野々井透の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 棕櫚を燃やす
    知らない単語、とくに形容詞、副詞、がたくさん出てきて、調べながら読んだ。

    こんなふうに日常を言葉で表現できたら、同じ日常でも違って感じられるだろうと思う。
    この著者の方と一緒に生活してみたい。

    ここ最近のベストワン。
  • 棕櫚を燃やす
    ほとんど筋というものがない。淡々と過ぎゆく父と娘二人の日々と会話が繰り返されるだけ。そんななかで時折3人それぞれの世界観をじわっと感じさせる。穏やかに。
    まるで詩のような春野のひとりごとが続いていく。柔らかに。
    フランスの作曲家の室内楽を連想した。ドビュッシーかな。
    ただ耳を任せていて心地よい。
  • 棕櫚を燃やす
    表題作は、闇に息吹く、鮎の匂い、地平線の場所、雪の音 の四部構成になっていたが、春野と澄香が父と暮らす何気ない日常の話が淡々と続く.あまさず暮らそう という目標のようなフレーズが気になった.むるむるという字句も頻出する.亡くなった母を しろい手 で表現しているのも深い意味を見たような感じだ.後半の「...続きを読む
  • 棕櫚を燃やす
    決して方言や訛りがあるわけでもないのに、なんとも読みにくいセリフが多かったのですが、それは日常会話で喋る言葉をそのまんま綴られていたので、読みにくいのは当たり前だと思い、むしろ、よりリアルな会話が伝わってきました。

    「思ったことをそのまま言える相手」と言うことはよく聞きましたが、
    「目にしたものを...続きを読む
  • 棕櫚を燃やす
    ひとつひとつの言葉を飲み込みながら、読みました、ヒリヒリしながら。
    「棕櫚を燃やす」も「らくだの掌」もです。

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