梶龍雄のレビュー一覧
-
20年以上前に疎開先で事故死した弟の真相を探るため、現地を訪れた主人公。何者かに襲撃され、新たな殺人も発生する。物語は予想もつかない方向へ大胆に飛躍するが、全ての謎が解決していく怒涛の最終章に圧倒される。おもしろかった!Posted by ブクログ
-
ひぇ〜ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ
久々に鳥肌たった⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
すげぇな伏線回収だぁー( ੭ ˙ω˙ )੭
あらすじ
「お前の弟は殺されたんだよ!」と言い残し
息を引き取ったお母さん……どえらい遺言やwww
それを聞いた主人公の智一くん
気が気じゃあなくなり
弟くん秀二の死...続きを読むPosted by ブクログ -
これはすごい!(≧∇≦)
なんとなんと!!ただでは終わらない!
このラストはクセになる。
好きなタイプのやつです߹ㅁ߹)♡
いやぁ〜、騙されたよっ(°д° )
そうきたか!
犯人当てのバトルをしていたので、めっちゃ悔しいです(╯‵□′)╯︵┻━┻ 笑
でも騙されたい私としては、大...続きを読むPosted by ブクログ -
初のカジタツ本
Twitterでめっちゃ面白いと聞いていたので
いざ読んだら……もう、もう……
お、お、おもしろいッッッッ!!
すげぇ〜や!!
〜あらすじ〜
冬、シーズンオフの別荘地・清里──〝内側から開かない窓〟を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍び込んだ。彼らがある連絡を待って四日間潜むその...続きを読むPosted by ブクログ -
いや、これは凄い。傑作だ。
現在の事件のからくりに驚愕した後、過去とのつながりが明かされ、物語はさらなるカタストロフへ。戦時中の気配が残る寒村の雰囲気や、伏線回収、そして読者への挑戦状を思わせる一文まで飛び出し、これはもう徳間書店に感謝せざるをえない。
↓以下、トリックの記録含む感想
まず、美...続きを読むPosted by ブクログ -
この医者めちゃくちゃ怪しいな…というあからさまなところには気付いても、この人とあの人が繋がっていたことは予測できなかったので大分驚いた。その上、結局二人は相入れないまま終わり、肝心の母の想いもはっきり解き明かされなかったので、随分と無情な話と思わずにいられなかった。トリックは割とシンプルだからこそ動...続きを読むPosted by ブクログ
-
旧制高校もの第二作。今回は三高(仙台)が舞台。
白樺派が大好きな文学青年が主人公だけあって、随所に武者小路実篤に佐藤春夫や萩原朔太郎の詩を引用したり、章タイトルに文学ネタを持ってくるあたり、くすぐりがきいてて良いですね。
さらに昭和9年~10年頃舞台ということで、学生寮のバンカラな風潮(ストーム)と...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後の京都を舞台に、三高最期の学生達が経験した密室殺人と焼かれたノートの謎。
二部仕立ての構成は、青春モノというより過ぎ去った過去へのノスタルジーに溢れた懐古モノといったテイストだが、とにかく無駄のない物語と伏線の巧みさでとても面白かった。Posted by ブクログ -
宝石館でおこる連続殺人。
芳樹くんという宝石館の近くに住むクリスチャンの頭の良い子の日記が挟まるのだがそのせいもあるのか何だか余計に混乱してくる。
頑張ってる刑事、素人名探偵、いかにも怪しい犯人など
読みやすくて面白い。シリーズものじゃないちょっとだけシリアスな2時間サスペンスをみてる気分になった。...続きを読むPosted by ブクログ -
初の梶龍雄。「トクマの特選!」で話題になっていたので購入。復刊されるまで名前も知らなかったが、あらすじを読む限り面白そうな作品が多い。
雪の別荘を訪れた5人の大学生と、たまたま居合わせた妖艶な女性。
一人また一人と減っていく。所謂、雪の山荘ものだが、物理的ではなく心理的なクローズドサークル。出よう...続きを読むPosted by ブクログ -
いろいろと想定外の決着だったので、大分びっくりした。銀行強盗がそんな急カーブを決めるのか!?とも驚いたし、最終的な死体の数もなかなか容赦が無くて、すごくいいミステリだと感心せずにはいられなかった。あれこれ引っ掻き回したものの、それも含めて秋江嬢のキャラクター性が面白かったので、余韻の残る最後の締めも...続きを読むPosted by ブクログ
-
正直途中までは、少し設定というか古い感じで少し違和感があり読みにくいな、という印象だったが、途中からは一気読み。展開がとても良かった。だからこそ、最後の選択が……そっちかァ……っていう。でもここまでの経緯とかがきちんと描かれているから、その選択を選んでも不思議では無いことも分かる。
良作だが、やはり...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後直後、旧制三高生の木津武志は、同居する伊場富三(リア王)の怪死に直面する。アリバイが弱く鍵を持つ武志は疑われるが、三高の仲間達と真相を目指す。
龍神池〜で期待していたカジタツはやはりすごかった。後半の想定外の展開に心地よく翻弄されました。
カラバンやバールトなど癖が強いあだ名に辟易しつつ、郷愁...続きを読むPosted by ブクログ -
プロローグは、三沢義信の視点。物語の舞台となる別荘の建物が、かつて思いを寄せていた叔母がくれたクリスマスカードに似ているということに気付くシーン。この部分が、この物語のラストで、義信と秋江が二人で結び付き、逃走をするというシーンにつながる伏線となっている。こういう伏線の多さが梶達雄のミステリの特徴...続きを読むPosted by ブクログ
-
閉ざされた別荘内で不可解な死が続くというのが基本のプロットだが、解説にもあるとおり、今で言うクローズドサークルと言うより、昔のアクション映画によくあった籠城物のイメージに近い。メインの大ネタが、同工異曲の作品が後に多く書かれたせいで、今の読者をあまり驚かせはしないだろうことが残念ですね。正直見え見え...続きを読むPosted by ブクログ
-
● 感想
時代背景としては、昭和23年頃。終戦直後、京都にあった三高において、「リア王」というあだ名で呼ばれていた伊場富三という学生が殺害される。扉が施錠されており、その鍵を持っていて、明確なアリバイがなかったのはボンというあだ名で呼ばれる木津武志。ボンにも一応のアリバイはあるが、京都の案内のガイ...続きを読むPosted by ブクログ -
戦時中、疎開先で事故死したと思っていた弟。しかし母が死に際に、弟は殺されたのだと告げる。その真相を知るために山蔵を訪れた智一に降りかかる新たな事件。ばりばりの本格ミステリです。
一見したところ地味かなあ、という気がしました。こういうのっていかにも因習漂う村、とかを期待しますが、それほどでもないような...続きを読むPosted by ブクログ -
● 感想
1977年に「透明な季節」で乱歩賞を取っているが、著作が絶版で古書価格が高騰している梶龍雄の代表作の1つ。徳間の特選で復刊され、期待して読んだ。期待が高すぎたため、期待以上とまではいかなかったが満足できるデキではあった。
メイントリックは、2つの人物入れ替えトリック。仲城秀二は妙見義典...続きを読むPosted by ブクログ -
過去編での解決が、現代編でひっくり返る仕掛けは少なくとも今ではありふれてはいるが、それでも楽しい。加えて、ハゥでもホワイとしても完成度の高い密室トリック。ミステリとしてはこれだけで充分だろう。それでも物語としての一番の美質は、青春物語としての部分にあるだろうね。現代編があることで、全てがノスタルジー...続きを読むPosted by ブクログ