの独立を心に誓う。 ぶさいく弁丸・若き真田幸村が上杉景勝、直江兼続、豊臣秀吉と渡り歩く。
早雲、信長、秀吉、家康、信玄、謙信、幸村、7人の武将の初陣を鮮やかに描く。 有名な武将の初陣をテーマに描くという視点は、新鮮で興味深く読むことができました。 それぞれの武将の頂点を極めた姿はよく知っている所ですが、そのスタートが劇的に描かれている所にこの作品の魅力を感じました。 また、...続きを読むそれぞれの武将の歴史と重なる部分もあり、そこも読みごたえのある一つでした。 今までのイメージを覆す人物像からも歴史の面白さを感じました。 自分の武者始め(社会人スタート)も振り返ってしまいました。
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