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Posted by ブクログ
前巻を読んでからだいぶ時間が経っているせいで、ちょっとどんなだったか忘れているところもあるけれど、妙がつくる料理への愛が、変わらずとてもやさしくて、ほっこりします。わたしも食べにいきたい!
とりあえず、きゅうりとタコの酢の物を食べたくなりました。
妙に狼藉を働いた後に行方知れずになっていた藍染屋がひょんなところで発見される。それも妙に恋慕する只次郎に。よりによって、お武家らしさ皆無で男らしさもなんだか足りない優男の只次郎に!
とひどい言いようですが、それは只次郎が憎めないからです。可愛さ余ってなんとかて言うやないですか。
幸いなことに只次郎は浅はかな男ではないので、なんとかなるんじゃないかなぁって思ってはいるけども、ますます続きが気になります!
Posted by ブクログ
今回何より嬉しかったのは、前作を読んだ者にとって、とっても懐かしい面々にまた会えたことである。特にお勝姐さんが良いタイミングで再登場してくれた時は、心の中で「待ってました!」と叫んだ。死んだ弟をいつまでも想ってくれるお妙にはありがたく思いながらも、新しい幸せを見つけて欲しいとも願うお勝姐さん。そんな彼女の思い遣りが切なく、痛くて温かい。
相変わらずお妙に鼻の下を伸ばす男連中と、その気持ちを知ってか知らずか、恥ずかしげに、それでいて胃袋はしっかり掴んでいるお妙の強かさ。
そんな居酒屋の周りには、不穏な事件があったり無かったり…とにかくいつも賑やかである。
季節は夏。おろしきゅうりと蛸の和え物を称して「翡翠蛸」という、なんと美しい名前だろう。関西では土用に蛸を食べる風習があるが、そんな夏の食文化が江戸の空気感と重なって瑞々しく伝わってくる。作中によく登場する「麦湯」は身体の熱を冷ます働きがあり、次に出てくる「真桑瓜」の素朴な甘みとともに、当時の人々の暮らしの知恵や夏の情景が五感を通して心地よく残った。
江戸では天麩羅をごま油で揚げるのだな、と改めて実感。ごまの栽培が盛んになり搾油技術が向上したという歴史的背景も透けて見えて、当時の食文化への興味がそそられた。
Posted by ブクログ
神田にある居酒屋「ぜんや」を中心とした江戸の舞台で、ドタバタと人情が交錯するグルメものです。オーディブルで聞き流しているのですが、深いことは考えずに当時の江戸の様子を思い描いて楽しんでいます。
夫が亡くなって2年も経たないお妙に、余計なお世話を焼く大家の奥さん。それを知っている元夫の姉のお勝は、「あんたが幸せなのが一番だから」と声をかけます。普段はぶっきらぼうなお勝姉さんの優しく人情が滲む言葉には、不覚にもほろっときてしまいました。
豊満ボディで加えて嫉妬しいのおえんさんが好きな登場人物です。ぜんやで只次郎たちとワイワイ料理をつつきあっているシーンが楽しみです。
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ1-2
「うっ、まぁい!」と食いまくる貧乏旗本の次男坊只次郎。
決して豪勢ではないけれど相手の心に響く美しく丁寧な料理を提供する居酒屋ぜんやお妙。
口はめっぽう悪いけれど真っ当な優しさを兼ね持つ頼れるお勝ねえさん。
奉行所勤めで後妻と妾を抱えているが一途なところもある義姉の父柳井。
「お、じ、う、えーっ」と天真爛漫な只次郎の6歳の姪っ子利発なお栄。
キャラのある面々が増えていって読んでいて楽しいし嬉しい。そして美味しい(^ ^)
(最後の解説、ルリオの本音は目を通すべき!)
あさりの入った若竹煮、玉子焼き、うどの白和え、三つ葉と油揚げの酢味噌和え、椎茸のすり身詰め、木の芽味噌の田楽、ヨナメのお浸し、梅の甘露煮、長芋のきんとん、鯛茶漬け、桜鯛の真子のからすみ、鮎粥、炭火で炙った鴨もも肉の薄切り、白瓜と鴨胸肉の抱き合わせ、鴨と韮の炒め物、車海老の白和え、青唐辛子の焼きびたし、なすのしぎ焼き、蔓紫の胡麻和え、蛸のやわらか煮、翡翠蛸、木耳と茄子の辛子和え、葉唐辛子の醤油煮、焼き麩と茗荷の酢味噌和え、芋茎と厚揚げの煮物、飛龍頭、蓮の葉飯、穴子の天麩羅。
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