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迷いの谷 平井呈一怪談翻訳集成
好古趣味と巧みな恐怖演出で近代怪奇小説の礎を築いたM・R・ジェイムズ。幽霊、魔女、異界など多様な題材に怪異のリアリズムを追求しつつ心理学的解釈を加えたアルジャーノン・ブラックウッド。『幽霊島』に続く平井呈一怪談翻訳集成第二集は、マッケンとあわせて英国怪奇小説の三羽烏と称される恐怖の名匠の傑作を中心に、その訳業の原点ともいうべき昭和初年の翻訳、コッパード「シルヴァ・サアカス」とホフマン「古城物語」、さらに鍾愛の作家ラフカディオ・ハーンの怪奇文学講義を集成。付録として作家解説や翻訳観が窺えるエッセーを収録。/【目次】〈Ⅰ M・R・ジェイムズ集〉消えた心臓/マグナス伯爵/解説(平井呈一)/〈Ⅱ アルジャーノン・ブラックウッド集〉人形/部屋の主/猫町/片袖/約束/迷いの谷/解説(平井呈一)/〈Ⅲ 初期翻訳〉シルヴァ・サアカス=A・E・コッパード/古城物語=E・T・A・ホフマン/〈Ⅳ ラフカディオ・ハーンの怪奇文学講義〉「モンク・ルイス」と恐怖怪奇派/小説における超自然の価値/〈付録 エッセー〉マリー・コレリ『復讐(ヴェンデッタ)』あとがき/もう一人のシャーロック・ホームズ/〈東都書房版「世界推理小説大系」月報〉訳者として、訳者のことば、H・M礼讃/〈講談社版「世界推理小説大系」月報〉訳者のことば、翻訳よもやま話、下戸/教師としての小泉八雲/秋成小見/『万霊節の夜』について/解題/「われわれ自身が一個のghostである」=垂野創一郎 -
暗殺者たちに口紅を
かつてはナチの残党を、現在は独裁者や犯罪者を標的としてきた暗殺組織〈美術館〉。社会に害を為す人物の抹殺に40年を捧げてきた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。それを記念するカリブ海クルーズに出かけたが、彼女たちを殺すため、組織から刺客が送り込まれたと判明する。生き延びるには、知恵と暗殺術を駆使して組織に反撃するしかない。もはや若くはない肉体と輝かしくもほろ苦い思い出を抱え、ビリーたちは殺すか殺されるかの危険な作戦を練りはじめる──。MWA賞候補作の著者が贈る、極上のエンターテインメント!/解説=村上貴史 -
紀州怪談
熊野、高野…神仏、妖かしが巣食う和歌山県のご当地怪談 「和歌山は妖怪の木乃伊が多いんだよ」各地に鴉天狗や人魚、雷獣が… (「人魚の思い出」より) 幼い頃、和歌山の古寺に住んでいた大叔父に連れられて見た人魚の木乃伊――。ホラー作家・田辺青蛙が、原体験から手繰り寄せた紀州・和歌山の怪異奇譚の数々! ・印南町にきた行商人から買った肉を食べ…「旅商人の肉」 ・ある日突然、庭先に転がる何百もの蜜柑「みかんの神」 ・瓶詰になった怪しい代物「妖怪を売る男」 ・分厚いアルバムが落ちていて中身を見ると…「虫喰岩」 ・登山道にあるたくさんの能面、そして現れた女が…「面の森」 そして、熊野街道を辿り紀南へ修行に来ていた陰陽師・安倍晴明の伝説とは! 海と山に囲まれ様々な妖怪や不思議が息づく和歌山、魅惑の裏ガイド! -
怪談聖 おどろかいわ
するっと読めて、ぞわり怖い! 「あの子は人間でない?」 「毬ですよ、毬そのもの」 朝四時に呼び鈴を鳴らす少女 ポストには麻紐を丸めた何かが―― 「少女と麻紐の毬」より 体験者から、次の体験者へ… 人の縁を辿って行き着いたのは、恐ろしき血族の禁忌 臨場感に震える会話の怪話! 何気ない言葉の中に恐ろしい「何か」が隠されている。 生まれつきのアザを見て息子が言う「あのとき痛かったね」 寝言で繰り返す不気味な歌と奇妙な予言「木曜日はダメな日」 本家から血筋に送り込まれる謎の「女児と毬」。 取材相手と交わした会話から怪の正体が引き出される戦慄の瞬間をご覧あれ。 -
一八三 手錠の捜査官
池袋駅北口交番勤務の巡査部長・小野寺我聞は、とある過去から刑事になる道を自ら閉ざしていたが、ひょんなことから与えられた最後のチャンスに賭けることを決意する。そんなある日、我聞にある密命が下される。『服役囚捜査加担措置』なる新制度の試験運用として、少年刑務所の服役囚とバディを組み事件捜査せよ、というのである。「犯罪者の心理に精通した服役囚は、とんでもなく優秀な捜査官になるんじゃない?」。前代未聞の試みに困惑する我聞だが、現れた囚人番号一八三番、通称「あんどれ」は常軌を逸した行動で我聞を振り回しつつ、驚異的な捜査能力を発揮して真相に迫っていく。災厄で最悪、凸凹バディ結成!! -
私の俳句入門
季語と向き合い、おそるおそる句会に挑み、歳時記を友に歩んで10年余。日常の風景を一句に仕上げる工夫や上達法は、言葉を生業とするエッセイストならではの発想で、まねしたくなるものばかり。季語力を鍛える句会の醍醐味、経験から得た投句や選句のコツもお伝えします。「味わっても味わいきれない、奥深い趣味と出会えてから、私は年齢を重ねることがあんまり怖くなくなりました」一生ものの趣味へ誘う等身大の俳句入門。 【目次より】 はじめに 第一章 季語は頼りになる味方 季語があるから俳句ができない?/覚えなくていい/歳時記が手元にあれば/ふとしたシーンが俳句になる/季語の他に入れるもの/古くさい決まり事?/そもそも季語とは 第二章 こんなに豊かな季語の世界 季語の「本意」を知る/入れ替えてみてわかること/ムードを変える力/置くのではなく、働かせる/「響き合う」ということ/経験を超えて/これも季語だとは!/詠み尽くされることはない 第三章 季語力を鍛える句会 句会は怖い?/「兼題」「席題」「吟行」/場数を踏むと力が抜ける/参加すれば早く伸びる/スリルが快感/読み手の想像に委ねる/「詠む」と「読む」は両輪/投句はぶれろ、選句はぶれるな/自分に合った句会を探す 第四章 「あるある俳句」と「褒められ俳句」 句会は道場/「あるある俳句」/「褒められ俳句」 第五章 歳時記は一生の友 一年目の句と今の句/自我を手放す/俳句と禅/言葉に出す、形にする/初心に返る/迷ったら戻る場所/エッセイと俳句と/歳時記は一生の友 おわりに 文庫版あとがき 俳句の門は開いている -
フィリックス エヴァー アフター
■ストーンウォール賞児童YA文学部門オナー賞受賞(2021年) ■タイム誌が選ぶ最もすぐれたYA作品100冊選出 フィリックス・ラヴはイラストレーター志望のトランス少年。大学受験のプレッシャーで大スランプに突入中、自分が男かどうかもよくわからなくなってきて、頭のなかは大混乱。ある日、学校で何者かに過去の秘密をばらされたフィリックスは、みずからおとりになって復讐に乗り出す。 正体不明の犯人、性別移行後の名前を呼んでくれない父親、親友と宿敵とのありえない三角関係。LGBTQ+コミュニティの面々に囲まれながら、忘れられない17歳の夏がはじまる。 トランスで、黒人で、クィアの自分に、愛される価値はあるの? 自分自身を発見しつづけるフィリックスの成長と初恋をみずみずしくパワフルに描いた青春小説。 -
サミュエル・ジョンソンが怒っている
「小さな黒いノート」に記録された実生活の断片 『分解する』『ほとんど記憶のない女』につづく、「アメリカ文学の静かな巨人」の3作目の短編集。内容もジャンルも形式も長さも何もかもが多様なまま自在に紡がれることばたちは、軽やかに、鋭敏に「小説」の結構を越えていく。作家が触れた本から生まれたミニマルな表題作「サミュエル・ジョンソンが怒っている」をはじめ、肌身離さず作家が持ち歩くという「小さな黒いノート」から立ち現れたとおぼしき作品など、鋭くも愛おしい56篇を収録。 「それらはいわば、彼女という人の「自分観察日誌」だ。[…]結晶となった言葉は硬く乾いてひんやりとして、元の感情からは慎重に隔てられているように見えて、目を凝らしてみると、行間から血のしたたるような感情が、生の痕跡が、透けて見える」(「訳者あとがき」より)。強靭な知性に支えられた作家の本領を味わえる1冊。 -
ストロベリームーン
「ねえ、佐藤君、ストロベリームーンって知ってる?」ーー高校の入学式、1年生の佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と衝撃的な出会いを果たす。入学式に遅刻した日向は、その日向になぜか積極的にアプローチしてくる萌と、なんと出会った初日につき合うことに。日向と萌はメッセージのやり取りやデートを重ね、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる神話がある赤い満月「ストロベリームーン」を見に行く。そんな幸せな時間を過ごしていたのもつかの間、日向は萌の余命が少ないことを知る。自暴自棄になった日向は、萌の母親から萌の日記を渡される。2人を待ち受ける運命は如何に?男子高校生の友情あり、日向と萌の純愛に涙が止まらない大号泣必至の1冊。 -
伝記小説 ねこねこ日本史 徳川家康天下統一だニャ
大河超えのおもしろさ! 猫でゆる~く家康の生涯が学べちゃう! シリーズ累計150万部「ねこねこ日本史」シリーズ初の伝記小説 竹千代は、まだママのミルクを飲んでウトウトと眠くなってしまう子猫だ。 けれども、実は、この後バージョンアップを繰り返して、 徳川家康になってねこねこ日本を統一することになるすごい猫だ。 バカでかいサルの豊臣秀吉や、かなりやんちゃな猫の織田信長、 それに無敵のキバ軍団猫を率いる武田信玄とも戦国の世を争う大冒険が今、始まる。(小学中級から) 【目次】 第1章 猫の鼻は人の数万倍きく〈織田信長との出会い〉 第2章 猫はかまうと逃げる〈徳川三傑結成!!〉 第3章 猫はさむがり(戦国大名 vs. 徳川四天王) 第4章 猫は高いところが好き〈秀吉との対決の行方!?〉 第5章 興奮した猫をしずめるには?〈関ヶ原の戦い〉 第6章 猫は火が怖い〈大坂冬の陣・夏の陣〉 コラム 松平家のヒミツ/家康三大危機!/徳川四天王とは? おもな戦国大名の勢力図とおもな戦い よくわかる!徳川家康年表・登場人物相関図 コラム執筆/福田智弘 -
薔薇のなかの蛇
可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。 変貌する少女。呪われた館の謎。 「理瀬」シリーズ最新長編! 英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。 そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。 美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・デイヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。 折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。 このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。 屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。 -
ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 旅
ネットでも流行の兆しを見せる短文小説、ショートショート。シーンを牽引する現代ショートショートの旗手・田丸雅智主宰の投稿WEBサービス「ショートショートガーデン」のユーザに向けて開催された4回目の作品コンテスト「プチコン」にて、再び多く名作が誕生しました。今回のテーマは「旅」です。本書は、多数の応募作品の中から厳選された最優秀作、優秀作の計15作品を収録したものです。投稿者による名作ショートショートの世界をぜひお楽しみください。 【収録作品(作者名)】僕は旅に出ます(たらはかに)/30秒旅行(結城熊雄)/蟻が奏でる象を聴く(新出既出)/旅を避ける男(ゆた)/涙にかえる(椿あやか)/特大旅館(北澤奇実)/わたしの旅(杉野圭志)/旅のモミアゲ(蟲乃森みどり)/旅GUN(リョガン)(くろせさんきち)/ブラックバス(イチフジ)/ボトル・シッパーズ(創樹)/旅箱(そるとばたあ)/たびだま屋(むう)/砂丘廷画家(幸運な野良猫)/旅の恥(中谷直樹) -
大正もののけ闇祓い
カタブツ美青年剣道師範&ワケアリ八卦見の凸凹バディが挑む、大正怪異事件簿! 怪異は己の修行不足が見せる「まやかし」だと決して信じない、ド真面目な剣道師範・柳田宗一郎。 やる気なし貯金なし体力なし、あるのはご婦人方に向ける愛嬌のみの軟派な易者・旭左門。 正反対のふたりは出会い、大正初期に起こる数々の怪異事件に巻き込まれていく―! -
おいしい家族
母の三回忌、実家である都内の離島に帰省した橙花。都会暮らしに疲れた橙花にはちょうどよい休暇だった。故郷に暮らす一つ年下の弟の翠は、スリランカ人女性と結婚し、間もなく新しい命が誕生する予定。実家に着くと、橙花を出迎えたのは、母のワンピースを着た父だった! 唖然とする橙花に追い討ちをかけるように、夕食の席に現れたのは、見知らぬ中年男・和生と、その娘で生意気な女子高生・ダリア。そして父はこう宣言した。「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」。性別、血縁、国籍、あらゆる壁を超えた、あたらしい家族の誕生を描いたユートピア小説。 -
空への助走 福蜂工業高校運動部
陸上部を引退したばかりの涼佳に告白してきた、頼りない後輩の柳町。東京の大学に通う元陸上部の先輩へ届かない恋心を抱いてきた涼佳だったが、走り高跳びに打ち込む柳町の成長を見つめるうちに、少しずつ心が揺れ動き……(「空への助走」)。福蜂工業高校バレー部のエースを狙う高杉と、尋慶女子高校テニス部エースで美人かつ勝気な赤緒。小柄で地味だが躍動感あるスポーツ写真を撮るはっち。中学時代から互いを認め合ってきた三人の友情と淡い恋を描く(「強者の同盟」)。他、それぞれの悩みを抱えながら部活に打ち込み、時にチームメイトとぶつかり、時に恋に揺れ動く高校生たちのまぶしい青春の日々を描く連作短編集。 -
禍 無料お試し版
セカイの底を、覗いてみたくないか? 孤高の物語作家が放つ、中毒不可避の悪魔的絶品集。無料お試し特別版! 「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。恋人の百合子が失踪した。彼女が住むアパートを訪れた私は、〈隣人〉を名乗る男と遭遇する。そこで語られる、奇妙な話の数々。果たして、男が目撃した秘技〈耳もぐり〉とは、一体(「耳もぐり」)。「壊れかけた人生」を生きてきた女は、10万円の報酬金に目が眩み、某新興宗教団体が執りおこなう〈髪譲りの儀〉にサクラとして参加する。果てなき悪夢が待ち受けているとも知らず(「髪禍」)。ほか、アナタの臓腑を掻き乱し、骨の髄まで侵蝕する、小説という名の七の熱塊。 前作『残月記』で2022年本屋大賞ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞受賞&第43回SF大賞受賞を果たした著者による、2023年7月刊行の作品集のなかから、「耳もぐり」を特別無料配信します。恐怖と驚愕の到達点を見よ! *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。 -
料理なんて愛なんて
嫌いな言葉は、「料理は愛情」。 食べるのは好きだが料理が嫌いな優花は、想いを寄せる真島さんに高級バレンタインチョコを渡すも、あっさり振られてしまう。彼が付き合いだしたのは、なんと料理教室の先生だった。一念発起した優花は、自炊に挑戦したり「料理男子」と合コンしたりして、料理を好きになろうと努力するが――。 「素敵な女性=料理上手な女性」という呪縛に思い悩む優花の1年間を描いた、瑞々しくキュートな長編小説。著者による文庫版あとがきも収録。 ※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
贄の白無垢 あやかしが慕う、陰陽師家の乙女の幸せ
「辛い日々から逃げられるなら、オサキモチに嫁入りするほうがましだ」 人との関わりを絶った異能の青年のもとに、ある秘密を抱えた孤独な乙女が嫁入りする―― 累計45万部突破!「妖狐オサキ」シリーズの著者が描く大正あやかし婚姻譚。 陰陽師家の名門・久我山家の長女として生まれるも、使用人同然の扱いを受けてきた未緒。 ある役目を果たすため、不幸を呼ぶとされる「オサキモチ」である周吉のもとへの嫁入りを父から命じられる。 周吉は以前、本所深川一帯を焼き払う大事件を起こし、世間から恐れ憎まれていた。 未緒は周吉に殺されることも覚悟して嫁入りするが、初めて会った彼は噂とは違う心優しい青年で……。 これは、孤独で不幸な乙女が自分の居場所を見つける物語。 【著者について】 高橋由太(たかはし・ゆた) 1972年、千葉県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』で2010年にデビュー。他の著書に『神様の見習い もののけ探偵社はじめました』『あなたの思い出紡ぎます 霧の向こうの裁縫店』(以上、宝島社)、「あやかし和菓子処かのこ庵」シリーズ(KADOKAWA)、「ちびねこ亭の思い出ごはん」シリーズ(光文社)などがある。 -
小説 たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
プロポーズ! それは最愛の人へ向けた心からの叫び。 成功すれば最高の幸せをつかみ、失敗すれば地獄を見ることになる……。 この小説は、そんな人生の大勝負に挑む者たちの一部始終を記録した、プロポーズ短編集である! 「生まれ変わっても、君を愛してるよ」 「聴かせてくれ。君がオナラしてる時が一番幸せなんだ。僕は超どきどきする。変かな?」 「君は僕の太陽なんだ。君のまぶしい笑顔をこれからもずっと守るよ」 「毎日僕に味噌汁を作ってくれないか?」 「結婚はやめにしよう。じゃないとダメなんだ。死ぬかもしれない」 「愛してる。君を世界一幸せなおじいちゃんにしてみせるよ。絶対に」 「僕は、君からは逃げられない、ってコト?」 など、個性的なプロポーズ45連発! ゲスト作家としてYoutubeやニコニコ動画で活躍中のニコライ・ボルコフも参加! 「ゲームマーケット大賞2018優秀作品賞」「第2回日本アナログゲームゲームカフェ大賞第1位」の大人気パーティーゲームのノベライズ本。 -
夜明けの光のなか永遠に
謎の女は死の罠なのか 洞窟しかけられた最後の秘密が明らかに…… アクション&ロマンスの傑作がついに完結 THE HELLBOUND BROTHERHOOD(ヘルバウンド・ブラザーフッド)#05 トラスク兄弟の三男メースは、〈ゴッドエーカー〉の洞窟に不審な女性がはいっていくのを見つけてあとを追う。女性はウイルス学者のケイト・ラモット。14年まえに突然姿を消した父の身に何が起きたのかを探っているところだった。同じウイルス学者だった父は、新たなウイルスのワクチンをつくっていたという。ケイトの話はほんとうなのか、あるいはキンボールの罠なのか。確信を持てないメースはしばらく様子を探ることにしたが…。すべての〈呪い〉が解け、驚愕の真実が明らかになる最終巻! 原題:Havoc (Hellbound Brotherhood Book 5) -
横浜怪談
ご当地怪談の真骨頂 横浜の地には多くの霊が眠っている! 飛び降りを誘発する南区の魔の崖 鶴見区の三輪車に乗った首なし少女 保土ヶ谷区で通夜に届いた謎の骨 通行人を引き込む西区の魔の池 亀が祟った池 中区長者町 日本のあらゆる文化の発展の地となった横浜。その繁栄と成功の陰には多くの衰退と死があり、想像もしないほどの多くの霊が眠っている! 『川崎怪談』に続き、土地の過去から現在につながる怪異を鶴見区在住の作家・黒史郎が丹念に炙り出す。 ・供養塔そばのトンネルで遭った恐怖「トンネルの女」(鶴見区) ・漁師が遭遇したのは…「幽霊船」(横浜港沖) ・タトゥーを入れに行った店で見たモノ「白い背中」(中華街) ・屈指の“出る”場所である池にまつわる怪異譚「三つの池の女たち」(神奈川区) ――など、土地にしみ込む因縁の記録と痕跡を辿る恐怖の横浜暗黒ガイド!! -
〈金庫破りときどきスパイ〉シリーズ
第二次世界大戦下のロンドン。錠前師のおじを手伝うエリーは、生活のために裏の仕事として金庫破りをしている。だがある日、その現場を陸軍のラムゼイ少佐に押さえられてしまう。少佐は諜報作戦上の重要な文書を回収し別のものと入れ替えるため、投獄されたくなければ、ある屋敷の金庫を解錠しろと命令する。エリーが少佐と屋敷に侵入すると、金庫のそばには他殺体があり、文書が消えていた。エリーは少佐に協力して、殺人を犯し文書を持ち去った容疑者を探ることに。凄腕の女性金庫破りと堅物の青年将校、正反対のふたりの波瀾万丈な活躍譚!/解説=上條ひろみ -
龍のはらわた
家族が皆殺しにされる地獄絵図の中、一人生き残った少女。そして16年後、犯人の一人が白骨体となって発見されたことを知った彼女は謎の言葉を思い出す。 八王子の民家の床下から発見された白骨体が引き金だった。そして三年後、早瀬未央が突然鏡探偵事務所を辞め、その数ヶ月後、彼女の母親が「娘が失踪を……」という電話を寄越す。母親から、八王子の民家から発見された白骨体が早瀬の実の両親と兄を惨殺した犯人の一人であることを聞かされた槙野康平は、弁護士の高坂と共に早瀬の捜索に乗り出すのだが、その矢先、白骨体が発見された家の関係者がホテル一の一室で毒殺されてしまう。 -
エタンプの預言者
65歳、元大学教師。リベラルで、しがらみのないインテリのつもりだった。まちがえた選択をし続けて65年。どうやら私は、社会から取り残されたらしい。 フロール賞受賞のほか、ゴンクール賞、フェミナ賞、ルノードー賞、アカデミー・フランセーズ小説賞、ジャン・ジオノ賞の6賞候補! 現代社会への痛烈な批判を込めた超弩級の注目作! かつてタレント歴史学者を夢見たロスコフは、落ち目だった。95年に「冷戦下米国のソ連スパイ事件」を巡る書籍を刊行したが、翌日CIAが機密解除、本は一夜にして紙くずに。妻とは離婚し大学を退職、酒浸りだったロスコフは、同性愛者の娘のフェミニストの恋人に刺激され、研究を再開、サルトルやボリス・ヴィアンと親交があったアメリカの詩人・ウィローについての書籍を刊行する。客わずか5人の出版記念トークショーの席上、ロスコフはウィローが黒人であることを記述しなかった理由を問われる。翌朝掲載された匿名のブログ記事が炎上し、ロスコフはレイシストだという非難にさらされる。さらに自分を擁護するツイートに返信したロスコフは、炎上を煽ってしまう。ツイートした知人は、極右政党に入党していたのだ――。 -
ロスノフスキ家の娘
総発行部数2億7500万部突破の巨匠アーチャー。 世界中で読み継がれる不朽の名作の改訂版、待望の初邦訳! 祖国ポーランドを追われ、無一文でアメリカの地に辿り着いたアベル・ロスノフスキは不撓不屈の精神で、一代でホテル王国を築き上げた。その一人娘フロレンティナは一流の教育を受けて才気煥発に育ち、当然父親の後を継ぐものと思われた。だが、父の宿敵ケインの息子との出会いがふたつの一族の運命を狂わせ――。世界的ベストセラー『ケインとアベル』の姉妹編。原書改訂版を初邦訳! アーチャーは天才としか言いようのないプロットの才能を持っている。 ――デイリー・テレグラフ紙 アレクサンドル・デュマに匹敵するストーリーテラー ――ワシントン・ポスト紙 波瀾万丈なふたつの一族の運命を追い、夢中にさせる ――タイムズ紙 権力、政治、カネを小説に入れ込む達人 ――エンターテインメント・ウィークリー誌 -
崖っぷち芸人、会社を救う
雇用条件 給料は準社員待遇(月給二十万円 社会保険完備) 勤務内容:売場での通常勤務、催事スペースでのライブ出演 休暇:週休二日制 オーディション休暇あり スーパー・エブリの社員・樫村栄治に社長から与えられた指令。それはバイトのお笑い芸人たちで「実業団」を結成し、ブレイクさせること!? 初めはやる気ゼロだった栄治もお客さんの笑顔を見て次第に気持ちが変わっていく。そんな最中、エブリ上層部に会社乗っ取りの動きが。経営存続の如何は芸人たちの手に託された! 夢と現実の間で悩むすべての人に捧ぐ感動作。 『夢は捨てたと言わないで』を改題 笑いには、敵を味方にする力がある。 笑いには、人をひとり救う力がある。 そう。おもろいは、正義だ! -
ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス
ギリシャは世界初のSFが書かれた国でもある。そして「SFというジャンルは、長い歳月の果てにようやく発祥の地にもどって受け入れられた」(「はじめに」より)のだ。 隆起するギリシャSFの世界へようこそ。 あなたは生活のために水没した都市に潜り働くひとびとを見る(「ローズウィード」)。風光明媚な島を訪れれば観光客を人造人間たちが歓迎しているだろう(「われらが仕える者」)。ひと休みしたいときはアバコス社の製剤をどうぞ(「アバコス」)。高き山の上に登れば原因不明の病を解明しようと奮闘する研究者たちがいる(「いにしえの疾病」)。 輝きだした新たなる星たちがあなたの前に降臨する。 あなたは物語のなかに迷い込んだときに感じるはずだ――。 隆盛を見せるギリシャSFの第一歩を。 -
春、死なん
「春、死なん」 妻を亡くしたばかりの70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で 何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し……。 「ははばなれ」 実母と夫と共に、早くに亡くなった実父の墓参りに向かった、コヨミ。 専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、 そこには母の恋人だという不審な男が……。 人は恋い、性に焦がれる──いくら年を重ねても。揺れ動く心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。 紗倉まな(さくら・まな) 1993年千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。 '15年にはスカパー! アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する。 著書に小説『最低。』『凹凸』(いずれもKADOKAWA)、 エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社) 『働くおっぱい』(KADOKAWA)スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある.。 -
P+D BOOKS 青玉獅子香炉
直木賞作品を含むミステリアスな短篇集。 辛亥革命後の中国で、ある宦官に清朝時代の宝物・青玉獅子香炉の贋作をつくってほしいと依頼された李同源は、名人の弟子というプライドを胸に、本物に勝るとも劣らない見事な品を彫り上げる。 真作として紫禁城内に収められた李同源の獅子香炉は、その後、国共内戦が激化したため、安全な場所に移送することに。獅子香炉にただならぬ愛着があった李同源も随行するが、宝物が入っているはずの箱を開けてみると……。 直木賞を受賞した「青玉獅子香炉」のほか、ラワン材のバイヤー・王究が日本に送ってきた恐ろしい材木を描く「年輪のない木」、アフガニスタンへ仏跡巡礼の旅に出ていた日本人高校教師が、現地で殺人事件に巻き込まれる「カーブルへの道」など、全5篇を収録。 -
梶龍雄 青春迷路ミステリコレクション
発売2週間で、即重版した梶龍雄「龍神池の小さな死体」。 梶龍雄のリリカル路線のミステリ作品を集めた別系統〈青春迷路ミステリコレクション〉が始動──傑作ミステリとしても特に名高い「リア王密室に死す」が第一弾! 如才ないリアリストであるためリア王と渾名される三高生・伊場富三が下宿先の鍵のかかった倉の中で毒殺されていた。 盗まれたのは、ノートと作文帳だった。 嫌疑は同居者のボン・木津武志にかかるが、キレ者のカミソリ・紙谷達弘ら級友たちは無実を信じ、ボンを救うべく密室殺人の謎に立ち向かった。 終戦直後、焼け残った古都京都を舞台に、個性豊かな旧制最後の三高生たちが繰り広げる本格長篇。 「本格ミステリの中に、人間を生き生きと描きたい。それが私の変わらぬ願望だ」という言葉を遺した梶龍雄だが、 著者の作品の中でも特にリリカルな心情を掬い取った旧制高校シリーズ作品となっている。 -
目覚めの朝までふたりで
命を狙われ逃れる女 ひそかに旅立つまえ 一夜かぎりのはずだった… 過激で情熱的なアクション&ロマンス! THE HELLBOUND BROTHERHOOD(ヘルバウンド・ブラザーフッド)#04 町ではエリックとデミの結婚式が盛大に行なわれようとしていた。その準備に追われながら複雑な思い抱いているのが、デミのレストランで働くエリサだった。数カ月まえにふらりと現われたエリサは、素性を明かさず、いつも何かに怯えているようだった。そんな彼女を初対面のときから気にかけていたネイトは、事情を聞いて彼女の力になろうと申し出るが、拒絶される。彼女の命を狙う恐ろしい追手が迫っている気配を感じ、エリサは結婚式の翌朝ひそかに町を出ることを決めていたのだ…… 原題:Heedless (Hellbound Brotherhood Book 4) -
クォークビーストの歌
世紀の魔術合戦!! その内容は……橋の修理 魔力が衰えた世界。かつて魔術師は、恐れられ敬われていた。携帯電話ネットワークもカラーテレビも電魔レンジもGPSも、すべては魔法で動いていた。魔力が衰えたいま、魔術師は魔法の絨毯【ルビ:じゅうたん】でピザ配達をしたり、魔法で樹を植え替えたりして、なんとか生計を立てていた。 そんな魔術師たちを抱える会社、カザム魔法マネジメントの社長代理は十六歳のジェニファー・ストレンジ。気むずかしい魔術師たちに振り回されるのにも慣れてきた。ところが、魔法の悪用をたくらむ魔術師ブリックスと国王のせいで、ブリックスの会社と魔術合戦をすることになってしまう。対決の方法は、どちらが先に橋を修理できるか。魔術界の未来はジェニファーたちの双肩にかかっているのだが……。 魔法を悪用する前にさあ……。 もっとやらなきゃいけないことがあるよね? -
知と奇でめぐる近世地誌
地域への関心が多様な地誌、名所図会や諸国奇談を生み出した近世後期、各地の今と歴史に向かう視線は妖異や奇譚をどう扱ったか。その仕方に知のありかとその変容を読みとる。 -
小説 映画刀剣乱舞
話題の「映画刀剣乱舞」が小説で楽しめる! 話題の「映画刀剣乱舞」を小説で! ――名だたる刀剣たちが歴史を守るため戦士へと姿を変えて戦う大人気ゲーム「刀剣乱舞」の実写映画を完全ノベライズ! 刀剣男士8振りが勢揃いの豪華カラー口絵&場面写真付き。 西暦二二〇五年。 歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃がはじまった。 時の政府は、それを阻止するため、審神者(さにわ)なる者に歴史の守護役を命ずる。 審神者は、かつて精神と技をこめてつくられた刀剣を人の形に目覚めさせた。歴史修正主義者が送りこむ時間遡行軍と戦い、歴史を守るために……。 ――舞台は天正十年、明智光秀が織田信長を襲った“本能寺の変”。刀剣男士たちの熱き戦いが、今始まる! ※この作品にはカラー写真が含まれます。 -
仁尾智猫短歌集 いまから猫のはなしをします
〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【猫歌人・仁尾智、待望の猫短歌集!】 「57577」のリズムに乗せて、猫の愛しさ、やるせなさ、そして切なさを詠みこんだ短歌集です。 猫たちとの日々の中で、生まれてきた短歌の中から厳選した作品を五十音順に並べて掲載しています。 著者と時を過ごす(過ごした)猫たちのエピソードを写真とともに綴ったコラムエッセイも収録。 〈収録歌より〉 いい人と思われそうでも まあいいや いまから猫のはなしをします なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない 幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる 〈出版社 編集担当より〉 猫を保護したり、預かったり、譲渡したり、看取ったり、をくり返し、たくさんの猫と関わってきた著者だからこそ生まれた愛おしい歌がつまった「宝物」のような一冊です。 〈プロフィール〉 仁尾 智(にお・さとる) 1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫 枡野浩一編)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。著書に五行歌歌集『ストライプ』(市井社 共著)、『猫のいる家に帰りたい』、『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』(ともに辰巳出版 絵/小泉さよ)。 -
滋賀怪談 近江奇譚
血生臭い歴史が繰り広げられ現在も怪異が多発する、滋賀県! 棺桶に遺体が入らないので力任せに手足を曲げたら…〈甲賀市〉 床下から首のない地蔵が掘り起こされた! 〈東近江市〉 譲り受けた茶道の釜に老侍の生首が…〈長浜市〉 漁をしていたら全身が透き通った死骸が浮かんでいた〈琵琶湖〉 家賃の安いマンションに引っ越したら、事故物件だった〈大津市〉 「怪談最恐戦」にも参加、独特の怪談話を披露した話術の巧みである、滋賀県出身の講談師、旭堂南湖。 地元愛を爆発させつつ歴史ある滋賀の怪談奇譚を書き綴った怪談本。 ・漁師の祖父が奇妙な体験した50年前のある夜「琵琶湖の魞漁」 ・家の神棚の下に埋められているという石、掘り出そうとしたら…「床下の明神石」 ・滋賀ではよく見かける飛び出し防止の看板、それにまつわる奇妙な話「飛び出し坊や奇譚」 ・山で遭遇した黒い靄が一人の登山客を覆うと…「綿向山の黒い靄」 また、講談口調で怪談を綴る「講談・村正の鎌」も収録。 じんわり怖いと不可思議が詰まった滋賀を堪能あれ。 -
実話奇聞 怪談骸ヶ辻
「あの家の血は呪われています」 何処へ逃げても現れる 血飛沫のついた表札。 夢枕に立つ四人の男は… 「名取家」より 日常から奈落へ……。 怪にのまれる境目、彼岸と此岸の分岐点! 恐怖の岐路となる辻を追う キワどい実話怪談! 一歩間違えば奈落。 目に見えぬ運命の岐路、生死を分ける辻の如き場所や瞬間が この世には張り巡らされているのかもしれない。 ・夜道で何者かに浚われ見知らぬ家の床下に放り込まれた少年。 何とか逃げ出し帰宅するも、後日気になって家を探してみると怖ろしいことが…「神隠しの正体」 ・実の姪に邪な愛情を抱いていた叔父。 叔父の死後、彼女の周りに漂う濃密な気配と襲い掛かる不幸…「叔父と彼女」 ・石炭事業で富豪となった名取家。 のちに没落し借金取りから逃げる生活となるも、 名取家を怨んで自殺した男の血を吸った屋敷の表札がどこからともなく現れて…「名取家」 他、生と死、日常と異界、幸と不幸の境界線を見つめるキワどくも不気味な実録恐怖譚! -
友
北朝鮮の市井の人々が描かれた文学を読む。 北朝鮮の市井の人々を描いた作品。 1988年に北朝鮮で刊行され、後に韓国で出版。さらにフランス、アメリカでも翻訳出版された。 アメリカの「ライブラリー・ジャーナル」で、2020年のBest Books翻訳文学部門の10冊に選出。 離婚を望む歌手である妻と、寡黙な技術者の夫。そして、その離婚の審議に当たる判事と、野菜の研究者として生きる妻。二組の夫婦の姿を軸に、地方都市の情景や、そこに生きる人々の心情を描く。 「北朝鮮の人が読む北朝鮮の文学とは何か? 1988年に出版されたペク・ナムリョンの小説『友』は、“北朝鮮”という言葉から思い浮かべるロケット弾や軍事パレードではなく、日常を呈している。〈中略〉 小説は、投機的なニュースよりも恒久的な事実を提供するかもしれない」 ――― New York Times Book Reviewより -
Another side of 辻村深月
書き下ろし短編、宮部みゆき・伊坂幸太郎との特別対談、全作品解説インタビュー――唯一無二の小説を生み出し続ける辻村深月の裏側を徹底解剖。ファン必読の1冊、誕生! 【内容紹介】 <新規収録> 書下ろし短編小説 書籍未収録短編「影踏みの記憶」 著者による全作品解説インタビュー 特別対談 宮部みゆき 伊坂幸太郎 新刊『この夏の星を見る』(2023年6月刊行予定)紹介書評 吉田大助 エッセイ 浅倉秋成 一穂ミチ 呉勝浩 白尾悠 武田綾乃 成井豊 吉野耕平 論考 朝宮運河 千街晶之 東畑開人 トリビュートイラスト 山田章博 木村風太 雁須磨子 ほか <再録> 対談 朝井リョウ あずまきよひこ 幾原邦彦 羽海野チカ 大島てる 大槻ケンヂ 藤田貴大 藤巻亮太 中村義洋 松坂桃李 松本理恵 師弟問答with綾辻行人 辻村深月の100問100答 大山のぶ代さんにお会いした日(文:辻村深月) 文庫解説『ののはな通信』『あとは野となれ大和撫子』 etc -
ワケあり男装令嬢、ライバルから求婚される
選ばれしものしか入ることが許されず、貴顕紳士を育てる場であるアダマント魔法学校。魔法を愛し、深く学びたい伯爵家の令嬢・リオニーは女性であるため、そもそも入学することを許されていなかった。一方、入学試験を受ける資格があり、父から入学を嘱望されている弟・リオルは絶対に行きたくないと言う。 利害が一致したふたり。リオニーは男装して弟の代わりに、魔法学校の試験を突破。晴れて首席として入学することになった。 しかし、入学したその日からなぜか公爵家の嫡男・アドルフに目をつけられてしまう。何かとライバル視してくる彼に嫌気が差していたある日、父親から結婚相手が決まったと告げられた。その相手が、まさかのアドルフで――!? 「最悪だわ……」 婚約を破棄させようと我が儘な態度をとるリオニーだったが、アドルフは全てを優しく受け入れ、更には大切に扱ってくれて……? “こんなはずではなかった!!” 偽りから始まる溺愛ラブストーリー、開幕! ■書籍版には、書き下ろし番外編「アドルフのライバル」を収録! -
バースデイ・ブルー
わたしは事務所のあるビルの地下にホームレスの母子が隠れ住んでいるのを発見した。わたしはホームレス救済組織〈ホームフリー〉に助けを求めるが、やがて〈ホームフリー〉のボランティアの女性がわたしの事務所で撲殺死体となって発見され……四〇歳を迎える女探偵V・Iが人生の決断を迫られるシリーズ話題作 -
ガーディアン・エンジェル
これ以上、厄介事を増やすつもりはなかった。が、隣人の頼みは断われず、わたしは行方不明になった隣人の旧友捜しを引き受けた。事件を追うわたしの前に、エンジン工場の不正疑惑や老人を食い物にする企業の卑劣な行為が浮かび……親友とも決裂し、孤独のなかでV・Iが傷だらけの闘いに挑む! -
ダウンタウン・シスター
子供時代をサウス・シカゴで過ごしたわたしの旧友が、私生児である彼女の父親探しを頼んできた。母親は若い頃、ある化学工場に勤めていたのだが、その関係者をさぐるうち、工場の環境問題を調べていた友人が無残に殺された。掘り返された過去と女探偵の命を賭した行動を描くCWAシルヴァー・ダガー賞受賞作。 -
金をつなぐ 北鎌倉七福堂
10代から茶道や弓道に親しみつつ、和菓子修行をしてきた眞白は2年前、念願だった日本茶カフェを開いた。店で供される和菓子の美しさ、美味しさもさることながら、その皿や茶わんも訪れる客の心をとらえている。眞白がこつこつと集めてきた器には時折、金で継いだ跡がある。実は、幼馴染の七堂夏樹が「金継師」で、割れてしまった皿や茶わんを漆で継いで修復し金を捲く伝統技術「金継ぎ」の若い職人なのだ。彼の工房がカフェのすぐ裏なので眞白はしばしば彼のもとに通う。工房には同じく幼馴染で神社の跡継ぎの亀岡桜士郎もよく現れる。不器用な3人の「修復」物語が「金継」を通して綴られる、北鎌倉青春ダイアリー! -
仰臥漫録
「子規は死ぬ時に糸瓜の句を詠んで死んだ男である」.畏友の死について漱石はそう書いた.病の床から見える糸瓜棚.子規はその風情に己を重ね,昵懇の想いを寄せる.子規が死の直前まで折々に書きとめた日録.喜怒哀楽を筆に込め,命旦夕に迫る心境が誇張も虚飾もなく綴られる.直筆の素描画を天然色で掲載する改版/カラー版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
盗みは忘却の彼方に
旅番組の撮影で見知らぬ町に取り残されてしまった、崖っぷちタレントの久保田杏。追い打ちをかけるように雨が降り始め、森の中の小屋へと駆けこんだ。 「このままじゃ、風邪ひいちゃう」と呟いた瞬間、ドアを開けて入ってきたのは三人の強盗犯! 杏はとっさに隠れるも、クシャミをして密談中の男たちに見つかってしまう。 「二つに一つだ。ここで死ぬか仲間になるか」――。 彼女は必死の演技で強盗犯の手助けをすることに!? 大人気シリーズ「夫は泥棒、妻は刑事」第24弾は、淳一と真弓が一億円強奪事件に立ち向かう! ユニークな夫婦が活躍するロングセラーシリーズ。 -
令和五年大相撲力士名鑑
大好評、写真名鑑の令和五年版。 関取衆の化粧廻し姿のカラー名鑑、部屋別では全相撲人の顔写真入り名鑑を掲載。初土俵、最高位、通算成績、優勝・三賞受賞回数、血液型など力士の詳細情報を網羅。行司、呼出し、床山なども、部屋別にご紹介。寸評からは力士、裏方の魅力や素顔がよくわかる。索引付きでお目当ての力士のチェックに便利。力士の出身地で多い県がわかるイラストマップも収録。また2022年相撲界を各場所星取表付きで写真とともに振り返る。平成以降の優勝力士、三賞力士一覧も掲載。 【目次】 ●関取衆カラー化粧廻し名鑑 ●部屋別全相撲人写真名鑑 ●出身地別力士マップ ●会場ガイド ●2022年相撲界回顧(各場所星取表、令和4年昇進表付) ●相撲決まり手解説 ●相撲用語集 ●歴代横綱略歴一覧 ●年6場所制以降の大関一覧 ●平成以降の優勝力士、三賞力士一覧 ●年寄職務分掌表 ●一門別部屋別年寄一覧 ●最新地位別裏方一覧 ●令和5年本場所日程 ●出身地別索引 ●索引 -
野守草婚姻譚
両親を亡くした小萩は、幽霊が見えるせいで養父母から虐げられてきた。しまいには呪われていると噂の南条家に嫁げと命じられる。 明らかに「何か」の気配がする屋敷で、不安な日々を過ごす小萩。しかし、夫・司朗の不器用な優しさに触れ、孤独な心が満たされていく。互いが望んだ婚姻ではないが、少しずつ歩み寄りたい。そう思っていたある日、司朗が倒れてしまう。動転する小萩の前に、三人の幽霊が現れた。「司朗を死なせたくないなら協力しろ」と彼らに迫られて、小萩は司朗のために「呪い」を解くことを決意し――。 ==人物紹介== 小萩 (こはぎ) 純真でがんばり屋。 幽霊を見ることができる。 司朗 (しろう) 南条本家の生き残り。 植物学者で、研究第一。 美音子 (みねこ) 南条家に住み着く幽霊。 華族令嬢として育った少女。 陸 (ろく) 南条家に住み着く幽霊。 母を亡くした幼い少年。 新之輔 (しんのすけ) 南条家に住み着く幽霊。 女性の扱いに慣れた軍人。 -
すらすら読める枕草子
NHK「100分de名著」でも取り上げられた、『枕草子』を縦横に楽しむ快著が文庫化! 忍ぶ仲のマナー、人としてのエチケット、他者を思いやり感動する心。 現代にも共通する大切なことは、みな、清少納言が書き留めていた。 清少納言の随筆『枕草子』を、男と女のエチケット・人としてのマナーから読み解くと、身近な事柄としてなんと鮮やかによみがえることか! 千年前の古典が現代のわたしたちと見事につながっていく。斬新な視点からの構成、対訳と秀逸な解説で『枕草子』の魅力を余すことなく引き出した快著、待望の文庫化! この本は、現代にも通用する普遍的な側面に注目して『枕草子』を読んでみたものです。読み終わった後、きっと清少納言の率直な発言、鋭い感性や観察眼に魅了されていると思います。私も彼女が大好きです。ーー山口仲美
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