とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや
  • 完結

とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

660円 (税込)

3pt

絶品料理と癒しの笑顔が評判の居酒屋「ぜんや」。女将・お妙と馴染みの旦那衆で紅葉狩りを予定していた日の前日、湯島からの出火で「ぜんや」にも火の手が。屋根が燃え、炎に包まれるのを目の当たりにしたお妙は、幼い頃の記憶をよみがえらせ、翌日から腑抜けたようになってしまう。只次郎はお妙を励まそうと、お土産を探しに酉のまちで賑わう浅草へ繰り出した。そこから思いもかけない美味しい出会いがあって……。しあわせ沁みる料理は、喜びであり、生きがいだ──心ときほぐされる人情時代小説第八巻。

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居酒屋ぜんや のシリーズ作品

全10巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~10件目 / 10件
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    寛政三年弥生。預かった鶯を美声に育てて生計を立てる、小禄旗本の次男坊・林只次郎は、その鶯たちの師匠役となる鶯・ルリオの後継のことで頭を悩ませていた。そんなある日、只次郎は、満開の桜の下で得意客である大店の主人たちと、一方的に憧れている居酒屋「ぜんや」の別嬪女将・お妙が作った花見弁当を囲み、至福のときを堪能する。しかし、あちこちからお妙に忍びよる男の影が心配で……。桜色の鯛茶漬け、鴨と葱の椀物、精進料理と、彩り豊かな料理が数々登場する傑作人情小説第二巻。
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    居酒屋「ぜんや」の馴染み客・升川屋喜兵衛の嫁・志乃が子を宿して、もう七月。「ぜんや」の女将・お妙は、喜兵衛から近ごろ嫁姑の関係がぎくしゃくしていると聞き、志乃を励ましにいくことになった。心配性の亭主に外出を止められ、姑には嫁いびりをされているとこぼしてしまう志乃だったが、お妙の特製手鞠ずしを食べて盛り上がり……。不安や迷いを抱えている人々も、お妙の心を込めた料理で笑顔になる。丁寧で美味しい料理と共に、人の心の機微を濃やかに描く傑作人情小説第三巻。
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    林家では、只次郎の姪・お栄の桃の節句を祝うこととなった。故あってあまり会えずにいた祖父・柳井もぜひ宴にと、声をかけられる。孫娘の祝いの席に何か特別な土産をと張り切る柳井だったが、お栄の母である娘からは「贅沢なものは不要」と言われてしまった。困り果て、居酒屋「ぜんや」で女将のお妙に相談を持ちかけると……。一方、お妙の笑顔と料理にぞっこんの只次郎に恋敵が現れる。小さな悩みも大きな悲しみも、まずはお腹を満たしてから。酒と箸が止まらない!ゆったり嗜む傑作人情小説、第四巻。
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    山王祭に賑わう江戸。神田花房町の居酒屋「ぜんや」の常連客たちも、炎暑のなか祭りに心を躍らせていた。出門を禁じられている武家人の只次郎は、屋敷で育てている鶯の調子を見ていたが、甥の乙松が高熱にうなされ、町人に扮して急ぎ医者を呼びに走ることに。帰り道「ぜんや」に寄ると、女将のお妙に変装を笑われながらも、“食欲がないときにいいもの”を手渡され……。一方、お妙は夢の中で亡き夫・善助との思い出を蘇らせる。体に良い旬の植物・食材の知恵が詰まった、美味しい傑作人情小説第五巻。
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    居酒屋「ぜんや」の女将・お妙は、亡き夫・善助の過去について新たな疑念にとらわれ、眠れない夜が続いていた。そんななか、店の常連客である菱屋のご隠居の炉開きで、懐石料理を頼まれる。幼い頃に茶の湯を習っていたお妙は、苦い思い出を蘇らせながらも、客をおもてなししたいというご隠居の想いを汲んで料理に腕をふるう。湯葉の擂りながし、かますの昆布締め、牡蠣の松前焼き……つらい時こそ、美味しいものを食べて笑って。「ぜんや」がつなぐ優しい絆に心あたたまる、傑作人情小説第六巻。
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや
    完結
    638円 (税込)
    武家の次男坊・林只次郎は、当代一の美声を誇る鶯ルリオの雛が成長し、美しい声音で歌い始めたことに喜ぶ。その雄の若鳥一羽を馴染みの旦那衆の誰に譲るかを、居酒屋「ぜんや」で美味しい食事を囲みつつ決めることになった。豆腐と筍のうま煮、筍羹、筍ご飯と筍づくしの絶品料理が並ぶなか、旦那衆は鶯への愛情をそれぞれの表現で主張するのだが……。庶民の味方の居酒屋「ぜんや」、女将・お妙が癒しの笑顔でお迎えします。心にも体にもしあわせ沁み渡る、傑作人情小説第七巻。
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    絶品料理と癒しの笑顔が評判の居酒屋「ぜんや」。女将・お妙と馴染みの旦那衆で紅葉狩りを予定していた日の前日、湯島からの出火で「ぜんや」にも火の手が。屋根が燃え、炎に包まれるのを目の当たりにしたお妙は、幼い頃の記憶をよみがえらせ、翌日から腑抜けたようになってしまう。只次郎はお妙を励まそうと、お土産を探しに酉のまちで賑わう浅草へ繰り出した。そこから思いもかけない美味しい出会いがあって……。しあわせ沁みる料理は、喜びであり、生きがいだ──心ときほぐされる人情時代小説第八巻。
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    新年を迎え、神田花房町代地に居酒屋「ぜんや」が再建された。女将・お妙の絶品料理がまた食べられる喜びのあまり、馴染みの旦那衆は祝儀を沢山持参するが、お妙はとまどってしまう。一方、武家の次男坊・只次郎は、店の再建にあたって、「ぜんや」をより良く盛り立てていくある方法を提案していた。蕗味噌の握り飯、卯の花の炒り煮、土筆のきんぴら……料理の腕にさらに磨きをかけたお妙と、新たな商いを始めた只次郎がいよいよ急接近!? 傑作人情時代小説第九巻。
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや
    完結
    660円 (税込)
    夏の暑い盛り、往来を歩いていた只次郎は、いきなり倒れた少女を介抱した。少女の名は、お花。痩せた体と歳に似あわぬ拙い言葉に、只次郎は虐待を疑うが……。少女を救うため、奔走する只次郎。一方、結ばれたはずのお妙との仲は、どこかぎこちなくて!? やがて、ついにお妙の両親と良人を殺した黒幕と対峙することに……! 只次郎とお妙は過去と今の苦難を乗り越え、幸せを掴むことはできるのか。温かい林檎煮、納豆、アカエイの刺身に、心温まる鰹茶漬け。彩り豊かな料理が心を救う、傑作人情時代小説、最終巻!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月09日

    居酒屋ぜんやシリーズ第8巻。前巻から続けて読んだから、寛政五年にどっぷり。
    開き直った只次郎は強いの巻(笑)月見団子の話は女三人に只次郎一人のバランスがとてもよくて面白かった。でもその後は怒涛の展開。お妙がモデルをしたかと思いきや火事!(裏表紙にあらすじあるんでネタバレしますが)正気を失うお妙に卵が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月25日

    何と火事で「ぜんや」が…
    腑抜けになってしまった様なお妙の為に只次郎が手助けを得ての卵がゆ。
    羨ましい限り。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    あれ、あの話は終わったのでは…?と思っていたら、大きな勘違い。
    たしかになんだか少しあれ?と思うところはあったけど。
    そんなわけで、面白くなってきましたよ。
    次の巻も楽しみ♪

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    只次郎の気持ちがよくわかっているお妙。
    お妙の気持ちも。

    紅葉狩りの前日もらい火で、ぜんやも類焼してしまう。
    そして、その日お妙は両親が亡くなった火事が実は殺されてから火をつけられたという事実を思い出してしまう。

    うつのようになってしまうお妙。

    只次郎はきっと守ってゆく決意をする。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月23日

    お妙と只次郎との関係が少しずつ近づいている。
    ぜんやの再会も気になるし、まだまだこのシリーズは面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月26日

    シリーズ物なのに、本のタイトルにつられて思わず手に取ってしまったこの一冊。これを読んでみて面白かったら1巻目から読もうと思ったらハマってしまい1巻目から一気に読んでしまったのが昨年の事。今まで時代物に全く興味が無かったけれど、読書に留まらず時代劇ドラマにまでハマるきっかけになった一冊。全然内容の感想...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月09日

    今回のタイトル「とろとろ卵がゆ」は妙さんの料理ではなく、妙さんを思う只次郎さんの料理。
    居酒屋ぜんやが火焼失してしまい、また、妙さんの両親の死の真実も思い出してしまう。
    身も心ボロボロの妙さんになんとか立ち直ってほしいと周りは温かい。
    ぜんやの再開が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月11日

    おお、またもや、非日常の事件が〰️。
    このシリーズを読むと、人はいろんな人に支えられて生きているんだなぁと実感。自分の周りの人に感謝したり、優しくなれたりする気がします!
    次の巻がかなり気になる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月22日

    坂井希久子 著「とろとろ卵がゆ」、居酒屋ぜんやシリーズ№8、2020.3発行。ぜんやの女将・お妙と侍・林只次郎の物語。月見団子、骨切り、忍ぶれど、夢うつつ、持つべきもの の5話。火事でぜんやは全焼し、お妙は虚ろな状態が続くも、「私には、あなたより大事なものはないんです」、只次郎の言葉と思いがお妙の心...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月29日

    「居酒屋ぜんや」シリーズ第8弾。
    読み終わってみると、今回のサブタイトルのお料理は、全く持って特別である。

    平凡な日常で始まるが、下っぱ火消の臥煙(がえん…という身分)のあんちゃんは先触れであったのか?
    とんでもないことが起きる。
    只次郎とのお互いの気持ちもまた一段とそれぞれが自覚するようになり、...続きを読む

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