さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや
  • 完結

さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

638円 (税込)

3pt

林家では、只次郎の姪・お栄の桃の節句を祝うこととなった。故あってあまり会えずにいた祖父・柳井もぜひ宴にと、声をかけられる。孫娘の祝いの席に何か特別な土産をと張り切る柳井だったが、お栄の母である娘からは「贅沢なものは不要」と言われてしまった。困り果て、居酒屋「ぜんや」で女将のお妙に相談を持ちかけると……。一方、お妙の笑顔と料理にぞっこんの只次郎に恋敵が現れる。小さな悩みも大きな悲しみも、まずはお腹を満たしてから。酒と箸が止まらない!ゆったり嗜む傑作人情小説、第四巻。

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居酒屋ぜんや のシリーズ作品

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  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    寛政三年弥生。預かった鶯を美声に育てて生計を立てる、小禄旗本の次男坊・林只次郎は、その鶯たちの師匠役となる鶯・ルリオの後継のことで頭を悩ませていた。そんなある日、只次郎は、満開の桜の下で得意客である大店の主人たちと、一方的に憧れている居酒屋「ぜんや」の別嬪女将・お妙が作った花見弁当を囲み、至福のときを堪能する。しかし、あちこちからお妙に忍びよる男の影が心配で……。桜色の鯛茶漬け、鴨と葱の椀物、精進料理と、彩り豊かな料理が数々登場する傑作人情小説第二巻。
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    居酒屋「ぜんや」の馴染み客・升川屋喜兵衛の嫁・志乃が子を宿して、もう七月。「ぜんや」の女将・お妙は、喜兵衛から近ごろ嫁姑の関係がぎくしゃくしていると聞き、志乃を励ましにいくことになった。心配性の亭主に外出を止められ、姑には嫁いびりをされているとこぼしてしまう志乃だったが、お妙の特製手鞠ずしを食べて盛り上がり……。不安や迷いを抱えている人々も、お妙の心を込めた料理で笑顔になる。丁寧で美味しい料理と共に、人の心の機微を濃やかに描く傑作人情小説第三巻。
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    林家では、只次郎の姪・お栄の桃の節句を祝うこととなった。故あってあまり会えずにいた祖父・柳井もぜひ宴にと、声をかけられる。孫娘の祝いの席に何か特別な土産をと張り切る柳井だったが、お栄の母である娘からは「贅沢なものは不要」と言われてしまった。困り果て、居酒屋「ぜんや」で女将のお妙に相談を持ちかけると……。一方、お妙の笑顔と料理にぞっこんの只次郎に恋敵が現れる。小さな悩みも大きな悲しみも、まずはお腹を満たしてから。酒と箸が止まらない!ゆったり嗜む傑作人情小説、第四巻。
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    山王祭に賑わう江戸。神田花房町の居酒屋「ぜんや」の常連客たちも、炎暑のなか祭りに心を躍らせていた。出門を禁じられている武家人の只次郎は、屋敷で育てている鶯の調子を見ていたが、甥の乙松が高熱にうなされ、町人に扮して急ぎ医者を呼びに走ることに。帰り道「ぜんや」に寄ると、女将のお妙に変装を笑われながらも、“食欲がないときにいいもの”を手渡され……。一方、お妙は夢の中で亡き夫・善助との思い出を蘇らせる。体に良い旬の植物・食材の知恵が詰まった、美味しい傑作人情小説第五巻。
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    居酒屋「ぜんや」の女将・お妙は、亡き夫・善助の過去について新たな疑念にとらわれ、眠れない夜が続いていた。そんななか、店の常連客である菱屋のご隠居の炉開きで、懐石料理を頼まれる。幼い頃に茶の湯を習っていたお妙は、苦い思い出を蘇らせながらも、客をおもてなししたいというご隠居の想いを汲んで料理に腕をふるう。湯葉の擂りながし、かますの昆布締め、牡蠣の松前焼き……つらい時こそ、美味しいものを食べて笑って。「ぜんや」がつなぐ優しい絆に心あたたまる、傑作人情小説第六巻。
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    武家の次男坊・林只次郎は、当代一の美声を誇る鶯ルリオの雛が成長し、美しい声音で歌い始めたことに喜ぶ。その雄の若鳥一羽を馴染みの旦那衆の誰に譲るかを、居酒屋「ぜんや」で美味しい食事を囲みつつ決めることになった。豆腐と筍のうま煮、筍羹、筍ご飯と筍づくしの絶品料理が並ぶなか、旦那衆は鶯への愛情をそれぞれの表現で主張するのだが……。庶民の味方の居酒屋「ぜんや」、女将・お妙が癒しの笑顔でお迎えします。心にも体にもしあわせ沁み渡る、傑作人情小説第七巻。
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    絶品料理と癒しの笑顔が評判の居酒屋「ぜんや」。女将・お妙と馴染みの旦那衆で紅葉狩りを予定していた日の前日、湯島からの出火で「ぜんや」にも火の手が。屋根が燃え、炎に包まれるのを目の当たりにしたお妙は、幼い頃の記憶をよみがえらせ、翌日から腑抜けたようになってしまう。只次郎はお妙を励まそうと、お土産を探しに酉のまちで賑わう浅草へ繰り出した。そこから思いもかけない美味しい出会いがあって……。しあわせ沁みる料理は、喜びであり、生きがいだ──心ときほぐされる人情時代小説第八巻。
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    新年を迎え、神田花房町代地に居酒屋「ぜんや」が再建された。女将・お妙の絶品料理がまた食べられる喜びのあまり、馴染みの旦那衆は祝儀を沢山持参するが、お妙はとまどってしまう。一方、武家の次男坊・只次郎は、店の再建にあたって、「ぜんや」をより良く盛り立てていくある方法を提案していた。蕗味噌の握り飯、卯の花の炒り煮、土筆のきんぴら……料理の腕にさらに磨きをかけたお妙と、新たな商いを始めた只次郎がいよいよ急接近!? 傑作人情時代小説第九巻。
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    夏の暑い盛り、往来を歩いていた只次郎は、いきなり倒れた少女を介抱した。少女の名は、お花。痩せた体と歳に似あわぬ拙い言葉に、只次郎は虐待を疑うが……。少女を救うため、奔走する只次郎。一方、結ばれたはずのお妙との仲は、どこかぎこちなくて!? やがて、ついにお妙の両親と良人を殺した黒幕と対峙することに……! 只次郎とお妙は過去と今の苦難を乗り越え、幸せを掴むことはできるのか。温かい林檎煮、納豆、アカエイの刺身に、心温まる鰹茶漬け。彩り豊かな料理が心を救う、傑作人情時代小説、最終巻!

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さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年02月26日

    今回も笑いあり、しんみりあり、ほっこりありと
    安心の物語也。
    恋のライバルが出てきて、ちょっとはハラハラするけど
    話にメリハリが生まれてそれもよし。

    こういう優しい気分にさせてくれる小説を読めるというのは
    とっても幸せなことじゃなかろか。
    あっという間に読み終えてしまうのが、もったいなく思える。

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月31日

    神田花房町の居酒屋「ぜんや」を営む女将、お妙28歳、目の覚めるような美女。お勝、おえんが手伝いを。鶯の世話をしてるのは旗本の次男坊、林只次郎28歳、そして今回新たに腕っぷしの強い浪人草間重蔵がお妙の前に登場。坂井希久子さんの「さくさくかるめいら」、居酒屋ぜんやシリーズも4巻目、いよいよ佳境に入ってま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月14日

    妙の周りには熊吉と、友達になった丈吉、用心棒の重蔵と登場人物が増えていく。又、お栄のお陰で只次郎は兄とのわだかまりが消え、祖父柳井も今後はもっと林家に気軽に訪問する事が出来るようになるんだろうな

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月03日

    前巻で謎解きがとりあえず一段落して次なる展開へと誘なう今作では只次郎に新たな友人と恋敵が登場する。そしてルリオの跡継ぎも……?

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月26日

    桃の節句に今年はお栄の母親方の祖父も呼ぶことになった。

    ぜんやでは、お妙が救ってもらった腕利きの浪人を用心棒として雇うことに。住み込み先は裏の長屋だ。

    只次郎は、気になって仕方ない。

    節句のお祝いでお栄から大人たちに進言が。
    子供の方がよく見ている。
    母親と祖父の確執。
    叔父と父親の確執。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月06日

    人気の「居酒屋ぜんや」シリーズ4作目。
    美人女将のお妙が腕を振るう店に、只次郎の恋敵が登場?
    前作で発覚した事件の犯人は、牢にいる状態。
    それはおいといて、庶民の暮らしは進んでゆく。

    寛政4年睦月、16日。
    この日は藪入りで、奉公人が親元に帰れる日。奉公に出ている熊吉が、ぜんやに帰ってくることに。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月26日

    居酒屋ぜんやシリーズの4巻
    只治郎さんに謎のライバル出現!
    お妙さんの料理は相変わらず美味しそうで、どんな感じなのかと想像が膨む。
    姪っ子の雛祭りのお祝いにさくさくのかるめいら。大人達が考えさせられる場面も中々良かった。
    ルリオの雛達も楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月11日

    只次郎の家族の不和が姪っ子お栄のおかげで解決する、さくさくかるめいらのお話がとても良かった。お栄あっぱれ。柳井もかっこいい。
    只次郎が少し逞しくなってきたり、お妙との距離感も縮まりつつあったところに登場する謎の浪人、この後どのようになるか楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月01日

    気軽に読めて美味しいお料理もたくさん。
    登場人物の関係も少し変化してきて
    ますます楽しみになる。

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月19日

    高田郁さんにしても坂井希久子さんにしても、幸福そうなシーンには裏切られることばかりなので、読み終わるまで落ち着かない。

    新年から初夏まで。
    飽和の時代に生きるわたしたちに、最高の調味料は「旬」であると教えてくれる。

    前巻から時間があいてしまったので、また最初から読み直したい。

    0

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