切ない作品一覧
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3.02016年日経「エコノミストが選ぶ経済図書」入賞 『ドキュメント 銀行』著者、最新作! 本書では、一人の人間にスポットを当てる。その名は橋本徹。日本の3メガバンクの一つ、みずほ銀行の前身である富士銀行の頭取や、日本政策投資銀行の社長を務め、日本の金融界を代表する経営者の一人だ。 橋本氏が銀行員になったのは、日本が高度成長期に入った1950年代である。以来、60年間にわたって激動する金融の世界に身を置き、荒波にぶつかってきた。最後はトップに上り詰めるが、経歴の中心は国際部門であり、まさに金融のグローバル化が加速する真っただ中で金融マンとしての人生を歩んできた。 橋本氏の足跡は、金融の国際化の歴史そのものであり、橋本氏が経験したさまざまな試練は、邦銀が抱える構造問題が根っこにあるものばかりだ。そこで本書では、橋本氏の足跡をたどりながらグローバル金融資本主義の源流を探り、現在に至るまでの変遷を追う。 英国の現地法人の設立、米国の大手ノンバンク買収、中南米の債務危機への対応、国内支店で起きた不正融資事件、住宅金融専門会社(住専)問題の処理、みずほグループの誕生など、金融史に残る数々の出来事に対峙する姿を、できる限り客観的に記述した。 折に触れて、金融をめぐる時代背景を説明し、橋本氏がどこに立っているのかを把握できるように構成した。また、国際部門を中心に歩んできたにもかかわらず、金融資本主義には批判的な橋本氏の内面にも光を当て、自らの思想、信条とどのように折り合いをつけながら金融マン人生を送ってきたのかに迫った。 内面の葛藤を抱えながらも、金融マン人生を全うしてきた橋本氏の生き方は、グローバル金融資本主義に疑問を感じたとしても、その中で生きていかざるを得ない現代人にとって大いに参考になるのではないだろうか。 (「はじめに」より)
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4.5小夜への告白を断られた高端は、過去の自分の発言を謝るとともに、もう一度小夜へまっすぐぶつかってみる。対する小夜の言葉は…!? そして桐山は、あることを小夜に告げるのだが――ふたりの“GAME”の行方は…!?(34P)(この作品はウェブ・マガジン:Love Jossie Vol.115に収録されています。重複購入にご注意ください。)
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4.5「おまえのことが好きだ」――高端から出た小夜への告白。想像もしていなかった彼の言葉に、小夜は…!? 一方、桐山は小夜を忘れられない自分を自覚しつつあったが、桐山の本心はどこにあるのか――?(44P)(この作品はウェブ・マガジン:Love Jossie Vol.114に収録されています。重複購入にご注意ください。)
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4.1蒔田恒平の身体の最奥には花びらのような傷痕がある。 高校3年生の冬、ヤクザ達に蹂躙された時の刻印だ。 だがその時の記憶は断片的に霞がかっていて思い出せない。 以来極度の潔癖症となり、恋愛も結婚もすべて諦めた。 それから十数年、恒平は高校時代想いを寄せていた弓道部の後輩・西条司と再会する。 司の妻の葬儀の場で、対立する派閥の秘書と議員として。 そして司は恒平に囁く。 俺はあの日あなたが何をされたのか、すべてを知っていると──。
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4.7幼なじみの健と一緒に進んだ高校で優太に出会い、翼は恋に落ちた。三人で過ごす日々は穏やかで幸せだった。けれど高二の終わりも近い三月十一日、あの日から優太は行方不明のまま。『優太に会いたい』翼と健はそう願いながらも、現実を受け入れ始めた高校卒業前。健は翼に決意を告げた。優太と自分の夢を叶えるため、航空自衛隊に入りブルーインパルスのパイロットになりたい──それから十年が経ち、約束を果たして松島基地に戻ってきた健。昔と変わらないけど、逞しく大人になった健が翼には眩しく映り自分の気持ちの変化に気づき始める。優太とずっと一緒にいると約束したのに、他の人を好きになっていいの? 翼は悩み込んで──
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3.7主演・佐藤健、共演に阿部寛、清原果耶、林遣都、吉岡秀隆、倍賞美津子らで映画化が決定した『護られなかった者たちへ』に続く、「宮城県警シリーズ」第2弾! 「誰にでも境界線がある。 越えるか、踏みとどまるか」 中山七里 2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。 《あらすじ》 2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。 妻の身元が騙られ、身元が誰かの手によって流出していた……やり場のない怒りを抱えながら捜査を続ける笘篠。その経緯をたどり続けるもなかなか進展がない。そのような中、宮城県警に新たな他殺体発見の一報が入る。果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか? そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか――。
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4.5出版社で働く凪咲は、顔もわからない謎多き大富豪・須王一樹のネタを取るため、あるパーティに送り込まれる。結局、何の情報も得られないまま帰ろうとすると、ある男性が引き留めエスコートしてくれた。出会ったばかりなのに惹かれあい、その夜、体を重ねてしまう。翌朝、なんとその男性が一樹本人だと発覚して!? 彼からゴシップ除けの契約結婚をするかわりに、独占取材を約束される。互いに打算的な結婚のはずが、彼との時間は蕩けるように甘くて…。「おとなしく甘やかされておけ」――過保護なまでに愛でられ、凪咲は身も心も溺れていき…。
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3.8もしもまだ、俺の中の花が枯れていないなら― 何にもやりがいを見出せず街をふらつきセフレのマサトと遊ぶ日々の勇太だったが、ある日花屋の高見に一目惚れ。何度も通いようやく初めての食事に出て上機嫌となった帰り道、勇太は「仕事」で年上の男とラブホテルへ入るところを高見に見られてしまい…? そしてそんな2人を見守るマサト、3人それぞれの選ぶ道とは――。
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4.2ゴミをためこむ汚屋敷母は、娘の心にもゴミをためる毒母だった!! 家は汚屋敷、ネグレクトで栄養失調の弟、娘への異常な執着やセクハラ… そんな環境で育った作者が母と決別し、自分なりの片づけ方法を見つけるまで。 汚屋敷で育った作者も続けられる、片づけのヒントも満載!! 【目次】 第1章 汚屋敷母に振り回された家族 第1話 食のトラウマ「ゴキブリのフンが入ってる! ?」 第2話 娘の性に異常に干渉する母 第3話 汚屋敷育ちに立ちはだかる結婚の壁 第4話 放置子だった弟 命綱は給食 第5話 汚屋敷母のメシマズ率は高い! 第6話 アメリカの汚屋敷番組はモザイクが無い 第7話 捨て作業のストレスで坊主頭寸前 第8話 大物家具解体は業者に頼るが吉 第9話 父の浮気を許すまで 第10話 汚屋敷から脱出し、ルームシェア 第11話 汚屋敷脳は病気?障害?? 第12話 子供の幸せに嫉妬する母 第13話 後遺症?頭の中のオーディエンス 第14 幸福の象徴、ハンバーグを作ってみた 第2章 汚屋敷育ちが片付けを学習するまで 第15話 引っ越しで片付け筋を鍛える 第16話 やらなくていい掃除もある!? 第17話 数・層を減らして罪悪感も減らす 第18話 身近にあった汚部屋・屋敷住人体験談 第19話 それでも片付ける気力がわかない時は 第20話 再び母の家を見に行ってみた おまけ お片付け12ヶ月カレンダー ★単行本カバー下イラスト収録★
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3.4現実と妄想のハザマで右往左往。 42歳-54歳―― “カヨコの12年”が詰まったエッセイ集! 本書は大久保佳代子さんが『POPEYE』と 『Tarzan』で足掛け12年以上にわたって 連載してきた120本以上のエッセイを まとめた一冊です。 「ガテン系男子にカヨコを差し入れ」という 濃い目の妄想から、 「老後を見据えてVIO脱毛」という アラフィフの現実まで、 縦横無尽な“カヨコワールド”が展開されています! 【「はじめに」より】 「パジャマあるよ」と言われた時、 10歳の時と28歳の時の反応が違うように、 人って変化していく生き物なんだと思います。 この本は、42歳から54歳までの 12年間を書き綴ったエッセイ集です。 シャレオツシティボーイの 愛読誌である『POPEYE』と、 マッスルヘルシーピープルの 愛読誌である『Tarzan』で、 月に一度のペースで 連載していたものをまとめました。 エッセイの合間には、当時を振り返りつつ、 「今の佳代子」をテーマに 書き下ろした文章を入れています。 この12年間は、イチ女性としても イチ芸能人としても、まさに変動の期間。 その時に起きた出来事や関心事を、 皆さんに楽しんでもらえるように、 その時の最大のサービス精神で お届けしてきたつもりです。 正直、内容的には非常にしょうもないです。 お下品でお下劣で、性悪な人間性もかいま見えて。 我ながら、自分って嫌な人間だなと思います。 でも「大久保さんって最低だな(笑)」とか 「こんな人にはなりたくないわ!(笑)」など、 ポップにエンタに蔑んでもらえたら嬉しい限り。 時に私も、人を蔑んで 楽しんでいますから良いんですよ。 この本の定位置は、本棚なんて高望みはしません。 トイレの中で充分です。 いや、便器の脇こそべスポジです。 トイレという密室で脱力しながら読んでほしいです。 頭から順番通り読む必要もありません。 何気なく開いたページの1本のエッセイが、 ふんばりを後押して 快便につながることを期待します。 もしかしたら人生のふんばり時にも、 役に立ったり立たなかったりするかもです。 佳代子の12年間の集大成、 お好きなところからご自由に。
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4.7偽エンター、グラデ便せん、同人封筒、投稿ハガキ、晴海でのコミケ……若い子は置いてけぼりで語られる、"あの頃"のオタクの毎日!! pixivもTwitterもなかった頃、それでも腐女子たちはオタク活動全力で楽しんでおりました! 腐女子たちのリアルすぎる懐古語りを、エッセイ漫画の名手・御手洗直子が描きます!!
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仕事に戸惑いがちな若手社員や、仕事の要領がつかめずお悩みのビジネスパーソンに向け、 仕事上でミスしないための技術をマンガで解説する一冊です。 ビジネスパーソンなら身につけておくべき必須課題、「あいさつ・敬語」「コミュニケーション・報連相」 「整理・整頓」「メール・ビジネス文書」などでミスしないための<具体的メソッドを、 ビジネスインストラクターとして豊富な指導実績をもつ著者がていねいに手ほどきします。
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3.8トランプ後の「世界の読み方」がわかる! 2017年1月20日に米国第45代大統領に就任したドナルド・トランプ氏は何から何まで異例づくしだ。 選挙戦から「メキシコとの国境に壁を作る」「不法移民を追い出す」等、過激な言動が話題を呼んだが、どうやら正式に大統領に就任しても基本理念は変えるつもりはないらしい。サイバー攻撃をしていた国をロシアと断定したものの、報復措置をとるよりも米露の親密な関係作りに腐心していることからも、米露が今後、世界の中心になることは間違いないだろう。 その一方で、経済問題についていえば、内外の各企業に“脅し”ともとれる発言を連発。多くの企業が拠点を米国内に戻すことを表明した。南シナ海で軍事基地を作るなどやりたい放題の中国を敵視し、緊迫したムードが早くも漂っている。 トランプ政権で、アメリカ、ロシア、中国はどうなるのか。そして日本はどうなるか――。この1冊で、「トランプ後の世界の読み方」のすべてがわかる。
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4.0おまえはやはり美味いな。この身も……放つ気も、極上だ。 黒獅子の魔物である昊獅とセックスで精気を与える契約をしている惣兵だったが、ある日、今の関係に違和感を覚え始めて……? 「……契約だ。精気を寄越せ」式鬼を使役する惣兵は「呪」として返ってくるものを黒獅子の魔物である昊獅に喰ってもらっている。その対価として惣兵は昊獅とセックスすることで精気を与える。契約によってバランスが取れた心地よさに馴染んでいたある日、惣兵は骨董商を営む祖父の代理で訪れた博物館で、昊獅の前世での妻が剥製になっているのを見てしまう。その日以来、ずっと惣兵の胸はモヤモヤしっぱなし。惣兵の容姿も身体の味もことあるごとに昊獅は褒めてくるが、気持ちよさでは流せない何かに焦燥感が募って――!? 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
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3.9深夜、誰かが写真を現像していたらしい理科室で不審な物音を聞いた託生とギイ。二人は、すぐに駆けつけてきた松本先生に追い返されてしまったけれど…?
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4.5天涯孤独のルルカはレアな治癒士。 ただし最弱クラスの魔力しかなく、周囲から冷遇されていた。だがある夜起きた大事故をきっかけに自分の前世が『伝説の大聖女ルーネ』だったことを思い出し、最強の治癒能力も復活してしまった! 前世では強大な力のせいで利用され犠牲になったトラウマゆえに、今世では誰にも知られないようにしようと決意。 ところがルルカが事故から救ったのは、なんと王太子のアレクシスだった。 婚約者が次々病に倒れたせいで『死神王子』と噂されるアレクシスは、力を隠そうとするルルカの弱みにつけ込み、偽装婚約を持ちかけてきて!?
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4.3わさびちゃんがつないだ命の輪。 1年前の夏、保護されてから87日間の記録が全国に感動の渦を巻き起こした「ありがとう!わさびちゃん」。わさびちゃんが亡くなった後、わさびちゃんのおうちには、新しい子猫ちゃんが保護されました。命名「一味ちゃん」。保健所行き寸前のところで救われた子猫です。一味ちゃんは、最後まで必死に生きようと頑張ったわさびちゃんの分まで元気に育ってという母さんや父さん、ゴールデンレトリーバーのぽんずちゃんらの愛情に育まれてすくすくと成長していきます。「家族を捨てないで!」というわさびちゃんが発したメッセージは確実に繋がれているのです。わさびちゃんの物語をきっかけに全国に広まる「不幸な猫をなくそう」という輪。本書には、全国の保護猫ちゃん幸せ家族も掲載されています。前作同様収益の一部を動物愛護団体に寄付されます。 【ご注意】※この作品はカラー版です。※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
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4.0文芸誌編集部の俊太郎と、その幼馴染で売れない作家の豊隆。出版不況の最前線でもがく二人がたどり着いた、「本当に書くべき物語」とは!? 小説をめぐる現実と葛藤、希望を描く、出版業界熱血バディ・ストーリー!
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4.2『ランチのアッコちゃん』の次はコレ! いま最も注目を集める著者が贈る、パワー全開!永遠のガールズ小説!! 王冠を手にするのは誰? 教室は少女達の戦場! 私立女子校・聖鏡女学園中等部二年の範子は雑誌の編集長として勤める母と二人で暮らしながら、チヨジ、スーさん、リンダさんという気の合う仲間たちと、地味ながらも楽しく平和な学園生活を送っていた。ところが、クラスである事件が起き、公開裁判の末に滝沢さん(=王妃)がクラスの頂点にいる姫グループを追われてしまう。なりゆきで滝沢さんを迎え入れることとなった範子たちだったが、彼女の傍若無人さに、グループの調和は崩壊! 穏やかな日常を取り戻すために、範子たちはある計画を企てる……。傷つきやすくて我がままで――みんながプリンセスだった時代を鮮烈に描き出すガールズ小説!
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3.3嫌われ巫女、なぜか皇子に溺愛されてます! いにしえの時代、神鬼の意を占う巫女あり。神に通じ、鬼(死者)に通じる彼の者たちは、その力を以て王の治世を補佐したもう。よってその存在、あまねく国の行く末を占うものなり――。 かつては王権のそばにあり、大変貴重とされた巫女。だがこの国ではいつからか、巫女は忌まわしい存在として迫害されるようになってしまった。今は 新しい王朝が立ち、それに従いようやく禁巫の令は取り消されたが、巫女の血を引く者は、長い迫害の期間を経て激減していた。そんな中、巫女の血を誇る祖母に地獄の英才教育をほどこされた螢那は、実はがっつり巫女の力を持っていた。……が、本人の感覚は「ちょっと霊が見えるだけの平凡な女の子」という程度。祖母亡き後、なさぬ仲の義母にいじめられつつも毎日やり過ごしていた螢那だったが、ある日、火事騒ぎに巻き込まれ、そこで出会った男にさらわれて後宮に入れられてしまう。 人さらいはの正体はこの国の皇子・侑彗。いわく「王朝にかけられた呪いを解き、世継ぎ問題を解決できるのは巫女のみ」で、螢那を妻にしたいらしいのだが……!? 後宮を舞台にした、中華風なぞときファンタジー!
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4.6一面銀世界の雪の夜、 青海は白銀の中、一人の青年を拾った。 空腹で震える捨て猫のような彼・ゆきは絵描きで、 青海は人物モデルをすることに。 そうして、奇妙な同居生活が始まった。 お互い名前以外知らないはずなのに、 一緒に過ごす時間は不思議と居心地がよくて。 ふたりは惹かれ合うけれど、 ゆきにはある目的があって――
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4.7これは、愛のない政略結婚――のはずだった。事故に遭い3年もの間、眠り続けていたマリア。目を覚ました彼女は、社交界でも一目置かれる孤高の美男子・バイエンヒルデ領の公爵シーヴァに保護されていた。さらにシーヴァから「ふたりは既に結婚している」ことを告げられ……。彼はなぜ、これほどまでに慈しみと愛をくれるのだろうか? 戸惑いながらもマリアの時間がゆっくりと進みだし、そして1年後、ようやくふたりは肌を重ねあう。「痴情」と「愛」、そのふたつが織りなすふしぎな縁が、ゆっくりと混じり合っていく。 ※この作品は『公爵様は私の体に飢えている。アンソロジー』収録作品と同一の内容を単話版として再編集したものとなります。重複購入にご注意ください。
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3.6轢き逃げに遭い死んだはずの悠月だったが、目が醒めると見知らぬ部屋と絶世の美男子・シャオの姿。恩人の優しい態度に安心するも、生活感のない室内に、まるで檻のようなはめ殺しの窓――あまりの違和感に胸がざわつく悠月。なんとか逃げ道を探そうとするが、笑顔のシャオに捕らわれてしまう。実はシャオの正体は、悠月の極上の血を狙う“吸血鬼”。「お前の血だけでイキそうだ」血を啜られると同時に、襲い来る快楽の波。体液を貪り尽くすような舌戯のあとは、ナカをえぐるようなピストンで悠月はとうとう狂ってしまい…。美しき吸血鬼の手で、カラダもココロも淫らなケモノに作り変えられた悠月の運命は…。
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5.0冷たく拒絶されても、あなたに惹かれずにいられない 予約していたスイートがふさがっていると言われ、クレールは落胆した。クリスマスにリフレッシュしようと、はるばるカナダのスキーリゾートまでやって来たのに…。諦めきれないクレールの前に、ホテルのオーナーである美しい男性ザックが現れた。彼のプライベートスイートに泊めてもらうことになったものの我儘な客だと思われたようで、ザックの態度は氷のように冷たかった。けれど滞在中、彼の隠された優しさと愛情深い一面を知り、クレールは次第に心惹かれて…?
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3.8【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 64年の時を越えてアメリカから届けられた1枚の楽譜「真夏のオリオン」。過酷な時代の秘められたドラマがいま甦る。第二次世界大戦末期。米軍の本土上陸を防ぐため出撃した潜水艦イ‐77号の若き艦長・倉本孝行。それを追いつめる駆逐艦パーシバルのスチュワート艦長。甚大な損傷を受けたイ‐77号に残された酸素はあと1時間。「俺たちは死ぬために戦ってるんじゃない。生きるために戦ってるんだ」。倉本と乗組員の知力の限りを尽くした作戦が開始された。『終戦のローレライ』『亡国のイージス』の福井晴敏が4年ぶりにおくるエンターテインメント映画を完全ノベライズ。
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3.6ベストセラー『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』待望の続篇は、さらに生々しい人生ドラマたっぷり。缶コーヒー万引きで男泣きするショボいオッサン、流れ弾にも気を使うバランス感覚溢れたヤクザ、トロさん初の本格的な≪電波系≫…。みなさんスゴい罪状の被告人のくせして、法廷での悲喜こもごもや顔つき、態度、思わず笑ってしまう弁明に人間臭さが滲み出る。法廷での「ヤル気あんのか?」な裁判官までもメッタ斬り。「裁判員制度」導入の今こそ必読の爆笑傍聴記!
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3.9幼い頃から妾の子として虐げられてきたフロメシア王国第二王女のレイナ。自国の敗戦により和平の条件として、義姉の代わりに獣人の国に嫁ぐことになってしまう。「最恐」と噂の竜王・カインに恐れつつ嫁入りするも、そこには金色の瞳を持つ美男がいて!?カインの気遣いや心優しい獣人たちに祝福され、結婚式を無事に終えたレイナ。しかし迎えた新婚初夜、カインから「この結婚は上辺のものに過ぎない」と冷たく突き放されてしまい――!? (この作品は電子コミック誌Berry’s fantasy Vol.28に収録されています。重複購入にご注意ください)
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5.0火星の民間警備会社で過酷な労働を強いられる日々を送っていた三日月達は、ある日、火星独立運動の旗手・クーデリアの護衛任務を請け負うことに。だが、三日月達は彼女の命を狙う陰謀に巻き込まれてしまい――!?
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4.0小学校教師、僧侶、エリート大学院生ら、 周囲から見たら「まさかこの人が…」というお堅い人もいる。 外見は真面目なのに、ひと皮むけば倒錯した性癖の持ち主だったワケで、 まさに“人は見かけによらぬもの"ということだろう。 さらに昨今のニュース等で話題となっている「AV出演強要事件」も。 女性にはAVの撮影と気付かせずに出演契約書にサインさせ、 現場で拒まれたら契約を盾に無理やり撮影を敢行する。 いったん発売されたDVDは、もう回収する術もない…。 そんなリアルな事件の経過が恐ろしい。 本書では、 性犯罪を中心に、男女の事件を徹底的に調べ上げ、その真相に迫りました。 己の性欲を満たすためだけに鬼畜な行為に及ぶ加害者から、 一方的な恋愛感情を抱かれたが故に殺された被害者まで。 男女の事件は当事者にしかわからないと言いますが、 彼らの行動は予測不可能にして複雑怪奇。 ある意味、これほど生々しい人間ドラマは他にないでしょう。 『週刊実話』の人気連載を一冊にまとめた文庫新作 ! ■目次 ・6年後に加害者になった殺人未遂被害者のデリヘル嬢 ・「1日5万円、帰りに手渡し可」に落ちた少女たちの地獄 ・40年にわたった85歳のストーカー 最後は“電マ"持参で被害者宅に突撃 ! ・ブラック風俗店に殺されたボーイの一生 ・フラれた女性の靴に猛毒を塗った四十路独身男の猟奇的思考回路 ・レイプの妄想を脚本化していた変態警官の盗撮防止架空捜査 ・高1少女の出産で発覚した“家族ぐるみ"の援助交際 ・三つ巴不倫に顔を突っ込んだ第三者の男が殺人未遂で逮捕された理由 ・女子大生モデルの唇・乳房・女性器を切り取った猟奇殺人鬼 ・親子ほど年が離れている若妻を撲殺 ! 夫がブチ切れた“理由"は … ・水子供養を口実にわいせつ行為を働いた自称霊媒師 ・短大生3人が味わった地獄の晩餐 ・懲役30年の連続強姦魔を退散させた被害女性の迫真の演技 ・暴力団の“復讐組織"を装って獲物に接近した、27人連続暴行魔の極悪洗脳手口 ・枕ホストの子供を身ごもり、赤ん坊を可燃ごみに出したキャバクラ嬢 ・エリート女医2人を手玉に取った“ イケメン結婚詐欺師 "の狡猾手口 ・サイトで拾った妻子持ちキラーのサイコパス ・「シコシコ・ダッシュ」を繰り返したエリート大学院生 ・次々と不幸が押し寄せる、あるレイプ魔の半生記 ・熟女と少年の5年愛…放火で終わった“ 逆淫行のツケ " など、合計39本の事件を収録 ■著者 諸岡宏樹(もろおか ひろき) ほとんどの週刊誌で執筆経験があるノンフィクションライター。 『週刊実話』で「男と女の性犯罪実録調書」を12年連載している。 文庫「実録 女の性犯罪事件簿」も小社より刊行。 別名義でマンガ原作多数。 1969年生まれ。三重県出身。
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3.3第159回芥川賞受賞作。単行本未収録の2篇を加えて、待望の文庫化。 春休み、東京から東北の山間の町に引っ越した、中学3年生の少年・歩。 通うことになった中学校は、クラスの人数も少なく、翌年には統合される予定。クラスの中心で花札を使い物事を決める晃、いつも負けてみんなに飲み物を買ってくる稔。転校を繰り返してきた歩は、この小さな集団に自分はなじんでいる、と信じていた。 夏休み、歩は晃から、河へ火を流す地元の習わしに誘われる。しかし、約束の場所にいたのは数人のクラスメートと、見知らぬ作業着の男だった――。少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――。 「圧倒的な文章力がある」「完成度の高い作品」と高く評価された芥川賞受賞作。 「あなたのなかの忘れた海」(「群像」2016年8月号)、「湯治」(「文學界」2020年6月号)の、2篇を文庫化にあたり収録。 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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