作品一覧

  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体
    4.2
    1~3巻847~1,320円 (税込)
    “この物語に騙されるな!” 無数に仕掛けられた伏線が大逆転を呼ぶ! 「お前の弟は殺されたのだよ」 死期迫る母の告白を受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学教授・仲城智一は千葉の寒村・山蔵を訪ねる。 村一番の旧家妙見家の裏、弟の亡くなった龍神池に赤い槍で突かれた惨殺体が浮かぶ。龍神の呪いか? 座敷牢に封じられた狂人の霊の仕業か?  怒涛の伏線回収に酔い痴れる伝説のパーフェクトミステリ降臨。 〈トクマの特選!〉 イラスト やまがみ彩 〈目次〉 第一章 飢えた群れ 第二章 龍の生贄 第三章 C=16調合法 第四章 殺意のとき 第五章 キ裂破局(クラック・カタストロフィー) 解説 三津田信三
  • 梶龍雄 青春迷路ミステリコレクション1 リア王密室に死す〈新装版〉
    4.0
    1~2巻913~1,045円 (税込)
    発売2週間で、即重版した梶龍雄「龍神池の小さな死体」。 梶龍雄のリリカル路線のミステリ作品を集めた別系統〈青春迷路ミステリコレクション〉が始動──傑作ミステリとしても特に名高い「リア王密室に死す」が第一弾! 如才ないリアリストであるためリア王と渾名される三高生・伊場富三が下宿先の鍵のかかった倉の中で毒殺されていた。 盗まれたのは、ノートと作文帳だった。 嫌疑は同居者のボン・木津武志にかかるが、キレ者のカミソリ・紙谷達弘ら級友たちは無実を信じ、ボンを救うべく密室殺人の謎に立ち向かった。 終戦直後、焼け残った古都京都を舞台に、個性豊かな旧制最後の三高生たちが繰り広げる本格長篇。 「本格ミステリの中に、人間を生き生きと描きたい。それが私の変わらぬ願望だ」という言葉を遺した梶龍雄だが、 著者の作品の中でも特にリリカルな心情を掬い取った旧制高校シリーズ作品となっている。
  • 透明な季節
    4.0
    1巻660円 (税込)
    ミステリーの傑作。江戸川乱歩賞受賞作。ぼくは夜明けまで犯人を追っていた……――ポケゴリが死んだ。しかも、殺されたのだ。あの憎い配属将校の死は、とても喜ばしい。殺した奴は、ほんとうに偉い、と思う。でも、あの美しい薫さんが、あいつの奥さんだったなんて、ぼくの胸は、張り裂けそうだ。……戦時下の学園生活を舞台に、年上の女性に淡い思慕を抱く一中学生の体験を描く、青春推理長編。江戸川乱歩賞受賞作!
  • 海を見ないで陸を見よう
    3.0
    1巻660円 (税込)
    美しい姉妹と青年との避暑地の恋の結末は? ――昭和23年、高志は、東舞子の浜に建つ伯母の別荘で、ひと夏を過すことになった。久しぶりの再訪、そして、隣家の美人姉妹との戦争をはさんでの再会。互いに成人した彼らの間に、微妙な感情が芽生える。そんな折に、妹の津枝子が水死した。ひそかに恋人ときめていた津枝子の死に、悄然となりながらも、高去は、死因に疑いを抱く。美しい海に青春の痛みをからめた、本格長編ミステリー。
  • ぼくの好色天使たち
    -
    1巻660円 (税込)
    戦後の池袋闇市を舞台に、心やさしき「街の天使たち」の連続殺人を描く傑作ミステリー。愛すべき街の天使たちを殺したのは誰だ!? ――テツガクさん、アラクマさん、春頭さん、トラックさん、リクシ、弘道、そして愛すべき「街の天使たち」……。混沌とした昭和21年、池袋駅前の焼跡に建てられた、闇市マーケットの人間模様。天使の京子が、そして義子が殺された。続いて由美も襲われた……。3つの事件の共通点が、意外な犯人を指名する!

ユーザーレビュー

  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体

    Posted by ブクログ

    すごい、これは傑作だ!
    過去の出来事から最近の主人公の身の回りまでとにかくたくさん提示された情報や次々起こる事件が、ひとつの真相に収束していく解決パートがほんと気持ちよくて拍手したい気分です。
    パズルのピースが全部パチッと綺麗に嵌まったような読後感。これ長らく絶版だったのもったいなすぎる!

    さすがに文章が時代がかってるのと調査パートが結構長いのでぶっちゃけ序盤は少しだけダレたけど、終盤にむけて加速度的に面白くなっていったのでそこは全然個人的にマイナスポイントじゃないです!

    0
    2024年07月23日
  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体

    Posted by ブクログ

    トクマの特選!にて購入。名作と呼ばれているのでかなりハードルが上がった状態で読んだが、軽々と超えて華麗なポーズで着地してくれたまさに傑作ミステリ。44年前に刊行、作中では戦中から昭和40年代の日本社会が味わえるのも魅力。え、そこが繋がるの!?その要素重ねてくるの!?バレない自信よっぽどあるんだなぁ、と読んでる最中も楽しくて仕方なかった。きょうだい好きとしてはきょうだいの話なのも高ポイント。これしかないタイトルなんだけどこのタイトルの時点でどこか騙されている気もする、はじまりからおわりまで最高のミステリでした。文章もうつくしい。

    0
    2024年07月20日
  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体

    Posted by ブクログ

    20年以上前に疎開先で事故死した弟の真相を探るため、現地を訪れた主人公。何者かに襲撃され、新たな殺人も発生する。物語は予想もつかない方向へ大胆に飛躍するが、全ての謎が解決していく怒涛の最終章に圧倒される。おもしろかった!

    0
    2024年05月04日
  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体

    Posted by ブクログ

    ひぇ〜ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ
    久々に鳥肌たった⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    すげぇな伏線回収だぁー( ੭ ˙ω˙ )੭

    あらすじ

    「お前の弟は殺されたんだよ!」と言い残し
    息を引き取ったお母さん……どえらい遺言や‍‍www
    それを聞いた主人公の智一くん
    気が気じゃあなくなり
    弟くん秀二の死の真相を調べる事に
    そしてある事件に巻き込まれ絶体絶命のピンチ
    果たして事件を解決し弟くんの死の真相にたどり着けるのか!?

    今回で2作目になるカジタツ本
    「清里高原殺人別荘」も凄いおもしろかったが!
    今作もすげぇ〜面白かった〜

    弟くんの死の真相を調べている最中に
    あれよあれよと殺人事件に遭遇

    0
    2023年05月31日
  • 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション2 清里高原殺人別荘

    Posted by ブクログ

    これはすごい!(≧∇≦)

    なんとなんと!!ただでは終わらない!
    このラストはクセになる。
    好きなタイプのやつです‎߹ㅁ‎߹)♡



    いやぁ〜、騙されたよっ(°д° )

    そうきたか!

    犯人当てのバトルをしていたので、めっちゃ悔しいです(╯‵□′)╯︵┻━┻ 笑

    でも騙されたい私としては、大満足のラスト♡(º﹃º )


    1988年の作品という事で、ゆっくり注意して読めばきっと犯人が当てられるようなミステリを予想しておりましたが…いいですねぇ…甘かったです。


    大学生5人が、清里にある別荘に忍び込みます。
    彼らの計画は順調に進んでいたのだが、別荘には見知らぬ先客が潜んでいました。

    0
    2023年03月26日

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