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居酒屋「ぜんや」の女将・お妙は、亡き夫・善助の過去について新たな疑念にとらわれ、眠れない夜が続いていた。そんななか、店の常連客である菱屋のご隠居の炉開きで、懐石料理を頼まれる。幼い頃に茶の湯を習っていたお妙は、苦い思い出を蘇らせながらも、客をおもてなししたいというご隠居の想いを汲んで料理に腕をふるう。湯葉の擂りながし、かますの昆布締め、牡蠣の松前焼き……つらい時こそ、美味しいものを食べて笑って。「ぜんや」がつなぐ優しい絆に心あたたまる、傑作人情小説第六巻。
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Posted by ブクログ
ぜんやシリーズ第6巻。 只次郎の動向やお妙の亡き夫善助の死についても大きく進んだ印象。 これはクライマックスが近いのだろうか? そういえば本屋で見つけた新刊の帯にはいよいよクライマックスみたいなことが書いてあった気がする。尤も何巻か分からないが。 只次郎のいたたまれない境遇がやっと打開されるのではと...続きを読むいうことに喜びながらもあの人のギャップがまた憎めずライバルとしてほほえましい印象。 ラストの追い詰める展開はとても面白かった。みんな役者だと思う。 その中でお妙のあの言葉。 生かすも殺すも口から入るものと考えると全く持って恐ろしい。 次の巻からはいよいよどでかい敵を相手取ることになるのだろうか…と思うと楽しみなところもあるが心配だったり。みんな息災で大団円を迎えられますように。
秋から冬にかけての、居酒屋「ぜんや」、クライマックス。 分からないことが多くてもやもやしていたこれまでとは違い、だんだんと悪の霧も形を作って、はっきりと見えてくる。 悲しみを乗り越えて、人を許すとも許さぬともつかぬ、お妙の選んだ道は絶妙な仕置きとも言える。 素敵な女性。 お妙も、只次郎も、重蔵も、新...続きを読むしい道に一歩を踏み出せそうだ。 お栄ちゃんが相変わらず気になるので、続きも楽しみにしています。 ルリオも。 そして、やっぱり柳井殿はカッコいいなあ、と思うのでした。 『口切り』 神無月。菱屋のご隠居の茶会 『歩く魚』 霜月。林家の子供たちの七五三。 自分の足で歩きはじめること。 『鬼打ち豆』 師走。重蔵、衝撃の告白。 『表と裏』 正月。武家の体制ももう限界ではないか。 頼りなく見えて、意外にしたたかな只次郎。 聞けば、重蔵も気の毒な人生を歩んできた。 『初午(はつうま)』 睦月。知らないうちに大きな波にのみ込まれていた。 誤解の元はボトルキープ? 春の兆しにルリオの美声。 平和な春が来ますように。
居酒屋ぜんやの前主人であり、お妙の夫であった善助が殺された原因が明らかになる今巻は、物語として大きな山場を迎えました。 なんかちょっと「めでたしめでたし」と言った風情の終わり方だったので、うっかり只次郎くんのことを忘れていたよ、ごめん。笑 自分が思っていた人物が、そのとおりのひとだったし、時代劇と...続きを読むかでありがちな、悪者はいかにも悪そうなカオをしているっていう、ある意味お約束的な結末で、心穏やかに読み終えることができました。 名鳥ルリオの美声と柔らかな春の兆したっぷりの陽光が(見えないのに感じられる文章ってすごいな、といまさら気づく)、次巻が最終巻なのかなぁという予感を感じさせます。
前巻で只次郎と兄・重正のわだかまりが少し解消され、うまくいきそうだったのですが、重正が学科試験に落ちたことでまた関係が悪くなってしまいました。只次郎に懐いているお栄にも当たり散らす始末です。そして父親の隠居宣言により重正が家督を継ぐことになり、只次郎にお見合いの話が出てきたり、お栄との接触を避けるよ...続きを読むう言われたりと、いよいよ只次郎の実家での居場所がなくなってしまいます。 武家の身分は本当に理不尽だと感じますし、林家はもともと只次郎の稼ぎで成り立っているのにと歯痒くなります。 しかし、こんなことで「ぜんや」とお妙との関係を切ってしまう只次郎ではありません。家出して、最近めっぽう存在が怪しくなってきた住み込みの浪人・重蔵の監視と称して、居候することを選びます。 後半の、重蔵の過去や悪の元締めをやっつけるシーンは非常に読み応えがありました。縁で繋がった大店の旦那衆たちの知恵とお妙の料理の合わせ技で事件を解決した手腕はお見事でした。
居酒屋ぜんや シリーズ1-6 毎巻、お妙さんの作る昔ながらの和食を懐かしんだり想像したりと楽しみながらほんわかするけれど、今巻はお妙さんの過去の事件の真相が次々に明らかになっていったので、なんかいつもと違う読み心地だった。 キーパーソンの近江屋を呼び込む時は結構どきどきした。けれと、さすが年の功、...続きを読む旦那衆たちの落ちつきぶりにかなりの安心感を覚えたが、真実は辛いものだった。結果、真相を知ったお妙さんの近江屋への対処は、怖くもあり、優しくもあり、お妙さんらしいなぁと感じるものだった。私ならそこまで強く向き合えるかどうか。 自然と居酒屋ぜんやに集まってしまった旦那衆たち。運命ってあるんだな、と思わせるストーリー。 料理の漢字表記が毎巻とても興味深い。 かますの昆布締め、牡丹餅、魴鮄のあら汁、牡蠣の松前焼き、蓮根蒸し、けんちん汁、芹のごまあえ、合歓豆腐、揚げ出し大根、身欠き鰊と蕗の煮物、独活のきんぴら、鹿尾菜の白和え、蝦蛄の山椒煮、土筆と焼き豆腐の卵とじ、烏賊と里芋の煮つけ、片栗の花と小松菜の芥子和え、蒟蒻の赤味噌田楽。
ついに犯人が、、 江戸幕府の感じがよく出た解決で、ハッピーエンドではなくても、そんなところだよねぇ〜って感じでした。 物語も続くのがわかって、ホッとしました。
お妙の夫、善助の死は事故死ではなかった。 いよいよ謎が解ける。 只次郎も父親が隠居を決め、家を継ぐことが正式に決まり、父親から婿の養子先を見つけると言われ家を出る。 ターニングポイントとなる回。
シリーズ6作目にして、大きな山場を迎えた居酒屋ぜんやシリーズ。 下級武士の次男坊「只次郎」の行く末は、お妙さんとの関係は…。 ミステリーの要素が半々になった本作ですが、蓮根蒸しは一度味わってみたいもの。
お妙の亡き父親と店の常連旦那達との関係が分かり、用心棒重蔵の素性も分かってくる。 悪巧みをしている近江屋。 なぜ夫善助が殺されたのか知りたいお妙に皆で協力して解決へ。 ひと段落はしたものの、只治郎の今後など楽しみは続く。 お料理は相変わらず美味しそう!
裏に見え隠れする陰謀が、やっとこさ出てきて 只次郎も環境が変わって、これから新たな進展が....。 でも読んでいる方は、そんなところに関心がなくて どんくらい美味しそうな食べ物が出てくるかだったりして。
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居酒屋ぜんや
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坂井希久子
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