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アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。
前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。
「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」
イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。
奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!
Posted by ブクログ 2024年03月23日
audibleで。
神話が、関西弁になるだけで
こんなにも頭に入ってくるものなのでしょうか。。。
始まりのナレーションが厳かにスタートして
天津神が、お話になるまで
この本が口訳、それも関西弁!とはつゆ知らず、
しばらく呆気にとられておりました。
いやはや楽しい古事記でした。
是非是非 aud...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月10日
いや~面白かった! これはちびちび読むより、一気読みが正解だと思う。その神の話だかわかんなくなっちゃうからね~
『古事記』は50歳にもなって池澤夏樹訳を読んだのが初めてで、こんなに面白いものだったのかと感動したけど、町田康訳は関西弁で、リズムと疾走感がたまらない。加えて、ある神のことを「発達障害なの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月17日
子供の頃に『日本の神話』を読んで黄泉の国に震え上がったこととか、因幡の白兎の話は可哀想だけど、ちょっとだけ(自業自得では?)とも考えちゃったこととか、いろいろ思い出しながら一気読み。全体的に荒唐無稽なんだけれどもどこかに本質が混ざっていたり、都合よく解釈してきたことが史実として言い伝えられてきたの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月27日
初めての古事記。これは町田康さんだからだろうか、こてこての関西弁を話す神たちが、とても人間くさく、単純ワイルドで、親近感さえ感じる。粗暴さも目立つが、一国ができるまでの自然の嵐や山の噴火を思わせるのが、おもしろい。不思議な出来事も、理解に苦しむ流れも、町田康さんの、「そこは神だ、すごい」の一言ですと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月15日
いやもう町田康最高。
「古事記」をこんなに楽しく読めるとは。
どの話が一番よかったって、やっぱりスサノオかな。
「この須佐之男命というのが父の命(みこと)に命じられた統治行為を一切しない。しないだけではなく、発達障害というのだろうか、成長していいおっさんになり、伸ばした顎髭が鳩尾に達するようになっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月19日
「コウヤクコジキ、マチダコウ」コウで始まりコウで終わる声に出して読みたいタイトル&作者名。関西弁で突っ走る町田版古事記、徹頭徹尾ノリと勢いで進んでいきます。この一冊を読んでおけば「古事記?ああ、読んだことありますよ」と様々な場面で知的マウンティングできるのでおすすめ。やはり古典の訳においては“読みや...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月18日
町田康による口訳古事記。
「古事記かー、部分的には知ってるけど、全部は読んだことないな。474頁、結構長いねぇ・・・。」と読み始めたが、いや、これが滅法読みやすい。怒涛の勢いである。河内弁なのだと思うが、何だかリズム感のある関西弁に乗せられてどっどどっどと読まされてしまうのだ。
伊耶那岐・伊耶那美...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月13日
"口語訳"ではなく"口訳"というのがミソ。町田節炸裂で古事記をめちゃくちゃ分っかりやすく訳してます。高校で少し習ったギリシャ神話もそうでしたが、神様って...アホなん?物欲、性欲、権利欲なんでもあり、殺戮,暴力なんでもありです。神社でお参りしている意味あるのか...続きを読む
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