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Posted by ブクログ
大嵐の後、只次郎の友達だった又三の死体が見つかります。死体は女と一緒に引き上げられたので心中とみなされ、当時の規則で弔いもままなりません。しかし、その死体には不審な点があり、一気にきな臭い展開に。只次郎は情報収集のため賭場に通い始めます。
すべて「お妙を守るため」内密に行われていましたが、そんなことは一切望んでいないお妙はおかんむり。事件の真相すらも嘘でごまかす只次郎には読んでいて「やっちまったな」と呆れてしまいました。
とはいえお妙のために色々動いてくれた只次郎に、意地を張ってお礼が言えないお妙。ますます「響子さん(めぞん一刻)」っぽくなってますね。そんな二人に気を利かせるお勝姐さんはさすがです。
最後に和解して「一生茶飲み友達」に納まったこの二人。結ばれるんだよね?
又三は只次郎に居酒屋を紹介してくれた人物ですね。子供の頃の悲惨な経験をエピソードにした回もあり、幸せになってほしいと願うなかで、こんな結果になってしまい、残念でした。
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ1-3
ほんわかした日常の1巻2巻と少し毛色が変わる。しばらく姿を見せなかった又三の心中事件から始まり、以前お妙宅に押し入った藍色に染まった手の男を探し出す為、名ばかりだが一応侍である只次郎が賭場に名を伏せて潜り込む。只次郎の行動はお妙を無駄に怖がらせまいと内密だが、鋭いお妙は隠し事をしていると勘繰り2人は妙な空気に。。また、裏店長屋に越してきた人相見の老婆お銀。霊がみえるらしい老婆をおえんは詐欺だと言うけれど案外本物じゃないのかと思わせる。そうするとお妙の亡き良人善助の死の真相は、、と気になるところ。お妙の周囲を見張っている人物の謎に繋がるのか。
最後の2人きりの寄せ鍋(なんて丁寧な寄せ鍋!)は一歩進展かと思いきや、お妙の茶飲み友達発言は本当に酷。もどかしくてもどかしい。まぁ、、猫のシロも居着いて幸せいっぱいなのでないか?
イカワタの味噌漬け、鮑もどき(松茸)、里芋蒸しの梅和え、蕪と厚揚げの生姜焼き、えぼ鯛の一夜干し、戻り鰹の天麩羅、手鞠ずし、叩き牛蒡の胡麻和え、菠薐草の海苔びたし、凍り豆腐の煮しめ、干し無花果の黒砂糖煮、蒸し蕎麦、焼き蕎麦味噌、出汁巻き玉子、豆腐の味噌漬け、平目の煮凝りと骨せんべい、板わさ、海苔、南京、春菊、芝海老の天麩羅、炙った鱈子、赤貝とわけぎのぬた、たたき牛蒡、寄せ鍋。
Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」シリーズ、3作目。
こまやかな気遣いのできる女将のお妙が出す美味しい料理に、ほっこり。
ただし、背景にあった事情が表に出てくる巻で、サスペンスは強まってます。
大嵐で雨漏りが起き、てんやわんやになる長屋。
そんな時期、行方知れずになっていた又三が発見される。それも、思いがけない形で…
又三が、人にお妙の素性を探るよう頼まれたと話していたことを思い出して、悩むお妙。
常連でお妙に憧れている旗本の次男・林只次郎は、お妙の不安を解消しようとするが、ほとんど弟ぐらいにしか思われていないので、危ないことはするなと止められる。
しかし、武士ではあり、鶯の鳴きつけという仕事であちこちに出かけるのも慣れている只次郎。
探りを入れるために賭場へ出向く役を引き受けることに。
普段はへらへらしている只次郎だが、か弱いお妙を守ってやりたいと燃えて、不安にさせまいとわかってきたことを隠し、お妙を怒らせてしまう。
かなり自由に育ったお妙は実は勝ち気で、大人だからそんなに面には出さないだけなんです。
ぎこちないやり取りにも、少~しずつ距離が縮まる感じが(笑)
お妙の義姉のお勝や、只次郎の兄嫁の父である柳井殿らは茶々を入れつつも見守るのでした。
升川屋喜兵衛の嫁・お志乃が妊娠中で外へ出られないため会いに行くお妙とお勝。
嫁姑の仲がおかしくなり、お志乃は孤立しているらしい様子。
夫の升川屋はお志乃を大事にしているつもりなのだが、ピントがずれている(笑)
手毬寿司という可愛くて美味しそうな料理と、嫁姑の仲をうまく取り持つお妙の優しい手さばきに嬉しくなりました。
長屋の煤払いなど、当時の季節の行事も話に組み込まれてありありと描かれ、面白いです。
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小説・文芸
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