普通のサラリーマン夫と専業主婦と男児3人が居る家庭に新たな命が産まれる事に。
妻は男児3人はまだ小さいので手が掛かるし家計も大変だからと今回の思わぬ妊娠に躊躇し、夫にその事を伝えると夫は妻とは反対意見で。
葛藤しながら産む決断をした夫婦だけど、5ヶ月目で早産との診断をされて急遽帝王切開で産むが、
...続きを読むなんとか無事に手術を終えたが体重わずか1㎏にも満たないので母親でさえも未だに腕に抱いてあげらない様子が読んでいて母親の気持ちがヒシヒシと伝わったきたし、赤ちゃん(のぞみちゃん)の必死な痛々しい仕草も胸に刺さりました。
私の姉の出産時も急遽帝王切開出産となり母親はすぐに会えず、赤ちゃんはそのまま大きな子供病院へと運ばれてしばらくは会えませんでした。
その事も思い出してこの物語と重なって余計に胸にズンときました。
某海外のドキュメンタリー番組で母親が低体重児出産の経験でNICUの事を涙ながらに話していて、「NICUでは母親は独りきりで何もしてあげられなくてとても辛かった…」と言っていたしまさにそうだと思いました。
ただでさえ出産とは母子にとって紙一重なのでこの作品を通して「独りではないよ」と思いたいと感じました。