【感想・ネタバレ】口訳 古事記のレビュー

あらすじ

アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。
前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。

「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」
イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。
奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!

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Posted by ブクログ

古事記については色んな手法(アニメ、新訳、コミックなど)で表現されてきましたが登場人物(神)の多さとあまりに非現実的なストーリーのため、なかなか頭に入ってきませんでした。

本書は町田康さんのコテコテ関西弁と、馴染みのある関西ほか各地を舞台にしていることもあり、妙に説得力があります

古事記に挫折した人こそ手に取っていただきたく大推薦いたします

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

古事記のストーリー展開って素朴でいいな。
会話がとてもシュールで可愛らしく,所々声に出して笑えました!

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

古事記を関西弁(河内弁?)にした翻訳で、とにかく勢いが良い!
神々の会話も「もっとちゃんとしたらええんちゃいますか」「いいね」「マジですか」という感じです。

その勢いのまま、現代人には馴染みのない言葉や風習の説明も組み込まれているのでわかりやすい。
伊耶那岐命(イザナキノミコト)が明かりを灯す場面
<ポンポンにしたツインテール(この髪型を、みずら、という)の、左のテールにヘアピン的な感じで指した櫛の、端っこの太い端を折り、自らのうちにある神威を作用せしめてこれに火を灯した(P26)>
と書かれます。なるほど。

古代では「降参した側が相手に捧げる歌や踊り」というものが出てきますが、こちらの現代語訳で内容な意義がわかりました。つまりは、自分が相手に降参したときの様子を面白おかしく自分を道化にして演じなければいけない、ってこと。これを毎年必ず行う。そりゃーかなりの屈辱だ(T_T)

和歌の翻訳も、
「山方に 蒔ける青菜も 吉備人と 共にし摘めば 楽しくもあるか」を
「こんなしょうむない山でしょうむない菜っ葉積むことさえ、黒日売と一緒やったら、へっ。たのしい」
だとか、
「千葉の 葛野を見れば 百千足(ももちた)る 家庭(やにわ)も見ゆ 国の秀(ほ)も見ゆ」を「葛野サイコー!」と翻訳してます・笑
私には短歌・俳句などが全くわからない(^_^;)のですが、このように人間の感情そのままだ!と思えば親しみを感じます。

そして古事記は戦の時代でもある。
すぐに「なめてんちゃいますか。しばこ。」「どりゃーーー!!」「死んだわ。おもろ。」というノリで戦争になります(^_^;)。
このためこの本読んでいる間は自分の頭の中の思考が好戦的関西弁になってしまいましたよ。物を落としたら「なめてんちゃいますか」みたいな(^_^;)

このような現代語のため、古代の神々や人々が自分とつながるようにも感じられます。
しかし全体的にわかりやすく、人間味があふれる分、生々しくなってしまった…
古事記の神々や古代の人々だって私達と同じ人間だってことはもちろんわかっていて、それを神話のような書き方をするために、違う世界の物語の中だけのように感じられます。
本書の現代の言葉では、「太刀で内蔵グリグリして殺したれ」「女召し出したけどめっちゃブサイクだから追い返せ」となるので、非常に身近に感じて、なんというか、同じ人間として、辛いことも(T_T)

本書は現代の言葉でわかりやすく、勢いよく読めますが、ちゃんと当時の人たちの感覚も分かるということでとても良かったです。

(少し昔の物語を現代語訳したものや時代劇で、翻訳者とか脚本家の当時の施錠批判的なものが透けて見えることがあると、「確かにその習慣は良くないけど、その当時の習慣の中でどんなふうに生きたのかとか、その習慣があった時代の感覚が分かるように訳してほしいなあ」って考えることがあります)

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

くすくす笑いながら読みました
地名の由来がこの話からきてるのかぁとか、この地域の話なんだ、っていうのが、関西在住の身からすると身近で興味深かった!

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2025年07月07日

Posted by ブクログ

軽快な関西弁の会話が笑える。
あの古事記だし結構な分厚さだし、最後まで読めるか不安だったけど、一度開いてしまえばページを捲る手が止まらなくなる。
今までなんとなく抱いていた古事記に対する堅苦しいイメージとは真逆の、ぶっ飛んだお話ばかりだった。 
多少内容に誇張はあるのかもしれないが、教科書よりもこっちのほうが何倍も頭に入る笑

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

この本の口訳風に言うと「やばっ。めっさおもろいやんかいさー!」の古事記。
イザナギとイザナミ、天照大御神、因幡の白うさぎ、ヤマタノオロチ、スサノオ、ヤマトタケルなど、古代史でお馴染みのキャラ(?)はこの古事記にいっぱい出てきます。
神様もやたらと出てくるし(名前が全く覚えられない)、ハチャメチャなキャラが多い上に、顔で女性を選り好みするわ、すぐに逆上して◯そうとするわ、なんと言うか人間の「業」が神様に凝縮されている感すらあります。
そして、それぞれの物語も、神様の行いだけあってブッ飛んだ展開になることが多い(例:オオクニヌシは何回◯されても生き返る)上に、口訳は関西弁ときたので、かなりアナーキーな世界観だと言わざるを得ませんが、おかけでグイグイ引き込まれ、一気に読み切ってしまいました。
古事記は現存する日本最古の書物であり、神話も含まれることから、「マジメな書物やん!?」と敬遠されてきた方にも凄くオススメ。
古代史への印象が変わる一冊です。
良い方に変わるかおかしな方に変わるかは分かりませんが。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

島崎和歌子さんが出てきませんが、島崎和歌子さんという神の物語も神話として未来の地球に残しておきたいと思いました。

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2024年12月23日

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2024.12.19発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた1冊。
関西弁で捲し立てられるように綴られた古事記。面白すぎる。神様同士めっちゃ喧嘩するので「何さらしとんじゃ、ワレ」「いてまうぞ」みたいなやり取りが痛快。一家に一冊推奨。

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2024年12月21日

Posted by ブクログ

初めのインパクトでグイグイ引き込まれた。町田流解釈もなるほどと頷けたり、親切に思えたり。
古事記にスピード感を付けてくれたという点で、とても画期的だったし、有り難かった!!

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

audibleで。

神話が、関西弁になるだけで
こんなにも頭に入ってくるものなのでしょうか。。。

始まりのナレーションが厳かにスタートして
天津神が、お話になるまで
この本が口訳、それも関西弁!とはつゆ知らず、
しばらく呆気にとられておりました。

いやはや楽しい古事記でした。
是非是非 audibleで楽しまれるのがおすすめです。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

いや~面白かった! これはちびちび読むより、一気読みが正解だと思う。その神の話だかわかんなくなっちゃうからね~
『古事記』は50歳にもなって池澤夏樹訳を読んだのが初めてで、こんなに面白いものだったのかと感動したけど、町田康訳は関西弁で、リズムと疾走感がたまらない。加えて、ある神のことを「発達障害なのか」とか「サービスステーション」といった現代のワードを織り込んできてわたしたちに理解しやすく、より身近に感じられる訳になっている。
こんなふうにして古典が訳され読み継がれていくのって素晴らしいなあ。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。
めちゃ面白かったです。ナレーターの方の関西弁が上手くて笑えました(^^)
神様の名前は覚えられないけど、有名な神様の下りはより面白かったです。ガラの悪いことこの上なしでした。
人間くさい神様達でありました。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

まさか自分が「古事記」を読む日が来るとは思わなかった。高校の古典の授業で、教科書に載っていない「古事記」を先生がプリントしてくれた、それ以来である。ちょっと面白いと思ったが、もっと読みたいとか思わなかった。
町田康さんの口訳はとても面白かった。どんどん読み進められた。なんとなく知っていた神々のエピソードが掴めて、こういう話だったのか、といちいちうれしかった。個性的な神様たちが頭の中で生き生き動いてくれて楽しい時間だった。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

面白くて読みやすかった!!
一貫したストーリーがあるわけじゃないから、真面目な訳だったら読みきれなかっただろうなと思う。

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

天と地の始まり 
 高天原(たかあまのはら)に属する 身を隠す五柱の特別神が命じ
 神世七代の一柱 伊耶那岐神(いざなき)と妹伊耶那美神(いざなみ)ペア
 天の浮橋に立ち ドロドロのところに天の沼矛を下して かき回してみた
 ブヨブヨが矛の先から雫となって垂れ固まって島になった淤能碁呂島(おのごろ)
 二柱一体化し 大八島国と十柱の神・・・合計十四の島と三十五柱の神を生み出す
 火傷で死んだ妹伊耶那美神に会いに黄泉国(よもつくに)へ行くがその姿に・・
 戻り、穢れを拭い去ると次々と神が生まれ・・

須佐之男命(すさのおのみこと)と 八岐大蛇(やまたのおろち)
 海洋の支配を父 伊耶那岐神から命じられるが発達障害で国に災いし 永久追放
 兄 天照大御神(あまてらすおおみかみ)に挨拶に行くが暴挙に出て 高天原を追放
 出雲国須賀で 八岐大蛇が八汐折の酒を飲んだところを頭を切り落とし
 尾に入っていた草那芸剣(くさなぎのつるぎ)を天照大御神に献上し罷免される
 大国主(おおくにぬし)は六世の孫にあたる
 
因幡の素兎 と 大穴牟遅神=大国主神
 兄たちの荷物を入れた大きな袋を背負い因幡に
 皮を鮫に剝がされた兎は 潮水を帯びて風に吹かれよと神様に言われ・・
 兄たちは八上比売(やかみひめ)に求婚するが 大穴牟遅神が好きだと言われ
 弟に 山の上から猪と言って焼けた岩を落とし受け止めさせて殺すが
 神産巣日神(かむむすひのかみ)の蛤貝比売の母乳の治癒力で生き還る
 次に 大木に楔を打ってできた割れ目に挟まらせて殺すが 再び比売の乳で生き還り
 紀の国に逃げ 根之堅州国へ抜けて須佐之男命の宅へ行き 須勢理毘売と結ばれる
 須佐之男命に殺されかけるが毘売の機転で逃げ、盗んだ太刀と弓で兄たちを殺し
 国をかためる・・・
 
神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)、神武天皇へ
 兄の五瀬命(いつせのみこと)日向から東へ向かい 宇佐、筑紫、安芸、吉備
 登美能那賀泥毘古(とみのながすねびこ)の軍の矢で五瀬命が絶命
 日の御子として東側の熊野から攻める
 天照大神と高木神が高倉下に授けた剣で 奈良の宇陀、忍坂を制し 
 橿原に宮殿を建て天が下を治めたのが神武天皇。崩御のあと 、
 その皇后 伊須気余理比売を日向にいた御子 当芸志美々命(たぎしみみ)が娶る
 3人の息子を殺そうとしたが三男の神沼河耳命が殺害し 綏靖(すいぜい天皇になる
 その後、大昆古命と息子が北陸、会津を制し 崇神天皇が全国制覇を成し遂げる

景行天皇と倭健(やまとたける) 
 大碓命の16歳の弟 小碓命 を熊曽征伐を命ずる
 女装し熊曽兄弟を倒し 倭建命と呼ばれる 健=その地で一番強い
 出雲健に剣の交換をしようと相手の剣を抜き殺害 自分のものは偽りの太刀
 大和に帰るが天皇に東国遠征を命じられる 
 再び倭比売命に面会 草那芸剣と袋を授かる
 相模国で野火攻めにされるが剣で草を斬り 袋の中の火打石で向い火を起こす
 一族を焼き殺し その地を焼遺(やいず=焼津)と呼ぶようになる
 三浦半島から房総へ 后を生贄にし海の神を鎮め 甲斐 信濃も平定 尾張に帰還
 

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

誰もが知っているが実際に読んだことがある人は極めて少ないであろう「古事記」を町田康が口語訳で現代に甦らせる。

町田康の文体と「古事記」のぶっ飛んだ世界観の相性が最高によく、こんなに「古事記」とは面白い物語だったのか!?、という驚愕と共に読めてしまう。

あまりにも破天荒すぎる神々たちの戯れをこんなにも面白く、かつ読みやすく描き出す著者の作家としての力量を実感した。

ぜひ文科省は本書を中学生くらいの必修図書として全国のジュブナイルに読ませてほしい。それで、日本が変わると思うな。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めっちゃおもろいやんけ!
関西以南の口語で繰り広げられる日本の神々から天皇のあれやこれ。考えたら地域的にはそこから起こったのであるし、むしろ正しいのかしら。
面白さの為には、無駄と思われる繰り返しも厭わない振り切り方。
古事記の内容をきちんと学んだことは無いのに断片的に聞き覚えのある話ばかりでおどろく。自分、知らないうちに結構知っとるやないか。絶対に笑かしにかかるので退屈しないで聞き終えられた。終盤の方は馴染みがないものが多くて集中力を欠いたかもしれない。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

町田さん訳のテンポ、リズム感のある文が活き活きしてよかった。関西弁で神神が語り合ってるのも面白かった。でも面白さだけでなく、哀しさとかもちゃんと伝わってくるのはやはり町田さんの訳がきいているんだなぁとしみじみ。他の方の古事記も読みたくなった。再読したい。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

「コウヤクコジキ、マチダコウ」コウで始まりコウで終わる声に出して読みたいタイトル&作者名。関西弁で突っ走る町田版古事記、徹頭徹尾ノリと勢いで進んでいきます。この一冊を読んでおけば「古事記?ああ、読んだことありますよ」と様々な場面で知的マウンティングできるのでおすすめ。やはり古典の訳においては“読みやすさ”以上に大事なものはないと思います。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

町田康による口訳古事記。
「古事記かー、部分的には知ってるけど、全部は読んだことないな。474頁、結構長いねぇ・・・。」と読み始めたが、いや、これが滅法読みやすい。怒涛の勢いである。河内弁なのだと思うが、何だかリズム感のある関西弁に乗せられてどっどどっどと読まされてしまうのだ。

伊耶那岐・伊耶那美の国産み。火の神を産んで命を落とした伊耶那美と、それを連れ戻そうとした伊耶那岐の黄泉の国の物語。
天界で暴れた須佐之男。それに怒った天照大御神が籠る天岩戸。
因幡の白うさぎと大国主神。
このあたりはそれぞれのお話としても比較的知られている方だろうか。どちらかというと文字通り神話の世界といった趣である。
これ以後は、天照大御神が邇邇芸命を地上に遣わし、この一族が、国内各地の抵抗勢力を制圧し、統べていく物語となる(海幸彦・山幸彦や倭建命のお話はこの後半部分に含まれる)。そういう意味では人間の歴史の匂いがする。邇邇芸命は天照大御神の孫にあたり、神といえば神なのだが、ある理由で不死ではなくなる。

町田版古事記は会話が大きな牽引力となって、物語をぐいぐい引っ張っていく。
手元に岩波文庫版の古事記があったので、ところどころ引き合わせて見てみたが、思った以上に事件自体は原典通りである。
攻める方は「殺すぞ、ボケ」といって進み、討たれる方は「いたいー」「いやよー」とやられてしまう。少々唖然とするのだが、しかし実際のところ、平定するということは、侵略と殺戮の連続なのである。特に会話部分での脚色はあるにはあるものの、実は意外と本質を突いているようにも思えてくる。制圧される方からすると、何だかよくわからない軍勢がやってきて、何だかよくわからないうちに負けてしまったりするわけである。

戦闘場面と並んで目立つのは、家系図にあたる記述。誰が誰と結婚し、誰と誰を産んだのか。
旧約聖書の創世記にもあるような、出自の記録だ。
AがBを娶り、CとDとEが生まれ、CはFを娶り、GとHとIとJが生まれ、というのが要所要所に差し挟まれる。

中央政府の史書として記録すべき大きな点は、誰が誰を制圧したか、そして誰が誰の子どもであるか、であるという印象を受ける。
つまりは、その系統に連なるものが「正統な」支配者であるという証として。

意外と血生臭い古事記。
ドライブ感のある文体がクセになる。


*岩波文庫版古事記では、古事記中の歌謡全句の索引があり、なるほど歌謡の意味も大きかったのだろうと思う。町田版では全部は拾ってはいないようだ。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

"口語訳"ではなく"口訳"というのがミソ。町田節炸裂で古事記をめちゃくちゃ分っかりやすく訳してます。高校で少し習ったギリシャ神話もそうでしたが、神様って...アホなん?物欲、性欲、権利欲なんでもあり、殺戮,暴力なんでもありです。神社でお参りしている意味あるのかななんて疑問まで湧いてしまいますね。でも,面白かったからまあいいです。町田作品を読むとしばらくこんな思考に陥ります。中毒性あります。

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

いなばの白うさぎくらいまでの話は子供向けの神話の絵本などでなんとなく知っていたが、それ以降の話も町田さん節の文章のおかげか、楽しく読めた。しかし神様達のお名前がなんと読みにくく覚えにくいことか⁉︎騙したり意地悪したりなんと人間くさいことか⁈ちょいちょい出てくる「いやよー」が好き。

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2024年01月13日

Posted by ブクログ

日本人なら知っておきたい古事記!読みやすいし面白かった!
でも関西人じゃないから、関西弁読みにくくて、上之巻きで中退しました。ただ。神様の特徴と名前があたまにはいりました。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

初めての古事記に選んでみました。
とっかかりとしてはいいと思いました。ただ、これだけで終わらせるべきではないかなと、他の古事記の本も読んでみようと思います。
冒頭の怒涛の神々登場に心折れるかと思いましたが、意外となんとかなりました。
(長い漢字の名前はなんとなくはじめの二三文字からニックネームみたいにして読みました。)
全体的にシュールな笑いという感じ。
ただ⚪︎⚪︎天皇が出てきたあたりから、急な展開に追いつけず、おそらく
これは単純に自分の知識不足かと思います。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

古事記って、昔から知ってるけど内容って考えたことなかったが、これが古事記なんだと納得。前半のイザナギとイザナミ、天岩戸、因幡の白兎や八岐大蛇とか、みんな古事記の話だったんだ。知ってるわ。後半は地名の由来のオンパレード。私の住んでる京都の郊外の地名の由来も山ほど出てきてなんか嬉しい。ある程度由来は知っていたが、それも出所は古事記だったんだと感心した

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

町田康の古典訳は『宇治拾遺物語』でも楽しく読んだ。プリミティブな勢いのある古事記との相性もよろしい。特異な芸風だけにマンネリ感がなくもないのだが、スルスルっと読んでしまった。なお、場面々々の情景が、こうの史代の絵柄で脳内上映されました

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

神々のセリフがおもしろくて、思わず笑ってしまう。
どこかで読んだことがある、見たことがあるエピソード、だいたい古事記が出典だったw
古事記初心者におすすめ。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

古事記ってはるか昔に学校の授業ってちょっと名前くらい聞いたかな程度の知識しかなかったけど、
これは読みやすくて、あーこれ知ってるやつ!って思ったりしながら読めて面白かった。
それにしても神様ってこんな感じなんだ…(笑)

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2024年06月12日

Posted by ブクログ

口語訳で読みやすい・・・とはいえ、砕けすぎだろ??
河内弁?関西の人間ではないので途中で飽きた。出雲も大和も熊襲も相模もみんな河内弁じゃなくて違う言葉でも良かったのに。てか、"草生える"とか現代スラングでも面白かったかもね。
最後に言いたいのは武内宿禰お疲れ様でした!!
ちょー長生きの大王何代にも仕えてて大変だったよね。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

古文漢文赤点な理系人間として、古事記はなかなか原典が読みづらいものの代表だった。この作品は口約と銘打っているが、その実は関西弁いや河内弁というよりヤンキー色の強い言語によって「ワレ何さらしとんねん」「いてこましたろか」といった表現がなされている。そしてそれが無秩序状態にある古事記の世界観に怖ろしくフィットしている。

須佐之男命なんて半グレが結婚して子煩悩パパになった典型だし、大国主神も何度も●されるただのパシリだったのがやたら女性にモテて国造りの神様になったチャラ男だ。そして事あるごとに下ネタが登場する古事記は、まともに堅い文章で読んでいたら発狂してしまいそうだ。

その実は、長らく物語として口語伝承されてきた内容なので、面白おかしく脚色されたのだろうし、それを恭しく文章で読むよりもやはりネタ的なストーリーとして消費していくことが、神々の子孫たる我々後世の日本人が採るべき作法なのだろう。

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2024年05月08日

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