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家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
「みおつくし料理帖」が終了してしまった今、ほっこりする本を読んでみたくて購入しました。 餡掛け揚げ蓮餅は是非作って食べてみたい。 みおつくし料理帖も含めて、料理番組で書かれている料理の再現番組をシリーズで放映して頂きたい。 NHK Eテレの日曜日、沢村貞子さんの夕餉を再現する番組、大好きで観ています...続きを読む。
ずっと気になっていた「居酒屋ぜんや」シリーズの第1作。 武家の次男坊という窮屈な立場にある只次郎が、ぜんやの人たちのやり取りを聞きながら心の中で思った「ああ、この店は息がしやすい」という言葉。 ここは単に胃袋を満たす場所ではなく、そこに流れる飾らない空気感に包まれることで、肩書きを外してただの「自...続きを読む分」に戻れる、かけがえのない居場所なのだ。 ひと手間かけて素材の良さを引き出した丁寧な料理の数々は、本当に魅力的。 そして、お勝さんの容赦のない、だが愛のある江戸前のツッコミが絶妙なタイミングで差し込まれるので、物語のテンポがとにかく心地よいリズムになっている。 食べ物というものは昔のことを思い出させるもの。だからこそ、小さい頃からの食習慣や美味しいものを食べて、しっかり「舌(味覚の土台)」を作るということは本当に大切だと、この本を読んで改めて強く実感させられた。 効率や濃い味付けに追われる現代だからこそ、お妙さんが作る「引き算の美味しさ」が五感に、そして店の温かい空気感が疲れた心に染み渡る。 作中にボトルキープ{置き徳利)のシステムが出てきたのには驚いた。お客も店も喜ぶ制度なのね。
坂井希久子さんの時代物を初めて読んだけど。なかなか面白かった。これからどう進んでいくのか。楽しみです。 それと料理の描写がとてもいい。思わずヨダレが出てしまいそうでした。
居酒屋ぜんや シリーズ1-1 シリーズ2の『すみれ飴』から読んでしまった為、同時進行で読み進める。(これはこれで、最近知り合った人たちの裏エピソードを覗き見しているみたいで面白いかも。) 貧乏武家の次男坊の只次郎が、居酒屋ぜんやの後家お妙の旨い飯を食いまくる。なんといってもお妙の料理に只次郎が幸せの...続きを読むため息を出しているシーンが最高、堪らない。旨い飯を食うってホントに素晴らしい。読んでいてこちらの頬が緩んでいるのに気が付く。笑。 裏店長屋のおえんさんやお勝ねえさん、菱屋のご隠居、升川屋に嫁いだばかりのお志乃ちゃん、熊吉、鶯のルリオ。こんな出会いがあり時を重ねてきたのね、と人物(鳥)像が厚くなる。ラストの又三の生い立ちが結構グッとくる。 里芋の煮ころばし、青菜のおひたし、卯の花、根菜と厚揚げの煮もの、こんにゃくのぴり辛煮、一夜干しの鯖、蕎麦がき、白魚の昆布締め、鱈の昆布締め、大根と干し柿の膾、鱈の蕪蒸し、鰤大根、蓮根のきんぴら、鰆の幽庵焼き、蓮餅の餡かけ、たんぽぽの茎炒め、野蒜のきんぴら、桑の葉と芝海老のかき揚げ、鰆の蕗の葉。
とにかく読みやすい。キャラクターもほっこりしてよい。加えて、出てくる食べ物が美味しそう。青菜のお浸しもお妙さんがつくれば「茹でた小松菜と春菊に、ネギの細切りを湯通ししたものを加えて醤油洗い、生姜汁とみりんを回しかける」。うわぁ文字読んでるだけで食べたくなってくる…という描写がたくさん。 話自体は「...続きを読むこの先どうなるの?」という展開に入ったところで終わるので、続きが気になる!これはシリーズで読まねば。
只次郎さんがとても愛らしいキャラクターで、物語が和んだ雰囲気でほのぼのします。 最後謎を残したまま、あっさり終わってしまって、まだ途中…!とつっこみたい。次を早めに読まねば、と思いました。
シリーズ一作目。居酒屋ぜんやを切り盛りするお妙と、お妙に心を寄せる武家の次男坊只次郎。時代小説に出てくる料理はなんでこんなに美味しそうなのか。只次郎が毎度うまいうまいと食べるので、その描写だけで滋味深い。店を手伝っているお妙の亡くなった旦那の姉お勝さんや、大店のご隠居など集う人達も一癖二癖あっておも...続きを読むしろい。鶯にルリオと名づける只次郎、可愛すぎる。
江戸時代の居酒屋さんに集まる人たちを描いたお話。 タイトルだけ見て現代ものだとおもって手に取ったせいで、時代小説あんまり読まないから大丈夫かなと不安だったけど、最初から引き込まれて楽しく読めた。 おいしそうなご飯と、ほっこりするお話と、只次郎さんのキャラがよかった シリーズのレシピ本とか出てないか...続きを読むしら お妙さんの料理食べたい
初めて読む作品。美味しそうな料理に惹かれて読み始めましたが、人生そのものの味付けは人それぞれ。少しサスペンス風にもなっていて、良い意味で予想を裏切られた作品かも…。シリーズ物なので読み進めて行くのが楽しみです
美味しそうで、面白くて、登場人物もそれぞれ好きになれて、よいシリーズものに手を出せた予感。 サクサク読めてしまうので、続きはまとめて借りたいな。 にしたって、あとがき、めちゃくちゃ偉そうで読後感台無し。お叱りは個人でやってくれ。
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