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第二次世界大戦下のロンドン。錠前師のおじを手伝うエリーは、生活のために裏の仕事として金庫破りをしている。だがある日、その現場を陸軍のラムゼイ少佐に押さえられてしまう。少佐は諜報作戦上の重要な文書を回収し別のものと入れ替えるため、投獄されたくなければ、ある屋敷の金庫を解錠しろと命令する。エリーが少佐と屋敷に侵入すると、金庫のそばには他殺体があり、文書が消えていた。エリーは少佐に協力して、殺人を犯し文書を持ち去った容疑者を探ることに。凄腕の女性金庫破りと堅物の青年将校、正反対のふたりの波瀾万丈な活躍譚!/解説=上條ひろみ
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Posted by ブクログ
非常に面白い。
解説によればジャンルは「コージー・ミステリ」らしい。
・生い立ちも性格も真逆な男女の凸凹コンビ
・ワクワクする潜入ミッション
・殺人と容疑者
というベタな要素にあふれる作品だが、それでもなお面白かったのは、主人公エリーと青年少佐ラムゼイのキャラクターや掛け合いが良く、状況がカッチリしていてわかりやすく、文章自体が非常に読みやすかったからというのが大きいと思う。
舞台が1940年の英国という自分が好きな海外古典の時代で、それを現代に書いたもの、という点も好みの要素。
やっぱり「携帯電話」だの「SNS」だの「GPS」だのといった現代技術が登場しない作品の方が自分は好みらしい。
次作も是非読みたいと思えるシリーズ1作目だった。
Posted by ブクログ
レビューで知り読んでみました。私の好きな女スパイ(作中ではまだ見習いぐらいかな?)の話で、私の好きなイギリスの戦争前後の時代の話。私の好きなものが詰まった話でした。読んでみてよかったです。
主人公のエリーとおじのミック金庫破りで泥棒。そんな2人は色んな事情から政府の仕事をすることに。仕事の内容は金庫破り。機密文書が入った金庫を開けようとするのだけど、事件に巻き込まれていく。そんな状況でエリーは、スパイとしての能力を開花させていく。
ここで気になる存在がラムゼイ少佐。エリーとミックを引き込んだ人物なんだけど、すごく魅力的な男性。イケメンでお家柄もよろしく、地位も名誉もある。もちろん仕事もできる。そんな何もかもそろった人間いるのだろうか?と思うぐらい完璧な人間。そんなエリーとラムゼイの関係が気になる。それにエリーの幼馴染のフェリックスも加わり三角関係?にもなってるし。ハラハラドキドキのスパイもの、ドイツのスパイは誰なのか?機密文書はどうなってしまうのか?を読んでるはずなのに、恋愛でドキドキキュンキュンが私には重要になってしまいました。
続編もあるみたいなので、読みたいです。
Posted by ブクログ
第二次世界大戦次のロンドン。スパイもののエンタメとして読みやすく整えつつも、命や人生が簡単に扱われてしまう不穏さも漂う。
愛や情や誇りが、根底に守られている話で良かった。
きっともう少し殺伐にも、恐ろしくも、残酷にもできただろうストーリーラインだったけど。
私にはこのくらいのさじ加減のライトさが読みやすかった。
ストーリーを進めるための失態をする登場人物がいない。みな(裏稼業も含めた)技能があり、誇りもある。そして、戦時中でありながらそうした人間性が守られているフィクション。
しかし、ミスもなく高い技能もありながらも、1本間違えば命や人生が簡単に失われてしまう不穏さが、深みをだしている。
家族や友人が無事にいられるのか、その中で隣り合う恋愛関係はどうなっていくのか。この先も気になりつつ、読んでいきたい。
Posted by ブクログ
金庫破りの腕を買われて、堅物上司とスパイ稼業に?
第二次世界大戦中のイギリスを舞台にしたコージー・ミステリ。
エリー・マクドネルは、家業が金庫破りという一家の娘。ある矜持を持って、仕事をしていました。
叔父のミックと仕事中に、不覚にも捕まってしまうが。
時は1940年。
陸軍のラムゼイ少佐は、ある目的のため、金庫破りを必要としていて、協力すれば罪に問わないと約束する。
勝ち気で有能で、生き生きとしたエリーが、暗くなってもおかしくない状況下で、楽しげな空気を醸し出します。家族の仲がよかったり。でも、過去に謎もあったり?
一方、ほとんど表情が変わらず、整った容姿で上流階級の出とはっきりわかるラムゼイ少佐。
本来、縁もゆかりもない、しかも泥棒と逮捕者という出会い。
なのに、何とな~く、甘い予感が?
それは、先のお楽しみ☆
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