タイトルからして入門なだけあって、非常にわかりやすい良書です。航空母艦とは何ぞや?から入ります。写真や図面も多く、目でも楽しめます。巻末の参考文献も気になるところ。
洋の東西を問わず、同じ時期に同じような空母を造っとるのが興味深い。「鳳翔」にしろ「赤城」にしろ「蒼龍」にしろ。
第二次世界大戦後の
...続きを読む空母は、米エンタープライズのような超大型原子力空母と、多目的中型空母の岐路にあるようです。
「赤城」が好きで手に取りました。このハイシルエットな葉巻型がいい。現代的なアングルドデッキはどうも好きになれん。表紙は「加賀」だよね…?何で「赤城」じゃないんだよー。「信濃」「大鳳」ならまだ百歩譲るとして(あんまりいい写真がなさそうだけど)、何故ここで「加賀」…。「蒼龍」「翔鶴」「大鳳」などの飛行甲板最後尾で左右に飛び出している、あの水平尾翼みたいなものは何なんだ。未だ謎の構造物。それと、空母ってどっから乗り込むんだよ…。どこから舷梯降ろすのか?…なんていう細かな疑問は他の資料を当たらねばならんようです。